【チェンソーマン】藤本タツキの才能と奇行の全貌!天才漫画家の伝説エピソードから作品の核心に迫る

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【チェンソーマン】藤本タツキの才能と奇行の全貌!天才漫画家の伝説エピソードから作品の核心に迫る

 

アニメ化によってさらにその人気を加速させている漫画『チェンソーマン』。その作者である藤本タツキは、独特の世界観と予測不能なストーリーで多くの読者を魅了し、「天才」と称されています。

しかし、彼の才能を語る上で避けて通れないのが、数々の「やばい」と言われるエピソードの数々です。今回は、藤本タツキという稀代の漫画家の素顔に迫るため、彼のやばいエピソードや経歴、そしてその作品を徹底的に掘り下げていきます。

 

チェンソーマンの作者・藤本タツキとは?

『チェンソーマン』は、集英社の週刊少年ジャンプにて第1部が連載され、現在は少年ジャンプ+で第2部が連載されている藤本タツキによる大ヒット漫画です。

2022年10月現在で単行本は12巻、累計発行部数は1800万部を突破するほどの人気を誇り、「このマンガがすごい!2021」オトコ編で1位に輝くなど、漫画業界でも高く評価されています。

本作は「悪魔」が存在する世界で、主人公の少年・デンジが悪魔を駆除するデビルハンターとして生計を立てる物語です。

デンジはポチタというチェンソーの悪魔と融合することで、チェンソーの能力を持つ人間となり、公安のデビルハンターとして非日常に足を踏み入れていきます。

藤本タツキが生み出す物語は、衝撃的な展開とダークヒーローというこれまでの少年漫画にはない要素が特徴で、読者は常に心を揺さぶられます。

藤本タツキが描く物語の面白さは、一般的な少年漫画の王道からは大きく外れ、読者の予想を裏切り続ける点にあると言えるでしょう。

 

作者のプロフィールと経歴

藤本タツキという人物は、その作品同様に謎が多く、読者から強い関心を集めています。彼の生年月日や出身地、学歴といったプロフィールを紐解くことで、創作の源泉に迫ります。

生年月日1992年10月10日
年齢32歳(2025年時点)
出身地秋田県にかほ市
学歴秋田県立仁賀保高等学校、東北芸術工科大学美術科洋画コース卒業
性別男性

藤本タツキは、東北芸術工科大学で美術を学び、油絵の知識が作品にも活かされていると指摘するファンも多いです。

大学卒業後はしばらく無職の期間を過ごし、その間にジャンプSQに作品を投稿していました。

そして、2013年に「恋は盲目」でクラウン新人漫画賞佳作を受賞し、2014年にジャンプSQ.19に掲載されたことで漫画家としてデビューを果たしました。

漫画家としては異色の経歴を持つ藤本タツキが、なぜこれほどまでに読者の心を掴む作品を描けるのか。その秘密は、彼の持つユニークな感性と、後述する数々のエピソードの中に隠されていると考えられます。

 

藤本タツキの「やばい」エピソード

藤本タツキを語る上で欠かせないのが、彼の常軌を逸したエピソードの数々です。

これらのエピソードは、時に読者を驚かせ、時に笑いを誘い、彼の人間性を強く感じさせます。ネット上では「やばい」と形容されるこれらのエピソードは、彼の創作活動に大きな影響を与えていると考えられます。

 

脳内で漫画雑誌を連載していた

藤本タツキのやばいエピソードの中でも特に有名なのが、「脳内で漫画雑誌を作っていた」というものです。

過去のインタビューで明かされたこのエピソードは、多くの読者を驚かせました。ただ漠然と漫画のアイデアを考えるのではなく、彼は中学生の頃から脳内で「漫画雑誌」を編集していたのです。

その雑誌には「星の息吹」「微生物伝」「ファイアソード」など、彼自身が考案した複数の漫画が約7本同時に連載されていたと言います。

さらに驚くべきことに、面白くないと感じた作品は打ち切りにするなど、現実の編集者顔負けの厳しさで運営されていたそうです。

この脳内連載は新人漫画家時代にも続き、中には単行本15巻分にも及ぶ長編作品もあったと言います。

このエピソードは、藤本タツキの尋常ではない創作意欲と、一つのアイデアに留まらない多角的な思考力を示しています。

読者の中には、この脳内連載が彼の作品の予測不能な展開や、複数のジャンルを横断する作風の原点ではないかと分析する人も少なくありません。

藤本タツキの作品が持つ特異な世界観は、少年時代から培われた彼の脳内での編集作業から生まれたものなのかもしれません。

 

死んだメダカを食べた

このエピソードは、藤本タツキの常識外れな行動力と感性を象徴するものです。

彼女にメダカの埋葬を頼まれた藤本タツキは、土が硬くて埋められず、放置してしまいます。

その後、メダカがアリに運ばれていく様子を見て「見ていられない」と感じた結果、なんと死んだメダカを食べてしまったというのです。

この後、彼は急性胃腸炎になったそうですが、この一連の行動は多くの読者に衝撃を与えました。

一般的な感覚では理解しがたい行動ですが、これは藤本タツキが物事を独自の視点で見ていることの証左とも言えます。

彼の作品に登場するキャラクターたちが、時に倫理観を逸脱した行動をとるのも、このような彼自身の感性が反映されているからかもしれません。

 

