【鬼滅の刃】結婚した公式カップルと最終回に描かれた「その後」

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【鬼滅の刃】結婚した公式カップルと最終回に描かれた「その後」

 

大ヒット漫画『鬼滅の刃』は、鬼との壮絶な戦いを主軸に描かれていたため、恋愛要素は控えめでした。しかし、最終回ではキャラクターたちの「その後」が描かれ、多くのファンが彼らの幸せな結末を知ることとなりました。

この記事では、『鬼滅の刃』で結婚した公式カップル、そして最終回に登場した彼らの子孫や転生したキャラクターたちを一覧でご紹介します。

 

『鬼滅の刃』とは? 作品概要をおさらい

まずは、日本だけでなく世界中で愛されている『鬼滅の刃』の基本情報をおさらいしましょう。

 

『鬼滅の刃』の概要

吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)先生による漫画『鬼滅の刃』は、「これは、日本一慈しい鬼退治」というキャッチフレーズで知られています。週刊少年ジャンプ』(集英社)で2016年から2020年まで連載され、2019年のアニメ化をきっかけに爆発的な人気を獲得しました。人間と鬼の切なくも優しい物語が、老若男女問わず多くの人々を魅了しています。

 

『鬼滅の刃』のあらすじ

主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)は、鬼に家族を惨殺され、唯一生き残った妹の禰豆子(ねずこ)も鬼に変えられてしまいます。禰豆子を人間に戻すため、炭治郎は鬼殺隊に入隊し、鬼の始祖・鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)との戦いに挑みます。仲間たちとの出会いや絆を通じて成長しながら、壮絶な戦いを繰り広げる物語です。

 

『鬼滅の刃』で結婚した公式カップル一覧

『鬼滅の刃』の物語本編では結婚が直接描かれることはありませんでしたが、最終回の「おまけ」ページや現代を描いたエピソードで、主要キャラクターたちの結婚が明らかになりました。

ここでは、めでたく結ばれた公式カップルたちをご紹介します。

 

1. 竈門炭治郎と栗花落カナヲ

物語を通して、栗花落カナヲ(つゆり・かなを)は炭治郎との出会いによって自分の感情を表に出せるようになり、彼への恋心を育んでいきました。ファンからも見守られていた二人は、最終的に結婚という形で結ばれています。

 

2. 我妻善逸と竈門禰豆子

我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)は、禰豆子と出会った当初から熱烈なアプローチを続けていました。鬼だった頃の禰豆子の記憶のどこかに、彼の猛アピールが残っていたのかもしれません。最終決戦後、善逸が堂々と禰豆子を「妻」と呼ぶ描写があり、無事に夫婦となったことが示唆されています。

 

3. 嘴平伊之助と神崎アオイ

意外な組み合わせとして多くのファンを驚かせたのが、嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)と神崎アオイです。

無惨討伐後の蝶屋敷での療養中、伊之助がアオイの手料理を「ホワホワする」と感じる描写があり、これが伊之助にとって初めての恋の始まりでした。二人の家庭はきっと賑やかで楽しいものになったことでしょう。

 

4. 伊黒小芭内と甘露寺蜜璃

蛇柱・伊黒小芭内(いぐろ・おばない)は、恋柱・甘露寺蜜璃(かんろじ・みつり)に長年想いを寄せていました。

最終決戦で無惨が消滅した後、蜜璃は伊黒に告白し、二人は相思相愛であったことが判明します。文通を重ねていた二人は、現世での願いを叶え、来世で結ばれることを誓い合いました。

 

5. 宇髄天元と雛鶴・まきを・須磨

音柱・宇髄天元(うずい・てんげん)は、鬼殺隊の中でも唯一、三人の嫁(雛鶴、まきを、須磨)を持つ異色の存在でした。

鬼殺隊の任務も共にこなし、毎日喧嘩しながらも互いを深く想い合う、派手で仲睦まじい夫婦として描かれています。彼らは鬼殺隊に入る前から結婚しており、公認のカップルです。

 

『鬼滅の刃』最終回に描かれた「現代」の物語

『鬼滅の刃』の物語は、鬼との最終決戦の後に時が流れて「現代」が描かれます。この最終回は、『週刊少年ジャンプ』掲載時と単行本で一部内容が異なると噂されましたが、物語の結末自体に大きな変更はありません。

単行本では加筆修正が加えられ、より詳細な描写やおまけページでキャラクターたちの「その後」が充実しました。

最終回のタイトルは「幾星霜を煌めく命」とされており、「幾星霜」は長い年月や多くの困難を乗り越えることを、「煌めく」は美しく光り輝く様子を表します。鬼のいない平和な世界で、新たな命が輝きながら繋がっていく、感動的な意味が込められています。

 

結婚したカップルの「子孫」一覧

『鬼滅の刃』の最終回では、結婚した公式カップルから生まれた命が現代まで繋がり、彼らの子孫たちが幸せに暮らす姿が描かれました。

 

