ハンターハンターのカイトの能力や転生、今後の登場はあるのか考察

ハンターハンター カイトの能力

能力名

クレイジースロット(気狂いピエロ)

具現化系(武器の具現化)
放出系(銃による放出)

ハンターハンター カイトの能力

能力の概要

能力を発動すると、カイトの頭とほぼ同じ大きさのピエロが出現する。ピエロの口の中にはルーレットがあり、「ドゥルルルル」という言葉と共に回り出す。

数字は1~9となっており、出た目に対応した武器が出現する。出る目は自分で選ぶことが出来ないため、運の要素が強く影響する。出現した武器は使わない限り消すことができない。

カイト自身はこの能力に手を焼いているらしいが、なぜこの能力を発現させたのかまでは明かされていない。

具現化系は、一つの能力発現にもイメージ修行が大変なため、明確な意図をもって体得した能力であると思われる。

ジンいわく「ゼッテー死んでたまるか」と本気で思わないと出ない番号があり、これがカイトの転生に関係していることが示唆された。

作中では2、3、4の数字の武器のみ明かされた。

ナンバー2「大鎌」

この大鎌で使える技は、サイレントワルツ(死神の円舞曲)のみ。大きな鎌を振り回して周囲に斬撃を与える。

キメラアントに囲まれた際は、一振りで10匹以上も同時に倒してしまった。

カイト本体を中心にして、推定半径15メートルほどが攻撃範囲だと思われる。攻撃を避けるためには上に逃げてやり過ごすしかない。

カイト自身はこの大鎌を「外れ」だと思っているらしいが、ゴンやキルアからは「かなりヤバい」と評価された。

兵隊蟻の討伐に使用。

ナンバー3「棒」 

バトンのような形状をした棒。カイトの腕一本分くらいの長さである。

ピトーに襲われた際に、ゴンとキルアを逃がすための足止めで使われた。

ナンバー4「銃」 

ライフルのような形状をした銃。遠距離ではなく近距離で使用している。(アニメではキメラアントの巣を遠距離から攻撃しているが、原作には無いアニメオリジナルのシーンである)

近距離で使用したのはおそらく、カイト自身は具現化系能力者であるため、相性の悪い放出系の攻撃は威力が下がるからだと思われる。

サイレンサーをつけているため銃声は「プシュッ」である。サイレンサーを取り外せるかは不明。

ゴンが仕留め損なったキメラアントにとどめを刺すために使用した。

能力発動の条件や制約

以下のような制約がある。

ルーレットの出る目は自分で選ぶことが出来ない
出現した武器は使わない限り消すことができない
戦闘において圧倒的に不利な制約を加える事で、9種類の武器を具現化するという高度な能力を手に入れていると思われる。

能力が使われたシーン

キメラアント編でキメラアント討伐の際に能力が使用された。

原作

19巻 – 193話「チョキ」
19巻 – 196話「VSハギャ隊③」
19巻 – 198話「急襲」
能力の評価

能力を発動して武器を具現化するまでのルーレットが回る時間は、コンマ1秒の争いにおいては致命的である。

敵と相性の良い武器を一発で引くことができれば良いが、そうでなければ武器の出し入れを何度も行う必要がある。

そのリスクと引き換えに手に入れた、攻撃範囲や威力については申し分ない。

クレイジースロットがカイトの転生に強い関わりがあるのであれば、戦闘以外においても優れた機能を持っていることになる。

具現化系においては、高位な能力に属するだろう。

ハンターハンターのカイトの転生は念能力によるものなのか

ゴンがカイトに会いに行こうとするとき、ジンはゴンにカイトの能力について説明する。

ハンターハンターのカイトの転生は念能力によるものなのか

アイツのクレイジースロットにはな、「ゼッテー死んでたまるか」って本気で思わねーと出ねー番号がある!!アイツが生きてんなら多分そーいうことだ!

引用:ハンターハンター32巻 No.335

カイトに念能力と技を教えたのはジンなので、クレイジースロットには絶体絶命の状況でしか発動しない能力があるのは間違いないだろう。

実際にカイトは生前の記憶を引き継いだまま転生した。これが、クレイジースロットには転生能力があることを示す根拠になっている。

転生能力が特質系だとすれば合点(がてん)がいく

カイトは武器を出し入れできることから、具現化系能力者のはずだ。

本来具現化能力は、人間の能力を超えたものは作ることが出来ない。例えば、「何でも切れる刀」は具現化できないのだ。だとすれば、転生能力も人間の能力を超えているため、具現化できないのではないだろうか。

その心配もある仮説によって解消される。カイトのような具現化系能力者は、後天的に特質系の能力を発動しやすいのだ。カイトもクラピカと同様、一時的に特質系の能力を発揮することができると考えればいいだろう。

