『週刊少年マガジン』で2013年から2014年にかけて連載された漫画『聲の形』をご存じでしょうか?
「人と人が互いに気持ちを伝えることの難しさ」をテーマに、聴覚障がいを抱える少女と、かつて彼女をいじめた少年の再会と成長を描いた本作は、連載当時から大きな反響を呼びました。
いじめの加害者でありながら、その後に自身も孤独を経験する少年・石田将也と、聴覚障がいを持つヒロイン・西宮硝子という設定は、読者に強烈なインパクトを与えました。
今回は、この『聲の形』の物語をラストまでネタバレを交えながら深掘りし、そのあらすじ、読者の心に深く刺さった名シーン、そして作品が持つ独自の魅力を徹底的に解説します。
感情が生々しく描かれた本作が、なぜ多くの読者を惹きつけ、議論を巻き起こしたのか、その真相に迫ります。
「気持ちを伝えることの難しさ」を描いた『聲の形』とは
『聲の形』は、漫画家・大今良時による全7巻の漫画作品です。
現在、『不滅のあなたへ』を連載中の大今良時が、20代という若さで発表した本作は、「聴覚の障がい」というテーマを深く掘り下げながらも、それだけに留まらない普遍的な人間関係の問題を描き出し、大きな注目を集めました。
数々の賞を受賞した話題作
本作は、その社会性と深いテーマ性から、数々の賞を受賞しています。
2015年版『このマンガがすごい!』オトコ編で第1位を獲得したほか、『マンガ大賞2015』で第3位に入賞。
さらに、第19回手塚治虫文化賞新生賞も受賞するなど、漫画界での評価は非常に高いです。
また、2016年には京都アニメーション制作により劇場アニメ版が公開され、公開館数120館と小規模ながらも、興行収入23億円突破という大ヒットを記録しました。
2015年には全日本ろうあ連盟監修のもと、道徳教材として30分の実写DVD化もされるなど、社会的な影響力も持ち合わせています。
これらの実績からも、『聲の形』が単なるフィクションに終わらない、多くの人々に影響を与えた作品であることがうかがえます。
『聲の形』あらすじネタバレ:過去と向き合う少年と少女の物語
ここからは、『聲の形』の物語を、全体からラストまでネタバレを含みながらご紹介します。
未読の方やネタバレを避けたい方はご注意ください。
主人公・石田将也と西宮硝子の出会い
物語の主人公は高校生の少年、石田将也です。
彼はずっと、小学校の頃にいじめてしまった西宮硝子という一人の少女を捜し続けていました。
二人の出会いは小学校の頃、硝子が将也のクラスに転校してきたことに始まります。
自己紹介の際、ノートを使って耳が聞こえないことを伝えた硝子。
しかし、聴覚障がいを持つ彼女が転校してきて以降、授業が思うように進まなくなることが多くなり、クラスメイトたちは苛立ちを覚えるようになります。
そして、その苛立ちを理由に、将也が中心となって硝子をいじめ始めてしまいました。
いじめの連鎖と将也の孤独
ある日、校長を中心とした学級会が開かれ、いじめによって紛失した補聴器の累計額が170万円にも上ることが明かされます。
将也は自分のいじめの重大さに気づき、警察沙汰になる前に正直に名乗り出ようとしますが、その時、ずっと無関心だった担任の竹内が将也を名指しで糾弾。
他のクラスメイトたちもそれに便乗して将也に全ての責任を押し付けました。
この出来事を機に、将也は新たないじめの標的となってしまい、いじめの加害者から一転して被害者となります。
その後、硝子は転校し、将也は小学校を卒業してからも孤立したまま毎日を過ごすことになります。
高校への進学はしたものの、将也は誰も信じることができなくなり、遂に自殺を決意するところまで追い詰められてしまいます。
贖罪と再出発、そして「友達」への願い
自殺を決行する前に、自分が犯した「罪」の贖罪をしようと、将也は硝子がいるという手話サークルの会場へ向かいます。
そこで将也は過去の行いを後悔していることを告げ、謝罪します。
