
喧嘩、友情、そして熱い男たちの生き様が胸を打つ、高橋ヒロシ先生の大人気漫画『クローズ』!
月刊少年チャンピオンで1990年から連載され、OVA化や実写映画化もされたこの作品は、多くのファンを魅了し続けていますよね。
個性豊かなキャラクターたちが織りなす激しい抗争や、それぞれが抱える葛藤には、僕も毎回釘付けにされていました。
「もしこのキャラとあのキャラが戦ったらどうなるんだろう?」
なんて、一度は考えたことがある人も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな『クローズ』に登場する最強キャラクターたちを、僕独自の視点で徹底的に考察し、ランキング形式でご紹介します!
作中の描写や能力、戦績、そしてファンの皆さんの間での考察も踏まえ、最も強力だった時点での実力を基準に選んでみました。
もちろん、僕個人の独断と偏見も入っていますが、ぜひ皆さんの「推し」キャラが何位にランクインしているか、予想しながら楽しんでみてくださいね!
さあ、鈴蘭高校や武装戦線、鳳仙学園、黒焚連合、そして萬侍帝国といった強豪チームから、一体誰が最強の座に輝くのでしょうか!?
それでは早速、ランキングを見ていきましょう!
『クローズ』最強キャラクターランキングTOP20
第20位 亜久津太
鈴蘭高校の不良で、元は阪東一派の幹部だった亜久津太が第20位にランクインです。
転校してきた春道に一発で倒されてからは、ヤスを介して春道グループに入るなど、長いものに巻かれるお調子者タイプではありますね。
中学時代には一つの学校を仕切っていたと本人は話していますが、実際は春道との圧倒的な実力差を見せつけられました。
喧嘩の腕前自体は正直あまり高くはないのですが、時に見せる図太さや、後半ではギャグキャラとして愛される存在感は、やはり『クローズ』に欠かせないキャラクターです。
彼よりも上位のキャラクターたちは、さらに一撃の重さやタフネスさ、あるいは喧嘩の駆け引きにおいて一枚上手と言えるでしょう。
第19位 安西光彦
三代目武装戦線四天王の一人である安西光彦が第19位です。
特徴的な髪型が印象的ですね。
彼は神社でのマコとのタイマン中に、足をつまずかせ石灯籠に頭をぶつけて失神するという、やや不運な形で敗北しています。
この戦績だけを見ると低く見られがちですが、やはり三代目武装戦線の四天王に数えられるだけあって、その実力は決して侮れません。
少なくとも亜久津太のようなキャラクターよりは、一対一の喧嘩において基礎的な身体能力や度胸で勝っていると判断しました。
しかし、マコのような実力者相手に不運とはいえあっけなく決着がついてしまった点や、上位にランクインするキャラクターのような圧倒的な戦闘描写が少ないことから、この順位にとどまりました。
第18位 水戸靖之
同じく三代目武装戦線四天王の一人、水戸靖之が第18位です。
関西弁を話し、春道に敗北した阪東に制裁を加えるため、山崎を使って阪東を呼び出しリンチを加えるという冷徹な一面も持っています。
ただし、彼自身も過去には阪東にタイマンで一方的に敗れている描写がありますし、春道にもボコボコにされ敗れています。
安西光彦よりは明確な戦闘描写がある分、彼の実力は把握しやすいのですが、春道や阪東といった上位の強敵には全く歯が立たない描写が目立ちます。
個人の強さというよりは、集団の力や権力を背景にしている部分が大きかった印象ですね。
彼の喧嘩のスタイルは、下位のキャラクターよりも攻撃性や粘り強さがあるものの、上位のキャラクターたちのような一撃必殺の破壊力や、相手を圧倒するカリスマ性にはまだ及びません。
第17位 岩井政則
三代目武装戦線四天王の一角、岩井政則が第17位です。
逃げるヤスを乗せた桂木の車を鉄パイプで襲い桂木を入院させるという、かなり卑劣な手を使いましたね。
しかし、それがリンダマンの逆鱗に触れ、強烈なパンチ一発で倒されてしまうという衝撃的な敗北を喫しています。
リンダマン相手では仕方ない部分もありますが、それでも一撃で倒された描写は彼の限界を示していると言えるでしょう。
水戸靖之と比較すると、タイマンでの明確な敗北描写がリンダマンという絶対王者相手なので、個人の実力評価は難しいですが、リンダマンを激怒させるほどの行動力や、その後のリンチを組織する力は評価できます。
しかし、一発で沈む描写は、まだ上位のタフネスや耐久力には及ばないと言わざるを得ません。
第16位 中島信助
黒焚連合の二代目総長となる中島信助が第16位です。