カイト以外に転生した者の存在

カイトは念能力によって、転生できるかもしれない。しかし、果たして念能力を使って転生したのだろうか。

転生した人物はカイトだけではない。例えば、以下のような人物が生前の記憶を持っている。

メレオロン
イカルゴ
ウェルフィン
レイナ
コアラのキメラアント
彼ら全員が生前には念能力者で、しかも全員が念による転生能力を持っていたとは考えにくい。

ここで生まれてくるのが、キメラアントには生前の魂を継承する能力があるという仮説である。このことについては、たぬきのようなキメラアントが言及している。

(人間の時の記憶があるのかという問いに対して)
そりゃあるさ。もちろん個人差もあるけどな。”前世”の性格はかなり影響しているし 名前を覚えてるヤツも多いぜ。でなきゃこんな流暢に話せるかよ すぐにさ

引用:ハンターハンター21巻 No.215

どうやらキメラアントにとっては、これくらいのことは常識らしい。これならば、念能力を持たない者が転生するのも分かる。

ということは、カイトの転生はそんなに凄いものなのだろうか?カイトの転生は必ずしも念能力を必要としなかったことになる。

やっぱりクレイジースロットは必要かもしれない

転生後の女カイトに会いに来たコアラのキメラアントが興味深いことを言っている。

女王は何百って人間を喰いその中で「前世」をもって生まれ変わった者はわずかだ。ほとんどの人間の魂は無事「どこか」へ「逃げれた」のかもしれない

引用:ハンターハンター32巻 No.337

実は、前世をもって生まれ変わった者はわずかだったのだ。たぬきとコアラのキメラアント、この2人の発言を矛盾しないように解釈すると次のようになる。

完全な記憶を持っている者は「前世をもって生まれ変わった者」
断片的な記憶しか持っていない者は「前世をもたずに生まれ変わった者」
おそらく2のパターンのキメラアントは、言語など学習によって得られたものは引き継いでいるが、魂レベルで生前の自分とは同一だと認識していないものだと思われる。

だとしたら、キメラアントの力だけを頼りにして転生をするのはあまりにも危険だ。もしクレイジースロットが無ければ、カイトは最悪転生できないばかりか、下級兵隊蟻のような悲惨な姿で生まれてきたかもしれない。

クレイジースロットを使ったのは、転生後のカイトの姿を見ても一目瞭然だろう。どうみても転生後のカイトは人間そっくりなのだ。キメラアントの体内から、これほど人間に瓜二つな生物が生まれてくること自体が奇跡的なことではないだろうか。

まだ小さくて、人間の栄養が充分に与えられる前の状態から人間の姿をしていたのだ。本来なら蟻の姿に酷似していてもおかしくない。

やっぱりカイトは念能力によって転生したのだろう。

カイトはキメラアントに食べられていないかもしれない

ここまで、カイトがキメラアントに食べられていることを前提にして考えてきたが、そもそもカイトは女王に体を食べられていないかもしれない。カイトの本体は、ピトーのコレクションになっていたからだ。

ひょっとしたら、ピトーはカイトの体内の一部を女王に献上したかもしれない。しかし、その可能性も低いだろう。

ピトーがカイトを狩ろうとしたのは、女王のためではなく自分の力を試すためだったし、カイトを修復したのも自分にとって必要だったからやったのだと言っている。

つまり王が生まれる前のピトーは女王の指揮下にいるが、それほど女王を慕っていたわけでは無いのだ。わざわざ、大事なコレクションを女王に献上するだろうか。

カイトが女王に食べられていないとしたら、ますますカイトの転生が念能力だという説が有力になってくる。

キメラアントに転生能力はあるのか?

そもそもキメラアントには転生能力があるのだろうか。

確かに、キメラアントは生前の記憶を持って生まれやすい傾向にある。しかし、それは決して転生ではないのだ。コアラのキメラアントが言うように、「前世」をもって生まれ変わった者はわずかである。

カイトやジャイロのように魂を継承したものと、コルトのように記憶の断片や性格を継承したものを分けて考える必要がある。

でなければ、記憶を引き継ぐものがあまりにも多すぎて、転生がキメラアントの十八番になってしまう。これは、コアラのキメラアントの「わずか」という発言と矛盾する。

記憶の継承はキメラアントの遺伝的なものに過ぎないのだ。キメラアントにとっても、他の生物にとっても、転生は同じ割合で起こるではないだろうか。

例えば、女王に食べられていない人間の魂もキメラアントに宿るだろうし、キメラアントの魂も人間に宿るだろう。だとすれば、カイトが女王に食べられていなくても、キメラアントに転生したことも説明できる。

女王に食べられた人間が、キメラアントに転生する確率が異様に高いのは、死んだ場所と生まれた場所が近いからだと考える。死んだ後の魂は近くに漂い、その近くで誕生した最適な器(体)を求めて宿ったとは考えられないだろうか。

