
皆さん、こんにちは!
鈴ノ木ユウ原作の漫画『コウノドリ』は、産婦人科を舞台にした物語です。
2015年には綾野剛主演でドラマ化され、その高い人気から『コウノドリ2』も制作されるなど、多くの視聴者の心をつかんできました。
この作品の主人公である鴻鳥サクラには、作者の奥様の担当医だった、泉州広域母子医療センターのセンター長兼産婦人科部長である荻田和秀医師がモデルになっているとされています。
命の神秘が生まれる現場をリアルに描いた『コウノドリ』のドラマでは、一体どのような場所がロケ地として選ばれたのでしょうか?
今回は、ドラマ『コウノドリ』の感動的な舞台となったロケ地を巡りながら、それぞれの場所で生まれたエピソードについても深掘りしていきます!
ドラマ『コウノドリ』のメイン舞台:聖ペルソナ総合医療センター
ドラマ『コウノドリ』の物語の中心となるのは、主人公の鴻鳥サクラが勤務する「聖ペルソナ総合医療センター」です。
この架空の病院は、複数の実際のロケ地を組み合わせて表現されています。
主人公・鴻鳥サクラを演じた綾野剛の熱演
| 役名 | 鴻鳥サクラ(こうのとりさくら) |
|---|---|
| 職業 | 産婦人科医/ジャズピアニスト「BABY」 |
| 演者 | 綾野剛 |
| 特徴 | 2つの顔を持つミステリアスな人物。漫画原作に忠実なビジュアルも話題に。 |
『コウノドリ』の主人公、鴻鳥サクラを演じたのは綾野剛です。
彼は産婦人科医でありながら、夜はジャズピアニスト「BABY」という2つの顔を持つ人物として描かれています。
なぜサクラは産婦人科医とジャズピアニストという異なる顔を持つようになったのか、物語の大きな謎の一つでした。
漫画原作のサクラに合わせて髪型もじゃもじゃのビジュアルを再現するなど、綾野剛の役作りへの情熱はファンの間でも高く評価されています。
撮影の日には必ず入浴して体を清潔にしてから臨んでいたというエピソードも、彼の真摯な姿勢を物語っていると言えるでしょう。
実際に、ドラマのヒットには、こういった役者の努力が大きく貢献したと考える読者も多いようです。
聖ペルソナ総合医療センターの外観ロケ地
聖ペルソナ総合医療センターの外観として使用されたロケ地は、神奈川県立がんセンターです。
この病院は2013年11月に新病院に移転しており、非常に大きな病院であるため、休診日がない中で撮影を行うのは大変だったと想像されます。
ドラマの舞台として、その立派な外観はまさに貫禄を感じさせますね。
ドラマ放送開始当初は、「広尾の日本赤十字医療センターが似ているのではないか?」といった声も上がりましたが、実際にロケ地として使用されたのは神奈川県立がんセンターでした。
どちらの病院もドラマ『コウノドリ』の舞台として遜色ない雰囲気を持っていたため、そういった声が上がったと考えることもできます。
ちなみに、この病院は『コウノドリ』だけでなく、ドラマ『正義のセ』でもロケ地として使われたことがあります。
意外と身近な場所で、ドラマの撮影が行われていることに驚く人もいるかもしれませんね。
聖ペルソナ総合医療センターのナースステーションロケ地
聖ペルソナ総合医療センターのナースステーションのロケ地は、東千葉メディカルセンターです。
この病院は2014年4月に開院したばかりで、ドラマ撮影時にはまだフルオープンではなかったため、撮影場所としては都合が良かったのかもしれません。
実際の病院のナースステーションは非常に忙しく、撮影場所として確保するのは厳しいと言われています。
ドラマに登場するナースステーションはいつも賑やかな雰囲気が描かれていますが、これは患者にとって心強い味方である看護師たちの頑張りを示すものと言えるでしょう。
