ヘルサレムズ・ロットという混沌の街で、日夜激しい戦いを繰り広げる『血界戦線』のキャラクターたち。
彼らの繰り出す超常の能力や、想像を絶するパワーは、いつだって僕たち読者を魅了してやみません。
今回は、そんな『血界戦線』に登場する数々の猛者の中から、本当に強いのは誰なのか?
作中での描写やファンの方々の熱い考察を元に、僕が独断と偏見でランキングを作成してみました。
あなたが推すあのキャラは一体何位にランクインしているのか、ぜひ最後まで見届けてくださいね!
さあ、血湧き肉躍るランキングの世界へ、いざ!
- 『血界戦線』強さランキング TOP20
- 第20位 ウデシウボ
- 第19位 シボロバ
- 第18位 ベルベット・WS・ラインカイマー
- 第17位 アリス・ネバーヘイワーズ
- 第16位 トーニオ・アンドレッティ(転化体)
- 第15位 K.K
- 第14位 ドグ・ハマー
- 第13位 ツェッド・オブライエン
- 第12位 ザップ・レンフロ
- 第11位 ヤハビオ
- 第10位 スティーブン・A・スターフェイズ
- 第9位 ブラック(PSI覚醒体)
- 第8位 クラウス・V・ラインヘルツ
- 第7位 アラン・フォスター
- 第6位 ヴァルクェル・ロッゾ・ヴァルクトヴォ・エル・ギリカ
- 第5位 偏執王アリギュラ
- 第4位 ザメドル・ルル・ジアズ・ナザムサンドリカ
- 第3位 エルルエル・ルカンド・ロゾ・ティエトカゥア・ギ・ムルムハヴァト
- 第2位 オズマルド(眷属本体)
- 第1位 裸獣汁外衛賤厳
- 『血界戦線』最強議論に終止符!?異界の猛者たちがひしめくヘルサレムズ・ロット
『血界戦線』強さランキング TOP20
第20位 ウデシウボ
第20位にランクインしたのは、異界の顧客に「人間パック」を売買しようと企んでいたウデシウボです。
彼はレオの「神々の義眼」によってその悪事が暴かれ、あえなく拘束されてしまいました。
残念ながら具体的な戦闘描写は少ないのですが、同じく「人間パック」に関わっていたシボロバよりはやや劣ると判断し、この順位としました。
彼の強さは、レオを拘束できたという一点にかかっていますが、それはあくまで相手の能力を見抜かれた上でのこと。
上位のキャラクターたちのような、純粋な戦闘力や特殊能力の高さは持ち合わせていないようです。
ですが、油断した相手を捕らえる狡猾さには一目置いてもいいかもしれません。
第19位 シボロバ
第19位は、ウデシウボと共に「人間パック」の売買を行っていたシボロバです。
異界車を幻術でクリーニング屋の車に見せかけるなど、騙し討ちのような戦法を得意としていたようです。
彼もまたレオの「神々の義眼」によって正体を見破られ、拘束される結果となりました。
ウデシウボよりは戦闘力があると思われますが、人狼局のラインカイマーには遠く及ばないでしょう。
幻術で相手を惑わす能力は持っているものの、直接的な攻撃力や防御力は高くなく、一度見破られてしまえば脆いという印象を受けます。
ヘルサレムズ・ロットの地下経済で暗躍する一員としては、それなりの実力者だったのかもしれませんね。
第18位 ベルベット・WS・ラインカイマー
人狼局に在籍していたベルベット・WS・ラインカイマーが第18位です。
裏切りによって重傷を負い、一度は力を失いますが、ゼオドラとの契約で知覚神経を数百倍に強化する能力を手に入れました。
これにより人狼の存在を正確に捉えることが可能となり、追跡能力は非常に高いです。
しかし、最終的にはチェインの実体化した拳銃の引き金を引かされ、敗北してしまいました。
シボロバのような幻術使いには確実に勝てるでしょうが、肉体的な戦闘能力はアリス獄長には及ばないでしょう。
諜報や追跡に特化した能力で、純粋なバトルでは不利になる場面も多いようです。
それでも、一度は力を失いながらも再起を図る執念は評価に値しますね。
第17位 アリス・ネバーヘイワーズ
第17位にランクインしたのは、「パンドラム・超異常犯罪者保護拘束施設」の獄長、アリス・ネバーヘイワーズです。