クレイジースロットの転生はどうな感じで起こるのか

念能力は、制約と誓約が厳しいほど高い能力を発揮することができる。例えば、ゴンのように自分の全てを投げ打つことで王にも届き得る力を手に入れることもできるのだ。

同様に、念能力で転生するとすればかなり重い制約と誓約が必要になるはずだ。人知を超えた能力を得るわけだから、おそらく命を失うほどの代償がなければ発動することはできないと考えられる。

能力発動後のカイトはすぐに命を失ったはずだ。つまり、「死ぬ代償に必ず生まれ変わることができる」という能力だ。

クレイジースロットは1~9の数字しか出ないのだが、このときだけは0が出たに違いない。スロット0が暗示するように、霊(0)になってさまよったということにしておこう。

念能力で転生ができるならなぜ皆やらないのか

まず1つは、特質系の能力自体が珍しいからだ。しかも、クラピカの緋の眼のように先天的な素質だとすれば、誰もがやれない理由も分かる。

要するに、修行すれば誰もができる類のものではないのだ。もし修行で転生が可能なら、その事実は念能力者に広く知れ渡り、多くの人が目指すところになる。

ハンターハンターのカイトが、少女に生まれ変わりをした理由を考える

カイトが女王の子として生まれ変わったという流れは、
すごく感動した半面、
いくつかの疑問もわきました。

彼の転生の理由を推察しました。

転生をした理由

32巻の中でコアラ姿の男が
「女王は何百って人間を喰い
その中で『前世』をもって生まれ変わった者はわずかだ」

と言ってる事から

作中の設定としては、
「生まれ変わりをする者は少数存在する。」
と考えられます。

なので、
彼が転生をしたという事実自体は
ごく普通の事だと言えます。

ただ、カイトのそれは
本当に自然の摂理による転生だったのか?
というところに大きな疑問を感じます。

僕が思うに、
カイトは自分の意思と能力で生まれ変わったのではないか
と思うのです。

32巻の中で、
ジンがゴンにこう言っています。

「カイトに念能力教えたのオレだ‼技もな‼
アイツの気狂いピエロにはな
「ゼッテー死んでたまるか」って本気で思わねーと出ねー番号がある‼
アイツが生きてんなら多分そういうことだ!

これは恐らく、
「そういう念能力がある」という示唆でしょう。

それも含めての武器の強さなのでしょうね。

イカルゴやウェルフィンのように、
生まれ変わったのちに前世の記憶を思い出すというパターンもありますけど、
そういうパターンとは違うものだと思われます。

また、なぜ「女王の子として生まれたのか」ですけど、

① カイトの脳みそを女王が搾取したから
② カイトの能力により、転生する先を自分で選んだ
の2つではないかと思っています。

① の女王が彼を搾取したのであれば
そこから生まれる事自体はごく自然ですが、

それにしても
「メルエムの双子の妹」としては
あまりにも未熟児な姿。

あれは恐らく、
カイトの念で急遽転生したためだと思います。

ゆえに、
母である女王本人でさえも認識していない命として
生まれたのではないかと。

今後、物語に関わってくるのか?

彼はメインキャラとして、
キメラアント編のその後も漫画に登場するのか?
という疑問ですが、

僕は、
もうメインで出ることは無い
と予想します。

クラピカやレオリオなどの主要メンバーは、
なんだかんだでキメラアント編以降復帰した訳ですけど、

カイトはそこまで「超メインキャラ」という訳ではないですし、
無事に(?)生まれ変わり、
ゴンと対面し話せたことで
大きな役割を終えたのではないかと思うのです。

彼の物語での役割は
・「ハンター」と「ジン」をゴンに最初に伝える
・自らが亡くなることで、ゴンの戦いのモチベーションになる
といった部分。

無事ハンターにもなり、
ジンとも会う事ができ、
自分も新たな命として生き返った訳ですから、
少なくともゴンとの大きな関わりはもう十分に果たしたと言えます。

なので、僕個人の見解としては
彼がメインで登場する事はもう無いと思っています。

ただ唯一ひっかかるのは、
女カイトもまた、女王から生まれた命なので
「外来種」であるということ。

暗黒大陸編以降は
外来種との関わりがメインテーマになってくるはずなので、
そこを切り取って考えると、
一概に「絶対登場しない」とは言い切れないですね。

ハンターファンなら知ってる方も多いでしょうが、
「カイト」はトルコ語で「再生・転生する」という意味。

1巻から作中に登場している事実を考えると、
冨樫さんは恐らく
連載を始める前から女として生まれるまでの過程を
構想として持っていたのでしょう。

まさに天才というか、
構想力がハンパじゃないですね。

この先のストーリーでも
また思いもよらないような伏線回収が予想されます。

そこらへんも含めて、
再開が楽しみです