
「お前はもう死んでいる」というあまりにも有名なフレーズとともに、1980年代の漫画界を席巻した伝説的作品『北斗の拳』。
核戦争後の荒廃した世界を舞台に、一子相伝の暗殺拳「北斗神拳」を駆使して戦う漢たちの姿は、今なお僕たちの心を熱くさせて止みません。
ネット上でも「ラオウとカイオウ、どっちが本当に強いの?」「覚醒したケンシロウに勝てる奴はいるのか?」といった議論が日々繰り広げられています。
今回は、そんなファンの皆さんの熱い考察や作中の具体的なエピソード、そして最新の公式データに基づき、僕なりに徹底的な強さランキングを作成してみました。
単純な戦闘力だけでなく、奥義の深淵や精神的な覚醒までを考慮した「究極の格付け」となっています。
あなたの推しキャラが何位に入っているか、ぜひチェックしてみてくださいね!
『北斗の拳』最強は誰だ?時代を超えて愛される拳士たちの強さランキングTOP20
第20位 シン
北斗の拳の物語の幕開けを飾り、ケンシロウの胸に七つの傷を刻んだ南斗孤鷲拳の伝承者です。
「執念」を力に変えることで、北斗神拳伝承者候補であった初期のケンシロウを一度は完膚なきまでに叩きのめしたその実力は、南斗六聖拳の中でも際立っています。
指先一つで敵の肉体を内部から突き破る南斗獄屠拳などの鋭い手刀は、まさに死神の鎌のような恐ろしさを秘めています。
しかし、本作のインフレが進む中で見ると、後半に登場する拳士たちに比べると純粋な破壊力や防御面での奥義のバリエーションに欠ける点は否めません。
次順位のユダが策謀を巡らせて優位に立つタイプであるのに対し、シンは正々堂々とした実力行使がメインですが、その直情的な強さが、かえって上位陣のトリッキーな技に対応しきれない理由となっています。
それでも、北斗神拳の伝承者を一度は敗北に追い込んだという事実は、彼がこのTOP20に名を連ねる十分な根拠と言えるでしょう。
第19位 ユダ
自らを「美の化身」と称し、南斗紅鶴拳を操る妖星の男です。
その強さは純粋な拳の技術だけでなく、相手の心理を揺さぶり、ダムを決壊させて足場を奪うといった狡猾な戦略を含めた総合力にあります。
南斗紅鶴拳の奥義「血粧嘴」は、あまりの速さに衝撃波が背中まで突き抜けるという恐るべき威力を誇ります。
先ほどのシンが真っ向勝負を好むのに対し、ユダは「勝つための状況作り」が圧倒的に上手いため、戦術的な優位性でシンを上回ると判断しました。
しかし、次順位のレイが死の淵から復活した際に見せた「美しすぎる動き」には、自らの美学が仇となって心を奪われ、隙を晒してしまいました。
精神的な脆さが限界となって現れるため、レイのような純粋な「義」の力を持つ拳士には一歩及ばないのが実状です。
智略を尽くせば多くの強敵を葬れる実力者ですが、格上の拳士が見せる「真の輝き」の前では、その実力は色褪せてしまいます。
第18位 レイ
義星の宿命を背負い、南斗水鳥拳を極めた漢です。
その動きは「水鳥」の名にふさわしく優雅で、真空の刃で相手を切り刻む描写は作中でも屈指の美しさを誇ります。
特に、ラオウから突かれた秘孔「新血愁」の激痛を、マミヤへの愛と義理で克服し、ユダを撃破した際の集中力は凄まじいものがありました。
前順位のユダが仕掛けた汚い罠を、空中戦を制する飛翔白麗で無効化した点は、彼の技術が南斗聖拳の中でも上位にあることを証明しています。
しかし、そんなレイであっても、次順位のシュウが見せる仁星の慈悲を伴った脚技には、攻撃の重さとリーチの面で若干の不利を抱えます。
レイは指先や手刀による「切断」に特化していますが、シュウは盲目でありながら心眼で相手を捉え、予測不能な位置から斬撃を放つため、レイのスピードをもってしても捉えきれない部分があります。
妹アイリを救い出した後の彼は、精神的にも完成されていましたが、上位の「将」クラスに挑むには、まだ拳の破壊力が不足していたと言わざるを得ません。
第17位 シュウ
南斗白鷺拳の伝承者であり、盲目の闘将として知られる仁星の拳士です。