入学してわずかな時間でその実力を誇示し、黒焚連合の幹部入りを果たした逸材ですね。
顔中の傷跡から「PTA」や「アンモ」というあだ名で呼ばれ、怒ると手がつけられないといった凶暴さも持っています。
春道からは「真弓鉄次よりも頑丈」と評されるほどのタフネスを誇り、新四天王の一人にも数えられています。
春道とのタイマンでは敗れはするものの、その勇敢な戦いぶりで仲間たちに総長として認められるなど、単なる喧嘩屋ではない器の大きさも魅力です。
彼のタフネスは岩井政則や水戸靖之といった下位の武装戦線四天王を確実に凌駕しており、粘り強さでは秀でていますが、まだ一撃の破壊力や、九能龍信や美藤竜也のような完成された格闘スタイルには及ばないため、この順位です。
第15位 マコ(杉原誠)
海老塚三人衆の一人で、春道からはキーコや真弓鉄次に匹敵する実力を持つと評されるマコが第15位です。
常にサングラスをかけている寡黙な男ですが、春道と出会い泉という彼女ができてからは明るくお喋りな性格へと変化しました。
鳳仙学園の美藤秀幸を一方的に倒すなど、その喧嘩の実力は非常に高いです。
中島信助のタフネスも素晴らしいですが、マコはより洗練された実戦的な強さ、特に一撃の重さや確実性で上回ると考えました。
しかし、上位のキャラクターたちのような、常人離れしたパワーや、チームを率いるカリスマ性といった面ではまだ成長の余地があったと言えるでしょう。
第14位 キーコ(木島好一)
県南の五人組の一人、キーコが第14位です。
顔中傷だらけで左耳が半分ちぎれているという凄まじい見た目ですが、その実力も折り紙つきです。
テル、パルコと共に石井兄弟を追い、春道の街に現れました。
黒焚連合との抗争では、三人で黒焚連合を追い詰めるほどの猛者です。
春道によると、彼が戦った相手の中では龍信、美藤に次ぐ実力者と評されています。
マコと比較しても、春道からの直接的な評価がある分、より上位に位置づけました。
彼の喧嘩は非常に泥臭く、執念深さが特徴で、下位のキャラクターでは対応しきれないでしょう。
しかし、一対一のタイマンで春道に敗れており、さらに上位の完成された強さには一歩譲るため、この順位です。
第13位 古川修(ブル)
初代黒焚連合総長であるブルこと古川修が第13位です。
喧嘩の実力もさることながら、人間としての器の大きさが突き抜けているのが彼の最大の魅力ですね。
キングジョーや石井剛といった強敵を苦戦しながらも倒し、作中では負ける描写がありません。
彼の喧嘩は、その体の大きさを生かしたパワーと、どんな相手にも動じない精神的な強さが特徴です。
キーコやマコのような実力者たちをまとめ上げ、一大勢力である黒焚連合を築き上げたカリスマ性は、彼らの個人の喧嘩の実力だけでは測れない部分でもあります。
ただし、個人の純粋な戦闘能力という点では、まだ美藤や龍信のようなプロの領域に足を踏み入れる者には及ばないため、この順位としました。
第12位 パルコ(春山孝一)
県南の五人組の一人であり、パルコ・アンド・デンジャラーズのリーダー、パルコが第12位です。
テルとキーコを凌ぐ喧嘩の実力を持ち、キレると見境がつかなくなるほどの猛者です。
中学生の頃は3つの中学を支配し、「緑の破壊屋」と恐れられていたという過去も持っています。
黒焚連合との抗争では、不意打ちで千秋に倒されるものの、タイマンでリベンジを果たしています。
ブルと比較すると、組織のリーダーとしての資質はブルに軍配が上がりますが、パルコ個人の爆発力や、キレた時の攻撃力はブルをも凌ぐと考えました。
しかし、後述する木津京介に4度も敗れている事実があり、上位の安定した実力を持つキャラには及ばないため、この順位に落ち着きました。
第11位 真弓鉄次
スネイク・ヘッズで実力ナンバーワンと称される真弓鉄次が第11位です。
春道が「ゼットンの蹴りにも動じない」「キーコやマコに匹敵する」と評するほどの頑丈さと実力を持っています。
公平に忠誠を誓う形にはなりましたが、喧嘩の内容としては真弓が勝っていたと言われています。
彼のタフネスと、一撃の重さはパルコやブルをも凌駕するでしょう。
県南最強の男という異名に偽りなく、圧倒的な戦闘能力を誇ります。
春道とのタイマンでもそのタフネスぶりに春道が驚嘆するレベルでした。
しかし、春道に敗北しており、また後述する龍信や美藤のような完成されたプロの格闘家としての描写がないため、この順位に止まりました。
第10位 金山丈(キングジョー)
鳳仙学園のホープで、「新四天王最強」とも称されるキングジョーこと金山丈が第10位です。
