
心温まる物語と、時に残酷な現実を描き出す人気アニメ『葬送のフリーレン』。
作中で強烈な印象を残すキャラクターの一人に、二級魔法使いのヴィアベルがいます。
一見すると荒くれ者のようですが、その内には確固たる信念と意外な優しさを秘めた彼の声を務めるのは、人気声優の谷山紀章です。
この記事では、ヴィアベルの人物像を深掘りするとともに、彼に魂を吹き込む谷山紀章のプロフィールや輝かしい経歴、そして数々の代表作で演じてきた魅力的なキャラクターたちを紹介します。
さらに、ヴィアベルの得意とする魔法や、彼が戦い続ける理由となった「好きな人」についても考察していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
ヴィアベルとは?『葬送のフリーレン』の世界における彼の立ち位置
ヴィアベルは、作中でフリーレンたちが訪れる魔法都市オイサーストで行われた一級魔法使い試験で登場したキャラクターです。
二級魔法使いでありながら、魔王軍の残党が跋扈する北部で長年戦い続けてきた「北部魔法隊」の隊長を務めています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 種族 | 人間 |
| 性別 | 男性 |
| 年齢 | 30代(約33~34歳と推測) |
| クラス | メイジ(二級魔法使い → 一級魔法使い) |
| CV | 谷山紀章 |
見た目とギャップのある人柄
常に薄笑いを浮かべ、鋭い目つきをしたヴィアベルは、一見すると「ヒャハハハ!」と笑いそうな狂人のようにも見えます。
その外見から、一級試験で対峙したフェルンからは「犬とか蹴っ飛ばしてそうな奴」と愚痴られるほどでした。
しかし、実際は常に冷静沈着で警戒を怠らない、非常に思慮深い人物です。
困っている老婆を助けたり、オイサーストでフリーレンと別れる際に「出会いは大切にしろよ」と声をかけたりするなど、気のいい兄貴肌の一面も持ち合わせています。
自身のガラの悪さについては自覚があるようで、フェルンの愚痴を聞いても「まあよく言われるわな」と返していました。
「殺しの道具」としての魔法と揺るがぬ信念
魔族が跋扈する北部で育ち、国同士の戦争も経験してきたヴィアベルは、魔法を「殺しの道具」と割り切ったシビアな考え方を持っています。
より強力な魔法を求めて一級試験に参加したのも、魔族を「ぶっ殺す」ためだと公言しています。
ゼーリエが試験官を務めた三次試験では、彼女の圧倒的な魔力を前にしても「一目で勝てないと判断したが恐怖からではない」と評されるほどの胆力を見せました。
戦いの中で多くの命を手にかけ、必要な殺しは必ずこなしてきたと断言する一方で、人を殺すことに慣れることはなく、殺す以外の選択肢がある場合はできる限りその道を選ぶなど、命をやり取りするものとしての覚悟と責任感を併せ持っています。
また、仲間思いの一面もあり、一次試験で敗北したエーレやシャルフを見捨てることなく面倒を見るなど、信頼できる人物であることがうかがえます。
彼の年齢については、「ちょっと前まで20代だった(本人談)」という発言や、回想シーンでの「29年前」に4~5歳だったという点から、現在は30代中盤、およそ33~34歳くらいだと推測されています。
ヴィアベルの声を担当!谷山紀章のプロフィールと経歴
ヴィアベルに命を吹き込んでいるのは、賢プロダクション所属の声優、谷山紀章です。
1975年8月11日生まれ、山口県宇部市出身の彼は、演技やキャラクター作りに囚われず、直感に従って役柄に没頭するスタイルで知られています。
声優としてのルーツと歌手活動
アニメ「AKIRA」を見たことがきっかけで声優の世界に魅了された谷山紀章は、高校卒業後に代々木アニメーション学院で学び、1995年に「銀河英雄伝説」で声優デビューを飾りました。
彼の声優としての活動に大きな影響を与えた人物として、声優の古川登志夫や安原義人、そして歌手のB’zの稲葉浩志、岡村靖幸、吉川晃司を挙げています。