彼女は「対凶悪囚人用鎮圧殲滅看守スケルトン・バルトーチャー44型」に乗ることで、その戦闘力を大幅に引き上げることができます。
この対凶悪囚人用鎮圧殲滅看守スケルトン・バルトーチャー44型を駆使すれば、凶悪犯1000人を相手にできるほどの実力を発揮すると言われています。
実際にクラウスの実力を測る際には、彼にダメージを与えるほどの攻撃を見せました。
ラインカイマーのような単体での戦闘能力に特化していない相手には優位に立てるでしょう。
しかし、この能力は乗り物によるもので、クラウスのような「血界の眷属」を相手にするには及ばず、あくまで下位に位置すると判断しました。
普段の彼女はそこまで戦闘的な印象はありませんが、乗り物に乗れば一変するというギャップも魅力の一つですね。
第16位 トーニオ・アンドレッティ(転化体)
マフィアのチンピラだったトーニオ・アンドレッティは、ギリカによって「血界の眷属」へと転化しました。
転化して間もないにもかかわらず、ライブラの精鋭2人と互角に渡り合い、クラウスに一瞬肉薄するなど、恐るべき戦闘能力を発揮しています。
彼が転化体として登場した時点での実力は、アリス獄長の機械に頼った戦闘力よりも高く、純粋な身体能力や再生能力で勝ると判断しました。
しかし、クラウスによって脳天から潰され、ミンチ状態にされていることから、完全な長老級にはまだ遠い印象です。
それでも、異界の事物への抵抗感がないという能天気さも相まって、これからの成長に期待が持てる存在と言えるでしょう。
第15位 K.K
第15位は、ライブラのメンバーK.Kです。
彼女は右目に眼帯をつけ、大型バイクを乗りこなすクールな女性で、「血弾格闘技(954ブラッドバレットアーツ)」の使い手。
血に雷撃の能力を付加した銃弾を操り、遠距離での正確な射撃を得意とします。
近接戦では二挺拳銃を使いこなし、その戦闘力は非常に高いです。
トーニオ(転化体)のような再生能力を持つ相手にも、遠距離から確実にダメージを与えられる点で優位に立つでしょう。
しかし、同じライブラのメンバーであるドグ・ハマーの「血殖装甲」のような、より広範囲で強力な攻撃や防御には及ばないため、この順位としました。
家族を大切にする一面と、任務に命を懸けるプロフェッショナルな姿勢が魅力のK.Kは、ライブラになくてはならない存在ですね。
第14位 ドグ・ハマー
第14位は、甘いマスクが魅力のドグ・ハマーです。
彼は偏執王アリギュラによって血液を凶悪犯ブローディと入れ替えられた特異な存在で、「血殖装甲(エグゾクリムゾン)」の使い手として、血液を全身に纏い巨大化して戦います。
彼の血殖装甲は広範囲への攻撃と強固な防御を可能にし、K.Kの銃撃戦よりも直接的な破壊力で上回ると判断しました。
しかし、同じライブラのメンバーではあるものの、ザップ・レンフロの「斗流血法・カグツチ」のような高速かつ変幻自在な攻撃には対応しきれない場面もあるため、惜しくもザップの下位としました。
マイペースで天然な性格ながら、ブローディと共に事件解決に尽力する姿は、まさにヘルサレムズ・ロットのヒーローですね。
第13位 ツェッド・オブライエン
ザップの弟弟子であり、レオの後輩でもあるツェッド・オブライエンが第13位にランクインです。
彼は「斗流血法・シナトベ」の正統後継者であり、血液を媒介に真空刃を作り出す三叉槍型の刃身「突龍槍」を操ります。
半魚人という異質な存在ながら、その戦闘能力は非常に高く、「血界の眷属」と13時間にもわたって戦闘を継続できるほどのタフさを持っています。
ドグ・ハマーの血殖装甲のような物理的な攻撃には、真空刃による精密な攻撃で対応可能であり、より上位に位置すると考えました。
しかし、兄弟子のザップの「斗流血法・カグツチ」の応用力や、邪神と斬り合えるほどの反応速度にはまだ一歩譲るため、ザップより下の順位としました。
礼儀正しく几帳面な性格で、ザップとの凸凹コンビも魅力的なツェッドは、今後の成長も楽しみなキャラクターです。
