重厚な世界観と、魂を震わせる物語で今なお多くのファンを魅了する『鋼の錬金術師』。
エドワードとアルフォンスの兄弟が繰り広げる旅の中で出会うのは、錬金術師、軍人、そして人造人間(ホムンクルス)といった、一癖も二癖もある強力なキャラクターたちばかり。
作中では凄まじい能力を持つキャラクター同士の手に汗握るバトルが多数描かれ、「結局、一番強いのは誰なんだ?」と、ついつい議論したくなりますよね!
今回は、作中の描写や設定、能力、戦績、そして皆さんの熱い考察まで、様々な情報をもとに、独自の視点で「最強キャラランキングTOP20」を作成しました!
この記事を読めば、あなたが知っているあのキャラの意外な順位や、その強さの秘密が明らかになるかも?さっそく、第20位からカウントダウン形式で発表です!あなたの考える最強キャラは何位にランクインしているでしょうか?
『鋼の錬金術師』最強キャラランキングTOP20
第20位 ラスト
「色欲」の名を持つホムンクルスで、「お父様」に2番目に造られました。
冷静沈着で謀略に長け、指先を伸縮自在の鋭利な刃に変える「最強の矛」を固有能力として持ちます。序盤からマスタングらを追い詰める活躍を見せました。
彼女より下のキャラクターたちの情報は今回の提供データからは得られていませんが、ラストはホムンクルスとしての再生能力と「最強の矛」による高い殺傷能力を持ち、多くの人間キャラクターを圧倒しています。
しかし、再生能力を使い果たして敗北した描写があるため、賢者の石の量が限られていることが示唆されており、彼女より上のキャラクターたちは、より多大な賢者の石の容量を持つか、再生能力以外の圧倒的な強みを持っています。
第19位 メイ・チャン
シン国の第十七皇女で、弱小のチャン族出身です。
小柄な少女ながら、拳法と錬丹術を使いこなす高い戦闘能力を持ちます。「鏢」を使った遠隔錬成や、リンと同じく気を読むことも可能です。
スカーと共にエンヴィーを無効化したり、「約束の日」にはエドやお父様との戦闘を補助するなど、主要な戦いにも貢献しました。
第20位のラストはホムンクルスとしての再生能力と直接的な殺傷能力が脅威ですが、メイはアメストリスの錬金術封じが効かない錬丹術の使い手であり、遠隔からの支援や撹乱、気読みによる感知能力でラストとは異なる戦い方を見せます。
しかし、近距離での直接的な戦闘力や再生能力においては、次のバッカニアやフーといった肉体派の戦士には及ばない部分があります。
第18位 バッカニア
ブリッグズ要塞の大尉で、オリヴィエ少将の側近です。ナマズヒゲとモヒカンが特徴の巨漢で、寒冷地用の改造が施された戦闘用機械鎧を装備しています。
ブリッグズ兵を率いて中央司令部へ突入し、最期はフーと共に満身創痍のブラッドレイに捨て身の一撃を与え、致命傷を負わせることに成功しました。
第19位のメイは錬丹術による遠隔サポートが得意ですが、バッカニアはその巨体と機械鎧を駆使した肉弾戦、そしてブラッドレイのようなトップクラスの相手に致命傷を与えうる直接的な戦闘力において彼女を上回ります。
しかし、同じくブラッドレイに致命傷を与えたフーと比べると、フーの持つ多彩な技やスピード、そして彼より上位のキャラクターたちが持つ特殊能力や大規模な錬金術には及びません。
第17位 フー
リンの護衛であり、ランファンの祖父です。
おじいさんとは思えないほどの体術と、爆弾や煙幕、閃光弾といった多彩な道具、そして薄刃刀を武器に戦います。バッカニアと共にブラッドレイと戦い、彼に捨て身の一撃を加え、バッカニアの致命傷に繋がる隙を作りました。
第18位のバッカニアもブラッドレイに致命傷を与えた戦力ですが、フーは体術に加え、爆弾などで相手を撹乱・拘束する戦術の幅広さにおいて彼を上回ります。
しかし、彼より上のオリヴィエ少将のような人間離れした身体能力や、大規模な組織を率いる指揮能力、あるいは錬金術といった特殊能力は持ち合わせていません。
第16位 オリヴィエ・ミラ・アームストロング
アメストリス軍の少将で、ブリッグズ要塞司令官。「ブリッグズの北壁」「氷の女王」の異名を持つ容赦ない女傑です。
弟のアレックスとは対照的に錬金術は使いませんが、剣術を基本とした個人の戦闘能力が非常に高く、弟アレックスを叩きのめすほどの実力者です。
また、組織を率いる指揮官としても優れています。第17位のフーはブラッドレイに致命傷を与えた体術と道具の使い手ですが、オリヴィエは単なる体術に留まらない剣術の達人であり、レイブン中将のようなホムンクルス協力者を単独で制圧・殺害する冷徹さ、そして軍の部隊を動かす指揮官としての格においてフーを上回ります。