実際の大きな病院のナースステーションの内部が、ドラマでもそのまま使われているシーンもありました。
現代の医療現場では電子カルテが大規模病院で重要な役割を担っていますが、それでもやはりボールペンやマジックなどの文房具が大切な道具として使われています。
『コウノドリ』では緊急事態が多いこともあり、ナースステーションの緊迫した様子がリアルに描かれていました。
聖ペルソナ総合医療センターの屋上と中庭ロケ地
ドラマ『コウノドリ』の中庭と屋上のロケ地は、綾瀬市役所が撮影場所として使用されました。
市役所などの公共施設は土日祝日が休みのため、ドラマのロケ地としては撮影しやすい場所だったと考えられます。
しかし、平日にも撮影が行われていたという目撃情報もあり、撮影関係者の尽力には頭が下がりますね。
特に印象的なのは、サクラと四宮が屋上で話し合うシーンです。
喫煙妊婦の胎盤早期剥離という緊急事態から、母親は子宮摘出に踏み切れず出血多量で死亡、赤ちゃんも重度の脳性麻痺で植物状態になってしまうという辛いエピソードがありました。
四宮はこの悲劇を自分の責任だと感じ、毎日、脳性麻痺の赤ちゃんに会いに行っていました。
しかし、その赤ちゃんが急変により、四宮と会えずに肺梗塞で亡くなってしまいます。
四宮がその苦しい思いをサクラに語ったのが、この屋上のロケ地でした。
また、キャリアウーマンで産後すぐに現場復帰したかった佐野彩加が、産後うつになり屋上から飛び降りようとしたのを四宮が止める場面も、この場所で撮影されています。
「貴方を助けるのは俺のワガママだ」と手を差し伸べる四宮の言葉は、多くの視聴者の心に残ったことでしょう。
聖ペルソナ総合医療センターの中庭は、市役所の中庭がロケ地として使われ、医師同士、コ・メディカル同士、医師と患者やその家族との様々な心のやり取りが描かれました。
患者にとって難しい医療用語が多い病院の中で、患者と真摯に向き合って話す医師たちの姿はとても心強く感じられますね。
ドラマ『コウノドリ』第1話の舞台は「隠岐諸島」
ドラマ『コウノドリ』の第1話は、離島医療の現実を深く描くために、隠岐諸島が舞台となりました。
隠岐諸島は島根県の島根半島の北方、40〜80キロの日本海に浮かぶ諸島で、住民の住む4つの大きな島と、他の約180の小島から成り立っています。
国指定重要文化財の「玉若酢命神社」や、樹齢約800年と言われる「八百杉」「岩倉の乳房杉」、さらには日本の滝百選や全国名水百選に選ばれている「壇鏡の滝」など、豊かな自然と歴史を持つ場所です。
鴻鳥サクラがピアノを弾いた小学校
「BABY」こと鴻鳥サクラが小学生の前でピアノを弾いた小学校のロケ地は、磯小学校です。
ここで担任の久松ユリが腹部を抑えて倒れてしまいます。
ユリは2度目の出産でしたが、妊娠高血圧症を患っており、本土での出産対応が必要な状況でした。
ヘリを待っている間に、未受診妊婦がやってきます。
彼女は今日にでも出産してもおかしくない状況で、緊迫した場面が続きました。
荻島勝秀が勤務する隠久病院のロケ地
未受診妊婦が出血を始め、緊急事態が目前に迫る中、ユリは自分が乗るはずだったヘリをその未受診妊婦に譲ります。
「うちの子供はどうなるんだ!」とユリの夫は激怒しますが、ユリはそれをなだめます。
しかし、ユリも突然苦しみ始め、ヘルプ症候群だと判明します。
このままだと胎盤早期剥離や出血が止まらないリスクがある状況で、サクラは荻島に帝王切開を勧めます。
しかし、この島には血液製剤が十分にないため、万が一、帝王切開中に大量出血した場合の対応ができない病院だったのです。
荻島勝秀が勤務する隠久病院のロケ地は、隠岐島前病院でした。
久松ユリの父親がAB型の人を探しに行った漁港と消防署
ユリの血液型はAB型。
