「ミンチ食堂」は、ギャグとグルメが融合したユニークな読切作品
主人公のマキは、父の営む食堂を手伝っていました。そこで思い出の母のハンバーグの味を再現しようと努力しますが、誤って悪魔を召喚してしまう奇想天外なストーリーが展開されます。
悪魔はなぜか人間界に即適応しようとし、マキはさらに誤って召喚した魔界の野鳥を調理することで食堂は繁盛することになります。
作者の澤井啓夫先生の独特な世界観とギャグセンスが光る、新感覚の魔グルメ読切です。
あらすじ
主人公のマキは、母を亡くし、父と一緒に食堂を切り盛りしている少女です。母のハンバーグの味を再現しようと努力していましたが、ある日、ハンバーグの材料をこねていた時に、誤って悪魔を召喚してしまいます。
その悪魔は人語を話す普通のイケメンで、名前はグログログ・ログロ。彼を召喚してしまったマキは更に偶然にも2体目の魔界の野鳥まで召喚してしまいます。
グログログ・ログロはこの野鳥を倒しますが、マキはなんの偏見もなくこの野鳥を調理すると言い出し、ログロを驚かせます。
マキは野鳥を調理し、ログロに振舞い、自らも野鳥を食します。
魔界の野鳥は意外とおいしいことが判明し、マキは食材を魔界から召喚し、調理を行い、ログロは現れた召喚獣を倒す役割を果たすといいます。
実は2人はそれぞれの役割が噛み合っていることに気付き、「ミンチ食堂」と名付け、お客さんにもこの不思議な料理を振舞うようになるのでした。
ミンチ食堂とは?どんな作品なのか
©沢井啓夫/集英社
ミンチ食堂は、漫画家の澤井啓夫先生によって創作された作品で、読者を驚かせる魔グルメが中心です。
作者の澤井啓夫先生は、「ボボボーボ・ボーボボ」などの作品で知られる漫画家。 ミンチ食堂も、独特な世界観とギャグセンスが光ります。
ボーボボと言えば独特のハチャメチャな展開が多かったギャグ漫画でしたが、ミンチ食堂は割と普通に収まっていることもありギャグを期待していたネットの評判は「つまらない」と言われることもあるようです。
読切という事もあり短い話に収まっていますが、今後の展開があったらマキが魔界の旨い料理を食堂で振舞っていくグルメ展開のか、召喚された魔獣をログロが次々と倒していくバトル路線になるのかどっちにも転びそうな終わり方なので想像をせずにはいられません。
キャラクター
マキ
主人公は、17歳の明るく前向きな性格の少女です。彼は母のハンバーグの味を再現することに強いこだわりを持っており、普通の料理の腕前を持っています。
ハンバーグをコネながら魔界の魔獣を召喚してしまう魔法陣を無意識に書いてしまいます。
グログログ・ログロ
主人公のマキが誤って召喚してしまった悪魔は、現世出現率666分の1の希少種であり、闇属性の悪魔です。この悪魔は数千種類以上の魔方陣の中で最も危険で難解で巨大な魔方陣によって現世に召喚されました。
まとめ
この物語は、主人公マキと彼女が召喚してしまった悪魔、グログログ・ログロの奇妙な共同作業を描いています。
魔界の野鳥を料理し、お客さんに振舞う「ミンチ食堂」は、不思議で美味しい料理が溢れる場所となりました。
マキの明るく前向きな性格と、グログログ・ログロの傲慢ながら優しい性格が、読者を引き込む要素となっています。
記事執筆時点では無料で閲覧することができますので是非ご覧になってみてはいかがでしょうか?
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