©松本直也/集英社
怪獣8号に登場する怪獣9号は、防衛隊を翻弄し続ける最強の敵です。
人語を操り、情報収集や心理戦を行うなど、その知性は非常に高度です。
人類を攻撃し続けること以外、目的があまり明かされていない怪獣9号
その過去、能力、目的、全てを解き明かすべく、本記事では9号のこれまでの動向を振り返り、その真実に迫ります。
目が離せない怪獣9号の物語、その全貌を今ここに明らかにします。
怪獣9号は謎に包まれた最強の敵
怪獣8号に登場する怪獣9号は、圧倒的な戦闘能力と狡猾な戦略で防衛隊を翻弄し続け、その真の目的は謎に包まれています。
エリンギ型の頭部と人型の特徴を持つ怪獣9号は、取り込んだ人間に化けることが可能で、四ノ宮長官を取り込んだ後は、四ノ宮長官の姿に変身することも可能になりました。
怪獣9号は人語を話すことができ、情報収集や心理戦を行うことができます。
指から強力なエネルギー弾を発射するだけでなく、腕を増殖させたり、怪獣を感知したり、分裂したりすることもできます。さらに、学習能力や再生能力、怪獣化能力も持ち合わせており、非常に厄介な存在です。
怪獣9号のこれまでの動向
これまでの動向としては、防衛隊入隊試験に乱入して受験生を襲撃したり、相模原討伐作戦に乱入して隊員を攻撃、怪獣10号を生み出して人々を襲わせたりしています。
また、品川区に怪獣を引き連れ、カフカや四ノ宮長官を狙ったり、怪獣を乱生させて人間世界を侵略しようとしたりすることもありました。
さらに、四ノ宮功と戦って勝利した後は長官を乗っ取り、四ノ宮長官を取り込んで怪獣2号の力を手に入れました。
怪獣9号の目的とは?
怪獣9号の目的は、怪獣主導の世界を作り上げること、怪獣8号の力を取り込むこと、防衛隊を壊滅させること、人類を滅亡させること、怪獣の力を集めて何らかの目的を達成することなど、様々と考えられます。
亜白ミナとの戦いでは新たに、「東京を手に入れ東京拠点に国を陥とす」と語られました。
防衛隊の最高戦力である亜白ミナを手に入れ、怪獣群に組み込むことで最高の砲撃性能を持った怪獣を生み出せるとも語ることからも、人類の滅亡が主な目的だと考えられます。
怪獣9号のこれまでの変化
エリンギ型の怪獣9号
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序盤から防衛隊の前に現れていた怪獣9号の姿です。
エリンギ型と呼ばれ、白い体躯が特徴でその推定フォルティチュードは8.5と言われています。
指先からは、目にも止まらないほどの高速の攻撃を打ち出します。
αの詳細
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αは、四ノ宮功と怪獣2号を奪還するという真の目的のために現れた怪獣9号の姿です。
β、γのように蟻型の怪獣とは融合しておらず、これまでの怪獣9号と違い全身黒い体躯なのが特徴です。
フォルティチュード8.5なら対処可能としていた功と真っ向からパワー勝負で戦います。
四ノ宮功との戦闘では、功の捨て身の攻撃を受けながらも圧倒的な力で勝利を収めました。
βの詳細
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βは、9号が蟻型の怪獣と融合した姿、γとの違いは腕が複数生えていることです。
鳴海弦には敵わず、敗北しました。
γの詳細
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γは、9号が蟻型の怪獣と融合した姿です。
変身したカフカの相手ではなく、一瞬でコアを抜き取られ二度目の攻撃では粉々に粉砕されています。
怪獣2号吸収
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四ノ宮功と怪獣2号を吸収した姿、βとγをそれぞれ相手取り倒した怪獣9号と鳴海弦を相手に戦えるほどの強さを誇りました。
融合後の不調が無ければ2人をまとめて倒していた可能性さえあるほどの強敵です。
怪獣9号のこれまでの戦い
防衛隊入隊試験編:怪獣9号の出現
試験は順調に進み、四ノ宮キコルは圧倒的な力で本獣を撃破。