自らの目を潰してまでケンシロウの命を救ったその精神性は、拳の強さにも反映されており、心眼で相手の動きを察知する能力は超一流です。
南斗六聖拳で唯一「脚」を主体とする白鷺拳は、烈脚空舞のように広範囲をなぎ払う攻撃を得意とし、レイの水鳥拳よりも間合いの制御に長けています。
前順位のレイが「線」の攻撃であるのに対し、シュウの脚技は「面」を支配するため、接近戦に持ち込む難易度はシュウの方が格段に高いと言えます。
しかし、次順位のサウザーのような「帝王」の宿命を背負う者に対しては、その優しさが仇となり、またサウザーの特異体質という壁を突破する手段を持ち合わせていませんでした。
聖帝十字陵を背負わされるという非人道的な状況でも最後まで民を想ったその強さは本物ですが、純粋な殺傷能力の比較では、北斗神拳伝承者候補や最強の南斗拳士たちに後塵を拝することになります。
第16位 バラン
ラオウに憧れ、その技を盗むことで北斗神拳を会得したブランカの光帝です。
彼は正規の伝承者ではありませんが、ラオウから直接「盗む」ことを許された稀有な存在であり、北斗剛掌波を放つほどの実力を備えています。
秘孔の知識も深く、医療への応用から暗殺術まで使いこなすその多才さは、並の南斗拳士を凌駕する脅威となります。
前順位のシュウが南斗の脚技に特化しているのに対し、バランは北斗神拳の基本から奥義までを広範囲にカバーしているため、対応力の広さでシュウを上回ります。
しかし、本気を出したケンシロウからは「付け焼き刃」と一蹴されており、本物の伝承者が持つ「拳の重み」や、極限状態での読みの深さには遠く及びません。
次順位のジャギが、卑怯な手段を使いつつもリュウケンのもとで正規の修行を積んでいたことを考えると、バランの北斗神拳はあくまで「模倣」の域を出ない部分があります。
精神的な強さを手に入れた最後は見事でしたが、純粋な格闘家としての深淵では、やはり正規の北斗の門下生に分があると言えるでしょう。
第15位 ジャギ
北斗四兄弟の三男であり、銃や含み針といった卑怯な手段を厭わない異端の拳士です。
ファンからは弱者扱いされがちですが、これでも北斗神拳の伝承者候補としてリュウケンのもとで長年修行を積んだ実力者であり、南斗聖拳も一部習得しています。
彼がこの順位に位置するのは、正規の北斗神拳の基礎に加え、手段を選ばない執念深さがあるからです。
前順位のバランが北斗の技を「形」として模倣しているのに対し、ジャギは北斗の「真髄」をわずかとはいえ正規に学んでいるため、秘孔を突く精度や破壊力でバランを凌駕します。
しかし、次順位のジュウザのような天才的なセンスを持つ男と比較すると、その拳はあまりにも凡庸で重みに欠けます。
ジャギは相手の隙を突くことは得意ですが、ジュウザのように「型にハマらない」変幻自在の動きに対しては、彼の教条的な北斗神拳(および小細工)は全く通用しないでしょう。
ケンシロウを覚醒させるきっかけとなった点では重要な役割を果たしましたが、純粋な武人としての格付けでは、このあたりが限界点となります。
第14位 ジュウザ
南斗五車星の一人であり、誰にも縛られない「雲」の生き様を貫いた天才拳士です。
彼の使う「我流の拳」は、型が存在しないがゆえに予測が不可能であり、あのラオウにさえ「強敵(とも)」と認めさせ、冷や汗をかかせるほどの実力を誇ります。
特に、相手の腕を絡めとって破壊する「撃壁背水掌」は、一撃必殺の威力を秘めた超近接奥義です。
前順位のジャギがいくら小細工を弄したとしても、ジュウザの天才的な野生の勘の前ではすべて見透かされ、瞬殺されることは想像に難くありません。
しかし、これほどの天才であっても、次順位のサウザーのような「圧倒的なカリスマと身体の謎」を持つ者に対しては、決定打を欠く可能性があります。
ジュウザの拳は「当てる」ことには長けていますが、サウザーのような攻守において一切の妥協がない帝王の威圧感と、秘孔が効かない特殊体質を相手にした場合、我流ゆえの詰めの大雑把さが命取りになるでしょう。