胎児の心拍が下がってきて、もう待ったなしの状態に。
サクラは荻島に「最善を尽くしましょう!」と背中を押し、帝王切開が始まります。
大量出血に備え、ユリの父親はこの漁港や消防署に駆けつけ、AB型の血液の人を探しに行きます。
島中からAB型の血液を集め、ユリの父は隠岐国一之宮由良比女神社で無事を祈ります。
赤ちゃんは無事に生まれましたが、産声を上げません。
サクラが人工呼吸を施すと、赤ちゃんが産声を上げ、島中が歓喜に沸きました。
『コウノドリ』では、離島医療の現実と、そこで繰り広げられる人間ドラマが、これらのロケ地を通じてリアルに描かれていたと言えるでしょう。
荻島勝秀と鴻鳥サクラが語り合った国賀海岸
このロケ地で荻島とサクラは、お産には危険が伴うことも多く、離島では対応しきれないこともあるという重要な話をします。
『コウノドリ』は、お産は決して簡単なものではないという現実を強く訴えている作品としても知られています。
ヘルプ症候群だけでなく、低血糖児など、様々なケースが描かれ、視聴者に深い問いかけを投げかけました。
無事にお産が終わり、巡回診察を終えた荻島とサクラ。
荻島は、自分がこの島に来るまではお産ができなかったことをサクラに話し、「俺はこの島が大好きなんだよ。子供が産めるっていうのは…」と語り始めます。
するとサクラは、「未来があるってことだから?」と彼の言葉を先に言い当てます。
このシーンは、離島医療の困難さと、それでも命が生まれることの希望を強く感じさせる印象的な場面でした。
ドラマ『コウノドリ』のその他主要ロケ地
聖ペルソナ総合医療センターや隠岐諸島以外にも、『コウノドリ』のドラマには多くのロケ地が登場します。
「BABY」がピアノを弾くライブハウス
「BABY」こと鴻鳥サクラがジャズピアニストとしてピアノを弾くライブハウスのロケ地は、BLUES ALLEY JAPANです。
BABY役の綾野剛は、この役のために猛練習をしてピアノを習得したと言われています。
通常、ピアノが弾けない場合は手元を撮影せず、音だけを流す形になることが多いのですが、綾野剛は手元の撮影も可能にするほどの実力を身につけたそうです。
これは、彼の風貌だけでなく、役に対する深い入れ込みの表れだと考えるファンも多いでしょう。
ちなみに、BABYの時はウィッグを着用しています。
BLUES ALLEY JAPANは、葛城ユキなど多数のアーティストがライブで使用する本格的なライブハウスです。
ブルーの照明が綺麗な素敵な舞台でサクラも「BABY」として演奏していましたが、ここで四宮に「BABY」が自分であることを気付かれてしまいます。
今橋貴之が産科医派遣の相談に行った病院
新生児科の部長兼周産期母子医療センターのセンター長である今橋貴之が、産科医派遣の相談のために訪れた病院は複数あります。
一つ目のロケ地は、横浜市立大学医学部附属病院です。
NICU(新生児集中治療室)は医師の人手が足りず、今橋は自分の娘の誕生日を祝おうとするも、帰宅途中に病院から連絡が入り、自宅に連絡を入れて病院に戻るという、多忙な日々を送っていました。
二つ目のロケ地は、神奈川県立こども医療センターです。
こちらのロケ地も、今橋が産科医派遣を相談に行った病院であり、聖ペルソナ総合医療センターのNICUの医師不足が深刻であることが見て取れます。
命が生まれる産科では予定通りにことが進まないのが当たり前で、緊急で駆け込む妊婦も少なくありません。
これらの撮影場所が共に、こどもの専門病院であるという点も興味深いですね。
下屋加江がピンチヒッターで行った「こはる産婦人科」
下屋加江がピンチヒッターで行った病院のロケ地は、南東京ハートクリニックです。
