
『ONE PIECE』の世界で、モンキー・D・ルフィと共に海賊王を目指す道化の男、バギー。
物語の序盤から登場し、憎めないギャグキャラとしての地位を確立していましたが、最終章に突入した現在、なんとルフィと肩を並べる「四皇」の一角にまで登り詰めました。
その背景には、彼の食べた「バラバラの実」が、ルフィの「ゴムゴムの実」と同様に、世界を揺るがすほどの重大な秘密を隠し持っているのではないかという、熱い考察がファンの中で浮上していることがあります。
本記事では、運と偶然だけで四皇にのし上がったとされるバギーが、実は最強の悪魔の実の能力者なのではないかという説に迫ります。
バラバラの実の「覚醒」がもたらすであろう能力、「神の能力」と噂される理由、そして彼の出生に関するロックスやキャプテン・ジョンとの関係まで、最新の情報と考察を交えて徹底的に深掘りします。
なぜシャンクスはバギーに対して驚愕したのか、その真意についても検証していきます。
長年の読者たちが最終章での大活躍を期待する、道化のバギーの「真の力」とは一体何なのでしょうか。
バラバラの実の能力者・バギーとは?
ワンピースの作品情報
ワンピースの概要
『ONE PIECE』は、1997年から連載が開始された尾田栄一郎による大人気海洋冒険ロマンです。
2023年5月時点でコミックは105巻が刊行され、国内の出版の最高記録を保持し、海外でも非常に高い人気を誇る、日本を代表する漫画作品となっています。
作者の尾田栄一郎は熊本県出身で、2016年の熊本地震の際には多額の寄付を行うなど、その社会貢献活動でも知られています。
バラバラの実の最強説や神との関係といった核心に迫る考察を楽しむためには、まず『ONE PIECE』という壮大な物語の背景を押さえることが不可欠です。
ワンピースのあらすじ
物語は、伝説の海賊である「海賊王」ゴール・D・ロジャーが処刑の間際に放った「おれの財宝か?欲しけりゃくれてやる。探してみろ。この世の全てをそこに置いてきた」という言葉から、大海賊時代が幕を開けるところから始まります。
主人公のモンキー・D・ルフィは、幼い頃にゴムゴムの実を食べたゴム人間となり、尊敬するシャンクスに憧れて海賊になることを決意します。
ルフィは仲間と共に「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡る冒険の旅に出ますが、最新のワノ国編では、四皇カイドウとの死闘を通じて、彼のゴムゴムの実が実はヒトヒトの実 幻獣種 モデル “ニカ”という「太陽の神」の能力であることが判明しました。
この衝撃の事実は、初期から登場するバギーのバラバラの実にも、同様の秘密が隠されているのではないかという考察を加速させることになりました。
バギーのプロフィール
| 異名 | 道化のバギー |
| 所属 | クロスギルド(社長) |
| 元所属 | バギー海賊団船長、ロジャー海賊団(見習い) |
| 懸賞金 | 31億8,900万ベリー(四皇時) |
| 悪魔の実 | バラバラの実(超人系/パラミシア系) |
| 特徴 | ピエロのような顔立ち、赤い丸鼻にコンプレックスを持つ |
バギーは物語の初期にバギー海賊団の船長として登場し、その後、数々の偶然と勘違いにより、「王下七武海」を経て、最終的には「クロスギルド」の社長として「四皇」にまで登り詰めた異色のキャラクターです。
彼の象徴である赤く丸い鼻は、彼自身が持つ最大のコンプレックスであり、「道化のバギー」という異名を持ちます。
特筆すべきは、彼の過去です。
彼はかつて、海賊王ロジャーの船にシャンクスと共に見習いとして乗船しており、その経歴が、インペルダウンの凶悪な囚人たちに「バギーは実力者」であるという大きな誤解を生み、結果として四皇に登り詰めるほどの軍事力とカリスマ性を獲得する要因となりました。
また、彼は元ロックス海賊団のキャプテン・ジョンの宝に異常なほどの執着を見せており、その財宝を探す過程で海軍の駐屯所に乗り込み逮捕され、インペルダウンに収監されるなど、その行動は常に金と宝に駆り立てられています。
バラバラの実の能力や強さ