第12位 ザップ・レンフロ
第12位は、ライブラのトラブルメーカーでありながら、戦闘においては天才的なセンスを発揮するザップ・レンフロです。
彼は「斗流血法・カグツチ」の使い手で、刃や糸、さらには炎属性の血液を武器として操ります。
裸獣汁外衛賤厳による地獄の修行を乗り越え、邪神と互角に斬り合えるほどの素早さと膂力を手に入れました。
ツェッドのシナトベが精密な動きに特化しているのに対し、ザップのカグツチは破壊力と応用力に優れ、その天才的な血液操作のセンスはスティーブンでさえ「天才」と称するほどです。
しかし、クラウスやスティーブンのような歴戦の強者にはまだ一歩及ばず、単独での戦績では劣る部分があるため、この順位としました。
粗野でだらしない部分も多いザップですが、仲間が傷つけられた時には真っ先に報復に乗り出す熱い一面も持っています。
第11位 ヤハビオ
第11位に食い込んだのは、シボロバと共に「人間パック」を運び出そうとしていたヤハビオです。
一見するとそこまで戦闘力が高そうには見えませんが、レオを拘束する場面ではその地味ながらも確かな実力を見せつけました。
ザップのような天才的なセンスを持つ能力者には及ばないものの、狡猾さと隠れた戦闘力でザップを上回る可能性を秘めていると判断しました。
しかし、スティーブン・A・スターフェイズのような戦略家であり、かつ高速の蹴り技を繰り出す実力者には及ばないでしょう。
彼がどのような経緯でその力を得たのかは不明ですが、ヘルサレムズ・ロットの暗部で生き抜くには、それなりの実力が必要だったのでしょうね。
第10位 スティーブン・A・スターフェイズ
ライブラの副官的存在、スティーブン・A・スターフェイズが堂々の第10位です。
彼は目元に傷のある色男で、「スカーフェイス」の異名を持ちます。
全てを凍らせる高速の蹴り技「エスメラルダ式血凍道」の使い手であり、その戦闘力はライブラのメンバーの中でも群を抜いています。
ヤハビオのような地味な実力者であれば、スティーブンのスピードと凍結能力で容易に制圧できるでしょう。
冷静沈着で頭の回転が速く、観察眼にも優れているため、諜報活動から前線での戦闘まで、ライブラの活動を多岐にわたって支えています。
しかし、クラウス・V・ラインヘルツのような規格外のパワーと防御力を持つ相手には、決定打を与えるには至らないと判断し、クラウスよりも下の順位としました。
彼の持つ冷徹な一面もまた、ヘルサレムズ・ロットで生き抜くためには必要なものなのでしょう。
第9位 ブラック(PSI覚醒体)
第9位にランクインしたのは、気弱でおとなしい少年だったブラックのPSI覚醒体です。
彼はホワイトの双子の兄であり、絶望王に弱みに付け込まれたことで、強力なPSIの素質を覚醒させました。
念じるだけで異界の巨体を倒せるほどの圧倒的な能力は、スティーブンの凍結能力をも凌駕する破壊力を持っています。
ただし、その強力な力ゆえに加減ができないという弱点も抱えていました。
最終的にはレオによって本心を看破され、絶望王から解き放たれましたが、その時の力はクラウスの「ブレングリード流血闘術」のような、より制御された戦闘術には及ばないと考えられます。
それでも、一時はヘルサレムズ・ロットに第二次崩落の危機をもたらすほどの潜在能力を秘めていた彼の覚醒体は、この順位が妥当でしょう。
第8位 クラウス・V・ラインヘルツ
ライブラのリーダー、クラウス・V・ラインヘルツが第8位です。
彼は十字架を象ったナックルガードを用い、「滅嶽の血」を武器に破壊と封印を司る「ブレングリード流血闘術」の使い手です。
K.Kからも「私たちの最強のリーダー」と称されるほどの圧倒的な戦闘力と精神力を持ち、ライブラの中でも別格の存在です。
ブラックのような制御しきれないPSIの力を持つ相手にも、その堅固な防御と封印術で対応できるでしょう。
しかし、「血界の眷属」の長老級の個体たち、例えばギリカやザメドルのような圧倒的な再生能力を持つ相手には、単独では防戦一方になることが多く、完全に上回ることは難しいと判断しました。
