八木教広先生が描くダークファンタジーの傑作、『CLAYMORE』! 人を喰らう異形の「妖魔」と戦う美しき女戦士「クレイモア」たちの苛烈な物語は、今も多くのファンを惹きつけます。
作中には様々な能力を持つ戦士や覚醒者が登場し、「結局一番強いのは誰なんだ!?」と、ファンなら一度は考え、語り合った熱いテーマでしょう。
今回は、そんな強さに関する議論に終止符を打つ(!?)べく、作中の描写や戦績、能力などを元に、独自の強さランキングTOP20を作成!
あなたの推しキャラは何位か、予想しながら読み進めてみてください! ランキングは下位からカウントダウン形式で紹介します!
- CLAYMORE 強さランキング TOP20
- 第20位 クレア (最終盤)
- 第19位 沛艾のオクタビア
- 第18位 鮮血のアガサ
- 第17位 怠惰のエウロパ
- 第16位 神眼のガラテア
- 第15位 獅子王リガルド
- 第14位 旋空剣のジーン
- 第13位 幻影のミリア (タイムスキップ後)
- 第12位 高速剣のイレーネ
- 第11位 黒のアリシア&ベス (制御覚醒体)
- 第10位 愛憎のロクサーヌ (新生深淵)
- 第9位 流麗のヒステリア (新生深淵)
- 第8位 塵喰いのカサンドラ (新生深淵)
- 第7位 南のルシエラ (深淵)
- 第6位 女帝リフル (西の深淵)
- 第5位 白銀のイースレイ (北の深淵)
- 第4位 プリシラ (覚醒体)
- 第3位 ルシエラ×ラファエラ (融合体)
- 第2位 プリシラ (吸収体)
- 第1位 微笑のテレサ (覚醒)
- まとめ
CLAYMORE 強さランキング TOP20
第20位 クレア (最終盤)
本作の主人公にして、物語開始時の組織No.47、つまり最下位の戦士。家族を妖魔に奪われ、テレサに救われた過去を持ち、テレサの仇を討つため自らの意志でクレイモアとなりました。妖力感知能力に優れ、最下位から這い上がり、イレーネから高速剣、フローラから風斬りといったトップ戦士の技を会得。
四肢の部分覚醒で獅子王リガルドを打ち破るなど、戦士としての限界を大きく超える実力を見せました。
このランキングに名を連ねる強力な覚醒者や深淵の者たちの中では下位ですが、人間の心を持ちながらこの領域に達し、物語の結末において”最強”復活の鍵となった存在であることは、彼女の揺るぎない強さと言えるでしょう。
第19位 沛艾のオクタビア
元組織No.2の覚醒者。その異名の通り、冷静かつ沈着な戦いぶりが特徴で、むやみに暴走せず、他の覚醒者や戦士たちとの連携も可能な稀有な存在でした。
最終盤のプリシラを巡る戦いにも参加するなど、強力な覚醒者の一角として存在感を示しました。
主人公クレアが到達した戦士の究極形態を凌駕する覚醒者のレベルですが、元No.1クラスの覚醒者たちが持つような圧倒的な広域破壊や特殊能力の描写は少なく、単体の脅威度ではアガサなどに一歩譲る印象です。
最終的にプリシラ(吸収体)に取り込まれる形で退場しました。
第18位 鮮血のアガサ
元組織No.2の覚醒者。蜘蛛のような巨大な覚醒体に変化し、人間体と融合して戦う特殊な形態も持ちます。
最大の強みは、切断されても瞬時に修復する驚異的な再生能力で、タイムスキップ後のラボナ襲撃ではそのしぶとさで戦士たちを苦しめました。
オクタビアのような冷静さはありませんが、単体の再生能力と攻撃力による突破力では彼女を上回り、描写された脅威度からオクタビアより上位としました。
しかし、特定の弱点を突かれて討伐された点は、次の順位の覚醒者よりも攻略されうる隙があったことを示しています。
第17位 怠惰のエウロパ
元組織No.1クラスの実力を持つと評される強力な覚醒者。
脚がなく、無数の棘が付いた触手で移動し、戦闘を行います。異名「怠惰」の通り極度の面倒くさがりですが、その力は深淵に迫るとも言われました。
元No.1クラスという評価や、アガサのように明確な弱点を突かれたわけではなく、ミアータ(制御覚醒)という特殊な存在に敗れた点から、元No.2覚醒者であるアガサより上位としました。
しかし、その性格ゆえに戦線離脱したり、新生深淵級の覚醒者ほど絶対的な描写がないことから、この位置となります。
第16位 神眼のガラテア
元組織No.3。「神眼」の異名を持つ、全戦士中でも突出した妖気感知能力と妖力干渉能力の持ち主です。
広範囲の妖気を察知し、相手の妖気の流れから心理状態すら推測でき、微弱ながら相手の妖力を操作して動きを乱すことも可能です。