バギーが食べたバラバラの実は、超人系(パラミシア系)の悪魔の実です。
その主な能力は「自身をバラバラに分離させる」ことと、「斬撃を無効化する」ことの二点です。
この斬撃無効化は、ミホークの斬撃すら通じないという異常なメタ性能を持っており、剣士にとってはこの上なく厄介な能力と言えます。
しかし、この能力にはいくつかの欠点も存在します。
一つは、バラバラになる大きさに限界があるため、小間切れにされると死に至る可能性があること。
そしてもう一つは、足が浮かないという欠点です。
能力で空中に浮遊しているように見えても、足だけは地に着いているか、または一定範囲内でしかパーツをコントロールできないという制約があります。
この「足だけは地についていなければならない」という制約こそが、後の「地の神」説を裏付ける大きな伏線の一つと見られています。
バギー自身も「弱点はいっぱいある」と発言しており、ギャグキャラとしての扱いから、能力を最大限に活かしきれていないという見方もありますが、その潜在的な可能性は計り知れません。
バラバラの実の覚醒後は最強?
バラバラの実が覚醒したらバギーは最強の一角になる?
悪魔の実には、能力が「覚醒」する段階があり、覚醒した能力者はその力が飛躍的に向上します。
特に超人系(パラミシア系)の悪魔の実が覚醒した場合、「周囲の物体に自身の能力の性質を付与して操る」という効果が発動します。
2023年5月時点では、バギーのバラバラの実は覚醒していませんが、ルフィのヒトヒトの実が覚醒し「周囲をゴムに変化させる」能力を発動したことから、バラバラの実が覚醒すれば「周囲をバラバラにする」という能力を発動するのではないかと考察されています。
もし、バギーがその力を発動し、周囲の環境や敵の肉体まで自由にバラバラにし、さらにそれをコントロールできるようになれば、彼は間違いなく最強の一角に躍り出るでしょう。
覚醒の条件は、「心身共に悪魔の実へ宿る能力を極限まで鍛え上げた実力と熟練していること」が最低条件とされていますが、常に逃げを前提とした海賊生活を送ってきたバギーには、その経験値が不足している可能性も指摘されています。
しかし、元ロジャー海賊団という経歴を持つバギーには、ロジャーが才能を見抜いていたという裏設定があるのではないか、あるいは最終章で「海賊王を目指す」と宣言したことが覚醒への引き金になるのではないか、と多くの読者が期待しています。
また、バギーは覇気を使えない可能性が高いと予想されていますが、彼の斬撃無効化の能力は、覇気が描かれた後もミホークの攻撃を平然と受け流す様子が描かれています。
このことから、バラバラの実が「覇気を無効化する」、あるいは「覇気による斬撃のみを無効化する」という特異な性質を持っている可能性も示唆されており、単なる「道化」の能力ではないことがわかります。
覚醒したバラバラの実は全ての物をバラバラにする?
超人系の能力の覚醒が、自身の能力の性質を周囲に与えるという特徴を持つ以上、バラバラの実が覚醒した際には、「周囲の物体をバラバラにする」という効果を発揮する可能性は非常に高いです。
敵の体をバラバラにして戦闘能力を奪ったり、あるいは「攻撃をバラバラにする」「ダメージをバラバラにする」といった、チート級の防御能力を発動することも予想されています。
特に注目されているのが、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」との関係性です。
ロジャーが遺した大秘宝が「複数の宝の総称」であることが示唆されており、覚醒したバラバラの実の前任者が、そのひとつなぎの大秘宝を複数に分断したのではないかという予想もあります。
もしそうであれば、現在の能力者であるバギーが、能力を覚醒させることで、バラバラにされた宝や、ひいては世界を分断している「赤い土の大陸(レッドライン)」を再び一つに繋げるという、最終章の鍵を握る役割を果たす可能性が浮上します。
「バラバラのものを繋げる力」こそが、バラバラの実の真の能力の本質であり、「ワンピース(ひと繋ぎの財宝)」を完成させるために必要な力ではないか、と考える読者は少なくありません。
バラバラにされた物のコントロール権はどうなる?