話の流れから、最終的には「友達」になって欲しいと硝子へ告げることになりました。
将也の気持ちに、硝子は手を握る形で応え、さらに手話で「またね」というサインを出します。
それを受けた将也は、自殺を思い止まり、生き直すことを決意します。
将也は硝子やその他周囲の人間とのやりとりを通じて、人間的に成長していくこととなるのです。
最終話ネタバレ:成人式で開かれる「扉」
『聲の形』の最終話の舞台は、高校卒業から2年後の成人式でした。
硝子の妹、結弦は高校生になり、将也の家では西宮母が将也母にヘアメイクをしてもらっています。
将也は西宮母から、佐原と植野と一緒に写った、髪をセットする硝子の写真を見せてもらいます。
将来理容師を目指している硝子の修業後の働き先を尋ねると、「私に聞かないで。あの子が決めることよ」という返事が返ってきます。
佐原と植野は二人でブランドを立ち上げているとのこと。
慌てて準備を済ませ、成人式会場に到着すると、そこには結弦と袴姿の永束がいました。
高校で作成した映画を発表した際には様々な批判を受けた永束でしたが、映画作成は続けているようで、「友情」をテーマに新作を撮る予定だと話します。
さらにそこへ川井と真柴も合流し、メンバー全員で集まり、結弦から写真を撮ってもらうことになります。
成人式の後、真柴はクラスメイトに会うため先に立ち去り、それに連れられて永束も去っていきます。
将也と硝子は、母校「水門小」の集まりが行われている会場の扉の前へ。
将也が硝子の手をとり、その扉を開くところで、『聲の形』という物語は幕を閉じます。
この扉は、過去の象徴であり、同時に未来への可能性を意味するとも考えられます。
『聲の形』が持つ独自の魅力とテーマ
『聲の形』は、聴覚障がいやいじめといった社会問題を扱った作品ですが、単なる問題提起にとどまらない深い魅力を持っています。
この作品がなぜこれほどまでに多くの読者の心を捉えたのか、その独自の魅力について考察してみましょう。
魅力1:聴覚障がいを「体感」させる斬新な表現
『聲の形』の独特な表現の一つに、セリフの右半分が見えなくなっている場面が挙げられます。
これは、聴覚に障がいを持つ硝子から見た世界を表しており、補聴器をつけてはいるものの、周囲の音を完全に拾うことができないという彼女の感覚を、視覚的に読者に伝える画期的な方法です。
他の漫画でも聴覚に障がいを持つキャラクターが描かれることはありますが、ここまで直接的に「音が聞こえにくい」という状況を読者に体感させる表現は稀でしょう。
この斬新な表現方法によって、読者は硝子の世界をより深く理解し、共感することができます。
魅力2:登場人物たちの生々しい「葛藤」
『聲の形』のもう一つの魅力は、登場キャラクターたちのリアルで生々しい「葛藤」が描かれている点です。
この漫画に登場するキャラクターは、それぞれが何らかの問題を抱え、思い悩み、苦しみます。
特に注目すべきは、主人公やヒロインだけでなく、彼らを支えるべき「大人」たちも一人の人間として、弱さや過ちを抱えながら葛藤する姿が描かれていることです。
少年漫画において、ここまで多角的に登場人物の心の闇や複雑な感情を描き出すことは珍しく、そのリアルさが読者の心を掴みました。
魅力3:剥き出しの感情がぶつかり合う「激しさ」
『聲の形』の著者である大今良時が、自身のキャラクターについて「全員嫌い」と語っているのは、彼らが大今良時自身の「分身」であり、人間が持つリアルで生々しい部分を全て描き出しているからかもしれません。
男女の恋愛感情や友情一つにしても、ただ綺麗なだけでは終わりません。
時には女性同士で鼻血が出るほど激しく殴り合い、罵り合う場面も登場します。
このようなリアルで激しい感情表現は、他の漫画ではなかなか見られないものです。
決して明るいシーンではありませんが、重苦しい感情を赤裸々に描くことで、『聲の形』という漫画に圧倒的な説得力が生まれています。
