©松本直也/集英社
「怪獣8号」の世界は、怪獣と人類が共存する壮大な舞台です。
この物語の中で、キャラクターたちは独自の魅力を持ち、物語を豊かに彩っています。
その中でも、日本防衛隊長官である四ノ宮功は特に注目に値します。
四ノ宮功は、日本防衛隊の長官として、怪獣との壮絶な戦いに立ち向かう強さと威厳を兼ね備えたキャラクターです。
外見は髭と繋がったもみあげが特徴で、厳格を絵に描いたような人物でいかにも軍人という感じです。
漫画キャラクターとしては一見つまらない人物ですが、日本を守るという確固たる決意が彼を魅力的な人物としています。
今回は、そんな魅力的なキャラクターである四ノ宮功について徹底解説したいと思います。
四ノ宮功のプロフィール
職業 | 日本防衛隊長官 |
---|---|
誕生日 | 不明 |
年齢 | 不明 |
身長 | 190cm |
体重 | 不明 |
解放戦力 | 不明 |
趣味 | 不明 |
好きなもの | ジャズ、ウイスキー、チェス、動物の動画 |
CV |
四ノ宮功は、日本防衛隊の最高指導者として、怪獣との対決に立ち向かっています。
彼は厳格で強面なキャラクターとして描かれ、その風貌からは彼の使命感と責任感が伝わってきます。彼の決断力と指導力は、隊員たちにとって頼りになる存在です。
怪獣に対しては、特に憎しみの感情を持っており怪獣を倒すためなら手段は選ばないという姿勢は「前例(そんなもの)はこの国の防衛にとっては些末なものだ」という名言からも伺えます。
四ノ宮キコルの父
四ノ宮キコルは、日本防衛隊長官である四ノ宮功を父に持ちます。四ノ宮功は元防衛隊第2部隊隊長の四ノ宮ヒカリを妻に持つ人物であり、怪獣との戦いにおいて強い敵意を抱いています。
彼の存在はキコルにとって、家族と使命の交錯する複雑な感情をもたらしていることでしょう。
四ノ宮功は、幼少期から娘のキコルを厳しく育てました。
彼は首席合格を目指すキコルに対して厳しい言葉をかけましたが、それは彼の信念と使命感からくるものでした。
功はキコルに「怪獣との戦いは避けられない」と語り、彼女を戦士として育てました。
最後には、キコルに対する思いを語るシーンもあり、父親らしいことをして何一つしていないが命を賭しても怪獣9号を倒そうとするなど、娘のことを真に思っていることが分かるなど無骨な功らしい父親ぶりを見せました。
関連記事:【怪獣8号】四ノ宮キコルの運命は?過去の傷と未来への挑戦
鳴海弦との関係
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四ノ宮功は、鳴海弦の師匠的な立場にあります。
鳴海弦が未熟だったころには、銃、剣、格闘など全てにおいて功の方が上であり壁として立ちはだかっていました。
隊員として急成長を遂げる鳴海でしたが、隊での素行は当時から悪かったためトップに立たせるのは早いと功は感じていたのでしょう。
画像のシーンでは未熟だった鳴海弦の壁として立ちはだかり続ける為に密かに鍛えるシーンも見られています。
関連記事:【怪獣8号】鳴海弦は日本最強の対怪獣戦力、その秘密と戦闘スタイル
識別怪獣兵器(FS-1002)
識別兵器は、怪獣2号をベースにしたスーツとアームを装着した存在です。
日本防衛隊が怪獣との戦いにおいて開発した特殊兵器であり、怪獣の特性を理解し、効果的に対処するために造られています。
四ノ宮功の識別怪獣兵器ナンバーズ2
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四ノ宮功の識別怪獣兵器は、怪獣2号をベースにしたスーツとアームで構成されています。
怪獣2号は、倒される前から札幌市を壊滅寸前まで追い込み倒れる寸前まで屈しなかった気位の高かった怪獣として知られておりその強さも抜きんでたものだったとされています。
四ノ宮功は、そんな怪獣2号をベースに作られた識別怪獣兵器ナンバーズ2を唯一乗りこなした人物です。
彼の能力は防衛隊史上最強と謳われており、その戦闘力は驚異的です。
防御面の識別怪獣兵器
識別怪獣兵器は、シールド出力全開の状態では怪獣8号の全力パンチにも対応します。
推定では四ノ宮長官の解放戦力は、亜白ミナや保科宗一郎を超える数値であり、その防御力は驚異的です。
識別怪獣兵器は、怪獣との戦いにおいて防衛隊の最前線で活躍しています。
識別怪獣とは?