それでも、紳士的な振る舞いと、仲間を家族のように大切に思う心を持つクラウスは、ヘルサレムズ・ロットを護る上で欠かせない柱です。
第7位 アラン・フォスター
第7位は、K.Kの息子ケインのクラスメイト、キャロライン・フォスターを育てている「血界の眷属」アラン・フォスターです。
彼は娘の養育のために用心棒稼業を行っており、その実力はクラウスをも凌駕すると考えられます。
ライブラと交戦中にK.Kに正体を見抜かれますが、娘たちの存在によって戦意を喪失し、戦闘を避けてHLを離れました。
クラウスの強力な攻撃にも耐えうる再生能力と、用心棒として培った戦闘技術は、彼を長老級に近い強さへと押し上げているでしょう。
しかし、ギリカのような「長老級」の中でも、より攻撃的で凶暴な個体には一歩譲ると判断しました。
それでも、娘を溺愛するあまり戦闘を避けるという、眷属としては珍しい人間的な一面が印象的です。
第6位 ヴァルクェル・ロッゾ・ヴァルクトヴォ・エル・ギリカ
記念すべき最初の「血界の眷属」であり、「長老級」の実力を持つギリカが第6位にランクインです。
彼女はトーニオを眷属化させた「マスター・シニョリータ」と呼ばれ、K.Kとスティーブンというライブラの精鋭二人を、まったく手加減した状態で圧倒するほどの暴威を見せつけました。
クラウスの奇襲によって「密封」されてしまいましたが、それはあくまで不意打ちであり、彼女の本来の戦闘力はクラウスを上回ると言えるでしょう。
アラン・フォスターのような人間との共存を選ぶ眷属よりも、純粋な破壊衝動と再生能力で上回ると判断しました。
しかし、偏執王アリギュラのような「神」の領域に届く御業を操る「13王」の一人には及ばないため、この順位としました。
彼女のコミカルな一面と、圧倒的な戦闘力のギャップもまた、魅力的なキャラクターですね。
第5位 偏執王アリギュラ
第5位は、「13王」の一人、偏執王アリギュラです。
彼女は短絡的で直情的な思考を持つものの、その思考を「神」の領域に届く御業で実現させてしまうという、とんでもないチート能力の持ち主です。
「理想の内面」を持つブローディと「理想の外見」を持つドグ・ハマーを、血液を錬成して作り出したことからも、その能力の異常さが伺えます。
ギリカのような純粋な戦闘力を持つ「長老級」の眷属よりも、その思考を実現させる能力は、より上位に位置すると判断しました。
モンスタートラックで「パンドラム」を襲撃し、ドグ・ハマーとブローディに返り討ちにあったものの、それはあくまで彼女の偏執的な執着によるもの。
彼女の能力の全貌が明かされれば、さらに上位に食い込む可能性を秘めています。
第4位 ザメドル・ルル・ジアズ・ナザムサンドリカ
第4位は、3年前にブラッドベリ総合病院を襲撃した「長老級」の眷属、ザメドルです。
彼はニューヨークと異界が融合してすぐに現れ、ペットの食事のために病院の患者を狙ったという、冷酷な一面を持っています。
かつてクラウスとスティーブンというライブラの精鋭二人を相手に防戦一方に追い込み、彼らに病院の防衛を諦めさせるほどの圧倒的な戦闘力を見せつけました。
当時のクラウスがタイマンで100秒しか持ちこたえられなかったことからも、その強さが伺えます。
偏執王アリギュラのような特殊な能力ではなく、純粋な身体能力と再生能力でライブラのメンバーを圧倒できる点で、彼女よりも上位に位置すると考えました。
しかし、裸獣汁外衛賤厳やオズマルドのような、さらに上の次元の存在には及ばないため、惜しくもこの順位としました。
彼が再びクラウスと交戦した際には、「神々の義眼」に気付くのが遅れたことで「密封」されてしまいましたが、その強さは疑いようもありません。
第3位 エルルエル・ルカンド・ロゾ・ティエトカゥア・ギ・ムルムハヴァト
第3位にランクインしたのは、インド国軍のグワーリヤル空軍基地を壊滅させるほどの実力を持つ「長老級」の眷属、エルルエルです。