一年の抱負が「ヤだ 打ちきり」

少年ジャンプの読者プレゼント企画で、漫画家たちが今年の抱負を色紙に書くという企画がありました。

他の作家たちが「一生懸命」といった前向きな抱負を掲げる中、藤本タツキはただ一言、「ヤだ 打ちきり」とだけ書きました。

この率直すぎる抱負は、多くの読者の笑いを誘うとともに、彼の人間味あふれる一面を垣間見せました。

計算や体裁を気にしない、あるがままの彼自身の言葉が、多くの読者の共感を呼んだのです。

この抱負からは、藤本タツキが常に「打ち切り」という漫画家にとっての最大の恐怖と向き合いながら作品を創り続けているという現実も伝わってきます。

彼の作品が持つ緊迫感や予測不能な展開は、このような切実な思いから生まれているのかもしれません。

 

パワーのような理不尽な女性が好き

『チェンソーマン』の登場キャラクターの中でも特に強烈な個性を放つパワー。

藤本タツキは、インタビューで「パワーのような女性が好き」と公言しています。

彼は学生時代に、知り合いの女性に自転車をひっくり返され、「お前の自転車をひっくり返してやったぞハハハ!」と言われた際に幸せを感じたことがあるそうです。

また、「僕はMで、高圧的で理不尽な女性が好き」と自身の嗜好を赤裸々に明かしています。

このエピソードは、彼の作品に登場する個性的な女性キャラクター、特にマキマやパワーといった強烈なキャラクター造形に繋がっていると考えられます。

藤本タツキは、自身のフェティシズムを隠すことなく作品に投影することで、読者が未だかつて経験したことのない魅力的なキャラクターを生み出しているのです。

 

「ながやまこはる」としてTwitterをしていた

藤本タツキのやばいエピソードの中でも、ファンを最もざわつかせたのが、彼が「ながやまこはる」という小学3年生の妹になりすましてTwitterをしていたという一件です。

多くの漫画家が情報発信のためにTwitterを利用する中、藤本タツキは自身の正体を隠し、妹の視点から日常や作品について呟いていました。

このアカウントを彼の担当編集者である林士平が「藤本君の身内を名乗る危険なアカウント」として本人に相談したところ、「それ僕です」とあっさり告白したという経緯は、今や伝説となっています。

このエピソードは、藤本タツキの予測不能な行動と、その純粋な遊び心を示しています。

彼は単なる情報発信ツールとしてSNSを使うのではなく、一種の創作活動として楽しんでいたのかもしれません。

この妹視点のツイートは、彼の作品の根底にある「純粋さ」や「無邪気さ」を垣間見せるものであり、藤本タツキという人間が持つ多面性を物語っています。

 

天才と呼ばれる3つの理由

多くの漫画家がいる中で、藤本タツキが「天才」と称されるのには明確な理由があります。

その理由を3つの視点から掘り下げていきます。

 

理由1:圧倒的な創作スピード

藤本タツキは、新人時代から驚異的な創作スピードで知られています。

担当編集者の林士平によると、彼は思いついたアイデアをすぐにネームに起こし、多い時には毎日1本ずつ編集部に送っていたそうです。

林士平は藤本タツキを「創作スピードが他の作家より速く、作品をたくさん描こうとしていたので、成長するのも早い」と評価しています。

さらに彼は、自身のアイデアに固執せず、ダメだと判断すればすぐに次に進む柔軟性も持ち合わせています。

この圧倒的なスピードと柔軟性が、彼の作品の多産とクオリティの高さを支えていると言えるでしょう。

読者は、彼の作品が次々と生み出されることに驚き、その才能に舌を巻いています。

 

理由2:予想外のストーリー構成

藤本タツキの作品の最大の魅力は、その予測不能なストーリー構成にあります。

特に彼の初連載作品である『ファイアパンチ』では、連載当初に「3回か4回、ジャンルが変わります」と宣言し、実際にその通りに物語が展開していきました。

『チェンソーマン』においても、味方が突然敵になったり、物語の根幹を覆すような衝撃的な展開が次々と描かれます。

読者は毎週のように彼の描く展開に驚かされ、「藤本タツキの思考回路は予測不能」という見方が定着しています。

この予想外の展開は、読者の期待を良い意味で裏切り、物語への没入感を高めています。

彼は読者の想像の一歩も二歩も先を行く物語を紡ぎ出すことで、他の漫画家とは一線を画した存在となっているのです。

 