バラバラの実が覚醒し、周囲の物体をバラバラにした場合、そのコントロール権がどうなるかという点は、最強説を左右する重要な要素です。
ドフラミンゴのイトイトの実が覚醒した際、糸に変えた地面を操っていたように、バラバラの実が周囲の物体をバラバラにした場合も、バギーがそのコントロール権を得る可能性が高いです。
もし、バラバラにされた生物のコントロール権まで得られるのであれば、バギーは最強の海賊の一人になると予想されます。
ただし、バラバラの実は「足は浮かない」「一定範囲内でしかパーツをコントロールできない」という欠点があります。
覚醒時にこのコントロールの範囲が強化・撤廃されない限り、広範囲の物体を操ることはできない可能性もあります。
しかし、バラバラにされた物体がバギーの意識下で繋ぎ止められている、あるいは彼を中心に再編されるという能力が発動すれば、その力は重力や時間を操る能力にも匹敵する強力なものとなるでしょう。
バラバラの実が神の能力と噂される理由
ルフィのゴムゴムの実はヒトヒトの実幻獣種 モデル太陽の神ニカ
ルフィのゴムゴムの実が、実はヒトヒトの実 幻獣種 モデル “ニカ”という「太陽の神」の能力だったという衝撃の事実は、バギーのバラバラの実にも同じように「神」にまつわる秘密があるのではないかという考察を強く後押ししています。
ヒトヒトの実は、ルフィ以外にもチョッパーやセンゴクが食べていますが、モデルが違うことで異なる能力を使用しています。
世界政府がゴムゴムの実の所在を隠すために偽名を付けていた経緯から、バラバラの実もまた、何らかの理由で世界政府から危険視され、その真名を隠されている可能性があると考える読者が多いのです。
バラバラの実とゴムゴムの実(ニカニカの実)の2つ共シャンクスは目の前で誰が食べてるか見てるんだよな。
ゴムゴムの実(ニカニカの実)もバラバラの実も、シャンクスがその能力者が実を食べる瞬間を目の前で見ていたという共通点があります。
ゴムゴムの実は、シャンクス率いる赤髪海賊団が政府の護送船から強奪したものであり、バラバラの実もバギーがロジャー海賊団時代に敵船から奪ったものでした。
シャンクスが政府から奪った悪魔の実をルフィが食べてしまい、そしてもう一つの重要な悪魔の実をバギーが食べてしまったという事実は、「シャンクスは何らかの計画を持っており、この二つの実が最終章で重要な役割を果たすことを知っていたのではないか?」という考察を生んでいます。
シャンクスがルフィとバギーの能力を熟知した上で、彼らの行動を「見守っている」という見方も存在します。
ルフィとバギーの能力は正反対の能力
ルフィのゴムゴムの実が「打撃無効」の性質を持つ一方、バギーのバラバラの実は「斬撃無効」の性質を持っています。
この「打撃」と「斬撃」という正反対の攻撃を無効化する能力は、二人のキャラクターが物語の構造上、対比関係にあることを強く示唆しています。
ルフィが太陽の神ニカという「創造」の力を持つ光の存在であるならば、バギーのバラバラの実は、「分断」や「破壊」の力を持つ闇の存在であるのではないかという意見もあります。
あるいは、バラバラの実の真の本質が「分断されたものを繋ぎ合わせる」能力だとすれば、ルフィの「笑い」で人々を解放する力と、バギーの「世界を繋ぎ合わせる」力が、最終決戦で共闘する伏線なのではないかという、感動的な予想もされています。
バギーが「海賊王を目指す」と宣言した以上、成長や覚醒がなければすぐに退場する可能性が高いと見られており、最終章での能力覚醒による四皇クラスの強さの獲得は、物語の展開上、不可避であると考える読者が多いです。
バラバラの実はヒトヒトの実幻獣種 モデル雨の神?