彼は裸獣汁外衛賤厳とツェッドと交戦し、身体を分断されても上半身だけでライブラのメンバーと戦い続けるほどの驚異的な生命力を見せつけました。
ザメドルよりもさらに上の生命力と攻撃力、そして状況適応能力を持つと判断しました。
特に、腕を上空にあげた衝撃だけでヘルサレムズ・ロットの超巨大な高層ビルに風穴を開けたり、融合時にはツェッドが死を覚悟するほどの実力を見せたことから、その圧倒的なパワーは計り知れません。
最終的にはザップとツェッドの連携攻撃でダメージを負い、クラウスに「密封」されてしまいましたが、クラウスが「密封」できたのも、裸獣汁外衛賤厳とツェッド、ザップの攻撃で十分にダメージを与えられたからこそ。
単独での戦闘力はクラウスをはるかに上回ると言えるでしょう。
第2位 オズマルド(眷属本体)
第2位は、地下格闘技場のオーナー、拳豪オズマルドの身体に潜り込んでいた「血界の眷属」本体です。
彼は、自身の本来の姿で戦うと相手を簡単に倒してしまうため、人間の死体を使用していたという、とんでもない実力者です。
クラウスですら、彼の本来の身体から繰り出された一撃を軽く触れるだけで圧倒され、姿を消すほどの戦闘力を見せつけました。
エルルエルが身体を分断されても戦い続ける生命力を持つのに対し、オズマルドは純粋な身体能力と一撃の重さで相手を圧倒するタイプです。
彼の戦闘力は作中トップクラスであり、人に対しての敵対意識が全くなく、単純に戦いが好きなだけという点も、他の眷属とは一線を画しています。
しかし、裸獣汁外衛賤厳のような「血闘神」の異名を持つ存在には、わずかに及ばないため、この順位としました。
第1位 裸獣汁外衛賤厳
栄えある第1位に輝いたのは、「斗流血法」の創始者であり、ザップとツェッドの師匠である裸獣汁外衛賤厳です!
彼は「斗流血法・カグツチ」と「斗流血法・シナトベ」を自在に操り、「長老級の血界の眷属」ですら一人で簡単に叩き潰せるほどの圧倒的な実力を持っています。
その強さから「血闘神」という異名で呼ばれ、まさに人の領域を超越した存在と言えるでしょう。
オズマルドがクラウスを圧倒するほどの強さを見せたとしても、裸獣汁外衛賤厳はさらにその上を行く存在です。
実際にエルルエルとの戦闘では、彼の半身を分断し、ヘルサレムズ・ロットに送り込むという常識外れの行動を見せました。
声帯がないため擦過音のような音で話し、ザップとツェッド以外には理解できないというミステリアスな一面も持ち合わせています。
自分を研鑽することにしか興味がなく、課せられる修行はまさに悪夢そのもの。
「血界の眷属」にも引けを取らず、むしろ彼らを「滅殺」できる数少ない存在であることから、文句なしの最強キャラクターだと僕は確信しています。
『血界戦線』最強議論に終止符!?異界の猛者たちがひしめくヘルサレムズ・ロット
今回は、『血界戦線』のキャラクターたちを、僕が独断で強さランキング形式でご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
ヘルサレムズ・ロットという街では、僕たちの想像をはるかに超えるような超常の能力を持つ者たちがひしめき合っています。
「血界の眷属」の圧倒的な再生能力や、ライブラのメンバーが操る「血界戦技」の奥深さ、そして「13王」の規格外の力。
僕自身、改めて彼らの強さを分析してみて、その多様性と奥深さに驚かされました。
もちろん、このランキングは僕の考察に基づいたものなので、「いやいや、このキャラがこの順位なのはおかしい!」とか、「あのキャラが入ってないじゃないか!」といったご意見もあるかもしれませんね。
それもまた、『血界戦線』という作品の魅力の一つだと僕は思っています。
ぜひ皆さんの最強キャラや、このランキングへの意見を教えてください!
それぞれのキャラクターが持つ信念や、戦いの中で見せるドラマもまた、彼らの強さを形作る重要な要素ですよね。
このランキングが、皆さんが改めて『血界戦線』のキャラクターたちの魅力に触れるきっかけになれば、僕も嬉しいです!







