【キングダム】物語を彩る「中華統一」への戦い
『キングダム』は、古代中国の春秋戦国時代末期、七つの国が覇権を争う「戦国七雄の戦い」を描いた壮大な物語です。
中国史上初めて天下統一を成し遂げた始皇帝・嬴政と、その友として天下の大将軍を目指す李信を中心とした活躍が描かれています。
物語は、信が戦災孤児で下僕という最も低い身分から始まり、友人の死をきっかけに後の始皇帝となる嬴政と出会い、固い友情を育みながら信自身の「天下の大将軍になる」という夢を追いかける姿が描かれています。
『キングダム』の作者・原泰久
作者は原泰久で、1975年6月9日生まれ、血液型はA型です。
1999年から活動を開始し、代表作はもちろん『キングダム』です。
原泰久は元々サラリーマンとして働いており、そこで得た経験が『キングダム』という作品に生かされているとインタビューで語っています。
特に「組織」の美学を作品に注ぎ込んでいると明かしており、その言葉通り、リアリティあふれる組織論が作品の深みを増していると考える読者も多いようです。
連載当初はなかなか人気が出ず、打ち切り寸前まで追い込まれた時期もありましたが、元アシスタントとして働いていた師匠である井上雄彦に相談し、画風に変化をつけたことで人気作品になったという逸話があります。
このエピソードは、原泰久の作品にかける情熱と、逆境を乗り越える努力を物語っています。
『キングダム』作品概要
『キングダム』は『週刊ヤングジャンプ』（集英社）にて2006年9号から連載されている長期連載漫画です。
累計部数は2023年11月17日の70巻発売をもって集英社青年誌初の1億部を突破するという快挙を達成し、2025年4月時点では累計1億1千万部を突破しています。
また、2020年12月に発売された60巻では、シリーズ初の初版100万部を達成するなど、その人気は衰えることを知りません。
コミックス最新刊となる75巻は、2025年3月18日に発売されています。
テレビアニメ化を始め、実写映画化や舞台化もされるなど大人気作品となっており、今後も続編が期待され、多くのファンを魅了し続けています。
特に、アニメ版は第3回衛星放送協会オリジナル番組アワードで、オリジナル番組賞最優秀賞（アニメ部門）を受賞するなど、そのクオリティの高さも評価されています。
物語のあらすじ
物語は、信とその友である漂という二人の少年の生い立ちから始まります。
彼らは、後の秦王となる嬴政（作中では「政」と表記）、そして後に飛信隊の軍師となる河了貂と共に、秦国の玉座を取り戻すところから、壮大な冒険を繰り広げます。
『キングダム』作中では、信の成長をメインに描いており、政の即位、河了貂の飛信隊軍師編入、羌瘣との出会い、別れ、再会など、様々な出来事を経ていきます。
大小様々な武功を挙げながら、「天下の大将軍」になるために奮闘する信の姿が、読者の心を掴んで離しません。
【キングダム】秦国の最強キャラ：強さ＆活躍ランキングTOP10～4
ここからは、『キングダム』における秦国の最強キャラクターを紹介していきます。
今回は単純な武力だけでなく、活躍度合いや武勇、知略も含めて総合的に強さを評価しています。
秦国の武将はメインで描かれていることもあり、他の強国の中でもその強さは群を抜いて目立っており、キャラクターそれぞれの活躍度合いも様々で評価が非常に難しいですが、あくまで目安としてご覧ください。
10位：蒙驁
秦国最強キャラ10位は、意外な方も多いかもしれませんが、蒙一族のおじいちゃん、蒙驁です。
武将としての強さは六大将軍には及ばないものの、桓騎や王翦といった非常に優秀な部下を持っていたことや、守ることに長けた戦術などを加味して、総合10位としています。
また、息子の蒙武や才能豊かな孫の蒙恬を輩出するなど、名門一族としても有名です。
