空閑遊馬は、葦原大介による大人気漫画「ワールドトリガー」に登場する、ボーダー玉狛支部所属のB級隊員です。
飄々とした態度と、嘘を見抜く冷静な洞察力で知られており、戦闘中も感情に左右されることなく、相手の動きや戦略を的確に見抜き、最適な行動を取ることができます。
アタッカーとしての近接戦闘能力は非常に高く、トリオン体の急所を的確に狙い撃ちます。その驚異的な体術と、相手の隙を見逃さない目は、まさに戦場における「刃」と言えるでしょう。
遊真は、近界(ネイバーフッド)での過酷な過去を背負っています。その経験は、彼の戦闘スタイルや考え方に深く影響を与えており、物語が進むにつれてその一端が明かされていきます。
空閑遊真は、飄々とした性格、規格外の戦闘能力、そして謎めいた過去など、多くの魅力を持つキャラクターです。
今回はそんな空閑遊真について徹底解説したいと思います。
空閑遊真のプロフィール
職業 | ボーダー玉狛支部 |
---|---|
ランク | B級2位 |
部隊 | 玉狛第2(三雲隊) |
ポジション | アタッカー |
誕生日 | 7月18日 |
年齢 | 15歳 |
身長 | 141cm |
体重 | 不明 |
趣味 | 不明 |
好きなもの | 日本の食べ物(特に小南特製のチキンカレー) |
CV | 村中知 |
近界(ネイバーフッド)からの来訪者、白髪が特徴的な小柄な少年
亡くなった父親、空閑有吾を蘇らせる手がかりを求めて、遠い異世界からこの世界にやってきた遊真。最初はボーダーに追われる身でしたが、迅悠一さんの活躍もあり、最終的にはボーダーに入隊することになります。
彼の強さ、そしてトリガーの能力は本当に目覚ましいものがあり、物語の随所で僕たちを驚かせてくれます。今回は、そんな遊真の強さに焦点を当てて、徹底的に解説していきますよ!
空閑遊真の強さ・能力:規格外の戦闘力を持つ少年
遊真の強さ、それは一言で表すなら「規格外」です!彼の強さを支える主な要素として、以下の3つが挙げられます。
- ブラックトリガー
- 自律型トリオン兵 レプリカ
- サイドエフェクト「嘘を見抜く」
もちろん、ボーダーのトリガーも使いこなしますし、何もない状態でも油断できない強さを持っています。一つずつ詳しく見ていきましょう。
ブラックトリガー:父の遺志が宿る最強の力
ワールドトリガーの世界において、ブラックトリガーは通常のトリガーを遥かに凌駕する、文字通り最強のトリガーとされています。その力があまりにも強大すぎるため、ブラックトリガーを持つ隊員はS級隊員となり、ランク戦に参加することはできません。
遊真もまた、この強力なブラックトリガーの使い手です。彼のブラックトリガーは、亡き父・空閑有吾が自身の命と全トリオンを注ぎ込んで創り出した特別なものです。普段は指輪の形をしており、遊真はいつも左手の人差し指に身につけています。
遊真のブラックトリガーの最大の特徴は、相手からコピーした能力を「印(いん)」として自在に操る戦闘スタイルです。これまでに登場した印は以下の通りです。
・強(ブースト): 使用するとトリオン体の能力、特に身体能力を飛躍的に向上させる、いわゆるバフ能力です。重ねて使用することで、さらに効果を高めることができます。
・盾(シールド): 相手の攻撃を防ぐためのバリアを生成します。ただし、雨取千佳のレッドバレットのように、特殊なトリオン弾は貫通する場合があります。固定式にすることで防御力を高めたり、重ねて使用することで防御範囲を広げることも可能です。
・弾(バウンド): 触れた物体を弾いたり、跳ね飛ばしたりすることができます。重ねて使用することで、勢いを増すことができます。
・鎖(チェイン): トリオンで生成された鎖を出現させ、相手を拘束したり、移動の足場にしたりと、多岐にわたる用途で使用されます。鎖同士を近づけると自動的に連結され、重ねて使用することでより長く伸ばすことができます。
・響(エコー): 微弱なトリオンの波動を周囲に発することで、地形や近くにいる人物の位置や距離などを探知する、サーチ能力です。
・錨(アンカー): 三輪秀次との戦いでコピーした印で、レッドバレットと同様にトリオンの重りを相手に打ち込み、機動力を奪います。
・門(ゲート): 自律型トリオン兵であるレプリカが使用し、異世界からの侵略者であるラービットを召喚する際に使われました。
・射(ボルト): 同じく三輪秀次との戦いで、彼の使うアステロイドをコピーして作られた印です。性質はほぼアステロイドと同様で、トリオンや他の印と組み合わせて射出することで攻撃を行います。重ねて使用することで、弾数や射程を増やすことができます。
一つのトリガーでこれほど多くの能力を使いこなせるブラックトリガーは、まさに規格外の強さと言えるでしょう。
その他のブラックトリガーは以下の記事をご覧ください

自律型トリオン兵 レプリカ:最強の相棒であり、師匠
遊真の強さを語る上で、欠かすことのできない存在が、自律型トリオン兵であるレプリカです。遊真はレプリカのことを「相棒」と呼び、絶大な信頼を寄せています。ファンからは、作中で彼を「先生」と呼ぶ人物がいることから、「レプリカ先生」という愛称で親しまれています。
レプリカは、遊真のブラックトリガーの能力を最大限に引き出すために、必要不可欠な存在です。レプリカのサポートなしでは、遊真は印を発動させるまでに時間がかかってしまいます。レプリカは、遊真の戦闘における的確な指示や、多重印の同時発動などをサポートし、彼の戦闘能力を飛躍的に向上させます。
かつて、惑星国家アフトクラトルが大規模侵攻してきた際には、レプリカは自らの身を挺して彼らを強制的に帰還させました。
