OUTは、狛江の狂犬と言われた井口達也が保護委託中の身になり、更生しようとするというストーリー
地元の悪い仲間のいない西千葉で焼き肉屋として生活しようとするも、コンビニで出会った安部要と喧嘩になり仲良くなってしまいます。
安部要は、西千葉四大チームの一つである斬人の副総長であったため、斬人に起きる問題に達也も巻き込まれて行くのでした。
主人公である井口達也が出入りするようになる斬人には、実は外部の人間には言えない何かを抱えています。
今回は、そんな斬人の過去や、メンバーなども合わせてまとめていきたいと思います。
全ての始まり狂命戦争とは?
OUTのストーリーの序盤からチラチラと名前だけが出てきており現在のストーリーの根幹となっている狂命戦争とは、過去に起きた西千葉のチーム全体を巻き込んだ巨大な抗争でした。
狂命戦争の発端は、関東暴狂連合が始めた西千葉侵攻計画にハメられ、当時の愚狼、阿修羅、死怒の3チームの頭が連合を作ろうとしていました。
その計画にブチ切れた斬人5代目の皆川状介が中心になり発生したとされています。
この抗争は斬人、阿修羅、愚狼、死怒などの四大チームが中心になり各チームから犠牲者を出し、一般人にまで被害が及ぶほどの大きな争いに発展しました。
最後は、各チームの主力世代の引退と皆川状介の命が奪われた事により幕引きになりました。
斬人とは?
斬人は西千葉を拠点とした暴走族で、死怒、愚狼、阿修羅と並び四大チームと呼ばれています。
現在は7代目となっており丹沢敦司が総長です。
斬人5代目皆川状介の壮絶な最期
狂命戦争の激闘の中、斬人5代目皆川状介は圧倒的な力で敵を圧倒していました。しかし、その圧倒的な力は味方をも恐怖させ、各チームの総長補佐たちは彼の暴走を止めるために密かに集結します。
話し合いの末、彼らは皆川状介を斬人内部から排除することで抗争を終わらせるという結論に達します。斬人代表の弦巻良樹は、説得を試みるも失敗し、最終的に状介を葬ることを決意します。
数日後、弦巻良樹は皆川状介を廃工場に呼び出し、そこで本郷流希亜を拷問した末に葬ったことを告げます。激昂した弦巻良樹は、皆川状介に襲い掛かりますが、逆に返り討ちに遭い重傷を負ってしまいます。
瀕死の状態で丹沢敦に助けを求めた皆川状介は、壮絶な最期を迎えます。
ポイント
- 皆川状介の圧倒的な力と暴走
- 各チームの総長補佐たちの密談
- 弦巻良樹の葛藤と決断
- 本郷流希亜の悲劇的な死
- 皆川状介の壮絶な最期
丹沢敦の壮絶なクーデター
斬人5代目皆川状介の壮絶な最期を受け、5代目斬人は解散。その後、弦巻良樹を総長とした6代目斬人が誕生しました。
しかし、皆川状介の死の真相を知った丹沢敦は、6代目斬人幹部全員を少年院送りにし、斬人を乗っ取るという壮絶なクーデターを実行します。
丹沢敦の行動は、単純に皆川状介の弔いのためなのか、それとも他の狙いがあるのかは明かされていません。しかし、彼の行動は斬人の新たな時代の幕開けを告げるものであったことは間違いありません。
ポイント
- 丹沢敦の壮絶なクーデター
- 6代目斬人幹部全員の少年院送り
- 斬人の乗っ取り
- 丹沢敦の真意
5代目斬人(きりひと)メンバー一覧(19歳)
狂命戦争を巻き起こした世代の斬人、皆川状介をリーダーとし狂命戦争では、他チームを寄せ付けない強さを見せつけていました。
天野 令士(あまの れいじ)
©井口達也/秋田書店
5代目斬人の副総長、顔は傷だらけで浅黒い肌に金髪オールバックの男
現在はアイスマンと呼ばれる黒金冬馬共に登場したり、下原賢三に本郷ルキアの墓に血判状があると教えるなど暗躍しています。
福山 荒志(ふくやま あらし)
©井口達也/秋田書店
5代目斬人の遊撃隊長、片目を実の母親からえぐられたという悲しい過去の持ち主
過去に長嶋圭吾は仲間がやられた際に仕返しに斬人に乗り込んできた頭である皆川状介を刺してしまいます。
この際には、交渉のみで怒りに震える斬人を抑えており、皆川状介のバランサーと自ら語り、自らを失えば最悪の結末を迎えるだろうと予期していました。
裏社会へも精通しており、副総長である天野を差し置いて皆川状介の参謀役となっています。
皆川状介(みながわ じょうすけ)
©井口達也/秋田書店
5代目斬人の総長であり、当時西千葉不良界で最も恐れられていた男、丹沢曰く20歳までは生きられないと思われるような最低のクソ野郎だったと言われています。
状介がこのようになったのは、幼い頃、父親が家に火を放ち無理心中を図った事件が起きからです。