エウロパのような覚醒者の純粋な破壊力には劣りますが、戦士でありながら深淵の者の気配をも感じ取り、戦闘において相手を翻弄・無力化する特殊能力は非常に高く、格上相手にも有効でした。
聖都ラボナの防衛やミアータの制御覚醒への協力など、物語終盤まで重要な役割を果たした点を評価し、この順位としました。
第15位 獅子王リガルド
元男クレイモア時代のNo.2の覚醒者。北の深淵イースレイの腹心であり、「獅子王」の異名に相応しい凄まじい実力者です。
人型の美青年からライオンのような覚醒体となり、高い身体能力、特に伸縮自在の爪による攻撃を得意とします。
北の戦乱では戦士たちを一方的に蹂躙し、隊長格の戦士たちをも殺害。当時のミリアをも圧倒しました。ガラテアのような特殊能力者とは異なり、純粋な戦闘力と突破力において覚醒者の中でも非常に高く、多くの戦士を屠った点でガラテアより上位としました。
しかし、四肢を部分覚醒させたクレアに敗れた点が、深淵級には及ばない明確な境界線を示しています。
第14位 旋空剣のジーン
元組織No.9。腕を螺旋状に捻じ曲げ、解放の反動を利用する必殺技「旋空剣」は、全戦士中随一の速度と貫通力を持つ強力な刺突であり、覚醒者であるダフにすら致命傷を与えうる威力でした。
リフルによる拷問で覚醒寸前となりますが、クレアによって人に戻され、その恩義に報いるため自己犠牲をもって暴走しかけたクレアを救いました。
リガルドのような覚醒者の絶対的な力には及びませんが、戦士としての技の完成度は極めて高く、その一撃は格上相手にも有効でした。
その精神力と自己犠牲は、クレアの覚醒を止める楔となり、物語における影響力も非常に大きいキャラクターです。
第13位 幻影のミリア (タイムスキップ後)
元組織No.6。「幻影」と呼ばれる、瞬間的な妖力向上による超高速移動術の使い手でしたが、7年間の隠遁生活で妖力に頼らない「新・幻影」や、限界を超えた「幻影を超えた幻影」といった技術を会得。
ジーンのような一撃必殺技よりも、総合的な高速戦闘能力と、集団戦での指揮・戦闘力で優れます。 組織壊滅の立役者となり、新生深淵級の覚醒者であるヒステリアとも渡り合うなど、戦士として最高峰の実力に達しました。
リガルドのような強力な非深淵覚醒者との明確な比較描写は少ないですが、物語終盤での活躍や新生深淵との戦闘描写から、リガルドと同等かやや下位に位置づけられる実力を持つと考えられます。
第12位 高速剣のイレーネ
元組織No.2(後にNo.3)。「高速剣」の異名を持ち、片腕から放たれる超高速の剣戟は、かつて微笑のテレサをも凌ぐ速度と評されるほどでした。
ミリアのような総合力や指揮能力よりも、純粋な剣技の速度において作中トップクラスであり、戦士としてはミリアやジーンよりも上位の技術体系を持ちます。
覚醒したプリシラに敗れ片腕を失いますが、その技術と気概は衰えず、クレアに高速剣と自身の右腕を託しました。物語最終盤まで生存し、その健在ぶりを見せました。
第11位 黒のアリシア&ベス (制御覚醒体)
組織が精神共有実験の成功例として生み出した戦士。ベスの精神制御下で、アリシアが理性を保ったまま覚醒できる特殊な存在です。
組織からは「歴代No.1」と称されるほど完成度が高く、イレーネの高速剣のような単一の技ではなく、深淵と戦うために調整された全身の覚醒能力を持つ点で、イレーネより上位の総合的な戦闘力を持ちます。
西の深淵リフルを圧倒する力を見せましたが、覚醒体プリシラには手も足も出ず瞬殺されました。深淵級には及びませんが、トップクラスの覚醒者並みの力を持つ存在です。
第10位 愛憎のロクサーヌ (新生深淵)
組織によって復活させられ、新たに深淵となった元No.1。自己中心的かつサディスティックな性格で、「塵喰い」という蔑称をカサンドラにつけました。
特定の相手の妖力や技を模倣する能力を持ちます。制御覚醒のアリシア&ベスよりも格上である「深淵」の一角ですが、新生深淵の中ではカサンドラに喰われるなど、戦闘描写においてカサンドラやヒステリアのような圧倒的な描写にやや欠けるため、この順位となります。
因縁深いカサンドラとの戦いが印象的です。
第9位 流麗のヒステリア (新生深淵)
組織によって復活させられ、新たに深淵となった元No.1。歴代戦士の中で最も美しいと評される戦い方と、ミリアを遥かに凌駕する超高速戦闘能力を持ちます。
覚醒後は翼も生やし、新生深淵の中でも特に速度に優れます。ロクサーヌを喰らったカサンドラには劣りますが、新生深淵としてミリアたちを一方的に圧倒した速度はロクサーヌを上回る描写があり、新生深淵の中では上位としました。