しかし、その際にアフトクラトルの遠征艇に乗り込んだまま、現在は行方不明となっています。それでも、遊真が持つ小型の「ちびレプリカ」を通じて、レプリカ本体の生存は確認されています。一日も早く、レプリカ先生が遊真の元に戻ってきてほしいですね。
サイドエフェクト「嘘を見抜く」:真実を見抜く瞳
遊真が持つもう一つの強力な能力が、サイドエフェクト「嘘を見抜く」です。これは元々、彼の父親である空閑有吾が持っていた能力を受け継いだものです。
遊真は、相手が声に出して発した言葉の嘘を見抜くことができます。嘘をついている人間からは、黒い煙のようなものが見えると言われています。ただし、書かれた文章や、相手が嘘だと認識していない場合は、この能力で嘘を見抜くことはできません。
嘘を見抜いた時、遊真は相手に対して「おまえ、つまんないウソつくね」と、まるで口癖のように言うのが印象的です。
ブラックトリガー、レプリカ先生のサポート、そしてこの強力なサイドエフェクトを持つ遊真は、まさに作中でも屈指の強キャラクターと言えるでしょう。
遊真は、状況に応じて様々なトリガーを使い分け、その強さを発揮します。ここでは、彼のトリガー別の強さを解説していきましょう。
ブラックトリガー&レプリカ先生:最強のタッグ
間違いなく、この状態が遊真の最強形態と言えるでしょう。規格外の力を持つブラックトリガーに加え、レプリカ先生の的確なサポートがあるため、まさに非の打ち所がありません。
物語序盤では、ボーダーの中でも少数精鋭と呼ばれるA級部隊を単身で相手にするなど、その圧倒的な強さを見せつけていました。
しかも、その戦闘は終始遊真のペースで進んでおり、レプリカとの連携によって、強力な印も短い時間で発動させることができます。コピー能力の汎用性の高さも、この状態での強さを際立たせています。
A級7位の三輪隊に対し、終始優位に戦いを進めていた点が、ブラックトリガーとレプリカ先生の組み合わせがいかに強力であるかを物語っています。序盤からこの強さを見せつけられたので、本当にぶっ壊れ性能だと感じましたね。
ブラックトリガーのみ:単体でも脅威的な力
レプリカ先生がいなくても、ブラックトリガーそのものが非常に強力であるため、遊真は十分に強いと言えます。
レプリカ先生のサポートがない分、大技を繰り出す際には時間がかかってしまいますが、印そのものの威力は大きく変わらないように見えます。サポート役がいないという点で、やや劣る面はあるものの、それでも並の隊員を遥かに凌駕する戦闘力を持っていることは間違いありません。やはり、ブラックトリガーの力は偉大です。
ボーダー用トリガー時の強さ:アタッカー上位クラスの実力
ボーダーに入隊後、遊真は主にスコーピオンやグラスホッパーといったボーダー製のトリガーを使用しています。この状態でも、アタッカーとして上位に位置する村上鋼さんや影浦雅人さんと互角以上に戦っていました。
ブラックトリガーに比べると、使用できる能力は限られますが、それでも遊真は十分に強いです。近界での豊富な実戦経験、冷静な判断力、そして玉狛第二のランクをB級2位まで押し上げた実績を考えると、ボーダー用トリガーを使用している時でも、その実力は相当なものであることがわかります。
特に、グラスホッパーを使いこなすことで、遊真は予測不能で変幻自在な戦い方を身につけ、さらにその強さを増しました。ボーダー用トリガーだけでも、遊真はトップレベルのアタッカーと言えるでしょう。
何もない時の強さ:トリオン体でも侮れない
厳密に言うと、遊真の体は常にブラックトリガーによって形成されたトリオン体であるため、「何もない時」という状態は存在しません。
しかし、普段のような黒と赤を基調とした戦闘用のトリオン体をまとっていない状態、例えば学校で印を使った時や、惑星国家エルガテスからの刺客であるギーヴとの戦い(ヴィザ戦)などで見られたように、トリオン体そのもので戦う場合もあります。
この状態でも印を使用することができるため、ある程度の戦闘は可能です。しかし、他のトリガーを使用している時に比べると、やはり実力は劣るでしょう。
また、レプリカ先生のサポートもないため、印の発動に時間がかかることを考えると、本格的な戦闘にはあまり向いていないかもしれません。それでも、生身の人間が相手であれば、十分に脅威となる力を持っているはずです。
空閑遊真のブラックトリガーは何話で見られる?
ここまで読んで、遊真の活躍をもう一度見返したいと思った方もいるのではないでしょうか?
最強のブラックトリガーとレプリカ先生のコンビによる活躍を見たい方は、レプリカ先生がアフトクラトルに連れ去られてしまうアニメ「第36話」までをチェックしてみてください。序盤から、遊真のブラックトリガーの圧倒的な強さを堪能できるはずです。
まとめ:空閑遊真は最強の主人公の一人!
今回の記事では、ワールドトリガーの主人公である空閑遊真の強さと、彼の持つトリガー能力について詳しく解説しました。
遊真は、ブラックトリガー、レプリカ先生、そしてサイドエフェクトという強力な能力に加え、ボーダーのトリガーも使いこなし、状況に応じた臨機応変な戦い方で数々の強敵を打ち破ってきました。その強さは、まさにワールドトリガーの世界でもトップクラスと言えるでしょう。
彼の成長と活躍は、これからも僕たちをワクワクさせてくれるはずです!最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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