しかし、安心したのもつかの間、突如現れた怪獣9号はキコルを戦闘不能に追い込み、キコルが倒した怪獣を復活させてキコルを捕食しようとします。
絶体絶命のピンチに現れたのは、試験中キコルに全く歯が立たなかった日比野カフカ。
カフカは怪獣8号に変身し、復活した怪獣を一撃で粉砕。キコルを救い出すことに成功します。
怪獣9号の出現は、試験に新たな波乱を巻き起こしました。
相模原討伐作戦
相模原討伐作戦で余獣を駆逐した防衛隊員たち
隊員たちが倒した怪獣の様子を清掃員の姿で観察していた怪獣9号は、市川レノと古橋伊春に発見されてしまいます。
怪獣に増殖器官を仕込んでいた9号は、独り言で計画が露呈したことに驚き、独り言が聞かれた事を悟りました。
レノと伊春に攻撃を開始した9号、試験会場で四ノ宮キコルが受けた攻撃と同様でしたが、レノはこの攻撃を知っていたためギリギリ回避します。
しかし攻撃を強めた9号は指だけでなく全身から弾丸性の攻撃を放ち、2人を追い詰めます。
限界を超えた力を発揮する2人でしたが、9号は遊び半分で攻撃しダメージを与えていきます。
戦闘不能となった2人を生け捕りにしようと痛めつける9号。
そこに、怪獣8号となったカフカが現れ、強烈なパンチで9号の首を飛ばします。
体が再生する9号に対し、カフカは更に攻撃を強めます。
もう一歩で討伐というところまで追い詰めましたが、カフカを怪獣8号と認識していない防衛隊員たちがカフカを狙います。
この隙に9号はカフカの前から逃げ去ってしまったのでした。
品川討伐作戦:怪獣9号、新たな力を得て進化!
品川地区に巨大な穴が開き、そこから蟻型の怪獣が大量発生
防衛隊員たちの活躍で次々と怪獣が倒されていく中、カフカも怪獣8号に変身して戦いを挑みます。
しかし、カフカの攻撃は失敗し、蟻型の怪獣と融合した怪獣9号が現れます。
鳴海弦はカフカの救出に向かおうとしますが、分裂した怪獣9号βが現れます。
そこに四ノ宮キコルが現れ、カフカを救出。
キコルの激もあり、カフカは怪獣8号に変身し、パワーアップした9号γを圧倒します。
一瞬で9号γのコアを抜き取り、蟻の怪獣ごと粉砕してしまうカフカ。
一方、鳴海は銃剣の専用武器と怪獣1号の未来視の能力を駆使して、βを倒します。
しかし、怪獣9号の目的は別にあり、真の目的は怪獣2号のナンバーズ武器を持つ四ノ宮功とその武器だったのです。
2号の力を駆使して戦う功でしたが更なる力を付けた怪獣9号には及ばず、功と2号の兵器は9号の手に落ちてしまいます。
功と2号を手に入れパワーアップした怪獣9号の元へ、鳴海とカフカが駆け付け9号を追い詰めますが9号は
倒れていたキコルと来栖を狙うふりをして、その場から逃走することに成功します。
大怪獣群発
立川地区で怪獣14号を倒した亜白ミナの前に怪獣9号は突如現れます。
満身創痍だった防衛隊員たちは、これまでの戦いで疲弊していました。
亜白ミナを助けに行こうとするカフカでしたが、怪獣9号はこの状況で更に第三波となる怪獣を大量投入
しかもその怪獣たちは、それぞれがフォルティチュード8.0を誇るクラス大怪獣でした。
亜白ミナも黙ってやられるはずもなくハンドガンで応戦、9号は四ノ宮功から奪った2号のシールドを展開しますが、それをハンドガンで砕きました。
しかし、ミナの健闘も虚しく怪獣9号に取り込まれさらわれてしまいます。
まとめ
怪獣9号は、圧倒的な戦闘能力と狡猾な戦略で防衛隊を翻弄し続ける、謎に包まれた最強の敵です。
人語を操り、情報収集や心理戦を行うなど、非常に高度な知性を持っています。
9号の目的は、怪獣主導の世界を作り上げること、怪獣8号の力を取り込むこと、防衛隊を壊滅させること、人類を滅亡させることなど、様々と考えられます。
これまで防衛隊との戦いを通して、9号は進化を続けてきました。α形態は四ノ宮功との戦闘で勝利し、β形態は鳴海弦との戦闘で敗北、γ形態はカフカとの戦闘で敗北しました。
そして、四ノ宮功と怪獣2号を吸収した姿は、鳴海とカフカを圧倒する強さを見せつけました。
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