ラオウの足を止めた功績は絶大ですが、物語全体で見れば、まだ上に「魔」や「帝」を冠する怪人たちが控えています。
第13位 サウザー
「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」の精神で君臨する聖帝であり、南斗六聖拳最強を誇る南斗鳳凰拳の伝承者です。
天翔十字鳳という無敵の構えに加え、心臓の位置が逆であるという「帝王の身体」を持つため、北斗神拳の秘孔攻撃を無効化できるという圧倒的なアドバンテージを持っています。
この体質を知らなければ、あのケンシロウでさえ敗北を喫したほどであり、初見殺しの性能は作中随一です。
前順位のジュウザがいくら変幻自在に攻めたとしても、サウザーの体質の謎を解かない限り、決定的なダメージを与えることはできません。
しかし、次順位のファルコが見せる元斗皇拳は、細胞を滅殺する熱拳であり、秘孔を突く必要がないため、サウザーの特異体質も大きなアドバンテージになり得ません。
サウザーの鳳凰拳は防御を捨てた攻撃特化の拳ですが、元斗の光の壁や長距離攻撃の前では、近づくことすら困難になる可能性があります。
愛を捨てた悲しき帝王ですが、純粋な拳の理(ことわり)の強さとしては、元斗や北斗の深淵には一歩譲る形となりました。
第12位 ファルコ
天帝を守護する元斗皇拳の継承者であり、金色のオーラを纏う「黄金の将」です。
元斗皇拳は北斗神拳と対をなす拳法であり、秘孔ではなく「細胞を焼き切る」という物理的な破壊を伴うため、防御不能の威力を持ちます。
片足を義足にしながらもケンシロウと互角に渡り合い、その闘気の渦は一瞬で周囲を殲滅するほどの出力を見せました。
前順位のサウザーが持つ「秘孔の効かない体」も、ファルコの掌から放たれる凍結や焼熱の拳の前では意味をなさず、力でねじ伏せられる可能性が高いです。
しかし、次順位のハン(羅将)と比較すると、拳速において明らかな差が存在します。
ハンは「誰も影すら見ることができない」ほどの速さを誇り、元斗皇拳の重い一撃を放つ前に、ハンの疾風のごとき拳がファルコの肉体を貫くでしょう。
ファルコは天帝を想う「忠義」ゆえに強さを維持していましたが、修羅の国の羅将たちが持つ、戦いそのものを呼吸とするような「魔」の領域には、わずかに届きませんでした。
第11位 ハン
修羅の国第三の羅将であり、北斗琉拳の使い手として圧倒的な拳速を誇る漢です。
「今まで何人の挑戦者を葬ったか覚えていない」と豪語する通り、彼の拳は目視することすら不可能なスピードで相手を細切れにします。
その実力は、それまで無敵に近い強さを見せていた修羅の国の猛者たちが、ハンの前では赤子同然に見えるほど絶望的な差があります。
前順位のファルコがどれほど強力なオーラを放とうとも、ハンはそのオーラが完成する前に百発の拳を打ち込むことができるスピードの持ち主です。
しかし、次順位のシャチのような「執念」と「北斗琉拳の闇」を完全に使いこなす者に対しては、ハンの余裕が隙を生むことになります。
ハンは武人としての誇りを持ちすぎているため、シャチのような「勝利のために手段を選ばない羅刹」の動きや、魔闘気を駆使した空間歪曲には、力負けする場面が出てきます。
ハンの拳速は驚異的ですが、トップ10の壁を越えるには、さらに底知れない「絶望」や「魔」の深みが必要となります。
第10位 シャチ
北斗琉拳を学び、愛を捨てて「羅刹」となった修羅の国の反逆者です。
彼は正規の羅将ではありませんが、ジュウケイから受け継いだ北斗琉拳の技術と、海賊の息子としての野生、そして「ケンシロウにすべてを託す」という不退転の決意によって、実戦では羅将クラスに匹敵する爆発力を見せます。
特に女人像の加護を受けた際や、カイオウを足止めした時の執念は、純粋な技量を超えた「何か」を感じさせました。
前順位のハンが「美しき速さ」であるのに対し、シャチは「泥臭く、しかし確実に殺す」強さを持っており、ハンの予測を裏切る動きで彼を追い詰めることができるでしょう。