最後は病で倒れますが、『キングダム』の作中では珍しく戦場ではなく家で家族に看取られた数少ない人物であり、その最期もまた読者の心に残るものでした。
9位：李信
第9位は、『キングダム』の主人公、信です。
李信というのは、信が将軍になる際に姓がないと困るという理由で、政から姓を賜ったものです。
武将としての強さで言うと、同期や同世代の中では抜きんでており、特大の武功も上げるなど、その活躍はかなり目覚ましいものがあります。
信の強さは、相手が強ければ強いほど実力を発揮するなど、まさに主人公らしい活躍を見せてくれます。
趙国の三大天である龐煖を打ち破り、その強さを証明しました。
史実では李信という人物の伝記などはあまり多くありませんが、複数の書物により存在していたという記録があり、その史実の空白を『キングダム』が見事に埋めているという見方もできるでしょう。
8位：羌瘣
第8位は、信率いる飛信隊の副長、羌瘣です。
元々羌瘣は伝説の刺客一族の一員で、姉と慕っていた羌象を殺されたことで復讐の旅に出ます。
その旅の途中で偶然参加した戦で信と出会い、その後飛信隊の副長として活躍しています。
信が将軍となったことで羌瘣も五千人将となっており、史実通りにいけば将軍まで上り詰める逸材です。
『キングダム』作中のキャラクターとしては珍しい女性の武将ですが、その実力は、500人をほぼ単騎で殺すことができるほどと表現されており、その「舞」のような戦闘スタイルは多くの読者を魅了しています。
7位：騰
最強キャラ第7位は、王騎の副将で長年の側近だった騰です。
長年、王騎に仕えていた経験と実績から、敵国の武将からも一目置かれる存在です。
特徴的なのは、馬上で剣を振り回しながら突撃する際に、「ファルファルファル」といった擬音が鳴ることで、読者の間でもお馴染みです。
強さで言うと、最強クラスの王騎に匹敵するほどの強さを持つと言われており、秦六大将軍の第二将の地位についています。
また、後進の育成のために信や王賁に経験を積ませるなど、単なる戦力だけでは計り知れない強さを持っています。
6位：昌平君
第6位は意外なキャラクターかもしれませんが、昌平君です。
元は楚国の公子ではありましたが、秦と楚の同盟がなくなったことで楚に戻ることができず、そのまま秦の武将、軍師として活躍しています。
呂不韋四柱として秦軍総司令官、右丞相として活動するも、最終的には政の傘下となり、咸陽の危機には最前線で活躍しました。
指揮や軍略に優れた文官に見えがちですが、幼い時には蒙武よりも強く、最前線で矛を振るい敵将をなぎ倒すほどの強さを持っています。
また、軍師学校を開いており、河了貂の師匠でもあり後進の育成も図るなど、その活躍は多岐にわたります。
知と武を兼ね備えた稀有な存在として、読者からの評価も非常に高いキャラクターです。
5位：楊端和
最強キャラ第5位にランクインしたのは、秦六大将軍第四将の楊端和です。
元は山の民ですが、政が咸陽を追われた後に最初に頼ったのが楊端和です。
以降は強固な同盟関係を結び、自身の戦を捨ててでも咸陽の危機に駆けつけるなど、その関係性は深いものとなります。
その後は正式に秦の武将として迎え入れられ、六大将軍に列せられるほどの活躍と強さを誇ります。
武将の中では珍しく女性ですが、双曲剣を手に先頭を走っていく様は、「山界の死王」と呼ばれるに相応しい迫力があります。
史実でも秦の武将として名を連ねており、今後の物語でもその実力を存分に披露されることが期待されるキャラクターです。
4位：桓騎
第4位は、秦六大将軍第五将の桓騎です。
桓騎は元々野党の頭領をしており、『キングダム』に登場する武将の中では異色の経歴を持つキャラクターです。
秦国では蒙驁軍に所属しており、蒙驁には敬服もしています。