読者からは「ものすごい感動した」「あんなに激しい感情のぶつけ合いってのは中々見ない」といった声が寄せられており、この剥き出しの感情こそが、作品の大きな魅力の一つだと考える読者が多いようです。
魅力4:物語に彩りを添える「可愛らしい恋愛要素」
『聲の形』は、いじめや障がいといった重い社会問題を扱う一方で、「可愛らしい恋愛要素」も描かれています。
これは少年漫画でよく見られる要素ですが、本作にとっては特に重要な要素と言えます。
いじめなどの社会問題を扱う漫画は、どうしても物語が重くなる傾向にあり、そのため青年誌など比較的対象年齢が上の雑誌で扱われることが多くなります。
しかし、「可愛らしい恋愛要素」が絡むことによって、『聲の形』は少年漫画として多くの読者に受け入れられ、物語全体のバランスを取っていると考える見方もできます。
硝子の慣れない声での告白シーンのように、心を温かくするような描写が、物語に一筋の光を与えています。
『聲の形』が描く「伝わらない」社会と人間の弱さ
『聲の形』は、単なる聴覚障がいの問題を扱っているだけではありません。
この作品の根底には、「人と人が互いに気持ちを伝えることの難しさ」という普遍的なテーマが流れています。
障がいだけでなく、社会の歪みも浮き彫りに
物語の発端は確かにヒロインの聴覚障がいですが、作品の中で描かれている問題はそれだけではありません。
いじめの主犯格であったことを理由に、反対にいじめの被害者となった将也。
聴覚障がい者へのサポートシステムが未熟な学校、そしていじめに対して距離を置く担任教師。
さらに、大正時代のような迷信めいた言葉によって離婚に追い込まれた西宮母の姿も描かれています。
これらはキャラクター個人個人に起きた問題であると同時に、現代社会においてよく問題視される内容ばかりです。
また、主人公をはじめとする周囲のキャラクターの多くが「伝えること」に問題を抱えているようにも見えます。
西宮母は、硝子に愛情を抱いているものの、その愛情をうまく伝えられず、それが原因で硝子の妹・結弦との関係がうまくいっていないようにも描かれています。
『聲の形』でのアンチヒロイン的立場にいる植野もまた、毒舌ながらも、クラスにいた「その他大勢」の代弁者的発言が多く見られます。
結果的には刺々しい言葉となっていますが、クラスの人間にとっては「言いたいことを伝えてくれた代表者」だったのかもしれません。
これらの描写は、障がいを持つ者と持たない者の間に存在する「声」にならない溝、そして社会全体の「伝える」ことの難しさを浮き彫りにしていると言えるでしょう。
読者の心に刻まれた『聲の形』の名シーン
『聲の形』は、全巻を読み終えた読者から「感動した」という感想が多く寄せられるほど、心に残る名シーンが数多くあります。
ここでは、特に読者の感動を呼んだ名シーンをいくつかご紹介します。
名シーン1:過去の過ちと向き合う「友達に…なれるか?」
『聲の形』の名シーンとしてまず挙げられるのは、コミックス第2巻に登場する、将也が硝子に「友達に…なれるか?」と手話で問いかける場面です。
小学校の頃、硝子をいじめてしまい、その後自身もいじめに遭い、後悔の日々を送っていた将也。
自殺を決意する前に、自分が犯した過ちの贖罪として硝子に謝ろうと決意し、手話サークル会場を訪れます。
かつて自分が投げ捨てた筆談ノートを5年ぶりに手渡し、手話で硝子に問いかけるその言葉は、かつて硝子が将也に問いかけた内容でした。
このシーンは、将也の再スタートを描いた、『聲の形』の象徴的な名シーンとして、多くの読者の心に深く刻まれています。
名シーン2:永束が語る「友情の定義」
続いて紹介する名シーンもコミックス第2巻から。
硝子と再会できたものの、次に会う口実が見つからなかった将也は、クラスメイトの永束友宏と会話できるようになります。
永束から「友達」として話しかけられたことにより、将也は「友達とは何か」と思い悩むようになります。
