今回は2017年にドラマ(全4回)と映画2本の全3部作で実写化されており話題の作品トモダチゲームという漫画を紹介していきたいと思います。
トモダチゲームは原作、山口ミコト 漫画、佐藤友生による日本の漫画作品で『別冊少年マガジン』(講談社)にて、2014年1月号から連載開始された作品です。
トモダチゲームは本当に興奮するからみんなに読んでほしい
— 大ちゃん@暇人 (@daicann00227) 2018年3月17日
主人公である友一は、とても仲のいい同級生がいました。しかし事件をきっかけに彼らの生活は一変します。その事件とは何者かの手によって修学旅行のお金が盗まれるんです。
こんなことがなければ、この同級生たちの仲はそう簡単には崩れなかったと思いました。それほど仲良しな同級生でありこの漫画はドロドロの友情、裏切りを描いています。
どことなく王様ゲームにも雰囲気が似ていますがグロい描写はほとんどないです。
修学旅行費が盗まれた後、友一たちは拉致、監禁されますが、この一連の事件の犯人は、「トモダチゲーム」に参加したいと思ったこの5人の中の誰かだといいます。5人の中に借金2000万円を背負っている者がおり、その借金を返済する為にトモダチゲームの参加料200万円を支払った者がいることを告げられます。
ゲームに参加しなくても友達の借金はそのまま残り、友一たちにはなにも罰はなかったんですが友達を助けるため最初は参加します。
参加した場合、2000万を5等分して一人400万借金を背負うことになります。なかなかこんな借金友達のためにできることではないですよね。
それも5人のうちのだれかというだけで、その人物は特定されないまま全員がトモダチゲームに参加すると即答します。
クリアできるごとに200万、とても簡単な問題を答えるだけなどみんなで協力すれば簡単に賞金が貰えるというものですが、運営はクリアできないように様々な仕掛けで友一たちを陥れます。そして、これほど仲が良かった5人ですが、「トモダチを疑わない」というこのゲームの攻略法を少しずつ破り始めます。
片切友一は、最近の漫画によくある、さわやか、正直で一直線、凄く優しいという要素を持った主人公でしたが、物語が進むにつれ仲間の裏切り、敵からの攻撃を受けどんどん本性を露にしていきます。
沢良宜(さわらぎ)は、トモダチゲームではヒロイン的な位置づけの女の子でしたが、黒幕ともつながっているような描写も見られます。沢良宜のことが好きなのかと思われた天智でしたが、過去にこの世で一番大切なものを奪っていたことが明らかになります。
天智はこのゲームの二回目の参加者で、前回のゲームで傷を負っているんです。見た目通り優秀なみんなの調停者の天智が過去にどんな傷を負っているのか?
そこには驚きの、組織との絡みがありました。
この子が少し前に紹介した沢良宜(さわらぎ)です。凄くいい女の子だったんですが、なにか隠している様子が伺えます。
ただ、沢良宜(さわらぎ)は今回のトモダチゲームに参加してはいますが、友一たちを巻き込んだのは沢良宜ではありません。
他にも真の裏切り者がいるとなっていますが、だれなのかはいまのところわかっていないんです。
裏切りに次ぐ裏切り、敵は友達だったりかつての敵だったりとだれが味方なのかよくわからなくなりますが、最後には大どんでん返しが来て意表を突かれたりして面白い作品です。
序盤は100万単位ですが、後には「大人のトモダチゲーム」という上位版に参加することになる友一たち、取り扱う金額も「万」から「億」へと変化します。
カイジや王様ゲームが面白かったという方はぜひ一度読んでみてほしい作品となっています^^
キャラクター紹介
片切 友一
本作の主人公で高校二年生、一見心優しい少年に見えるが実はメンバー内でも最も深い闇を持っているため、健全な表情と闇の表情との二つを併せ持っており急に豹変することがある。
非常に狡猾で、主催者側からも「とんでもない人物」を参加させてしまったと言われるほど
四部 誠
学級委員長でスポーツ万能、しかも家が金持ちとそれだけ聞くと完璧なのに、天然で、口が悪かったりするから意外と女子に人気が無かったり… それ込みで憎めないヤツ
沢良宜 志法
クラスの副委員長で事実上の委員長(ボス)、警察官の父親に厳しく育てられたからか曲がったことが大嫌いで、ケンカも強い。いろんな意味で頼りがいになるお方
修学旅行費を、現金で集めるという謎の行動して第二ゲーム終了後、失踪
美笠 天智
学年トップの天才、勉強ができるだけじゃなく、コミュニケーション能力も天才的
一見、無愛想に見えるが、彼のことを悪く言う人間には教師を含め、出会ったことがない
友一たちの調停役でもある。
実は、過去にトモダチゲームに参加したことが原因で友一たちとは一つ上の学年
以前の学校で、トモダチゲームに参加したことで2000万の借金を背負っており、父の仇を取るため二度目のトモダチゲームに友一たちを巻き込む
心木 ゆとり
口数は少ないが優しい子で、アニメなどが好き
一年の時は虐められていたが、二年では沢良宜に助けられて、友一たちとも親しくなる。
花宮 満
四部が立候補しなければ、間違いなくクラス委員長の最有力候補だった人物で、成績もいつも天智の次点にいた。やや堅苦しい生真面目な性格
種田流星
一流の詐欺師でホスト、トモダチゲームを二度クリアしている。
マナブくん
昔、深夜アニメに出ていたかわいい顔をして、子供たちから物を奪っていたというキャラクター
トモダチゲームの主催者側
水瀬 マリア
第三ゲームから友一たちと行動を共にしている女の子で、主催者側の人間、友一たち側へは監視役として送り込まれた。
門倉 十蔵
第三ゲームの対戦相手、仲間からはキャプテンと呼ばれている。
鬼瓦 百太郎
第三ゲームの対戦相手、不良っぽい見た目と喋り方、直情的だが、チームの誰よりも情に熱い
柱谷 千聖
第三ゲームの対戦相手、女好きで女の子は見捨てない性格、なんでもそこそここなすが、一番になれないことを知っている器用貧乏
紫宮 京
第三ゲームの対戦相手、Kグループの真のリーダー、生まれも育ちも至って普通だが、やればなんでもできてしまう天才、唯一の弱点はなんでもすぐに飽きてしまう事
丹羽 万里
第三ゲームの対戦相手、有名漫画の名台詞を度々口にする
美笠 優高
天智の父で、検察官、天智から誰よりも頭がいいと称されるほどの頭を持っている。
志法の父、渉とは旧知の仲
沢良宜 渉
志法の父で検事、トモダチゲームとなにか重要な関りがあるように見える人物
宮部 沙央莉
四部家で家政婦をしていた女「覗くなよ」と言われた四部の部屋を覗いていた。
その際に「家政婦は覗くもの」と開き直っている。
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