戦略に嵌まり敗れましたが、その純粋な速度と力は驚異的でした。
第8位 塵喰いのカサンドラ (新生深淵)
組織によって復活させられ、新たに深淵となった元No.1。
体が揺れる独特の低姿勢からの攻撃と、相手の手足を切断する残忍な戦法から異名がつきました。過去に因縁の相手ロクサーヌに殺されますが、復活後、記憶を取り戻し覚醒。新生深淵としてロクサーヌを喰らうことで、ロクサーヌやヒステリアを上回る力を見せました。
最終盤まで重要な役割を果たし、プリシラ吸収体にも取り込まれましたが、一時的に自我を取り戻すほどの強い意志を見せました。
第7位 南のルシエラ (深淵)
元No.1で深淵となった存在。妹ラファエラとの実験失敗で覚醒しました。
人型の獣のような覚醒体となり、体の一部を口に変え触れたものを吸収する能力を持ちます。新生深淵たちよりも活動時期が古く、深淵としての経験は豊富ですが、イースレイに敗れるなど、オリジナル深淵の中ではやや下位に位置づけられます。
ただし、ラファエラとの融合体は別格の力となります。
第6位 女帝リフル (西の深淵)
最古の女No.1にして深淵となった存在。幼い少女のような人間体と、無数の触手で構成された巨大な覚醒体を持ちます。広範囲の妖気感知能力に優れ、策略家でもあります。
ルシエラを破ったイースレイほどの描写はありませんが、ルシエラよりは格上と見られます。 しかし、覚醒体プリシラには瞬殺されました。ダフを従え、気まぐれながらも野心を持って行動します。
第5位 白銀のイースレイ (北の深淵)
最初の深淵の者であり、元男No.1。組織が最も恐れた存在です。
長髪の美青年からケンタウロスのような覚醒体に変身し、腕を様々な武器に変形させます。南のルシエラを破るなど、オリジナル深淵の中では最も強力な存在として描かれました。
ただし、覚醒体プリシラには及ばず、深淵喰いに敗れました。ラキに剣技を教えるなど、人間的な一面も見せました。
第4位 プリシラ (覚醒体)
物語序盤、テレサへの憎悪と感情の暴走によって覚醒した姿。テレサを含む討伐隊を壊滅させた後、「深淵を超える者」として圧倒的な脅威となります。
イースレイ、リフルといったオリジナル深淵はおろか、制御覚醒したアリシア&ベスをも単独で容易く破るなど、深淵の者とは明確に一線を画す力を持つことが繰り返し描写されました。
額の角と翼が特徴的な姿は、見る者に絶望を与えました。
第3位 ルシエラ×ラファエラ (融合体)
南の深淵ルシエラと元No.5ラファエラが融合し、完全に覚醒した存在。深淵の者たちを遥かに凌駕する、作中でも数少ない別格の力を持つ存在です。
覚醒体プリシラもその強大さには驚き、対処に苦慮しました。
明確な自我はなく、触れたものの生命力を吸収する「生命の捕食者」としてプリシラと激突しましたが、最終的にはプリシラに吸収される形でその力は利用されました。その姿は周囲の地形を変えるほどでした。
第2位 プリシラ (吸収体)
最終決戦において、カサンドラやクロノスら複数の強力な覚醒者を取り込み、さらにパワーアップした状態のプリシラ。
ルシエラ×ラファエラの融合体をも吸収し、覚醒体プリシラを遥かに凌駕する、想像を絶する力を発揮しました。
作中最強の存在の直下に位置する力を持つ存在であり、その圧倒的な力は多くの戦士や覚醒者を絶望させましたが、物語の最終局面で覚醒したテレサには及びませんでした。
その姿はより巨大で禍々しいものとなりました。
第1位 微笑のテレサ (覚醒)
伝説の元No.1。物語の最終盤、クレアの体を介して復活し、プリシラ(吸収体)と対峙した覚醒状態のテレサこそが、文句なしの作中最強の存在です。
本来の圧倒的な妖力感知能力と妖力に加え、クレアや仲間たちの思いが昇華されたかのような、文字通り無限とも思える力を発揮しました。
吸収体となり、複数の覚醒者の力を得たプリシラを、一方的に、そして最終的に完全に圧倒した描写は、彼女が全ての存在の頂点に立つことを明確に示しています。
クレアの肉体を基に、背中に二対の翼を持つ神話のような姿となり、物語に終止符を打ちました。
まとめ
あなたの考える最強ランキングは、このリストと同じでしたか? それとも違いましたか? キャラクターそれぞれの能力や物語での役割を振り返ると、また違った順位が見えてくるかもしれませんね。
『CLAYMORE』の世界は、最後まで目が離せない壮絶なバトルと人間ドラマに満ちています。まだ読んだことがない方は、ぜひ一度手に取ってみてください!
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