今回は、〇刑が廃止され犯罪者が島流しに合うという法律に変わった世界の漫画「天獄の島」の記事を書いていきたいと思います。
世界からの批判を受け「倫理的理由」から日本は〇刑を廃止します。そして数百年ぶりに罪の重さに応じて「近流」「中流」「遠流」の三段階からなる「島流し」を〇刑に変わる新たな刑として導入します。
離島のサバイバルと言えば、人間同士の戦い、島でのサバイバル知識の披露、島に秘められた謎、脱出までの過程などが少しずつ解き明かされていくのが面白くて先が気になってしまいます。
今回は、「天獄の島」の見所をピックアップしていきたいと思います。
天獄の島とはどんな島なのか?
犯罪者の棲む島「遠流」
島には「遠流」と呼ばれる最も重い罪を犯した者たちに課せられる罰を受けたものが棲んでいます。主人公も5人の人間を殺した犯罪者です。
もしこのような人が隣に住んでいたらと思うと恐ろしい話ですが、この島では重罪を犯した者しか棲んでいません。
新人の犯罪者たちは島に着くなり、靴や服が欲しい先輩犯罪者たちに狙われ2人は殺されてしまいます。
望んで島に入る者も
主人公である御子柴は、天獄の島に望んでやってきています。
遠流の刑に処すと言われたときに御子柴は「ニヤリ」と笑います。
実は島にやってくる原因となった5人も、島にやってきた目的に絡んでいます。
島の入り口ですら危険な島で果たして御子柴は目的を達成できるのか?最後までワクワクします。
島には人間が住める環境も
序盤では無人島のような劣悪な環境に恐ろしい人、狂った人間などが現れますが、彼らを奴隷のように扱っていたという集落へ行くとそこはとても犯罪者が集まるような場所ではなかったんです。
農耕をして、電気があるというとても刑を受けているとは思えないまともな環境があり、御子柴は異様さを感じるのでした。
廃人となった人と神と崇められる少女
島で最も異様な光景と言えば、沢山の廃人と化した人と生きているにもかかわらず廃棄といい人を捨てているという住人と、犯罪者の中にありながら小さな少女が神と崇められ君臨していることです。
漫画の中でこれだけの謎が散りばめられたら答えが見たくてしょうがないですね。
まとめ
このように天獄の島では異様な光景が沢山あります。
離島のサバイバルで僕が読んだ作品は結構長めの物が多かったですが、今回は3巻で完結ということもあり序盤から御子柴が島に来た理由や島の謎が出し惜しみすることなく出てきます。
見出しには書いていない御子柴の生い立ちや本島での仲間との絡み、廃人となった人の経緯など3巻で書くことは多いです。普通なら1巻に一個解ければいいような謎でも一話に2個も3個も解決していくというハイペースです。
中盤ぐらいには、物語の全容とオチが分かってくるのではないかと思います。
18話という離島物としては異例の短さだったと思いますが、その分食糧調達や無駄な生き死にが描かれていない分メインストーリーのみを読むことができますので、序盤の島流しから犯罪者に襲われ異様な島の光景からの脱出まで読者をグィッと引き付けたまま読み進めることができている面白い作品でした。
所々にでてくる水彩画っぽい画風と主人公が、極端にイケメンでもなくボサボサ髪の髭面という点も作風とマッチしていて異様さも伝わってきて良かったと思います。
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