コメント
現在『血界戦線』で最強の存在はおそらく「コスモス」「ケイオス」と呼ばれる超越者の「主」(現状最も謎に包まれており、『血界戦線 Beat 3 Peat 2 ―RUN SILENT, RUN DEEP (ラン・サイレント・ラン・ディープ)―』で初めてその存在が言及された)だと思います。
あの堕落王フェムトでも、自身を「巣箱の中の蟻」と思わせることを匂わせている(実際にはレオナルド・ウォッチがその件の発言を聞き、そう思っただけで本人から言及はされてないが……)。
「コスモス」「ケイオス」、そして二人の主人……彼らがフェムトが言っていた、神性存在(最低でもアレフ2次元以上の力を有する)や超常人たちすらも「巣箱の中の蟻」扱いしている超越的存在なのかもしれない……(もうわけがわからないよ)。
『血界戦線』シリーズの舞台となるのは、「ヘルサレムズ・ロット」。未曽有の大災害により紐育(ニューヨーク)が崩壊。町の中心に異界へ繋がる大穴が開いた結果、異界と現世の交わり、人間、魔人、吸血鬼などの異種族が入り乱れて存在する魔都となった。「大崩落」と呼ばれる災害とヘルサレムズ・ロットの誕生については、これまでも語られているが、『血界戦線 Beat 3 Peat』の第2話「崩落都市2.99」で、より詳細にその様子が描かれている。世界各地で空中に現れた正体不明の六つの物体の中心に紐育があったこと、大崩落に白いスーツ姿の青年コスモス(外見のモデルはおそらくティルダ・スウィントン)、黒いスーツ姿の壮年男性ケイオス(外見のモデルはおそらくイアン・マクシェーン)という超常的な存在が関連していることなどが語られたが、まだまだヘルサレムズ・ロットの成立には謎が多い。
なお、作者・内藤泰弘氏はカバー折り返しで『シーズン1の目標は「テンションを下げずに10巻の最終話まで面白く描き切る」だった。
シーズン2の『血界戦線 Back 2 Back』の目標は「事故も厭わぬアクセルベタ踏みでどこまで行けるかやってみる」だった。
シーズン3の『血界戦線 Beat 3 Peat』はどうしていこうかと、作業進めながらウスラぼんやり浮かんできたのは「思い残す事が無い様に今まで考えてたネタを全てブチ込む」でした。まあやってみます。どこまで出来るかは分かりませんが、それはいつもの事』などと書かれている……ということは『血界戦線 Beat 3 Peat』が最終シリーズか?
一夜にして崩落・再構成され異次元の租界となった、かつて紐育(ニューヨーク)と呼ばれた霧烟る都市『ヘルサレムズ・ロット』。異界と現世の交わる魔都、『血界戦線』のHL(ヘルサレムズ・ロット)はほぼ毎日と言っていいくらいの感覚で世界滅亡レベルの超常現象が発生し、人類(ヒューマー)どころか異界人の命すらポンポン消し飛ぶくらいには命が紙切れよりも軽い。
やたら「ちょっと立ち寄ってみました」みたいな軽いノリで神様みたいな上位存在連中が押しかけてくる。クトゥルフ神話に登場する邪神と同等、あるいはそれ以上の絶対的上位の存在を崇める者達がいて、その者達が崇める神性等の上位存在が普通に顕現してくる街。それがHL(ヘルサレムズ・ロット)である。
ザップの娘が存在してたり、ガチャで切れて世界を滅ぼそうとする神様がいる小説版『血界戦線』の世界というパラレルワールドも存在する。
『血界戦線 Beat 3 Peat 1 ―崩落都市2.99―』でH.Lの成立とライブラ設立の経緯が明かされた。
12時間に渡って全世界で地震が観測されない、という異常事態。魔術を操る者たちが「予感」に打ち震える。古文書に記された予言の場所はーーニューヨーク。
何者かに選ばれた少年がN.Y.の雑踏に放り出される。
「ある所に行ってあるものの栓を開けて欲しい」