識別怪獣とは、フォルティチュード(Ft.)9.0を超える強さや危険度を持つ怪獣を指します。
Ft.は怪獣の強さや危険度を数値化したもので、数字が上がるほど強力・危険度が増します。
識別怪獣は、言葉(人語)を話したり、固有・特殊能力を備えていることが多く、通常の怪獣よりも強力なため、防衛隊にとっても大きな脅威となります。
識別怪獣の出現は、都市の壊滅や人命の損失など、甚大な被害をもたらす可能性があります。
エピソード6『適合者』(コミックス7巻)時点での防衛隊の識別クラス処理能力は同時に5体程度が限度です。
Ft.6.5クラスで一個中隊を要する一方、副隊長〜隊長クラスなら単騎処理も可能です。
「隊式格闘術」の技術
連綿とつづく怪獣討伐の闘法を元に作られた徒手空拳の格闘術であり四ノ宮功が完成させた闘法
後に保科副隊長がカフカに教えているシーンもあることから日本防衛隊では基本戦術となっているのかもしれません。
隊式格闘術1式「蓮破」
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ソニックブームによる横方向からの攻撃
隊式格闘術2式「発破」
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ソニックブームで打撃範囲を拡張する技。カフカをふっ飛ばす威力を持っています。
隊式格闘術3式「双破」
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両手で同時にソニックブームをぶつける技。怪獣8号に対して使用されました。
隊式格闘術4式「昇破」
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ソニックブームをアッパーで放つ技。さらなる戦闘力を発揮します。
作中での活躍
日比野カフカ戦
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日本防衛隊隊長である四ノ宮功は、怪獣8号の正体が日比野カフカであることを知ると、彼を討伐対象として呼び出します。人間であると主張するカフカに対し、功は有無を言わさず襲い掛かり、識別怪獣兵器を駆使して戦闘を繰り広げました。
実はこの時、功はカフカにワザと負荷を与え怪獣8号が制御出来るのかを試していたのです。
圧倒的な力で怪獣8号を制圧しようとする功でしたが、カフカは制御を離れ、怪獣としての本性を露わにします。暴走したカフカは功を手のひらに収めてしまうほど巨大化し、功のナンバーズ2の識別兵器も難なく突破してしまうのです。
しかし、カフカは人間であることを証明するために精神世界で葛藤し、なんとか自我を取り戻します。そして、カフカは日本防衛隊にとって害のない有益な存在であることを証明し、功からも認められるのでした。
怪獣9号戦
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脱皮後の怪獣9号と四ノ宮功の壮絶な戦いが繰り広げられました。
四ノ宮功はかつての栄華を胸に、怪獣2号の力を全開放して9号と対峙、衰えた身体を痛感しながらも、彼は命を懸けて9号を倒す決意を固めます。
ナンバーズ2の力は、強力なモノでしたがそれでも9号には及びません。
そして、功はナンバーズ2の出力を全解放し、すべてを失う覚悟で攻撃を仕掛けますが、結果的には怪獣9号に乗っ取られてしまいました。
四ノ宮功の名言
「一つの成功に囚われると足元をすくわれる。すぐに次の目標に向かえ」(第1巻 6話より)
四ノ宮功は完璧主義者であり、成功に固執せず、次なる目標に向かう姿勢を示しています。
「生身で弾丸を受け止める生物をこの世界では人間とは呼ばないのだ」(第4巻 34話より)
怪獣8号に対する厳しい見方を示す名言です。
「この国の未来のため、完璧であり続けろ。歩みを止めるな」(第1巻 6話より)
冷静沈着なリーダーシップと威厳を持つ四ノ宮功の信念が表れています。
「前例(そんなもの)はこの国の防衛にとっては些末なものだ」(第5巻 38話より)
カフカを怪獣として処分するのか兵器として運用するのかの判断で、兵器として運用することを選んだ功、しかしカフカには時折暴走して制御から外れることもありリスクを伴います。
反面、防衛隊の戦力増強としては十分に役に立つ存在であるカフカ
周りからは功に対し、「前例がないことだ」とカフカの兵器運用を止める声が上がりますが、「前例(そんなもの)はこの国の防衛にとっては些末なものだ」という名言で反対意見を押し切ります。
まとめ
四ノ宮功は、「怪獣8号」の中で欠かせない存在です。
四ノ宮功は怪獣8号に登場する主要キャラクターで、防衛隊トップの長官であり、四ノ宮キコルの父でもあります。
長官として、国の平和と未来を第一に考えており、責任感が強く威厳のある人物でもあります。
10年前の怪獣6号による群発災害で妻を亡くした悲しみを背負いながらも、国と防衛隊員のために体を張って戦います。
彼の強さと優しさは読者に勇気を与えるものとなっています。
今後は四ノ宮キコルが父である四ノ宮功の意志を引き継ぎ、怪獣討伐に立ち向かいます。
日本の防衛を背負い、彼女がどのように成長し、怪獣との戦いでどのような活躍を見せるのか、今後の展開が楽しみです。
功の遺志を受け継ぐキコルの覚悟と勇気に期待したいと思います。
その他のキャラクターは以下の記事にまとめています。是非ご覧ください
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