どうも、皆さんこんにちは! 『ワンパンマン』って本当に魅力的なキャラクターが多いですよね。ヒーローも怪人も個性的で、ついつい感情移入しちゃいます。
今回は、そんな中でも僕が特にグッときた、あの「全宇宙の覇者」をご紹介したいと思います! そう、宇宙盗賊団ダークマターの首領、ボロスです!
ボロスのプロフィール
まずは簡単なプロフィールからご紹介しましょう。
彼の名前はボロス。遠い宇宙から、巨大な宇宙船に乗って地球にやってきた異星人です。その肩書きは「暗黒盗賊団ダークマター」の頭目。地球に到着するなり、A市をたった一撃で壊滅させてしまうほどの恐ろしい力を見せつけました。
見た目は大きな一つ目が特徴的で、普段は厳めしい鎧に身を包んでいます。カラーリングも派手で、初めて見たときは「うわっ、強そう!」ってゾクゾクしましたね。
ボロスの人物像
ボロスの人物像を一言で表すなら、「強さゆえの孤独」に苦しむ者、でしょうか。
彼は全宇宙を荒らし回る中で、自分と対等に戦える相手が一人もいなくなってしまったんです。その結果、どんな闘いにも刺激を見いだせなくなり、退屈で虚しい日々を送っていました。
これって、趣味でヒーローをやっているあの最強ヒーロー、サイタマ先生にも通じるところがありますよね。立っている場所は違えど、最強であることの苦悩を抱えていたんです。
そんな彼が、ある占い師から「遠い星(どうやら地球のことらしいです)に対等に戦える相手がいる」という予言を聞き、その言葉だけを頼りに20年もの長い年月をかけて地球へとやってきました。
「生の実感」を味わいたい、ただその一心で。強さを求め、そして強くなりすぎた彼の、
純粋な渇望が彼の行動原理なんです。僕、そういう一途なキャラ、結構好きなんですよね。
ボロスの過去とは?
ボロスの過去について詳しい描写は少ないんですが、彼は過酷な環境の星で生まれ育ち、激しい生存競争を勝ち抜いてきた種族の出身だそうです。その中でも彼は抜きんでた能力を持っていました。
自身の圧倒的な力で宇宙盗賊団を率いる首領となり、宇宙中を席巻したわけですが、先に述べたように敵がいなくなったことで退屈してしまいます。
そして、占い師の予言を聞き、新たな刺激を求めて地球を目指す、というのが彼の地球来襲までの大まかな流れです。20年もかけて地球に来るって、相当な覚悟と執念ですよね。
ボロスの強さとは
さて、皆さん一番気になるであろうボロスの「強さ」についてです。結論から言うと、彼は作中最強クラスの怪人であることは間違いありません!
ヒーロー協会が定める災害レベルで言えば、都市複数壊滅級の「竜」を凌駕する「竜以上」とされています。
そして何より、あのサイタマ先生が一撃で倒せなかった数少ない相手であり、本気の「マジシリーズ」を引き出した最初の敵なんです。これだけで、彼のヤバさが伝わるかと思います。
彼の強さの根源は、驚異的な身体能力、莫大な体内エネルギー、そしてチート級の再生能力にあります。サイタマ先生のパンチを受けてもすぐさま回復したり、あの「連続普通のパンチ」でバラバラにされても一瞬で元通りになったり…。
技一覧
ボロスは体内のエネルギーを駆使して多彩な技を繰り出します。彼の主な技を見ていきましょう!
技:体内エネルギー放出
これは体内に蓄積したエネルギーを破壊光線として撃ち出す技です。リメイク版では胸の単眼から放たれていましたが、その威力は都市を覆うほどの巨大宇宙船の一部を吹き飛ばすほど。
雑魚が触れれば骨すら残らないというほど強力らしいんですが、サイタマ先生の服すら燃やせなかったのは、まあ相手が悪かったとしか言えませんね…。
技:メテオリックバースト
ボロスの切り札の一つです! 体内エネルギーを推進力に変え、肉体の限界を超えた速度とパワーを引き出す形態変化技。見た目もガラッと変わって、ものすごく禍々しくなります。
アニメ版では、この状態の移動だけで宇宙船が溶けていくほどの熱を発していました。この形態からの蹴りは、サイタマ先生を月まで吹き飛ばすというとんでもない威力! ただ、身体への負担が大きく、無呼吸運動のようなものらしいので、短時間決着用ですね。
技:崩星咆哮砲(ほうせいほうこうほう)
ボロスの、そして文字通りの最終奥義! 全エネルギーを開放して放つ、極大のエネルギービームです。その威力は、惑星の表面を消し飛ばすほどと言われています。
アニメ版ではさらに描写が盛られ、惑星そのものを破壊する威力のように描かれていました。まさに宇宙規模の破壊力です。
しかし、これもサイタマ先生の「マジ殴り」によって破られてしまうんですから…サイタマ先生、恐るべしです。
作中での活躍
ボロスの作中での主な活躍は、なんといっても彼が首領を務めるダークマターの地球襲来とその後のサイタマ先生との激闘です。
巨大宇宙船で地球上空に現れ、圧倒的な科学力と武力でA市を壊滅させました。そして、宇宙船に侵入してきたサイタマ先生と遭遇。
「この星の代表」と見込んだサイタマ先生に対し、待ち望んだ強敵との出会いに喜び、全力をぶつけます。
鎧を破壊され、本気を出した状態から、さらに身体に負荷をかけるメテオリックバースト、そして最後の崩星咆哮砲と、まさに持てる力の全てをサイタマ先生に叩きつけました。
しかし、サイタマ先生には終始余裕があり、ボロスの攻撃は致命傷には至りません。そして最後は、「マジ殴り」というサイタマ先生の本気の拳によって敗れ去ります。
まとめ
ボロスは、『ワンパンマン』において、サイタマ先生の強さと孤独を際立たせた非常に重要なキャラクターだと僕は思います。
全宇宙の覇者でありながら、強すぎるがゆえに満たされない虚無感を抱き、刺激を求めて地球にやってきた彼の姿は、サイタマ先生の抱える悩みと重なります。
そして、全力を尽くしても全く歯が立たなかったという事実を悟り、「まるで歯が立たなかった…戦いにすら…なっていなかった…………」「お前は強すぎた」と言い残して息絶える最期は、悲哀を感じさせつつも、どこか清々しさも漂わせていました。
サイタマ先生にとっても、ほんの一瞬かもしれませんが、「強さ」というものを共有できた、唯一の相手だったのかもしれません。
今後、「神」クラスの怪人が登場する可能性も示唆されていますが、ボロスが作中屈指の強敵であり、忘れられない印象を残したキャラクターであることは間違いないでしょう!
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