「それだけ?」
「これ以上は伝えない なるべくしてなるかどうかが肝心なんだ でも間違いなくスリリングさ 上手くいけば 世界を裏返すことが出来るぞ」
「裏返すって…それって何だか沢山人が死にそうだ」
「過程ではね でも気にする事はないだろう どうせ君を放っておいた世界と君が放っておいた世界だ」
導かれるように、何も目的がないように歩く少年。
「九千九百九十九億九千九百九十九万九千九百九十九分の一を掴み取れ」
あらゆる障害を越えて歩く少年が、ふとある店に立ち寄る。
偶々手に取ったコーラの瓶を開けようとして……。
「ハイ どうしたの? 死にそうな顔して」
声を掛けてきた少女に憑き物が落ちた顔を見せる少年。
しかし時すでに遅し、もう「栓は開き」……。
「ごめん」
何の変哲もないコーラ瓶の栓が開いたことから世界の崩壊は始まった。
消滅する建物に、巻き上げられる人々、大挙して現れる魑魅魍魎。
あの全貌がまったく掴めないタコのような巨大な神性存在すらも、コスモスによってこの世界に呼び出された。
このタコ足は現代より未来にあたる世界観上のアメリカ海軍第二艦隊の総攻撃もまったくの無傷のまま返り討ちにし、異界技術と融合した現在の兵器はおろか、「半神」となったヨグ=グフォトを圧倒したザップ・レンフロをして「死ぬぜ、その弟子(ツェッド)が」と言わせる程の超常存在であり、人界の超人や異界の怪物どもでも手の付けられない上位の神性存在である。
等級神性存在2種であるヨグ=グフォトですら、本来の姿に戻ればHL(ヘルサレムズ・ロット)の結界を破壊するほどの力を持つ。
しかもHLはお遊びとはいえ、ビー玉遊びの児戯以下の感覚や息をするかのように宇宙や次元を破壊、消滅させるなど、多元宇宙・マルチバースを軽く超越する領域にいる神性存在等がその力で作りだしたものだが、その創造を止めたのは詳細不明の桁外れの術者個人だったらしい。
しかしその変化は押し留められ。
「何ともはや惜しい あとほんの少しで完全な崩壊が拝めたのに 『彼女』(少女のこと)の投入は見事だったよ ケイオス」
「お前と同じ 『九千九百九十九億九千九百九十九万九千九百九十九分の一』だ コスモス」
「おかげで『彼』(少年のこと)はわずかに躊躇った その数瞬の結果がこの『惨状』だよ 世界中のありとあらゆる耳聡い術使いが間に合ってしまった」
「ああもう必死だね 痛々しくて見ていられない ここまでかな? 今回は」
「いかにも 潮時に相違ないだろう」
ニューヨークを組み替えたのはコスモスとケイオスという2人。
コスモスが全世界、異界と現世を融合させて世界を破滅させようとしたのを、ケイオスがニューヨークのみに止めた。
「コスモス」「ケイオス」と呼ばれる存在は何者だったのだろうか。一見すると普通のスーツ姿の人間のようだが……。
この二人は「神性存在」や「13王」等の上位存在・異界人・魔人・超常人たちよりも更に上位の存在らしい。
コスモスが「主(しゅ)」と呼ぶ謎多き存在(おそらく『血界戦線』の世界を創造した、言うなれば創造主「神」そのものと思われる超越的存在で、コスモス曰く「主から見れば どんなに力を持とうとも 我々もまた主の掌の上だ」とのこと。このことから、コスモスとケイオスよりも遥かに上位の存在であることが理解できる)がいて、コスモスとケイオスはその直属の超上位存在である(コスモスが言うには「我々(自分とケイオス)はここ(宇宙や異界どころか、アレフ2次元以上の力を持つ神性連中、堕落王フェムトたちよりも遥かに高次の領域)から見霽かす全てを自由にできる」程度の力はあるが、それでも彼らの主人には遠く及ばないらしい)。
複数の並行世界を観測して干渉できると思われる「秩序」と「混沌」は、おそらく天使や悪魔なのだろう。こんなのどうすればいいんだ!