ここで下屋は、切迫流産で入院している自分と同じ名前の神谷カエと出会い意気投合します。
下屋はカエの様子から不安を感じ、院長にそのことを伝えますが、院長は「週明けに検査をする」と言って下屋を帰宅させます。
しかし、ペルソナ総合医療センターに戻ると、こはる産婦人科から急搬の知らせが入り、患者は心肺停止したカエでした。
このエピソードは、産科医療の厳しい現実と、命の尊さを改めて考えさせるものでした。
風間真帆の子供が運ばれた「講談医科大学附属病院」
吸引分娩で新生児仮死で生まれた赤ちゃんを、白川の処置のおかげで息を吹き返したものの、白川は新生児遷延性肺高血圧症と診断を下しました。
しかし、実は誤診で心臓の血管の奇形による病気だったことが判明します。
少し天狗になっていた白川は些細なことから誤診をしてしまい、赤ちゃんはこの病院に救急搬送され、手術によって無事に助かります。
この一件で白川は小児循環器科での研修をすることを決意します。
この「講談医科大学附属病院」のロケ地は、北里大学病院です。
後に白川が面接に訪れる病院でもあり、彼はここで、自分が誤診した赤ちゃんが緊急搬送された講談医科大学附属病院で学びたい理由を尋ねられます。
白川は、尊敬している先輩医師である今橋のようになりたいからだと答えました。
四宮春樹の父が働く「能登北総合病院」
四宮春樹の父、晃志朗が勤務していた「能登北総合病院」のロケ地は、公立穴水総合病院です。
晃志朗はステージ4の肺がんでしたが、それでも診察を続けていました。
妹から父が倒れたと連絡を受け、急遽地元に戻った四宮。
ここでは、共に医師であるゆえの親子の葛藤が描かれました。
その後、晃志朗は亡くなり、四宮はペルソナ総合医療センターを辞め、故郷である能登の能登北総合病院へ行くことを決意します。
メンバー行きつけのお店「赤坂もつ千」
助産師たちが行きつけにしている豚足煮が美味しい居酒屋は、赤坂にある「赤坂もつ千」です。
産婦人科での歓迎会などもここで行われており、日々の疲れを癒やす大切な場所として登場しました。
最終回にサクラがピアノを弾いた場所「ひまわり養育園」
最終回でサクラがピアノを弾いていた「ひまわり養育園」のロケ地は、カトリック大磯教会です。
サクラは、自身の命と引き換えに自分を生み出してくれた母親と、血は繋がらないものの、彼を育ててくれた3人の母親たちから様々なことを教わりました。
そして幼い頃に「医者とピアニストになる」と決意するのです。
この場所は、サクラの人生の原点と、彼が歩んできた道のりを象徴する重要なシーンでした。
『コウノドリ』シーズン3はあるのか?
ドラマ『コウノドリ』のロケ地は、東京、神奈川、千葉と広範囲にわたっており、複数の病院が使われていました。
病院での撮影は、衛生管理などが徹底された上で行われたことでしょう。
『コウノドリ』は、まさに命がこの世に生まれ出てくる瞬間のドラマを描いた作品です。
このような大切な作品に協力してくれた病院には、感謝の声が多数上がっています。
多くの『コウノドリ』ファンが期待しているのは、ドラマのシーズン3があるのかどうかという点でしょう。
お産は簡単に済むものではなく、それに伴う危険もたくさんあります。
出産後も、周囲の援助が必要となるなど、様々な側面が描かれてきた『コウノドリ』。
未だに続く「リアル」な出産事情や、医療現場の課題を深く掘り下げた物語を期待する声は大きく、シーズン3の制作を望む声は後を絶ちません。
命の尊さと医療の現場の厳しさを描く『コウノドリ』は、私たちに多くのことを教えてくれる作品です。
今後も、この感動的な物語が続いていくことを心から期待したいですね!



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