1年生にして鳳仙学園のトップに立った彼は、ブルとのタイマンでは敗北したものの惜敗であり、その実力を大きく知らしめました。
武田、ゼットン、中島といった同世代のライバルと比較して、「頭一つ上回っている」という印象があるほどの猛者です。
真弓鉄次も非常にタフで強力ですが、キングジョーはそれに加えて組織を率いる野心や向上心、そして将来性も評価しました。
個人の戦闘能力に加え、チームのトップとしての格も加味すると、真弓よりは上位に位置すると判断しました。
ただし、まだ九能龍信や美藤竜也のような歴戦の強者には及ばないため、この順位です。
第9位 大島智之
スネイク・ヘッズ幹部の大島智之が第9位にランクインです。
ボクシングをベースにしたファイトスタイルで、1人で数十人を相手に暴れ回り、疲弊したとはいえキーコや鈴蘭一年生を一蹴するなど、驚異的な強さを見せつけました。
「ベストコンディションの状態では勝てない相手」と言われるほどの圧倒的な実力を持つことは間違いありません。
キングジョーも非常に強力ですが、大島智之の「疲弊したとはいえ多数の強者を一方的に叩きのめす」という具体的な描写は、より直接的な戦闘能力の高さを示していると考えました。
ただし、最終決戦では龍信に格の違いを見せつけられ完敗しており、その差は歴然でした。
この「格の違い」が、彼が上位に食い込めない理由です。
第8位 九能龍信
武装戦線の四代目総長である九能龍信が第8位です。
初期から『クローズ』に登場するキャラクターで、ボクシングを基調とした喧嘩スタイルは無双レベルと称されています。
ポンとヒロミが2人がかりでも全く歯が立たないほどの実力を見せつけ、プロボクサーに転身後もトレーナーから「相当な器」と判断されるなど、最後までその実力が認められた強キャラです。
美藤竜也には中学生時代に一方的に敗れた過去がありますが、春道曰く、その後は互角の実力となっているとのことです。
大島智之を完敗させた実績も考慮すると、その差は明らかで、龍信のほうが一段上の強さを持つと判断しました。
ただし、美藤竜也との過去の戦績や、作中での立ち位置から、まだ彼には一歩及ばないと見ました。
第7位 美藤竜也
鳳仙学園の頭である美藤竜也が第7位です。
兄の幻影を追って鈴蘭高校を目の敵にしますが、空手をベースとした蹴り技を得意とし、その実力は超一流です。
不意打ちとはいえ、春道を蹴り一発で病院送りにした実績や、中学生時代に龍信を一方的に倒した戦績は彼の強さを物語っていますね。
クローズ終盤では龍信とほぼ互角の実力となっており、甲乙つけがたいレベルです。
しかし、過去の龍信への圧倒的な勝利と、春道とのタイマンで春道のパンチを3発食らっただけで敗北したとはいえ、春道自身が「1発目で勝負は決まっていた」と認めている点を考慮し、龍信よりも上位としました。
彼の洗練された格闘センスは、龍信と並んで作中でもトップクラスと言えるでしょう。
第6位 武田好誠
五代目武装戦線頭で、「新四天王」の一人である武田好誠が第6位です。
左目の辺りに傷痕があり、中学時代に村田十三に完敗したものの、その壮絶な戦いから東地区で知らない者はいない存在となりました。
九頭神竜男に一方的に叩きのめされてしまう描写はありますが、疲弊した状態でのことでしたし、その後の成長を考慮すると、美藤竜也や九能龍信に匹敵する、あるいはそれ以上の実力を持つと評価できます。
彼らの完成された格闘スタイルに対し、好誠はさらに上を目指す向上心と、五代目武装戦線を率いるカリスマ性、そして精神的な強さが際立っています。
九頭神竜男に屈辱的な敗北を喫したものの、そのポテンシャルは計り知れません。
第5位 木津京介
県南の五人組の一人、木津京介が第5位です。
本編では少年刑務所に収監されていたため名前しか登場しませんが、『続・外伝』でその圧倒的な強さが描かれています。
驚くべきことに、パルコを4度もボコボコにしたという逸話を持つほどの猛者です。
また、人間性も明るく憎めない性格で、公平とは親友関係でした。
武田好誠も強者ですが、京介の「パルコを複数回圧倒する」という具体的な戦績は、彼の純粋な戦闘能力の高さを示しており、より上位に位置づけるに値すると判断しました。
春道との喧嘩が見たかったという声も多く、その実力は作中でもトップクラスであることは間違いないでしょう。
ただし、後述する九頭神竜男のような「日本最強」の異名や、複数勢力からの評価には及ばないため、この順位としました。
第4位 九頭神竜男
