BEASTARSは「このマンガがすごい!2018オトコ編」2位!になった2016年より「週刊少年チャンピオン」で連載されている板垣巴留先生により漫画です。板垣巴留先生は、刃牙の作者
板垣恵介先生の娘なんだそうです。
親の七光りと言われていたそうなんですが、結構面白い作品だと思います。僕は最近自分の好みがバトル物にしか興味がないと気づきましたがそれでもこの漫画は結構面白い作品ぐらいの評価はできました。
ネットの反応はかなりいいみたいです。
ネットでも高評価
ビースターズ5巻まで読んだけど久々に漫画にのめり込んでた……こういうの待ってた…(?)レゴシくんめちゃめちゃすき pic.twitter.com/keOb79Ejaz
— 佐吉 (@nero_gameXX) 2018年5月10日
ビースターズの新刊を昨日ゲットして来たぜ〜!!
今回もページを捲る手が止まらなかったぜぃっ!!✨✨ pic.twitter.com/i47spr5qwQ— ぴかるん☆ (@pikahika22) 2018年5月11日
駅でビースターズ買って電車内で読んで読み終わった瞬間に自宅の最寄駅着くってすごくない?
めちゃくちゃ面白かったし
— 表示媒体変数 (@thematy_) 2018年5月19日
受け継がれた遺伝子、高い刃牙要素
ビースターズは紛れもない刃牙でした pic.twitter.com/djZJMiGau0
— りょーじ (@platoon1967) 2018年5月19日
あらすじ
肉食獣と草食獣が共存するという世界で全寮制のチェリートン学園という同じ学校に2つの種族が共存しています。
そんな学校である日、アルパカのテムが何者かの手によって居なくなってしまいます。
主人公であるハイイロオオカミのレゴシは大柄な体つきや見た目から犯人ではないかと疑われます。
しかし実は気弱で、優しい性格の持ち主
ただ心の奥には草食獣を食べたいという本能を持っています。
自然界では、圧倒的優位な立場にある肉食獣ですがビースターズの世界ではちょっと違ってて、草食獣にも人権?獣権みたいなものが確立されており、草食に傷を付ける事さえ御法度という状態
ビースターズの世界では草食の方が優位な立場にも見えたりします。
食べたいけど食べれないレゴシにもそういった葛藤が描かれています。
ハイイロオオカミであるレゴシにとって本来補食対象であるウサギに恋をしたりします。違う種族で体の大きさも全く違う2匹が恋するのもビースターズならではではないでしょうか
オオカミとウサギという立場の違いから、人間同士では描けない葛藤があります。
レゴシとハルはお互いに好意を抱いているようですが、単純に女の子相手にモジモジするレゴシと恋愛に関しては百戦錬磨といった感じのハルはオオカミであるレゴシの一挙一動にビクつきます。
肉食である肉食獣がなにを食べているのかというと、パンだったりサンドウィッチだったりします。このニワトリはレゴシの隣の席になっているんですが、お昼ご飯にレゴシが食すサンドウィッチの卵、実はこのニワトリが産んだ卵らしいんです。
草食を傷つけることはご法度の肉食ですが、卵はいいんだなとツッコミたくなりますねw
さらにビースターズにはもう一つ変わったところがあって主人公であるレゴシも所属する演劇部も物語の中心的な役割があります。
この演劇部も一風変わったメンバーが集められており自分のツノを守護霊だと思っているサイ
鏡に映る自分を直視出来ないキリンなど意外な一面を持った個性豊かな動物が登場します。
5巻まで斬新な設定で読んでいて面白いとは思いましたが、「この漫画が凄い」と言えるかというとそうでもなかったです。
1位の「約束のネバーランド」と2位のビースターズにはかなりの開きがありました。と書こうと思っていました。
肉食と草食の恋愛や葛藤だけが5巻までの主な話でしたが、漫画にしては起伏がないとしか思わなかったです。ここでこの漫画のその評価は一変します。
シシ組という集団で裏市という場所を根城とする集団が現れるんです。
更に役者として高いカリスマ性を誇っていて次のビースター候補とまで言われていたアカシカのルイ、ちょっと荒っぽい一面もありますが紳士的でもあるルイ
彼はウサギのハルを救出すべくシシ組に殴り込みます 、その後シシ組の仲間に取り囲まれますがここでルイは「味は保証するぜ、角以外は残しちゃ駄目だ、感謝して食えよ」と言った後で消息不明になります。
キャラクター一覧
ルイ
御曹司の息子で役者としても凄いカリスマ性を持つが意外にもかつて裏市で生き餌として生きていた過去を持つ
ハル
ドワーフウサギでルイの彼女、レゴシからも好意を抱かれている。
遊び人ウサギ
レゴム
無性卵の卵を学食に売るアルバイトをしているニワトリ、この仕事に誇りを持っており卵の味にもこだわりがあって体調管理にまで気を付けている。
ジュノ
演劇部の新入生、同じハイイロオオカミであるレゴシに好意を抱いている
ゴウヒン(39)
闇市の精神科医、ジャイアントパンダ
シシ組
ライオン35頭で編成された犯罪集団
草食を食べることをビジネスにしている。
ビースター
各学校から選出される肉食と草食の垣根を超えた英雄的存在のこと
まとめ
読者の誰もがルイはシシ組に食べられたと思っていたでしょう。
しかしルイなんと、シシ組の組長となって再び仲間たちの前に姿を現します。
しかも草食のはずのルイはシシ組の仲間となるだけでなく肉まで食べるんです。
こういった意外性は板垣恵介先生の刃牙にもみられます。
グラップラー刃牙の主人公刃牙ですが地上最強の餓鬼と言われながらその身長はわずか170センチにも満たないんです。
この格闘技者としてはあまりに小さな少年が自分より遥かに大きな男をバタバタと倒していきます。
最大トーナメントで暴走族、芝千春とベビー級ボクサーアイアンマイケルとの一戦、体格も全然違う二人で終始マイケルが優勢に立ちますが、最後は芝千春が勝ってしまいます。
暴走族がベビー級ボクサーに勝つなんて普通は無理ですがこれだけでも読んだことがない人は『どうやって暴走族がベビー級ボクサーに勝つんだ?』と興味をそそられますよね
こういった読者の予想を良い意味で極端に裏切る展開はとても面白いなと思います。
今後、ビースターズがどのような意外性を見せてくれるのか期待が高まります。
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