しかし、次順位のヒョウのように「北斗宗家の血」を完全に覚醒させた存在に対しては、シャチの北斗琉拳も通用しません。
ヒョウは宗家の嫡男としての圧倒的なポテンシャルを秘めており、シャチがどれだけ策を弄しても、血脈が持つ「拳の格」の違いで圧倒されてしまいます。
羅刹として生きた彼の最期は見事でしたが、真の伝承者たちの領域に踏み込むには、あと一歩及ばなかったというのが僕の評価です。
第9位 ヒョウ
修羅の国第二の羅将であり、ケンシロウの実兄、そして北斗宗家の嫡男という高貴なる血を引く拳士です。
カイオウによって記憶を封じられていましたが、本来の彼は「柔の拳」を得意とし、その優雅さはトキにも比肩すると言われています。
覚醒した際の魔闘気は凄まじく、空を歪め、触れるものすべてを破壊する暗流天破を使いこなします。
前順位のシャチがどれほど羅刹として振る舞おうとも、宗家の血を引くヒョウが放つ「本物」の闘気の前では、その技は無力化されてしまいます。
しかし、次順位のコウリュウのような、かつてリュウケンと伝承者の座を争った伝説の拳士と比較すると、ヒョウは精神的な不安定さが目立ちます。
コウリュウは一子相伝の重圧を乗り越え、悟りの境地に達した上でラオウと渡り合った人物であり、その「不動の心」と完成された北斗神拳の前では、迷いを持つヒョウの魔闘気は突破される可能性があります。
ヒョウは才能ではトップクラスですが、人生の大半を欺瞞の中で過ごしたことが、最後の最後で「絶対的な強さ」への到達を阻んだように思えてなりません。
第8位 コウリュウ
かつて先代伝承者リュウケンと「龍虎」と並び称され、実力はリュウケンをも凌ぐと言われた伝説の拳士です。
彼は一子相伝の宿命から身を引き、隠遁生活を送っていましたが、その実力はラオウをして「さすがに強い」と言わしめるほど完成されていました。
奥義「七星抹殺」のように、自らの命を賭して相手を葬り去る覚悟を持っており、北斗神拳の最も深い部分を理解しています。
前順位のヒョウが持つ若く荒々しい魔闘気も、コウリュウが長年の修行で培った「北斗の真髄」の前では、その急所を正確に突かれ、沈黙させられるでしょう。
しかし、次順位のリュウケンのように、実際に伝承者として「魔」を封じ、教え子たちを導き続けた実戦経験の豊富さには及びません。
リュウケンは病に侵される前、全盛期の頃には北斗琉拳のジュウケイを圧倒して正気に戻すなど、対「魔」における絶対的な強さを誇っていました。
コウリュウは素晴らしい武人でしたが、伝承を譲った時点で、北斗神拳の「時代の頂点」としての進化からは一歩身を引いてしまったと言えるかもしれません。
第7位 リュウケン
第63代北斗神拳伝承者であり、ケンシロウ、ラオウ、トキ、ジャギの師父です。
晩年は老いと病に苦しみましたが、全盛期のその実力は、北斗神拳の長い歴史の中でも屈指と言われています。
特に、相手の動きを完全に封じる「七星点心」は、ラオウですら一度は死を覚悟したほどの回避不能な奥義です。
前順位のコウリュウが「個としての完成度」であるのに対し、リュウケンは「北斗を伝える者」としての厳しさと技術の深みがあり、実際にラオウを追い詰めた実績から見ても、その格は一段上です。
しかし、次順位のカイオウのような「天をも飲み込むほどの憎しみ」と、北斗琉拳の極致である魔闘気を纏う怪物に対しては、リュウケンの正統派な北斗神拳だけでは太刀打ちできない可能性があります。
カイオウは北斗宗家への呪いによって、北斗神拳そのものを無効化するほどの「暗流天破」を完成させており、老いたリュウケンはもちろん、全盛期でもこの魔力のような闘気を打ち破るには至らないでしょう。
師父としての威厳は素晴らしいものですが、時代の波は彼の想像を超える「魔」を生み出してしまったのです。
第6位 カイオウ
修羅の国第一の羅将であり、ラオウの実兄。自らを「新世紀創造主」と称し、北斗琉拳の魔道に完全に堕ちた最強の敵です。