空島編では、「太陽の神」「雨の神」「森の神」「大地の神」という四柱の神の存在が示唆されていました。
ルフィが太陽の神ニカに覚醒した今、バギーのバラバラの実もまたヒトヒトの実 幻獣種に変化し、残りの神のいずれかのモデルになるのではないかという説が浮上しています。
特に有力視されているのが、「地の神」と「森の神」です。
最新の展開で語られた「地の神は怒り業炎の蛇と共に世界を死と闇で包んだ」という記述や、「足だけは地についていなければならない」というバラバラの能力の制約から、大地との関係性が予想され、「地の神」の能力ではないかという説があります。
一方、もう一つの有力説は「森の神」です。
これは、バラバラの実が持つ「不自然なまでのカリスマ性」、つまり「人々を惹きつけ、集める力」が、森のように多様なものを育み、集める力に通じているのではないかという考察に基づいています。
また、バギーが「てめぇが海賊王だと!?ならば俺は神か!」と発言していることも、彼の能力が「神」にまつわるものであることの伏線ではないかと考えられています。
読者の間では、「雨が降る時の音がバラバラという理由で、バギーは雨の神になる」というユニークな説や、「能力使用中に足が浮かないから大地の神」という説まで、様々な角度から議論されています。
バラバラの実は「全ての悪魔の実を作った神の実」を作り出した?
バラバラの実の能力は、単なる「物体を分断する能力」ではなく、「神の実をバラバラにした能力」という、さらに深淵な考察も存在します。
悪魔の実には渦模様が描かれており、ギア5を発動したルフィの眉毛も渦を巻いていることから、悪魔の実には神の力が宿っていると考えられています。
この説は、バラバラの実が「始まりの悪魔の実」、または「神の実」をバラバラにしたことで、ヒトヒトの実をはじめとする全ての悪魔の実が誕生したのではないか、というものです。
「バラバラ」という力が、「統一」された存在を「分断」し、現在の世界の多様性と混乱を生み出した、根源的な能力であるという解釈です。
もしこれが真実であれば、バラバラの実は「最強」というよりも、「全ての悪魔の実の祖」という、創造主のような位置づけとなり、その重要性は計り知れないものとなります。
バラバラの実の能力者・バギーの過去
バギーの過去①シャンクスとの関係
バギーとシャンクスは、海賊王ゴール・D・ロジャーの船で見習いとして苦楽を共にした旧知の仲です。
本編ではシャンクスが「四皇」として大物になってからも、バギーは彼を「シャンクス」と呼び捨てで対等に話すため、インペルダウンの凶悪な囚人たちは、その様子を見て「バギーはシャンクスと同格の実力者」であると勘違いしました。
コミックス第1082話で、バギーが「お前の部下になんかなるか!」と叫ぶセリフに対し、シャンクスが驚愕する場面は、ファンの間でも大きな話題となりました。
これは単なるギャグではなく、シャンクスがバギーの「王を夢見る器」、すなわち覇王色の資質や、神の実の能力者としての真のポテンシャルに気づき、「同格」としてリスペクトと期待を込めて驚いたのではないか、という考察が濃厚です。
シャンクスがかつてロジャーの処刑の場で、ルフィが海賊王になると宣言した時も、他の船員たちが湧き上がる中で、バギーだけが船長の死を純粋に嘆き泣いていたことも、彼の情の深さや、ロジャーに対する特別な想いを示しています。
バギーの過去②能力者になった理由
バギーは、敵船から奪ったバラバラの実を高値で売りさばこうと企んでいました。
しかし、その実を口の中に隠していた際、後ろからシャンクスに話しかけられたことに驚き、反射的に実を飲み込んでしまったという、あまりにも運命的な出来事により、能力者となってしまいました。
この出来事の後、ロジャー海賊団が解散すると、シャンクスは「おれと一緒に来いよ!!」とバギーを自身の船に誘っています。
しかし、バギーは「宝」に執着し、シャンクスの誘いを断って自身の海賊団を設立しました。
シャンクスがロジャーから託されたゴムゴムの実(ニカニカの実)をルフィが食べ、バラバラの実をバギーが食べたという事実は、この二つの能力者が最終章で、ロジャーとシャンクスの果たせなかった夢や計画の鍵を握るという物語的な構造を強く示唆しています。
バラバラの実の能力者・バギーはロックスの息子?