1. 竈門炭彦(かまど・すみひこ)

竈門炭彦(15歳)は、炭治郎とカナヲの子孫です。顔は炭治郎に似ており、眠るのが好きなマイペースな性格。驚異的な身体能力を持ち、毎日パルクールで登校しているため、学校の先生からは「危険登校常習者」と見なされています。

 

2. 竈門カナタ

竈門カナタ(16歳)は炭彦の兄で、カナヲに似た顔立ちのイケメン。非常にしっかり者で、女子には思ったことを率直に伝えるため「初恋ドロボウ」というあだ名がついています。人前で女子と仲良くしていますが、彼女がいるわけではありません。

 

3. 我妻燈子(あがつま・とうこ)

我妻燈子(18歳)は、善逸と禰豆子の子孫です。禰豆子に似た顔立ちですが、性格は非常にしっかりしており、イケメンに目がありません。カナタとよくじゃれ合っていますがカップルではありません。勉強もでき、将来の夢は検事。過去に弟をかばって車にひかれた際、的確な応急処置で弟に後遺症を残しませんでした。

 

4. 我妻善照(あがつま・よしてる)

我妻善照(17歳)は燈子の弟で、顔も髪型も善逸そっくり。姉に勉強を教えてもらいながら高校に通う、「やればできる子」ですが、ズルばかりするのが玉に瑕です。善逸が残した鬼退治の物語を愛読しており、テスト前に読んで姉に蹴られるなど、最も善逸の血を濃く受け継いでいる人物と言えるでしょう。

 

5. 嘴平青葉(はしびら・あおば)

嘴平青葉(28歳)は、伊之助とアオイの曾孫にあたります。伊之助に似た美人顔ですが、男性です。一年でわずか2〜3日しか咲かない「青い彼岸花」の新種を研究していましたが、うっかりすべて枯らしてしまい、会社をクビになってしまいます。公園で泣いていたところに炭彦と出会い、バドミントンをして仲良くなりました。

 

6. 宇髄天満(うずい・てんま)

宇髄天満(20歳)は、天元の子孫(どの嫁の子孫かは不明)で、7人兄弟の体操選手です。体操選手としては優秀ですが、中指を立てたり記者の首を絞めたりと、態度やマナーは非常に悪い一面も。しかし、イケメンであるため人気はあります。

 

鬼殺隊士や鬼が「生まれ変わった」キャラ一覧

鬼との戦いで命を落としてしまったキャラクターたちも、『鬼滅の刃』の最終回で描かれた現代では、生まれ変わって幸せに暮らす姿が描かれました。

 

1. 伊黒小芭内と甘露寺蜜璃

戦場で命を落とした伊黒と蜜璃は、現代で結婚し、仲良く定食屋を営んでいます。店先には蛇の置物が飾られ、メニューはどれも「メガ盛り」という、二人の特徴を反映した定食屋です。

 

2. 不死川実弥と不死川玄弥

風柱・不死川実弥(しなずがわ・さねみ)の子孫と、弟・不死川玄弥(しなずがわ・げんや)の生まれ変わりは、警察官の先輩後輩として街の安全を守っています。ある事件で共に傷を負いながら犯人を捕らえたことで意気投合し、まるで兄弟のように仲良く仕事をしています。

 

3. 時透無一郎と時透有一郎

街の一角でベビーカーに眠る双子の赤ちゃんとして登場したのは、霞柱・時透無一郎(ときとう・むいちろう)と兄・時透有一郎(ときとう・ゆういちろう)の生まれ変わりです。霞柄のブランケットに包まれ、これからの成長が楽しみな二人の姿が描かれています。

 

4. 継国縁壱とうた

『週刊少年ジャンプ』では描かれませんでしたが、単行本では双子のベビーカーの近くに、最強の剣士・継国縁壱(つぎくに・よりいち)と妻・うたに似た姿の夫婦と赤ちゃんが描かれています。戦国時代に多くを背負い、悲劇的な結末を迎えた縁壱とうたが、現代で幸せな家庭を築いている姿は感動的です。

 

5. 悲鳴嶼行冥

岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじま・ぎょうめい)は、現代で幼稚園の先生として生まれ変わっていました。相変わらずの巨体ですが、善照からは「ピンクのエプロンが似合わなすぎ」と心の中で呟かれています。

 

6. 桑島慈悟郎と鱗滝左近次

善逸の育手である桑島慈悟郎(くわしま・じごろう)と、炭治郎の育手である鱗滝左近次(うろこだき・さこんじ)は、現代では仲良く将棋を指す友人同士のおじいさんとして登場。炭彦がパルクール登校で通り抜けるお宅に住んでいます。

 