鎧で抑え込まなければ溢れ出してしまうほどの巨大な魔闘気を操り、空間そのものを歪ませることで、相手の北斗神拳を無効化する能力を持っています。
その実力は凄まじく、初戦ではケンシロウを死の寸前まで追い詰め、十字架に吊るすという屈辱を与えました。
前順位のリュウケンのような伝統的な技の使い手も、カイオウが作り出す「無重力の空間」の中では、まともに秘孔を突くことすら叶わず、なす術もなく葬られるでしょう。
しかし、次順位のトキが見せる「静かなる水」のごとき拳の前では、カイオウの荒ぶる魔闘気も、受け流されてしまう可能性があります。
トキは死の淵にあっても、ラオウの剛拳を柔で制する一歩手前まで行った男であり、カイオウの憎しみに満ちた攻撃は、トキが持つ「無私」の精神には届かない部分があります。
カイオウは間違いなく作中最強候補の一角ですが、その強さが「憎しみ」という負の感情に基づいているため、それを超越した境地に達した拳士には、最後の最後で競り負ける宿命にあります。
第5位 トキ
北斗四兄弟の次男であり、北斗神拳二千年の歴史の中で「最も華麗な技を持つ」と言われた天才です。
もし彼がカサンドラに捕らわれず、また核の灰を浴びて病に侵されていなければ、間違いなく伝承者になっていたであろう実力者です。
彼の「柔の拳」は、相手の闘気を受け流し、逆にその力を利用して葬る北斗有情破顔拳など、まさに神業と呼ぶにふさわしい次元に達しています。
前順位のカイオウがどれほど強大な魔闘気をぶつけてこようとも、トキは川の流れのようにそれをかわし、最も静かな瞬間に致命の秘孔を突くことができるでしょう。
しかし、次順位のラオウのような「天をも掴む圧倒的な剛拳」と、最期に手に入れた「哀しみ」による覚悟の前では、トキの柔の拳も力尽きてしまいます。
ラオウはトキのすべてを知り尽くしており、その上で「情」を捨てて(あるいは含んで)挑んでくるため、病による体力低下という決定的な弱点を持つトキには、勝利の女神は微笑みませんでした。
全盛期のトキであれば1位を争うポテンシャルがありましたが、作中描写に基づけば、この位置が最も妥当と言えます。
第4位 ラオウ
世紀末覇者「拳王」として乱世を恐怖と力で支配した、北斗四兄弟の長男です。
その強さは圧倒的な闘気(オーラ)にあり、ただそこに立つだけで巨漢を震え上がらせ、一撃で山をも砕くほどの剛拳を誇ります。
最期にはユリアへの愛と哀しみを悟ることで、北斗神拳究極奥義「無想転生」をも習得し、名実ともに最強の一角へと昇り詰めました。
前順位のトキとの死闘を制し、自らの道が天にあることを証明したラオウは、まさに最強の漢の象徴と言えます。
しかし、次順位のバットがボルゲ編で見せた「愛と絆の極限」……というのは少し違いますが、実力順では、記憶を取り戻した後の最終形態ケンシロウには、ラオウですら及ばない領域が存在します。
ケンシロウはラオウから受け継いだ哀しみさえも己の力に変え、さらにその先の戦いを経て「完成」されました。
ラオウは天へ帰りましたが、その魂を最も深く受け継いだ弟が、彼を越えていくのは、北斗の宿命でもあったのです。
第3位 バット
かつてケンシロウに同行していた少年は、第二部において「北斗の軍」を率いるリーダーへと成長し、最後には愛するリンのために命を懸ける最強の武人となりました。
彼がなぜこの順位なのか? それは最終章ボルゲ編で見せた、もはや拳法を超越した「精神の強さ」にあります。
ケンシロウの身代わりとして、盲目の魔人ボルゲの執拗な拷問に耐え抜き、心臓を貫かれてなお立ち上がってリンを守り抜いたその姿は、ラオウの剛拳をも凌駕する「死なない強さ」を体現していました。
技術的にはラオウに及びませんが、ボルゲ編のバットは「ケンシロウが死んでも、俺がケンシロウとして死ぬ」という究極の自己犠牲により、北斗神拳の真髄である「哀しみ」を誰よりも深く体現しています。
しかし、次順位のケンシロウのように、すべての強敵たちの技を吸収し、神の領域に達した伝承者には、やはり一歩及びません。