ロックスとは?
ロックス・D・ジーベックは、海賊王ロジャーよりも古い世代に存在した伝説の海賊であり、一時は全海賊の覇権を握っていたとされるロックス海賊団の船長です。
彼の海賊団には、後の四皇となる白ひげ、ビッグ・マム、カイドウ、そして金獅子のシキ、キャプテン・ジョンといった、錚々たるメンバーが所属していました。
ロックス海賊団は、約40年前に「ゴッドバレー事件」で壊滅し、この事件でロジャーとガープが共闘したことから、ガープは「英雄」と呼ばれるようになりました。
この「ゴッドバレー事件」が、現在の世界政府にとって隠蔽したい情報である可能性が高く、この事件の生存者や子孫が、最終章で重要な役割を果たすと予想されています。
バギーはロックスの息子といわれる理由
バギーがロックスの息子ではないかという説は、いくつかの興味深い共通点や不自然な点から浮上しています。
理由①年齢
バギーの現在の年齢は、2年後の世界で39歳です。
ロックス海賊団が壊滅した「ゴッドバレー事件」が約40年前に起きたことを考えると、バギーがロックスの息子として生まれた、あるいは事件の際に拾われたとしても年齢的に非常に妥当です。
シャンクスもバギーと同い年であり、「シャンクスもロックスの息子で、バギーとシャンクスは双子、または兄弟なのではないか」という考察もされています。
理由②カリスマ性
ロックスが旧四皇を従えていたように、バギーもまた、本人の実力とは裏腹に、クロコダイルやミホークといった元王下七武海を従える「クロスギルド」の社長に収まっています。
この「本人の意図に反して人が集まり、世界が動く」という不自然なまでのカリスマ性は、ロックスが持っていた「王の資質」、あるいは「神の実の能力」の片鱗ではないかと考えられています。
バギーがロックスの意思を受け継ぎ、海賊王を目指すという展開は、物語に大きなカタルシスをもたらすでしょう。
理由③偉大なる航路出身
バギーは東の海で登場したキャラクターですが、彼の出身地は「偉大なる航路」であることが判明しています。
東の海は「最弱の海」と呼ばれているにもかかわらず、ロジャーやルフィの出身地でもあり、物語において特別な意味を持つ場所です。
バギーが偉大なる航路出身であるという事実は、ロックス海賊団が活動していた海域で生まれ、ゴッドバレー事件などを経て東の海に流れ着いた、という説を補強しています。
理由④ロジャーの船に乗っていた経緯が明かされていない
ワノ国編のロジャー海賊団の過去回想では、ロジャーが「赤ん坊は久しぶり」と話すシーンがあり、バギーとシャンクスが赤ん坊の時に船に乗り、ロジャー海賊団の家族として育てられたことが示唆されています。
シャンクスは西の海の宝箱の中にいたことが語られていますが、バギーが船に乗っていた正確な経緯は、いまだに不明のままです。
ロジャー海賊団とロックス海賊団がゴッドバレーで激突したという事実から、バギーはゴッドバレーでロックスの息子として拾われた、という説が非常に有力視されています。
この説が正しければ、バギーはロックスとロジャーという二人の伝説の海賊の血と愛を背負う、運命的な存在ということになります。
バラバラの実の能力者・バギーのクロスギルドとは?