答えが見つからない将也が永束に「友達の定義って何かわかる?」と尋ねた時、返ってきた答えは「言葉や理屈…それらを越えたところにあると思うんだ」というものでした。
孤立していた将也が高校で居場所を見つけ、立ち直るきっかけとなったこのシーンは、多くの読者に友情の温かさを感じさせました。
名シーン3:硝子の決意が伝わる「告白」
コミックス第3巻に登場する、硝子の告白シーンも忘れられない名シーンの一つです。
今までは手話で会話してきた将也に対して、自分の声で会話を試みた硝子。
聞き慣れない硝子の声に、将也は「私、声、変?」と尋ねられ、思わず「うん」と返事してしまいます。
しかし、「あ、ごめん。全然大丈夫だし!」と慌ててフォローし、「それで…いいから…」とゆっくり話しかけます。
結果的にこの告白は将也へ伝わりませんでしたが、慣れない声で自分の気持ちを伝えようとした硝子の姿に感動した読者は多いのではないでしょうか。
あえて手話を使わず、声に出して告白した硝子の姿を描いたこの場面は、間違いなく『聲の形』の名シーンと言えるでしょう。
名シーン4:将也の覚悟「神さま どうか もう ひとふり 俺に力をください」
コミックス6巻からの名シーンは、将也が硝子の投身自殺を阻止しようとする場面です。
あることをきっかけに、昔硝子をいじめていたことがクラスメイトの前でバレてしまった将也は、永束たちに過去を知られたショックで自暴自棄になり、喧嘩にまで発展してしまいます。
その喧嘩を見ていた硝子は、自分のせいで将也たちが喧嘩してしまったと思い悩み、投身自殺を試みます。
そこに偶然居合わせた将也は慌てて硝子の腕を掴み、硝子の投身自殺を阻止。
将也は今までの自分の行動が硝子を追い詰めてしまったのだと後悔し、心の中で神様に「明日さえ許されないなら、俺でいいです」と身代わりになることを覚悟します。
将也が硝子を助けようとするこのシーンは、『聲の形』のクライマックスとも言える、読者の心に深く響く名シーンです。
名シーン5:将也から硝子への願い「生きるのを手伝ってほしい」
最後に紹介する名シーンは、コミックス7巻に収録されている、物語の「結」ともいえる場面です。
将也が昏睡状態から回復してから初めて硝子と会話するシーンとなります。
将也が永束たちと喧嘩してしまった原因は自分にあると思い悩んだ硝子は投身自殺を試みましたが、たまたま居合わせた将也がそれを阻止します。
しかし、代わりに将也が落下し、意識を失う事態となってしまいます。
目覚めた将也は、硝子が自殺しようとした原因は自分にあると責任を感じ、硝子に謝罪。
そして将也は硝子に「もし俺が今日からやらないといけないことがあるとしたら、もっとみんなと一緒にいたい。たくさん話をしたり、遊んだりしたい。それを手伝ってほしい。君に、生きるのを手伝ってほしい」と懇願します。
まさに『聲の形』の終結を飾るに相応しい、感動的な名シーンと言えるでしょう。
『聲の形』読者のリアルな感想と劇場アニメ版との違い
連載当初から話題となっていた『聲の形』は、劇場アニメ版でも大きな反響を呼びました。
ここでは、作品を読んだ人たちの感想や、漫画版と劇場アニメ版の違いについてご紹介します。
「感動」と「衝撃」が入り混じる読者の声
『聲の形』を読んだ読者からは、主に「感動した」「衝撃的だった」という感想が多く見られます。
「最近読んだ漫画で一番面白かった」「衝撃の漫画」といった声がある一方で、「読んでいて辛くなった」「途中で挫折した」という方もいます。
これは、あらすじでも紹介した通り、『聲の形』ではリアルないじめのシーンや、キャラクターたちが感情を吐露する生々しい場面が多々描かれているためです。
現実にも起こりうる問題を扱った漫画であったからこそ、読者には重く感じられたのでしょう。
しかし、「心に刺さった」という感想も数多くあり、そのリアルな感情表現こそが『聲の形』の魅力であり、物語を成立させるために不可欠な要素だと考える読者が多いと見られます。
劇場アニメ版は「マイルド」な表現に?