ヘルサレムズ・ロットは、何やら超越者のゲームの結果のようだ。あくまで偶然の積み重ねに世界崩壊のスイッチを任せる、ということだろうか。これが運命だというのなら術者たちが気づいて、命を懸けて抑え込んたのもまた運命。
超越者たちは「また次の機会に」で引っ込めばいいかもしれないが、つきあわされる人間たちはたまったものではない。
H.Lで発生する超常現象などを操っているかに思われる超越者の白い男と黒い男。黒い方は”ケイオス“と呼ばれているようだが…(白い方は“コスモス”か)。
かつて「コーラの栓を開けさせる」ことに世界の終焉を賭けさせた彼ら。およそ全知全能に見えるが、『血界戦線 Beat 3 Peat 2 ―RUN SILENT, RUN DEEP (ラン・サイレント・ラン・ディープ)―』でのコスモスとケイオスの会話が以下の通り
「そんな顔をするな コスモス」
「もう限界だ 気持ち悪すぎる」
「またその話か 何億回繰り返せば気が済…」
「完全なる調和が見えているのに 手を出せないおぞましさを君は理解しない」
「コスモス おぞましいなどと…」
「何故だ 我々はここから見霽かす全てを自由にできる」
「だからだ」
「途方もない数の失望を重ねてきただろう」
「全てはあるがまま あるがままが全て どんなに美しくとも恣意の介在は許さぬ」
「恣意 恣意ね ならばなぜ我々は存在している 私の心が乱れ続ける意味は? 私の行いを打ち崩すお前に恣意は無いと? 主から見ればどんなに力を持とうとも 我々もまた主の掌の上だ この会話もあるがままを構成する一部なのだろう」
彼らも互いを縛る不自由を「主」からかけられているらしい。
「ならばまたやろうか どうせ僕の挑戦を君は拒めない」
「如何にも そしてまた同様に私のルールをお前は拒めない」
何億回目かの人界への干渉を始めようとする二人の超越者だった。
『血界戦線 Beat 3 Peat 1 ―崩落都市2.99―』で語られたHLの成立で登場した「コスモス」と「ケイオス」は街が誕生した後も引き続き崩壊と阻止を試み、街に厄災が封じ込められているように見えて実はじわじわと染みだしつつあることも、『血界戦線 Beat 3 Peat 2 ―RUN SILENT, RUN DEEP (ラン・サイレント・ラン・ディープ)―』で描かれている。
明言はされていないが、ページの繋がりを見るに、あの堕落王フェムトのクソ下らないが、深刻な世界の危機すら超越者の差し金である可能性が否定出来ない……そんなのどうしようもないのでは? 全く勝てる気がしない。
その超越者の意志すら自由に操る「主」の正体や目的とは?
内藤先生曰く「当初考えてた目論見の方向に、大方話は進んでいます」とのことだが……。
HLを作ったほうがコスモス(秩序)で、それを妨害しギリギリのところで世界を保ったのがケイオス(混沌)なのが、もう言ってしまうけども、すごいチープでシンプルな外しで、だけどことこの漫画(血界戦線)においてはそれこそが正解、みたいなところがある。
何故なら、神様が戯れに小石を水たまりにぶち込む世界なので……。
『血界戦線』に登場する「コスモス」と「ケイオス」のモチーフはおそらく、ロード・ダンセイニによる幻想文学の代表作『ペガーナの神々』に登場する、神々の創造主マアナ=ユウド=スウシャイに願い、神々を創らせた〈宿命(フェイト)〉と〈偶然(チャンス)〉だと思われる。
この世がはじまるより前の深い霧の中で、〈宿命(フェイト)〉と〈偶然(チャンス)〉が存在しており、両者は賭けをして、その勝者がマアナ=ユウド=スウシャイに話しかけた――「わしのために神々を創ってもらおう」。
そしてマアナ=ユウド=スウシャイは、賭けに勝ったものの願いを聞いて、宿命と偶然のいずれかのために小さき神々を創った。宿命と偶然――勝負に勝ったのがどちらであるのか、世界を支配するものがいずれであるのか、それはマアナ=ユウド=スウシャイのほかは誰も知らない。
〈宿命(フェイト)〉と〈偶然(チャンス)〉はサイコロを振って勝負し、勝ったほうが、その勝者に従う神々をマアナ=ユウド=スウシャイに創らせた超越的存在。彼らは創造主ではなく、あくまでプレイヤーや読者の立場で、マアナ=ユウド=スウシャイがエグゼクティブ・プロデューサーやゲームマスター、作者であり、人類や他の神々はゲームのコマや物語の登場人物に過ぎない。
コスモス(秩序)とケイオス(混沌)も戦いではなく、ゲームで勝敗を決めている。
以上の点から、〈宿命(フェイト)〉と〈偶然(チャンス)〉がモチーフではないかと考えられている。