クロスギルドとは?
クロスギルドは、バギーが四皇に登り詰めるきっかけとなった組織です。
王下七武海の制度が撤廃された後、サー・クロコダイルが資金難から設立を企てた組織でしたが、様々な勘違いと偶然が重なり、最終的にバギーが社長、クロコダイルとジュラキュール・ミホークが大幹部という体制に落ち着きました。
バギーの部下や世間は、この「世界最強の剣士」と「元王下七武海」を従えるバギーを「実力者」と誤解し、その結果、彼はルフィを上回る懸賞金を持つ新四皇として世界に名を轟かせました。
しかし、実情はバギーがクロコダイルとミホークの傀儡であり、彼らはバギーを利用して海兵に懸賞金を懸けるという、世界政府への宣戦布告ともとれる行動を開始しています。
クロスギルドは世界政府に警戒される?
クロスギルドが仕掛ける「海軍狩り」は、世界政府にとって極めて危険な行為です。
バギー自身は雑魚キャラクターとして扱われがちですが、組織全体として見ると、ミホーク(懸賞金35億9000万ベリー)やクロコダイルといった高い戦闘能力を持つ海賊を擁しており、その総合戦力は計り知れません。
世界政府は、この組織がもたらす混乱と脅威を無視できず、最終章においてクロスギルドと海軍の間で大規模な戦争が発生する可能性は非常に高いと考えられています。
バギーの不自然なまでの運とカリスマ性が、世界政府との最終決戦の舞台を整えるという、皮肉に満ちた展開は、まさに『ONE PIECE』ならではと言えるでしょう。
クロスギルドと麦わら大船団の関係
最終章では、ルフィ率いる麦わら大船団と、バギー率いるクロスギルドが、それぞれの「海賊王」を目指すために対立する可能性があります。
しかし、ルフィのゴムゴムの実とバギーのバラバラの実が対比関係にあること、そして二人が旧知の仲であることから、黒ひげ海賊団や海軍といった共通の敵を前に、一時的な共闘をする道も残されています。
特に、麦わら大船団がホールケーキアイランド編やワノ国編では出番が少なかったため、最終決戦でクロスギルドと共に海軍や世界政府と戦うという大規模な戦闘が描かれることは、多くの読者が期待している展開です。
クロスギルドには元王下七武海が加入?
クロスギルドの現在の主要メンバーは、社長のバギー、大幹部のクロコダイルとミホークの元王下七武海トリオです。
この三人が中心となることで、元王下七武海のメンバーが他にも加入するのではないかという説が浮上しています。
特に、元王下七武海の制度が撤廃された後、海軍から追われる身となった彼らにとって、クロスギルドは対抗勢力として魅力的な受け皿となり得ます。
ハンコックはルフィに恋心を抱いているため、麦わら大船団に加わる可能性が高いですが、他の元七武海、例えばドフラミンゴの動向など、今後のクロスギルドの戦力増強にも注目が集まっています。
バラバラの実の能力者・バギーの声優
千葉繁のプロフィール
| 氏名 | 千葉繁(ちば しげる) |
| 本名 | 前田正治 |
| 生年月日 | 1954年2月4日 |
| 出身地 | 熊本県 |
| 所属事務所 | 81プロデュース |
| 愛称 | 千葉先生、ちばしー |
アニメ『ONE PIECE』でバギーの声を担当しているのは、声優界のレジェンドである千葉繁です。
彼は1976年から声優活動を行っており、元々は俳優としてキャリアをスタートさせましたが、テレビで見た洋画がきっかけで声優に興味を抱きました。
彼の声の演技は非常に個性的でエネルギッシュであり、アニメ監督の押井守も彼の演技を高く評価し、『機動警察パトレイバー』に彼をモデルにした「シバシゲオ」というキャラクターを登場させているほどです。
また、彼はアドリブが多い声優としても知られており、その過激なアドリブにより、一時期はアドリブ禁止令が出されたという逸話まで残っています。
バギーのコミカルでありながらカリスマ性も感じさせる独特なキャラクターは、千葉繁の唯一無二の表現力によって確立されたと言っても過言ではありません。
千葉繁の主な出演作品や演じたキャラ
千葉繁は、バギー以外にも数多くの人気キャラクターを演じています。
例えば、アニメ『ドラゴンボール』シリーズでは、世界征服を企む「ピラフ」を演じており、そのコミカルな悪役としての側面は、バギーにも通じるものがあります。
また、アニメ『オーバーロード』では、最強クラスの肉弾戦能力を持つナザリック大墳墓の執事「セバス・チャン」を演じており、その紳士的で重厚な声は、バギーの道化のイメージとは真逆の役柄です。
その他にも、『うる星やつら』『幽☆遊☆白書』『ゲゲゲの鬼太郎』など、数々の国民的アニメで主要な役を演じており、彼の声優としての功績は計り知れません。
バラバラの実に関する感想や評価
感想:バラバラの実の最強説が気になる!