漫画版と劇場アニメ版では異なる部分もあります。
大きな違いとして挙げられるのは、いじめの内容や映画作成の下り、その他ラストシーンです。
細々とした場面が省略されている点もありますが、大まかに言えば、漫画では容赦のないいじめのシーンが、劇場アニメ版では少しマイルドに描かれています。
例えば、将也が自分自身を殺したいと思うほど憎んでいる描写や、いじめを受けるシーンなどの描写が、劇場アニメ版では控えめになっているという見方があります。
また、原作漫画版の最終回が成人式だったのに対し、劇場アニメ版のラストシーンは、それより前の文化祭の場面となっていました。
このラストについては賛否両論ありますが、劇場アニメ版から『聲の形』を観た方には概ね好評で、青春映画のような切なさと爽やかさを感じた方も多いようです。
試写会での満足度は94%、おすすめ度は98%を記録し、Amazonでの評価も5点満点中4.9とかなりの高評価を得ています。
これらの違いが、一部の読者からは「感動ポルノ」という批判的な声に繋がった可能性も指摘されています。
「感動ポルノ」とは、障がいを負った経緯やその負担、障がい者本人の思いを無視して「困難に耐えて頑張る」姿ばかりを描写した作品に対する、抗議を込めた呼び名です。
劇場版アニメでは、原作で出番の多いキャラクターの一人である真柴智の出番がかなり少なくなっていますが、真柴は原作において、いじめを受けていた過去を持っていました。
映画ではこうした真柴の背景が描かれていないため、『聲の形』にも「いじめ加害者を許せないキャラクター」がいるという視点が伝わりにくく、こうした抗議の声が大きくなった一因ではないかという見方もできます。
まとめ:『聲の形』が問いかける「心の声」
『聲の形』は、聴覚障がいやいじめ、そして現代社会における「伝える」ことの難しさといった、デリケートな社会問題を扱った漫画です。
そのため、読者からは賛否両論様々な感想が寄せられています。
しかし、著者である大今良時は、これらの問題に対して一方的な意見を読者へ押し付けようとしているのではありません。
彼は「読者に意見を聞いてみたい」という気持ちで描いたと語っています。
『聲の形』は、読む人によって様々な意見が出てくるかもしれませんが、「考えながら読む漫画」として、まさしく傑作と言えるでしょう。
大今良時は連載当時まだ20代と非常に若い作家でした。
だからこそ、『聲の形』のような読者へ問いかける、生々しくも美しい物語を執筆できたのかもしれません。
『聲の形』を読むなら、まずはあれこれと考えず最後まで物語を読み進め、それから自分なりに作品が投げかける問いについて考えてみるのが良いのではないでしょうか。
『聲の形』を描き終え、大今良時は現在『不滅のあなたへ』という作品を連載されています。
こちらは『聲の形』とは雰囲気もジャンルも異なりますが、こちらもまた非常に興味深い作品であり、今後の大今良時作品から目が離せません。
ぜひ、あなたもこの心揺さぶられる物語に触れてみてください。
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