しかし、将軍となった後でも残虐非道な性格は変わっておらず、数万人の捕虜を処刑するなど、その冷酷さで知られています。
ただ、強さに関しては本物で、『キングダム』に登場する武将の中でも外道の策においては最強クラスであり、あの王翦ですらその考えは読めないと言わしめるほどです。
【キングダム】秦国の最強キャラ：強さ＆活躍ランキングTOP3
ここからは、秦国において活躍と強さで抜きんでている三人を紹介します。
武将としても一流で、『キングダム』における最強キャラと言っても過言ではないでしょう。
ここまで紹介してきたキャラクターとは一線を画す存在で、信の今後の活躍にも大きな影響を与えたキャラクターたちです。
特に1位で紹介する武将は、知略、武勇、将軍としての器全てに優れている、まさに「最強」と呼ぶにふさわしいキャラクターです。
3位：王翦
まず第3位は、秦国六大将軍第三将の王翦です。
王翦は王一族の本家筋で、王騎は分家筋にあたります。
元々王翦は玉座を狙っていると噂されており、長年冷遇されていましたが、その強さは本物で、軍略だけでも六大将軍に入ることができるほどで、王騎と同等クラスと元趙国三大天の廉頗も評しています。
合従軍との戦闘の際には、戦略だけで秦軍の一翼を支えており、函谷関の奇襲すら防ぐなど、非常に優れた知将としても描かれています。
史実でも大将軍として記載されているほどの人物で、戦国四大名将の一人としても有名です。
その底知れない強さと、何を考えているか読めない不気味さが、王翦の大きな魅力と言えるでしょう。
2位：蒙武
第2位は、秦国六大将軍第一将の蒙武です。
次に紹介する王騎を除けば、秦国最強の武将は間違いなく蒙武で、その強さは圧倒的な突破力であり、そのための士気の上げ方も非常に巧みです。
軍師にとっては最悪の相手でもあり、合従軍との戦いでは汗明を一騎打ちで打倒した後、満身創痍になりながらも追撃を仕掛けたことなどが挙げられます。
また、呂不韋四柱として描かれておりますが、特に呂不韋を懇意にしているわけではなく、自然な形で六大将軍の地位についています。
その圧倒的な武力と、味方の士気を高めるカリスマ性は、まさに秦の「武」の象徴と言える存在です。
1位：王騎
最強キャラ第1位は、元六大将軍の王騎です。
知略、武勇でも圧倒的な強さを誇っており、最強の六大将軍として長らく秦国に君臨しています。
その最期も圧倒的な活躍で幕を閉じており、蒙武から秦国総大将の座を奪って指揮をするほどでした。
戦局は優勢に進めていましたが、突出しすぎた蒙武を救援に向かったところを、李牧と趙国軍本陣に挟み撃ちにされ、龐煖との一騎打ちの際に不意打ちを食らい、その矛を胸に受けてしまいます。
しかし、満身創痍になりながらも包囲を突破し、信に「大将軍とは何たるか」というのをその生き様で示し、自身の大矛を最後に託しています。
信の成長の大きなきっかけになった武将の一人で、他国の武将からも一目を置かれる存在です。
政が秦王になる前の昭王に心酔していましたが、昭王の死亡後は一線を引いており、気の向くままに戦場を闊歩していました。
そのどこからともなく現れる様を評して、「秦の怪鳥」という異名が広まるなど、一線を退いてもなお、その存在感と影響力は絶大でした。
王騎のカリスマ性と強さは、多くの読者にとって忘れられない存在として心に刻まれています。
【キングダム】趙国やその他の国の最強武将ランキングTOP10～4
ここから紹介するのは、秦国以外の列強国の最強キャラクターです。
趙国、楚国、燕国、魏国から選出しています。
もちろん韓や斉にも著名な武将はいますが、『キングダム』作中でもっとも秦を苦しめた強敵としてのランキングです。
特に楚国、趙国の二国には秦は大いに苦しめられており、最強の敵国として描かれています。