しかし、彼女より上の弟アレックスのような規格外の肉体を持つ者や、錬金術を駆使する者たちには、純粋な身体能力や特殊能力の面で及びません。
第15位 アレックス・ルイ・アームストロング
アメストリス軍少佐で、「豪腕」の二つ名を持つ国家錬金術師です。鍛え上げられた巨大な肉体を持ち、錬金術と肉弾戦を併用します。
錬成陣付きの手甲で殴りつけるパワフルな錬金術と、その巨体に似合わないフットワークの軽さも特徴です。
姉のオリヴィエには戦闘で敗北していますが、人間の中では最強クラスの規格外の肉体と、それに錬金術を組み合わせた戦闘スタイルを持ち、第16位のオリヴィエとは異なるベクトルで圧倒的な物理的な力を見せます。
彼より上のキンブリーのような賢者の石を使う者や、ホムンクルスたちには、その特殊能力や再生能力の面で及びません。
第14位 ゾルフ・J・キンブリー
アメストリス軍中佐、「紅蓮」の二つ名を持つ国家錬金術師です。
両手に刻まれた錬成陣を合わせて物質に触れることで、それを爆弾性のある物質に変える爆発の錬金術を使います。賢者の石を使用することで、その能力をフルスペックで使用でき、圧倒的な破壊力を発揮しました。
第15位のアレックス・ルイ・アームストロングは人間としての肉体と錬金術の融合が強力ですが、キンブリーは賢者の石による無限に近い爆発の力によって、アレックスの物理的な限界を超える破壊力を持ちます。
作中ではエドを破り、スカーやアルとも戦いました。しかし、再生能力を持つホムンクルスや、それを上回る実力者たちには、再生の差や能力の次元で及びません。
第13位 エンヴィー
「嫉妬」の名を持つホムンクルス。見た目を自在に変える変身能力が固有能力で、巨大トカゲのような本来の姿や、小さな本体など様々な形態を持ちます。
イシュヴァール内乱やリオールの暴動の首謀者として暗躍し、ヒューズ中佐を殺害しました。第14位のキンブリーは賢者の石を使った爆発力が強力ですが、エンヴィーはホムンクルスとしての再生能力と、自在な変身による撹乱・潜入能力を持ち、キンブリーの破壊を無効化しつつ戦うことができます。
しかし、マスタングの猛攻には再生が追いつかず敗北した描写があり、同じホムンクルスでも彼より上のグラトニーやスロウスといった、再生以外の強力な固有能力を持つ者たちには及ばない可能性があります。
第12位 グラトニー
「暴食」の名を持つホムンクルス。子供のような性格ですが、材料や質量問わず無限に飲み込む「擬似・真理の扉」を腹に持つ固有能力が最大の武器です。
怒り狂うと腹の口を大きく開けて飲み込み、飲み込まれた相手は異空間に閉じ込められます。第13位のエンヴィーは変身能力と再生力で戦いますが、グラトニーの能力は相手の強さに関わらず異空間に閉じ込めるという、ある意味絶対的な拘束力を持っています。
この特殊能力はエンヴィーの直接的な戦闘力を上回る可能性があり、作中でもプライドに吸収されるほど彼の能力が危険視されていました。
しかし、知能が低く自律した行動が苦手なため、彼より上のスロウスのような物理的な脅威や、戦略的に行動できるキャラクターには及びません。
第11位 スロウス
「怠惰」の名を持つホムンクルス。巨体ですが固有能力は超高速移動で、「最速のホムンクルス」を自称します。
戦車の砲弾も効かない強靭な肉体を持ち、そのスピードを乗せた突撃は凄まじい破壊力となります。第12位のグラトニーの能力は異空間への飲み込みですが、スロウスは自身の圧倒的なスピードと物理的な力そのもので相手を制圧するタイプです。
アームストロング姉弟を追い詰めるほどの力を見せました。しかし、動きが直線的でコントロールが難しいという弱点があり、イズミやアームストロング姉弟といった連携できる相手に敗れた描写があります。
彼より上のアルフォンスのような戦略的な戦闘ができるキャラクターや、さらに高位のホムンクルスには及びません。
第10位 アルフォンス・エルリック
主人公エドワードの弟で、魂を鎧に定着させた姿です。錬金術を錬成陣なしで使用でき、イズミ仕込みの体術も得意です。
鎧の体のため耐久力が高く、痛覚がないため致命傷を受けても行動を続けられます。賢者の石を使った際にはプライドやキンブリーを手玉に取るなど、高い戦闘力を見せました。