谷山紀章の魅力は声優業に留まりません。
2005年には作曲家でギタリストの飯塚昌明と音楽ユニットGRANRODEO(グランロデオ)を結成し、ボーカルを務めています。
2010年には男性声優としては初めて日本武道館での単独ライブを成功させるなど、その歌唱力とパフォーマンスで多くのファンを魅了してきました。
2012年には「うたの☆プリンスさまっ♪」のユニット「ST☆RISH」の一員として、第6回声優アワードで歌唱賞を受賞するなど、声優と歌手の両分野で輝かしい活躍を続けています。
意外な食の好み
谷山紀章の好物は肉で、かつては牛肉を頻繁に食べていましたが、消化への影響を考慮して現在は主に豚肉を選んでいるそうです。
特に豚カツが好きですが、脂身を避けるためヒレカツを好んで食べているという、健康への意識も垣間見えます。
一方で、梅干しや梅味のスナック、グリーンピースやナスなどが苦手という、親近感を覚える一面も持ち合わせています。
谷山紀章が演じた代表的なアニメキャラクター
谷山紀章は、その多彩な声質と表現力で、数々のアニメ作品で主要キャラクターを演じてきました。
ここでは、彼の代表作とその役柄の一部を紹介します。
『進撃の巨人』ジャン・キルシュタイン
第104期訓練兵団のメンバーで、6位という好成績を収めた若者です。
薄い金色(または茶色)の髪が特徴的で、自分に正直で率直すぎる性格が、時には周囲との衝突を引き起こすこともあります。
特にエレンとは犬猿の仲で、顔を合わせるたびに衝突するシーンはファンにもおなじみです。
しかし、内心ではエレンを仲間として信頼し、その危険な行動を「死に急ぎ野郎」と評しながらも、彼のことを深く気にかける一面を見せています。
『文豪ストレイドッグス』中原中也
横浜の裏社会を支配するポートマフィアの五大幹部の一人です。
常に黒い帽子をかぶり、攻撃的な性格をしていますが、身長は低いもののマフィアの中でも随一の格闘技の達人であり、高い戦闘能力を誇ります。
太宰治とは常にいがみ合っていますが、戦闘においては最高のコンビネーションを発揮し、「双黒」として恐れられています。
谷山紀章の演じる中也は、その小柄な体格からは想像できないほどの力強さと、太宰とのコミカルなやり取りでのギャップが魅力です。
『うたの☆プリンスさまっ♪』四ノ宮那月
アイドルグループST☆RISHのAクラスに所属するメンバーで、料理が趣味ですが、その味は人を驚かせるほどです。
得意楽器はヴィオラで、柔和で優しい性格の持ち主ですが、小さな可愛らしいものに出会うと抱きしめたくなる衝動に駆られるという一面も。
普段は天然でおっとりしていますが、音楽の分野では非凡な才能を発揮します。
メガネを外すと視力が落ち、精神的にも不安定になりやすいため、別の人格「砂月」が表れるという設定も、ファンにとってはたまらない魅力です。
『とある魔術の禁書目録』ステイル・マグヌス
イギリス清教の「必要悪の教会」に所属する若き魔術師で、その中でも最も優れた能力を持つ者の一人です。
全24文字のルーンを完全に習得し、さらに6つの新しいルーンを創出した魔術師としても知られています。
14歳にして身長は2メートルを超える長身で、真っ黒な修道服、赤みがかった金色の髪、派手な銀の指輪、目立つピアス、右目の下のバーコードのようなタトゥーと、非常に個性的な外見をしています。
若さに反して成熟した雰囲気を持ち、ヘビースモーカーである点も彼のキャラクターを際立たせています。
『黒子のバスケ』氷室辰也
陽泉高校バスケットボール部に所属し、後輩の紫原とともにチームのダブルエースとして知られる選手です。
基本技術に忠実なプレースタイルは「流麗なダンス」と称されるほど洗練されており、「キセキの世代」に匹敵すると評される実力を持っています。
長い前髪で左目を隠し、右目の下には特徴的な泣きぼくろを持つハンサムな外見も人気です。
ジュニアスクール時代に異国で孤独に悩む火神をバスケットボールへと導いた人物であり、火神にとっては兄のような存在です。