チーム内の仲間には過剰な程優しく、敵対する者には異常なほど攻撃を加え、四大暴走族を巻き込んだ狂命戦争を巻き起こした張本人と言われています。
6代目斬人(きりひと)メンバー一覧(18歳)
現在の丹沢が率いる7代目斬人の一つ上の世代にあたり、弦巻良樹を総長としていたチームです。
5代目総長、皆川状介が巻き起こした狂命戦争に終止符を打ったチームでもあり、そのことがきっかけで7代目斬人の総長である丹沢敦司から狙われ、主犯のメンバーは少年院に入ることとなりました。
風間美鈴(かざま みすず)
©井口達也/秋田書店
通称フーリン、井逆中学出身で元6代目斬人の幹部
角田兄弟たちと共に丹沢の策略によって少年院送りになっていた一人
鉄球入りのぬいぐるみを武器としており、ガードレールすら曲げてしまうほどの威力です。
角田 瑛二(つのだ えいじ)
©井口達也/秋田書店
通称ニカク、角田一輝の双子の弟、筋トレが趣味で、異常な筋肉を誇るパワーファイターです。
爆神蜘の総長ハルケンとのタイマンでは、ワンパンで勝利しています。
角田 一輝(つのだ かずき)
©井口達也/秋田書店
通称イッカク、2メートルを超す長身でニカクの双子の兄
「オウ」以外喋ることがなく、親しい人には「オウ」だけで会話が成立しています。
長身を生かした戦いが得意で対小人迎撃スペシャリストです。
楽崎 海(らくざき かい)
©井口達也/秋田書店
通称カイ、「狂乱鬼」のメンバー、チームの先頭をカメラ録画する係でチーム内の頭脳であり、狂乱鬼の参謀役を務めています。
チビの眼鏡キャラで角田兄弟からは虐められています。
弦巻 良樹(つるまき よしき)
©井口達也/秋田書店
狂乱鬼の現総長であり「斬人」の六代目元総長、カリスマ的な魅力を放つ男で、丹沢の策略により追放された「斬人」取り戻すため「狂乱鬼」結成しました。
7代目斬人(きりひと)メンバー一覧(17歳)
©井口達也/秋田書店
丹沢敦司を総長とした7代目斬人、仲間のためなら徹底的に尽くし敵は徹底的に倒すという皆川状介の思想を色濃く受け継いだ丹沢率いる斬人は、西千葉の不良からも恐れられています。
メンバーもほぼ全員が人を傷つける事に躊躇がない危険思想なチームです。
田口 勝(たぐち まさる)
©井口達也/秋田書店
斬人の特別遊撃隊長 高校時代柔道の重量級で県チャンプ
恵まれた体格で達也と互角レベルの喧嘩の腕を持ちながら、生き残るためには醜態を晒すことも厭わない人物です。
現在は斬人を破門になっていますが、もしかしたら復帰もあるかもしれません。
橋本 健信(はしもと けんしん)
©井口達也/秋田書店
斬人の特攻隊長No.3、狂乱鬼戦では、武器やプロテクター、更には戦略を駆使して数的不利だった斬人が互角に戦えるほどにしました。
倒れた敵の頭を安全靴でサッカーボールキックして飛ばした歯で占いをする残忍さから、イカれた占い小僧と呼ばれています。
長嶋 圭吾(ながしま けいご)
©井口達也/秋田書店
斬人の特攻隊長で別名「バトルジャンキー」剣道経験者で中学では全国クラスの実力者
無口ですが一度戦い始めると、とんでもない実力を発揮、更に喧嘩に木刀だけでなく躊躇なく真剣まで持ち出してくるほどです。
目黒 修也(めぐろ しゅうや)
©井口達也/秋田書店
斬人の親衛隊長、オールバックにサングラスが特徴。
田口とは保育園からの付き合いで喧嘩の腕は安部要ですら認めているほどです。
田口が斬人を破門されたことが納得できずに、撤回させるために総長の丹沢にタイマンを張ろうとしました。
しかし、副総長の阿部に止められ、納得できないまま自ら斬人の脱退を申し出ています。
武藤 将吾(むとう しょうご)
©井口達也/秋田書店
斬人・副総長である安部要の腹心、総合格闘技に精通しており幹部クラスには及ばないものの、かなりの実力者です。
安部 要(あべ かなめ)
©井口達也/秋田書店
七代目斬人の副総長、見た目も老け顔ですが達也と同じ17歳
自らのための喧嘩と、チームのための喧嘩で実力が大きく変わり本気を出した際には拳をゴリゴリ鳴らします。
丹沢 敦司(たんざわ あつし)
©井口達也/秋田書店
7代目斬人の総長、通称あっちゃん、普段は飄々とした雰囲気を持っていますが、仲間のこととなると残忍な性格を表します。
異常なほど残忍で狡猾、更に喧嘩の腕は作中でも最強クラスです。
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