10位：呉鳳明
最強キャラ第10位は魏国の武将で「魏火龍」でもある呉鳳明です。
合従軍では魏軍総大将として参加しており、知略と戦略、独自の攻城兵器を運用するのが武器でもある武将です。
秦国から同盟を打診された際には、魏国の利益を考えて一旦は否定したものの、楚の都市を譲渡される条件で同盟を締結するなど、広い戦略眼と柔軟な考えの持ち主です。
今後も登場が期待されているキャラクターでもあります。
なお、史実では存在しないキャラクターですので、今後の動向は一切不明であり、物語における彼の役割に注目が集まります。
9位：紫伯
第9位は、同じく魏国の紫伯です。
魏国最強の槍術使いで、知略にも優れているなど、最強キャラクターに相応しい敵として登場しています。
元々は紫家との血の繋がりはなく、幼い時から戦場に送られる日々を送っており、義理の妹を心の拠り所にしていました。
しかし、その義理の妹を殺害されたことから、紫伯を貶めようとした義父と同じ魏火龍を三人ほど屠っており、それにより幽閉されたほどです。
作中では王賁と槍を交えており、最後は弱点を見抜かれ敗れます。
その壮絶な生い立ちと、圧倒的な槍術は読者に強い印象を残しました。
8位：オルド
第8位は、燕軍大将軍のオルドです。
合従軍においては燕軍総大将を務めており、終始王翦の策略に振り回され、あまり活躍はできませんでした。
元々は山岳族の王でもあり、「山読み」といった特殊な技能にも優れています。
『キングダム』作中ではある程度活躍するものの、その裏を取られるなど、なかなか不遇なキャラクターに描かれているという見方もできます。
7位：凱孟
第7位は、魏の武将で「魏火龍」の凱孟です。
殺した武将は百を超えると言われており、その強さは本物です。
王騎などの同世代の武将は自分を避けた、と豪語しておりますが、信には「志が低くて相手にされなかっただけ」などと指摘されている場面があります。
戦場では自らの位置を相手に伝えるなど、不合理な立ち振る舞いをすることが多く、信との一騎打ちでは勝負がつかず、同じ魏火龍の霊凰が打ち取られてしまったことで撤退しています。
その独特な言動と圧倒的な武力が魅力的なキャラクターです。
6位：媧燐
第6位は、大国楚の大将軍で宰相にまで上り詰めた媧燐です。
かなり身長の高い女性武将で、苛烈な性格をしています。
ただ、合従軍総指揮であった春申君からは、「性格に難あれど優秀」と評されるほどで、『キングダム』作中でも屈指の強さを誇ります。
戦略自体は誇りを重んじる楚の武将の中では異端ではありますが、一定以上の活躍をしており、最強クラスのキャラクターの筆頭です。
また、函谷関を陥落一歩手前まで追い詰めた作戦も媧燐の発案によるもので、戦略的な考えは非常に優秀な武将です。
その奇抜な戦略と、圧倒的な存在感で読者を魅了しています。
5位：満羽
第5位は、同じく楚の武将、満羽です。
元々は楚の敵国の武将だった満羽ですが、自身が抵抗して殺していたのが元々の国の民だと知り、楚に降ります。
そのため、基本的には楚国への忠誠は皆無で、首都から遠く離れた重要拠点である什虎を守備しています。
強さは自身で言っているように汗明より弱いとのことですが、蒙武軍と騰軍を迎撃したり、蒙武との一騎打ちでは決着がつかず、その強さの底はまだ見えていません。
満羽もまた史実には存在しない武将のため、今後の予測が難しいですが、蒙武に対して発言した内容からもこれからの展開が非常に気になりますね。
その謎めいた過去と、底知れない強さが魅力のキャラクターです。
4位：李牧
第4位は、趙国三大天の李牧です。
知略は中華随一と言ってもいいほどで、さらに自ら敵陣に飛び込んで敵将を打ち倒すことができるなど、文武両道の名武将です。