二人の絆を象徴するリングを常に身につけている点も、ファンの心を掴んでいます。
ヴィアベルの魔法と彼の心に残る「好きな人」
ヴィアベルの強さの根源は、その独特の魔法と、過去の出来事からくる強い信念にあります。
「見た者を拘束する魔法(ソルガニール)」の特性
ヴィアベルが駆使する魔法の中でも特に印象的なのが「見た者を拘束する魔法(ソルガニール)」です。
この魔法は、ヴィアベルが見つめる対象を動けなくする力を持っています。
受けた相手は身体だけでなく魔力の操作も効かなくなり、ほぼ無抵抗で殺されることになるという、非常に恐ろしい魔法です。
ユーベルからは「殺すまでの猶予を欲しがっている」と分析され、ヴィアベル本人もその点を認めています。
ただし、対象の全身を視界に捉え続けなければならず、距離を詰めたり視界を遮ったりすることで対応が可能です。
この特性から、ユーベルには多人数を相手にする集団戦には不向きな魔法だと評されています。
また、一次試験でフェルンやユーベルを攻撃した魔法は名称が明かされていませんが、ユーベルが「また基礎的な魔法で殴り合うの?」と発言していることから、一般攻撃魔法「人を殺す魔法(ゾルトラーク)」の可能性も指摘されています。
一級魔法使い試験の合格と特権
ヴィアベルは、ゼーリエとの面談が行われた三次試験で見事合格し、一級魔法使いとなりました。
ゼーリエから好きな魔法について問われた際、「魔法はただの殺戮の道具。好き嫌いは関係ない」と答えたことが、ゼーリエを納得させ合格を勝ち取った要因とされています。
ヴィアベルが一級魔法使いを目指した大きな理由の一つは、ゼーリエが一級魔法使いに与える「特権」です。
ゼーリエは人類の歴史上のほぼ全ての魔法を知っているとされており、一級魔法使いになると、特権として好きな魔法を一つ授かることができるのです。
劇中ではヴィアベルがどの魔法を選んだかは明かされていませんが、「強力な魔法があれば魔族を倒せる」との考えから攻撃的な魔法、あるいは「拘束魔法」に適した相性の良い魔法を選んだ可能性が高いと読者からは考察されています。
「クソったれな魔族共は俺が全員ぶっ殺してやる」その約束の相手は?
ヴィアベルが戦い続ける理由は、29年前の故郷にいた「好きな女の子」との約束にあります。
当時、魔族の活動が活発化し、故郷の住民たちが安全な場所を求めて離れていく中、彼の好きな女の子も家族とともに故郷を去ることになりました。
その別れ際、ヴィアベルは女の子に「クソったれな魔族共は俺が全員ぶっ殺してやる。だから、そん時はこの村に帰ってこい」と告げました。
女の子の名前や顔はもう覚えていないと語るヴィアベルですが、この約束だけは忘れずに胸に刻み、魔族を倒すために戦い続けているのです。
このエピソードは、荒々しいヴィアベルの内に秘められた純粋な想いと、彼の原動力が単なる暴力性ではないことを示しており、多くの読者が心を打たれたシーンです。
まとめ:谷山紀章がヴィアベルに与えた深み
『葬送のフリーレン』に登場するヴィアベルは、その荒々しい見た目とは裏腹に、冷静沈着で仲間思い、そして一途な約束を胸に戦い続ける魅力的なキャラクターです。
彼に命を吹き込む声優、谷山紀章は、その確かな演技力と表現力で、ヴィアベルの多面的な魅力を引き出し、多くの視聴者を惹きつけています。
読者からは、「声優が谷山紀章さんであることも推せる」「見た目で決めたのではないかと思うほど似合っている」「演技がとても上手い」といった絶賛の声が多数寄せられています。
谷山紀章が演じてきた数々の人気キャラクターを知ることで、ヴィアベルの新たな魅力が発見できるかもしれません。
もしこの記事を読んでヴィアベル、そして谷山紀章の魅力が気になった方は、ぜひアニメ『葬送のフリーレン』を改めてご覧になったり、谷山紀章の他の代表作もチェックしてみてくださいね。
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