第11位のスロウスは最速の突撃が脅威ですが、アルフォンスは鎧の耐久力と錬金術・体術を組み合わせたバランスの良い戦い方、そして知略をもって戦える点で彼を上回ります。
兄エドワードと並び称される実力者ですが、作中での決定的な戦績や、物語の核心に迫る活躍においては、次のエドワードに一歩譲ります。
第9位 エドワード・エルリック
本作の主人公、「鋼の錬金術師」です。人体錬成の失敗で右腕と左足を失い機械鎧を装着していますが、「真理」を見たことで錬成陣なしの錬金術を使えます。
イズミ仕込みの体術と錬金術を駆使し、天才的な頭の回転の速さと洞察力で多くの局面を切り抜けます。様々なホムンクルスや強敵と戦い、最終的にはお父様を打ち破る最後の決定打を放ちました。
第10位のアルフォンスとは互角の実力を持つ兄弟ですが、エドワードは主人公としての突出した発想力と、物語を牽引し、多くの敵と直接対峙して勝利をもぎ取ってきた決定力においてアルフォンスを上回ります。
しかし、グリード(リン)のようなホムンクルスの再生力や、ブラッドレイのような超常的な身体能力には及ばない人間としての限界があります。
第8位 グリード (リン)
強欲のホムンクルス・グリードがシン国第一十二皇子リン・ヤオの肉体に憑依した姿です。リンの体術とホムンクルスの異常な再生力、筋力、そしてグリード固有の「最強の盾」こと全身硬化能力が組み合わさった、非常に強力な存在です。
ブラッドレイや、お父様といった作中でもトップクラスの存在と直接渡り合い、最後はお父様を内部から崩壊させる重要な役割を果たしました。
第9位のエドワードも多くの強敵を破った天才ですが、グリード(リン)はホムンクルスとしての桁外れの再生力と硬化能力、そしてリンの「気」を読む能力が融合したことで、エドワードのような人間の能力を遥かに超える肉体的な強靭さを見せました。
しかし、スカーのようなブラッドレイに勝利した明確な戦績を持つ者や、さらに大規模な力を操る者には及びません。
第7位 傷の男(スカー)
イシュヴァール人の復讐者。元武僧で、額の十字傷が特徴です。右腕に刻まれた「分解」の錬成陣を使い、触れたものを破壊します。
終盤では兄の「再構築」の錬成陣も左腕に宿しました。ブラッドレイと壮絶な死闘を繰り広げ、満身創痍のブラッドレイ相手とはいえ、彼に勝利しました。
第8位のグリード(リン)も高い再生力でトップクラスと戦いましたが、スカーはブラッドレイという明確な最強クラスを打ち破った戦績を持ち、その点で彼を上回ります。
また、アメストリスの錬金術封じが効かない錬丹術ベースの破壊術を使う点も強みです。しかし、マスタングのような広範囲への圧倒的な破壊力や、イズミのような錬金術と体術の完璧な融合には及ばない部分があります。
第6位 ロイ・マスタング
「焔」の二つ名を持つ国家錬金術師で、階級は大佐。指パッチンで任意空間の酸素濃度を操り、凄まじい爆炎を引き起こす錬金術を使います。
強制的に真理を見たことで、視力を失う代償と引き換えに手合わせ錬成を習得。
マルコーの医療錬金で視力回復後は、錬成陣なしの焔の錬金術を扱えるようになりました。ホムンクルスのエンヴィーを一方的に焼き尽くし、お父様とも渡り合いました。
第7位のスカーはブラッドレイを倒した物理破壊の達人ですが、マスタングは広範囲を焼き尽くす圧倒的な火力を持ち、スカーの近接破壊術では対抗困難な遠距離攻撃が可能です。
エンヴィーを完膚なきまでに破った戦績も光ります。しかし、イズミのような錬金術と体術を極限まで極めた存在や、プライドのような特殊な能力を持つホムンクルスには及ばない点が作中で描かれています。
第5位 イズミ・カーティス
エルリック兄弟の師匠。人体錬成の代償で内臓を失い虚弱体質ですが、真理を見たため錬成陣なしの錬金術を使えます。
その実力は決壊した川を押し返すほど。さらに体術の達人でもあり、なんと素手で最速のホムンクルス・スロウスを投げ飛ばすほどの人間離れした身体能力を持ちます。
グリードの部下(合成獣)を単独で全滅させた戦績もあります。
第6位のマスタングは強力な焔の錬金術が武器ですが、イズミは錬金術と体術、どちらも人間として到達しうる最高レベルに達しており、スロウスのような規格外の物理的な脅威を単独で対処できる点でマスタングを上回ります。
しかし、彼女より上位のホムンクルスたちが持つ、再生能力や影、究極の眼といった、人間を超えた特殊能力には及びません。
第4位 セリム・ブラッドレイ(プライド)
「傲慢」の名を持つ、お父様によって最初に造られたホムンクルス。「始まりのホムンクルス」と呼ばれ、普段はブラッドレイ大総統の養子セリムの姿をしています。