趙国において李牧は宰相として活躍しておりましたが、合従軍の敗走後失脚してしまい、監督役に左遷されてしまいます。
秦を一度滅亡寸前まで追い詰めたその実力は本物で、王騎を打ち取ったのも李牧の策によるものです。
また、史実でも戦国四大名将として知られており、趙国における守戦の名将として有名です。
李牧は馬陽の戦で初めて『キングダム』の作中に登場し、それ以降は秦を包囲する合従軍を立ち上げたり、秦の中華統一を阻止するなど、趙国の武将として非常に重要な役割を果たします。
合従軍での秦攻略は結果的に失敗に終わりましたが、楊端和が現れなければそのまま咸陽を落とせるほどの勢いで、秦滅亡の一歩手前で挫かれた形になります。
史実通りだと趙国は李牧を処罰してしまい秦国に滅ぼされてしまいますが、『キングダム』では別の形で活躍していく姿を期待したいと考える読者も多いでしょう。
【キングダム】趙国やその他の国の最強武将ランキングTOP3
ここから紹介する三人は、武将としての強さは当然のことながら、その活躍も非常に際立っています。
『キングダム』における秦国の敵として立ちはだかる武将としては、非常に名高く、戦国四大名将と肩を並べられるほどです。
『キングダム』作中ではかなりの難敵として描かれており、倒すのはもちろん、撤退させるだけでも苦労させられる武将たちです。
趙国、楚国、魏国に関係する三名ですが、内二名は趙国出身の人物になります。
3位：廉頗
第3位は、元趙国三大天で魏国大将軍、楚国将軍と渡り歩いている廉頗です。
その強さは、「正面から当たれば勝てる人間はいない」と李牧からも評されるほどの名武将です。
素行の悪さを諫めていた趙王が即位した直後に、その恨みから更迭されるがそれを拒否して魏への亡命を図ります。
魏でもまた軍の指揮を執るなどしていましたが、山陽喪失の責任を問われて魏を追放されてしまいます。
その後は楚へ亡命し、楚軍の総大将も検討されていましたが、信用の関係で固辞しており、その実力はまだまだ健在です。
史実でも「戦国四大名将」と謳われており、老後は不遇であったものの、その強さは健在でした。
その圧倒的な武力と、波乱に満ちた生涯が、多くの読者の心を惹きつけています。
2位：汗明
第2位は、合従軍で楚軍総大将を務めていた汗明です。
自身は「天の気まぐれによって産み落とされた超越者」として語っており、強者と語る敵を「勘違い」と戒めるため、真正面から打ち倒すことを信条としています。
また、武将としての戦績は全戦全勝で、その活躍は名前だけで周辺国をも恐れさせるほどです。
楚軍総大将としては蒙武軍と騰軍と相対しており、それを迎撃するなどかなりの活躍を見せております。
その後蒙武との一騎打ちを受け入れ、互いに手負いの状態にまでなるものの、間に入ってきた蒙恬を切り伏せたのに激怒した蒙武の一撃を受け死亡しています。
史実にも『キングダム』同様、楚国に汗明という人物がいたという記述がありますが、こちらは遊説家で、『キングダム』に登場する汗明とは似ても似つかない人物です。
また、『キングダム』の汗明は合従軍においての名乗りを行っており、その名乗りが太鼓と部下の大合唱からなるもので、アニメ化された際には視聴者にシリアスな笑いをもたらすなど一見の価値ありです。
対して史実の汗明は、塩車（えんしゃ）の憾（うらみ）や、驥（き）塩車に服すといった故事成語を残すなど、知者として記録されています。
史実とのギャップもまた、彼のキャラクターを魅力的にしている要素と言えるでしょう。
1位：龐煖
最強キャラ第1位は、趙国三大天で「武神」と自称する龐煖です。
『キングダム』作中ではほぼ最強の敵武将として登場しており、序盤で王騎を打ち倒したのも龐煖です。
王騎との一騎打ちで致命傷を与えるものの、満身創痍の状態でもなお互角である王騎の力を目の当たりにしており、打ち倒した後も納得がいかない様子で戦場を後にしています。