バットの強さは「守るための執念」ですが、ケンシロウの強さは「すべての哀しみを背負った救世主」としての、揺るぎない絶対的な力です。
少年の頃の彼からは想像もできないほどの漢気を見せたバット。彼は間違いなく、この物語のもう一人の主人公であり、最強クラスの拳士です。
第2位 ボルゲ
北斗の拳の物語、その最後を飾る「怨念の権化」です。
かつてケンシロウに敗れ、両目を失いながらも、聴覚を極限まで研ぎ澄ますことで「暗闇の中でも相手の心音だけで動きを捉える」超常的な能力を身につけました。
その実力は、成長したバットを子供扱いし、瀕死に追い込むほど絶望的です。
前順位のバットがどれほどの執念を見せようとも、ボルゲが操る「多頭凶蛇棍」の予測不能な軌道と、装甲で固められた肉体、そして一切の慈悲を持たない残虐性の前には、なす術がありませんでした。
彼はもはや格闘家という枠を超え、怨念のみで動く「死神」のような存在であり、その強さはラオウやカイオウといった過去の強敵たちをも震え上がらせるほど異質です。
しかし、そんなボルゲであっても、記憶を取り戻し、すべての強敵たちの哀しみをその身に宿した「最終形態」のケンシロウの前では、ただの悪党に過ぎませんでした。
ケンシロウはボルゲの怨念さえも包み込む圧倒的な器を持っており、技術、精神、オーラのすべてにおいて、ボルゲを赤子のように捻り潰しました。
作中最後の敵として、バットの命を散らす一歩手前まで追い込んだその脅威は、第2位にふさわしいものです。
第1位 ケンシロウ
第64代北斗神拳伝承者であり、天に輝く七つの傷を持つ救世主。本作の主人公である彼こそが、文句なしの史上最強です。
物語を通じて、シン、レイ、シュウ、サウザー、トキ、そしてラオウといった数多の強敵たちの「哀しみ」を背負い、究極奥義「無想転生」を完全に己のものとしました。
無想転生を発動したケンシロウは、実体を消し去ることであらゆる攻撃を無効化し、相手の意識の外から致命の一撃を叩き込みます。
さらに修羅の国では、北斗宗家の秘拳をも会得し、カイオウの魔闘気さえも打ち破る「無」の境地に達しました。
前順位のボルゲがどれほどの怨念と特殊な聴覚で攻め立てようとも、完成されたケンシロウの前では、その殺気すらも虚空へと消えてしまいます。
バットを助けるために記憶を取り戻した瞬間のケンシロウは、もはや人間を超越した「神」に近い存在であり、その一撃は岩を砕き、悪を塵へと変えます。
強敵(とも)たちの想いを力に変え、愛のために戦い続けた男。その拳には、単なる破壊ではない「生かすための理」が宿っています。
北斗二千年の歴史の中でも、彼こそが最高の伝承者であり、宇宙最強の漢であることは疑いようがありません。
まとめ
いかがでしたか? 『北斗の拳』強さランキングTOP20、僕なりに徹底的に考察してお届けしました!
こうして振り返ってみると、単に「技が強い」だけでなく、誰かのために命を懸け、その哀しみを背負うことで拳が磨かれていく過程こそが、この作品の真髄だと改めて感じます。
1位のケンシロウが最強であることは揺るぎませんが、そこに至るまでのバットの成長や、ラオウ、カイオウといった宿命のライバルたちの圧倒的な存在感があってこその物語ですよね。
特に終盤のボルゲやバットの評価については、ファンの間でも意見が分かれるところかもしれませんが、物語の結末を見届ければ、彼らがどれほど特別な次元にいたかが分かるはずです。
「自分のランキングではサウザーはもっと上だ!」「ジュウザならハンスに勝てる!」といった熱い議論も大歓迎です。
北斗の拳という作品は、読み返すたびに新しい発見があり、キャラクターの深みに驚かされます。
皆さんもぜひ、今回の記事をきっかけにもう一度原作を手に取って、漢たちの熱い生き様に触れてみてくださいね!
以下の漫画キャラ強さランキングも是非ご覧ください!








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