本体である影を自在に操る能力を持ち、その影は触れるものを全て斬り刻む鋭さと、どこまでも伸びる特性を持ちます。
グラトニーやキンブリーを影に飲み込み、その能力を取り込みました。
第5位のイズミは錬金術と体術の達人ですが、プライドの影は物理的な防御を無効化するような鋭さがあり、人間にはない特殊能力かつ圧倒的な攻撃範囲を持ちます。
グラトニーらを吸収することで、イズミの能力を超えた存在となりました。しかし、ブラッドレイ大総統の「最強の眼」とそれを支える圧倒的な速度には及ばない部分があり、また光や闇に弱いという明確な弱点も持ちます。
第3位 キング・ブラッドレイ(ラース)
アメストリス軍大総統。
その正体は「憤怒」の名を持つホムンクルスです。
人間ベースのため再生能力はありませんが、圧倒的な身体能力と「最強の眼」を組み合わせた戦闘術で、リン(グリード)とフーを同時に相手にしても劣勢に追い込むほどの強さを見せました。作中で唯一、スカーに敗れましたが、それはバッカニアとフーによる捨て身の攻撃で致命傷を負った状態での戦いでした。
第4位のプライドは影の能力が強力ですが、ブラッドレイ大総統の規格外の速度と、どんな攻撃も見切る「最強の眼」、そしてそれを支える剣術は、プライドの影が対応しきれない次元の攻撃能力と回避能力を持ちます。
彼の戦闘能力は人間やホムンクルスの中でも頂点の一角ですが、ヴァン・ホーエンハイムやお父様のような、国の錬金術システムそのものに関わる大規模な能力には及びません。
第2位 ヴァン・ホーエンハイム
エルリック兄弟の父。かつては奴隷でしたが、フラスコの中の小人によって賢者の石の力を与えられ、自らが数多くの魂を内包する「生きた賢者の石」となりました。
不老不死の肉体を持ち、等価交換を無視して錬成陣なしで錬金術を使えます。
クセルクセス国民53万6329人の魂と対話を終え、彼らの協力のもと、お父様の国土錬成陣に対抗する「逆転の錬成陣」を仕掛けました。
第3位のブラッドレイ大総統は個人としての戦闘能力の頂点ですが、ホーエンハイムの強さはその肉体そのものが賢者の石であるという、力の根源に関わる部分にあります。
数多の魂を内包し、国家規模の錬成陣を操る力は、ブラッドレイ大総統のような個人戦闘能力を遥かに超える次元に位置します。
お父様との直接対決でも、彼の計画を根底から揺るがす活躍を見せました。
第1位 お父様 / フラスコの中の小人
ホムンクルスたちの創造主であり、物語の最終的な敵です。
最初はフラスコの中の小人でしたが、クセルクセスの国民を犠牲に賢者の石を作り、自身の肉体を得ました。
7つの感情を切り離しホムンクルスを生み出し、国土錬成陣を完成させて「神」を取り込み、神にも等しい絶対的な力を手に入れました。
錬金術をノーモーションで発動し、アメストリス中の錬金術を封じることも可能。
神を取り込んだ後は疑似太陽を作り出すなど、規格外の力を見せました。
第2位のヴァン・ホーエンハイムも生きた賢者の石として絶大な力を持つ存在ですが、お父様は錬金術システムそのものに深く関与し、最終的に「神」という存在すら取り込んだ点で、ホーエンハイムを含む全てのキャラクターの強さを凌駕しています。
最終的にエドワードに敗北しましたが、それは多くの者たちの協力と特定の状況が重なった結果であり、純粋な1対1の力では他の追随を許さない、文字通りの最強と言えるでしょう。
まとめ
『鋼の錬金術師』のキャラクター強さランキングTOP20、いかがでしたか?
「神」を取り込んだお父様を筆頭に、賢者の石を体現したホーエンハイム、最強の戦闘能力を持つブラッドレイ大総統など、それぞれの異能がぶつかり合うバトルは何度見ても熱いですよね!
今回は、皆さんが提供してくださった作中の描写や設定、そして様々な考察を参考に、独自の視点でランキングを作成してみました。錬金術、錬丹術、ホムンクルスの能力、身体能力…と、強さの要素が多岐にわたるハガレンの世界では、どの基準で見るかによって順位が大きく変わることもあります。
「私の推しはもっと強い!」「あの時のあの技は最強だろ!」など、ぜひ皆さんの熱いハガレン愛と共に、このランキングへのご意見や、あなたが考える最強キャラとその理由をコメントで教えてください!たくさんの考察をお待ちしています!
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