また、自身が強ければ単独で行動することも多いため、一個人の強さはありますが、武将として人を率いる器ではないと評されてもいます。
王騎を討った後も修行に明け暮れますが、王騎を超えたという実感を得られず迷っていたようです。
その後は李牧の誘いで趙国総大将となって、合従軍の際にも李牧に同行しており、その際には麃公を一騎打ちで討ち取る活躍をしております。
麃公を打ち取った後の信との戦闘では、撤退しなければいけないほどの重傷を受け、信の強さに感銘を受け「名前を覚えておく」と告げたほどです。
そしてその後の鄴編では、信に王騎と同じ気配を感じ一騎打ちを行いますが、決死の覚悟で戦った信に打ち取られて死亡しています。
その圧倒的な武力と、武を追求する孤高の姿勢が、読者に深い印象を残すキャラクターです。
【キングダム】最強キャラに対する読者の熱い評判と人気
ここからは、『キングダム』の最強キャラクターに対する評価や感想などを踏まえて、それぞれのキャラクターの強さや人気を解説していきます。
今回紹介する感想は秦国の三人に対しての感想ですが、それぞれそのキャラクターに対する思いや感想があふれておりますので、一つずつご紹介します。
王騎の壮絶な最期と読者の感動
まず最初に紹介するのは、王騎が死んだシーンの感想です。
王騎が死ぬシーンは、『キングダム』における一つのハイライトとしても有名で、主人公の信に「大将軍とはなんたるか」を、その生き様で見せて逝きました。
このシーンはアニメでも、その情景や馬上で逝く場面も丁寧に描かれており、非常に印象的なシーンです。
致命傷を受けながらも龐煖と互角に渡り合い、尚且つ包囲網すら突破してみせるなど、秦国最強たる所以を存分に見せつけています。
王騎の最期は、多くの読者に感動と衝撃を与え、彼の存在がいかに偉大であったかを改めて感じさせました。
信と龐煖の一騎打ち：託された思い
こちらの感想は、信が一騎打ちで龐煖を撃破したシーンの感想になります。
この場面も『キングダム』における一つのハイライトとして描かれており、信が大将軍になるために得た武功の一つです。
また、王騎から託された矛で龐煖を討ち取っているところも非常に心が揺さぶられるポイントで、『キングダム』屈指の名シーンです。
信はここから将軍という道を歩み始めることになるのですが、これからどういった展開がされていくのか、信がどのように成長していくのかは非常に気になるところですね。
王騎の思いを継いだ信が、龐煖を討ち破るという展開は、物語の大きな節目となり、読者の胸を熱くしました。
羌瘣の独特な戦闘描写への評価
こちらの感想は、アニメでの羌瘣の動きであったり、独特な戦闘技能に着目しているようです。
アニメにおける羌瘣の動きは非常に丁寧に描かれており、一種の「ゾーン」に入るような描写も丁寧に描かれています。
羌瘣は今後も活躍の機会が存分にあり、アニメ化される際にはその活躍をどう描くのかも楽しみの一つです。
その美しさと強さ、そして独特な戦闘スタイルが、羌瘣の人気を支える大きな要因となっています。
【キングダム】秦国の最強キャラはやはり王騎！ 信はどこまで迫るか
『キングダム』では、秦国だけではなく、中華全土を見渡しても王騎に見合う武将はなかなか見当たらないでしょう。
武勇に知略、そして将軍としての器、どれを取っても一流であり、秦国六大将軍としての名に恥じない活躍をしています。
今後、信がそれを超えて王騎に並ぶ大将軍となるのか、非常に今後も期待される作品です。
王騎という偉大な存在を目指し、信がどのように成長し、その夢を掴んでいくのか、物語の行く末から目が離せませんね。
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