7. 真菰と錆兎

真菰(まこも)と錆兎(さびと)は、現代で小学生として生まれ変わり、水柱・冨岡義勇(とみおか・ぎゆう)の子孫である冨岡義一(とみおか・ぎいち)と親友関係にあります。三人で同じスイミングスクールに通う仲良しグループです。

 

8. 鋼鐵塚蛍

炭治郎の日輪刀を担当した刀鍛冶・鋼鐵塚蛍(はがねづか・ほたる)は、現代では直接姿を見せませんが、炭彦がパルクール登校中に通り過ぎた場所に「鋼鐵塚整備」という会社がありました。

彼が転生したのか、子孫がその事業を継いだのかは謎に包まれています。

 

子孫を残した「その他」のキャラ一覧

結婚したかは不明ですが、最終回で子孫が登場したキャラクターたちもいます。

 

1. きよ、すみ、なほ

蝶屋敷で炭治郎たちの世話をしていたきよ、すみ、なほの三人娘の子孫が、現代では小学校の同級生として登場しています。

炭彦がパルクール登校する際にすれ違う三人組で、炭彦に「ランニングマン」というあだ名をつけていました。

 

2. 冨岡義勇

水柱・冨岡義勇の子孫は、冨岡義一。真菰と錆兎の生まれ変わりと親友で、彼らと仲良く学校に通う姿が描かれています。義一は義勇とは異なり、円滑なコミュニケーションが取れる優しい少年です。

 

3. 後藤と竹内

鬼殺隊の隠であった後藤と、最終決戦で愈史郎と共に活動していた鬼殺隊士の竹内も、現代に子孫を残しています。二人の子孫は善照たちと同じ高校に通っていますが、学年が違うため面識はないようです。

 

4. 村田

炭治郎が那田蜘蛛山で出会って以来、何かと関わりのあった村田の曾孫が、炭彦たちが通う学校の先生として登場しています。

危険登校常習犯の炭彦に対し、始業3分前にも関わらず門を閉める指示を出すなど、彼らの「戦い」は続きそうです。

 

5. 煉獄千寿郎

炎柱・煉獄杏寿郎の弟である煉獄千寿郎(れんごく・せんじゅろう)の子孫も現代に登場。

煉獄家特有の髪色と髪型を持ち、性格は千寿郎よりも杏寿郎に似ていて、非常にポジティブな人物です。剣道部に所属し、炭彦と同じく優れた身体能力を持っています。

 

6. 小鉄と鉄穴森

刀鍛冶の里で炭治郎を鍛えた小鉄と、伊之助や無一郎の刀鍛冶を担当した鉄穴森(かなもり)の子孫も、現代では小学生の少年として登場。二人とも特徴的な眉毛が遺伝しているようです。

 

最終回まで存命だったキャラ一覧

大正時代から、最終回で描かれた現代まで生き続けたキャラクターもいます。

1. 愈史郎(ゆしろう)

鬼である愈史郎は、人間と異なり死ぬことも年を取ることもありません。炭治郎たちが生きていた時代の姿のまま、現代を生き続けています。

珠世の飼い猫・茶々丸も一緒です。

現代では山本愈史郎と名乗り、画家として珠世の絵を描き続けています。その絵は写真と見間違うほど美しく、世界的に評価されていますが、鬼であることがバレるのを恐れ、あまり表には出たがらないようです。

 

2. 産屋敷輝利哉(うぶやしき・きりや)

産屋敷家の長男である産屋敷輝利哉は、父親に代わってわずか8歳で産屋敷家の当主となり、最終決戦で鬼殺隊を指揮しました。

現代では、日本最高齢の記録を更新した人物としてテレビに出演しています。愈史郎とは友人関係にあります。

 

『鬼滅の刃』の結婚に対する世間の評判

『鬼滅の刃』のキャラクターたちが結婚したことに対する世間の反応は様々です。

最終巻では、結婚に至るまでの過程が詳しく描かれず、物語が現代に飛んだため、結婚までの経緯やその後の生活をもっと見たいというファンも多くいました。

しかし、善逸が念願叶って禰豆子と結婚できたことには、多くのファンが喜びの声を上げています。物語の中の善逸を見ていると、結婚は難しいと思われただけに、その喜びはひとしおだったようです。

また、鬼との戦いで命を落としたキャラクターたちが、現代に転生して幸せに暮らしているという描写には賛否両論がありました。

しかし、登場人物たちが皆幸せになれるハッピーエンドは、多くの読者の心を救い、この終わり方でよかったと感じる人も少なくありません。

 

まとめ:『鬼滅の刃』が繋いだ幸せな未来

『鬼滅の刃』の最終話のタイトル「幾星霜を煌めく命」にふさわしく、時を超えて現代に繋がる命や絆が描かれました。

炭治郎たちの子孫や転生した人々が、鬼のいない平和な世界で幸せに過ごす様子は、非常に感動的です。ハッピーエンドの物語は、読者の心にも温かい光を灯してくれます。

 

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