ルフィのゴムゴムの実が神の実だったという事実が判明して以降、読者の間では「バラバラの実にも必ず秘密があるはずだ」という期待が高まっています。
「バラバラの実が覚醒して周囲に影響が出るなら、それはオペオペの実にも匹敵する最強能力ではないか」といった声や、「ルフィがニカに覚醒したのなら、バギーもヒトヒトの実に覚醒してほしい」という、ライバルとしての共闘を望む声が多く挙がっています。
特に、バラバラの実の斬撃無効という異常なメタ性能は、それが「弱い能力」ではなく「覚醒前の神の力」の片鱗ではないかという、説得力のある考察を生み出しています。
感想:神との関係が気になる!
ルフィが太陽の神に覚醒し、空島編の四柱の神の存在が再び注目されたことで、「バギーのバラバラの実も神様系の能力なのか」という疑問が読者の関心を集めています。
「大地に足ついてないといけないから大地の神」や、「バラバラな物を集める能力があるから森の神」といった、具体的な神との結びつきに関する考察がSNS上で活発に行われています。
また、バギーの赤い鼻とチョッパーの青い鼻を対比させ、「バギーもヒトヒトの実の幻獣種モデルだったら熱い」という、キャラクターデザインの細部にまで着目した考察も人気です。
感想:バギーの活躍が楽しみ!
「金銀財宝だけしか見てないと思ったら、バギーの口から『海賊王になりてぇ!』って聞けるとは思わんかった」という感想は、多くのファンのバギーへの想いを代弁しています。
かつてはシャンクスや他の海賊に劣等感を抱いていたバギーが、最終章で真の「王」を目指すと決めたことで、読者は彼の最終決戦での活躍を強く望んでいます。
運と勘違いで成り上がった道化が、真の力に目覚め、物語の主役へと躍り出る瞬間は、『ONE PIECE』の最終章のハイライトの一つとなるでしょう。
まとめ
本記事では、四皇バギーが食べたバラバラの実の最強説や神との関係、そして彼の出生の秘密について、様々な角度から考察を深めてきました。
ルフィのゴムゴムの実がヒトヒトの実 幻獣種 モデル “ニカ”という「太陽の神」の能力だったという衝撃の事実から、バラバラの実もまた、「地の神」や「森の神」といった、神のモデルを持つヒトヒトの実に変化する可能性が非常に高いと予想されています。
バラバラの実の真の能力は、「分断」された世界を「繋ぎ合わせる」能力であり、バギーがロックスの血筋を引く運命的な存在として、最終章の鍵を握るという考察は、読者の間で大きな支持を集めています。
「道化」として始まったバギーの物語は、今、「神」へと昇華し、ルフィと共に世界を揺るがす展開を迎えるかもしれません。
まだバギーの「海賊王宣言」のエピソードを読んでいない方も、本記事を参考に、バラバラの実が秘める無限の可能性に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
以下の強さランキングも是非ご覧ください!











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