萬侍帝国九頭竜會の頭であり、「日本不良界最強の男」と呼ばれる九頭神竜男が第4位です。
春道の一世代下ですが、その圧倒的な強さで新四天王である武田好誠、キングジョー、ゼットンをたった一人で一方的に叩きのめしました。
大柄な体格を活かしたパワーとタフさで春道もかなりの苦戦を強いられ、美藤竜也を病院送りにした実績も持ちます。
木津京介も強いですが、九頭神竜男は「日本不良界最強」とまで言われるほどの全国的な知名度と、多数の強者を圧倒する描写がより多く、そのスケール感が違います。
作中で春道が戦った最後の敵であり、その実力はリンダマンに次ぐと春道自身も認めています。
春道に人生初の敗北を喫しましたが、それでも彼の強さは尋常ではありません。
第3位 花木九里虎
『その後のクローズ』から登場する鈴蘭高校の新入生、花木九里虎が第3位です。
九州から来た金髪パーマの彼は、登場するやいなや鳳仙の生徒9人を一蹴し、タイマンでゼットンに勝利。
最終的に一年戦争の勝ち残り組と取り巻き合わせて17人を一人で叩きのめし、鈴蘭最強の男となりました。
九頭神竜男も圧倒的な強さですが、九里虎は作中最強クラスのゼットンをタイマンで破っており、さらに17人を一人で倒すという規格外の描写があります。
これは、九頭神が新四天王を圧倒した描写と比べても、その瞬発的な爆発力と単独での戦闘能力において、九里虎が上回ると判断しました。
また、後の『WORST』でもその強さは健在であり、作中での「最強」のインフレを抑えた『クローズ』の世界において、異例の強さを持つ存在と言えるでしょう。
第2位 坊屋春道
言わずと知れた本作の主人公、坊屋春道が第2位です。
集団での不意打ちなどで後れを取ることはあったものの、タイマン勝負ではどんな強敵相手でも正々堂々と戦い、勝利を収めてきました。
九頭神竜男、龍信、美藤、真弓など、作中の主要メンバーを次々と倒した実績は彼の強さの揺るぎない証拠です。
一匹狼でありながらも人を引き付ける魅力を持つ彼は、ゼットンに「最高の男」と言わしめました。
花木九里虎はゼットンに勝っていますが、春道は九頭神竜男という「日本不良界最強」をタイマンで倒した唯一の男です。
この戦績は、九里虎の実力をもってしても、春道には及ばないだろうという結論に至りました。
彼のタフネスと、ここぞという時に放つパンチやキックの一撃は、まさに作中トップクラスです。
第1位 林田恵(リンダマン)
栄えある第1位は、やはりこの男、リンダマンこと林田恵です!
鈴蘭史上最強の男であり、作中で坊屋春道が唯一タイマンで勝利できなかった相手です。
春道とは2回のタイマン勝負を行い、1回目の引き分けの後、2度目の死闘では勝利を収め、作中での最強の地位を確立しました。
圧倒的な体格を活かした獣のようなファイトスタイルで、その打撃の重さは読者にも伝わってくるほどでした。
不良が集まる鈴蘭高校の中で、権力闘争には全く興味を示さず、己の道を進む修行僧のような存在でしたが、春道に対しては実力を認め、戦友のような存在でしたね。
彼は「作中負けなし」という唯一無二の戦績を持ち、その存在感は他の追随を許しません。
後に格闘技界に進んだという描写もあり、まさに『クローズ』の世界における「最強」の代名詞と言えるでしょう。
まとめ
皆さん、僕が選んだ『クローズ』最強キャラクターランキングTOP20、いかがでしたでしょうか?
僕も改めてキャラクターたちの戦績や能力を振り返ってみて、彼らの熱い生き様に胸が熱くなりました。
今回ランクインしたキャラクターたちは、それぞれが独自の強さやカリスマ性を持ち、物語を彩ってくれましたね。
リンダマンの揺るぎない最強ぶり、そして主人公である春道がその背中を追い続けた姿は、まさに『クローズ』という作品の象徴だったと言えるでしょう。
もちろん、このランキングは僕個人の見解によるものなので、「いやいや、このキャラがもっと上だろう!」「あのキャラが入ってないなんて!」など、色々な意見があるかもしれませんね。
それもまた、『クローズ』という作品の奥深さであり、ファン同士で語り合う醍醐味だと僕は思います。
ぜひ皆さんの考える最強ランキングや、好きなキャラクター、印象に残っているバトルシーンなどもコメントで教えてください!
これからも『クローズ』の熱い世界を一緒に語り合っていきましょう!
その他の強さランキングも多数掲載中です!是非ご覧ください!









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