理由3:独自の描きたい世界観を追求

藤本タツキは、自身の描きたい世界観を何よりも大切にしています。

インタビューで「戦略的に漫画を描く」と語っているように、彼は結末まで見据えた上でストーリーを構築していると考えられます。

『チェンソーマン』は週刊少年ジャンプで高い人気を誇っていましたが、彼は物語の区切りをつけたところで第1部を完結させました。

これは、物語を無理に引き延ばすことなく、自分が描きたいものを描き切るという彼の強い意志の表れです。

一般的に、人気連載を続けることは漫画家にとって大きな利益となりますが、藤本タツキは商業的な成功よりも、自身の創作への情熱を優先しているように見えます。

この姿勢は、読者から「本物の表現者」として尊敬を集めており、彼の作品が持つ独創性と質の高さの秘訣と言えるでしょう。

第1部と第2部で連載媒体を移すという異例の決断も、彼が自身の描きたい物語を最優先していることの証左です。

 

歴代のおすすめ作品

藤本タツキは『チェンソーマン』以外にも、多くの魅力的な作品を生み出しています。ここでは、彼の才能をより深く知るためにおすすめの歴代作品をご紹介します。

 

予言のナユタ

2015年に掲載された短編作品です。

『チェンソーマン』にも通じるような、ダークファンタジーの要素が盛り込まれており、藤本タツキの才能の片鱗を感じさせます。

物語の随所に散りばめられた不穏な空気と、読者の心を掴むストーリー展開は、彼の初期作品から既に確立されていたことが分かります。

 

ファイアパンチ

藤本タツキの初連載作品です。

少年ジャンプ+で連載され、その予測不能な展開と壮絶な世界観で多くの読者に衝撃を与えました。

主人公・アグニが、妹を殺した犯人に復讐するため、永遠に燃え続ける能力を持って旅をする物語です。

この作品は、藤本タツキが「天才」と称されるようになったきっかけの一つであり、彼の作風の原点とも言えるでしょう。

読者の中には、この作品で藤本タツキのファンになったという人も多く、彼の才能を語る上で欠かせない作品です。

 

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ルックバック

2021年に少年ジャンプ+で読み切りとして掲載された作品です。

全143ページという長編読み切りでありながら、一つの映画を見ているかのような濃密な物語が描かれています。

この作品は、漫画家を目指す少女たちの苦悩や友情を描いた青春物語であり、これまでの藤本タツキの作品とは一線を画した作風で、多くの読者の心を打ちました。

特に、登場人物たちの感情の機微を繊細に描き出す表現力は、彼の新たな才能を示したと言えます。

 

さよなら絵梨

2022年に少年ジャンプ+で読み切りとして掲載された作品で、全200ページという藤本タツキの読み切り作品の中で最長のページ数を誇ります。

病に侵された母親の最期をカメラで記録する少年を主人公にした物語で、現実と虚構が入り混じったような独特の構成が特徴です。

映画的な手法が多用されており、読者はまるで自分が物語の登場人物になったかのような感覚を味わうことができます。

この作品もまた、藤本タツキの才能がどこまでも広がっていくことを証明するものであり、彼のファンにとって必読の一冊です。

 

読者からの評価と反応

藤本タツキは、その作品だけでなく、彼自身のユニークな言動によっても多くの読者から愛されています。

彼の言動に対する読者の感想や評価をいくつか見ていきましょう。

「藤本タツキ先生って男性なんだ。ずっと女性だと思ってたのでびっくりした……!」という声は、彼の名前から性別を想像しにくいこと、そして描かれる作品が女性的にも見える繊細な表現力を持っていることを示唆しています。

多くの読者が彼の作品に惹かれ、彼自身の性別が男性だと知って驚くケースは少なくありません。

また、「藤本タツキさんの前の作品や短編集も読んだけど、この人すごすぎんか?ルックバックさよなら絵梨ファイアパンチ全部オススメや」という声は、彼の作品の幅広さと質の高さを物語っています。

『チェンソーマン』で彼を知った読者が、過去の作品を遡り、そのすべてに魅了されている様子がうかがえます。

「藤本タツキ先生、男性の方なのにあんな、あんな小学3年生になりきってあんな、あんなツイートしてるなんて…可愛すぎだろ///」という声は、「ながやまこはる」としての彼のツイートに対する反応です。

多くの読者が、彼の純粋で遊び心に満ちた一面に親近感と愛着を抱いていることが分かります。

これらの声は、藤本タツキが単なる漫画家ではなく、その人間性そのものが多くのファンにとって魅力となっていることを示しています。

 

まとめ

『チェンソーマン』の作者・藤本タツキは、その作品だけでなく、彼自身のユニークなエピソードや人間性によっても多くの読者を魅了しています。

「死んだメダカを食べた」という常軌を逸した行動から、「ながやまこはる」としてTwitterをしていたという遊び心溢れる一面まで、彼の奇想天外な言動は、彼の作品の根底にある自由で予測不能な創作意欲を物語っています。

また、彼の圧倒的な創作スピード、予想外のストーリー構成、そして自身の描きたい世界観を徹底的に追求する姿勢は、彼が「天才」と称される所以です。

藤本タツキの作品は、彼の個性的な感性と類まれなる才能が融合して生まれたものであり、これからも多くの読者に衝撃と感動を与え続けることでしょう。

彼の今後の活躍から目が離せません。

 

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