
「PとJK」漫画から映画へ!世代を超えて愛される純愛ストーリー
三次マキ先生による人気漫画「PとJK」は、講談社の「別冊フレンド」で2013年から連載がスタートしました。
「PとJK」というタイトルは、Police officer(警察官)と(J=女子、K=高生)を意味し、その名の通り、警察官と女子高生の禁断の恋を描いた作品です。
主人公の女子高生・歌子が、合コンで警察官の功太と運命的な出会いを果たし、惹かれ合う二人。
しかし、未成年との交際が許されない功太の仕事柄、二人が世間の目を気にせず一緒にいられる道は「結婚」しかありませんでした。
こうして始まった二人の秘密の結婚生活が、この物語のメインテーマとなっています。
2017年には、人気アイドルである亀梨和也と国民的女優の土屋太鳳を主演に迎え、実写映画化もされ大きな話題となりました。
原作漫画は2014年に作者の産休により一時休載を挟んだものの、2015年から連載を再開し、現在も多くの読者から支持されています。
2017年には第41回講談社漫画賞少女部門を受賞するなど、作品としての評価も非常に高いです。
映画は公開されるやいなや大ヒットを記録し、興行収入は10億円を超える大成功を収めました。
原作漫画のあらすじと映画の内容に大きな違いはなく、二人の出会いから結婚に至るまでのエピソードが中心に描かれています。
ただし、原作がまだ最終回を迎えていないため、映画のラストシーンはオリジナルで描かれました。
「PとJK」を彩るロケ地と「胸キュン映画三巨匠」監督のこだわり
「PとJK」の映画撮影のほとんどは、北海道の函館で行われました。
廣木隆一監督が函館を訪れた際、その美しい街並みに感動し、「ここでなら素敵な純愛映画が撮れる」と確信したそうです。
国の重要文化財に指定されている遺愛高校が、歌子の通う高校として登場するなど、函館の風景が物語に深みを与えています。
廣木隆一監督は、アメリカンニューシネマの影響を受け、フランスの映画技術美学講座を学んだ経歴を持つベテラン監督です。
近年は少女漫画原作の映画を数多く手がけ、「胸キュン映画三巨匠」の一人として知られています。
「PとJK」以外にも、2015年には「娚の一生」や「ストロボ・エッジ」、2016年には「オオカミ少女と黒王子」といった人気少女漫画の実写化を手がけ、高い評価を得ています。
さらに、2018年には不朽の名作「ママレード・ボーイ」の映画化も手がけており、長年のファンからも期待の声が上がっています。
心を掴む音楽の魔法!主題歌「Marry You」と劇中歌の選定秘話
「PとJK」の映画は、その音楽の選定にも並々ならぬこだわりが詰まっています。
劇中音楽を担当したのは、アーティストとしても活躍する大橋トリオ(大橋好規)です。
廣木監督とは2009年の「余命一ヶ月の花嫁」以来3度目のタッグとなり、彼が手がけたオリジナルサウンドトラックは、柔らかく暖かな楽曲が多く、映画全体のハッピーな雰囲気を演出しています。
主題歌:ブルーノ・マーズ「Marry You」
「PとJK」の主題歌(劇中歌)として選ばれたのは、世界中で大ヒットしたブルーノ・マーズの「Marry You」です。
この曲は、最近では結婚式の定番ソングとしても広く知られています。
男性からのストレートで胸に響く歌詞と、明るくポップなサウンドが、幸せな結婚式をイメージさせると考える方が多いのではないでしょうか。
劇中では、歌子と功太の未来を描く重要なシーンで使用されており、二人の純粋な気持ちと重なり、感動をさらに高めています。
「Marry You」が有名になった一因に、YouTubeで公開された「Lsaac’s Live Lip-Dub Proposal」という動画があります。
この曲に合わせて口パクをしながらプロポーズする動画が「素敵すぎる」とネット上で話題になり、日本でもプロポーズや結婚式の定番曲として定着しました。
ブルーノ・マーズはハワイ出身のシンガーで、2004年にアメリカでデビューしました。
数々の音楽賞にノミネートされ、グラミー賞も受賞するなど、世界的に高い評価を受けています。
彼の代表曲は「Marry You」だけではありません。
B.o.Bをフィーチャリングした「Nothin’ on You」や、「Just the Way You Are」なども有名で、「Just the Way You Are」は、ブルーノ・マーズを知らない方でも一度は耳にしたことがあるかもしれません。
「Marry You」歌詞に込められたピュアな想い
「Marry You」は、陽気な男性からのカジュアルなプロポーズがストーリーの中心となっています。
特に印象的なサビの部分の和訳をご紹介しましょう。
“It’s a beautiful night, We’re looking for something dumb to do hey baby I think I wanna marry you”
(こんな美しい夜だから、君と何かくだらないことをしたくなった ねえ、ベイビー 君と結婚したいかも)
「くだらないことをしたくなったから、そのままノリで結婚しよう」というユーモアを含んだプロポーズは、この曲の大きな魅力です。
サビ以外にも、”Well I know this little chapel on the blvd We can go, no one will know”(大通りに小さな教会があるから行こうよ 誰も気づかないよ)といった歌詞があり、二人だけの秘密の結婚式を感じさせるロマンティックな一面も持ち合わせています。
大好きな彼女とすぐにでも結婚したいという、純粋な気持ちがストレートに伝わってくる歌詞は、「PとJK」の物語における歌子と功太の純粋な恋心と見事にマッチし、映画の感動を一層深いものにしています。
主題歌以外の劇中歌:フリッパーズ・ギターの起用秘話
「PとJK」の劇中歌には、ブルーノ・マーズのような最近のヒット曲だけでなく、1980年代から1990年代前半に活躍した日本の伝説的バンド、フリッパーズ・ギターの楽曲も使用されています。
メンバーには現在も人気の小沢健二も所属しており、「恋とマシンガン」などが代表曲として知られています。
劇中では、1990年に発表された「Friends again -フレンズアゲイン-」と「Happy Like a Honeybee -ピクニックには早すぎる」が使用されました。
このバンドの楽曲起用は、廣木監督の発案だそうです。
函館の街並みと、フリッパーズ・ギターのポップでノスタルジックな曲調がぴったりとマッチし、映画全体の雰囲気がイメージできたことが提案の理由だと語られています。
古さを感じさせない普遍的な魅力を持つフリッパーズ・ギターの楽曲が、映画に明るさと奥行きを与えているという見方もできます。
「PとJK」は音楽まで楽しめる傑作!
今回は、大人気少女漫画を映画化した「PとJK」について、その物語の魅力から豪華な俳優陣、そして作品を彩る音楽まで詳しくご紹介しました。
「PとJK」は、甘酸っぱい純愛ストーリーだけでなく、撮影地の函館の美しい風景、聞くだけで幸せな気分になるブルーノ・マーズの「Marry You」、そしてノスタルジーを感じさせるフリッパーズ・ギターの楽曲が絶妙に融合した作品です。
映画を見る際は、ぜひ歌子と功太の恋の行方だけでなく、彼らの心情や物語の雰囲気を演出する音楽にも耳を傾けてみてください。
きっと、作品の新たな魅力と感動を発見できるはずです。



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