「村づくりゲームのNPCが生身の人間としか思えない」はニートの青年がゲームの世界で神となって神託を村人に託していくという漫画です。
作中では、パソコンで画面内の人間に神託を託していくという設定ではありますが、リアルな映像や高性能AI、オートセーブでやり直しが効かないという事を考えると画面の中にもう一つの異世界が存在するという風に見えなくもないです。
駄目ニートだった良夫と懸命に異世界を生きるキャラクターたち、2つの世界が織りなす異色のファンタジー
あらすじ
三十路を過ぎてもニート暮らしをしていった良夫にある日、宅急便が届きます。
中には「命運の村」という安っぽいパッケージですが、最新型のAIが搭載されたキャラクター達が登場すると書いています。
さらに説明書には「あなたは運命を司る神として村人に神託を与える存在です」とありました。
怪しいとは思いつつも暇を持て余していた良夫は古いPCにソフトを入れてみることにします。
ゲームが始まるとそこは、中世ヨーロッパ風の世界でしたが良夫も見たことがないような美しいグラフィックのゲームの世界でした。
ゲームの中のキャラクターたちは、さっそくゴブリンの群れに襲われていましたが、なぜか聖書が光りその場を逃れます。
一息ついて、良夫がキャラクターたちに「木々を伐採し住む場所を確保する」という神託を託します。
この内容を完璧に理解して喋り始めるキャラクターたちに良夫は腰を抜かします。
まとめ
駄目ニートだった良夫が神となって世界を救っていくという異色のファンタジー、実は神託を貰うはずの異世界住民のほうが優れていて良夫はそれを見て励まされ住人たちのため、一念発起してゲームに課金するためにリアルの物資を売りに行くことを決意します。
この時、良夫が外に出るのは二年ぶりとのことでどれほどの決意かが伺えます。
ゲームとしては「牧場物語」が近いのかな?「神託」以外にもキャラクターが神に感謝することで得られる「運命ポイント」を使って「行商人が訪れる」「ハンターが訪れる」などキャラクターたちに有利な条件を作ったりできます。
こんなゲームやりてぇ!って思えるような設定の数々、ゲームを通して、少しずつ良夫のリアルでの暮らしにも変化が現れてきています。まだまだ導入部なのでこの先どうなるのか気になりますね。
キャラクター紹介
良夫
暴漢に襲われていた妹を見捨てた事や就職が上手くいかなかったことがキッカケでダラダラとニート暮らしをしていた三十路
ある日、「命運の村」というゲームを手にしプレイを始めたことで少しずつ変化し始めている。
ガムズ
26歳、チェムの兄で顔や体に無数の傷がある剣士で良夫が見ているパーティの中で唯一の戦闘要員
チェム
19歳、ガムズの妹で運命の神を信じる神官
ロディス
33歳、妻、子一人の三人家族 村では小さな雑貨屋を営んでいた。
ライラ
30歳、年下の妻だがしっかり者で夫を尻に敷いている。
キャロル
7歳、元気はつらつだが年の割にしっかりしているところもある。
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