
伝説のバトル漫画『YAIBA』は、何と言っても個性豊かな剣士たちと、彼らが振るう魔剣の存在が魅力ですよね。
風の剣、雷の剣、魔剣ムラマサ、そして主人公・鉄刃(くろがねやいば)くんの辿り着いた覇王剣……。
彼らが巻き起こす超常的なバトルは、僕たち読者の心をいつも熱くしてくれました。
今回は、そんな『YAIBA』に登場する全キャラクターの中から、作中で最強の一歩を踏み出した「覚醒形態」や「最終形態」を基準に、純粋な戦闘力で測る「強さランキングTOP30」を作成しました。
単なる剣の腕前だけでなく、魔剣の力、覚悟の制御、そして物語のテーマを体現した“力の到達点”で比較しています。
「あのキャラがこの順位!?」と議論が白熱しそうなラインナップに仕上がったと思いますよ。
さあ、風と雷、そして邪悪な魔力と魂の成長がぶつかり合った、『YAIBA』の世界で最も強い剣士は誰なのか!
ぜひ最後まで楽しんでください。
- 『YAIBA』最強キャラクターランキングTOP30
- 第30位:ゴズマ(超強化人間)
- 第29位:鳥兜権三
- 第28位:フレデリック・ルーサーIII世(黒き男爵)
- 第27位:石川五右衛門(隈取をした熊)
- 第26位:三好清海入道
- 第25位:風魔小太郎(五代目頭領)
- 第24位:松尾芭蕉(猿に魂を宿した姿)
- 第23位:武蔵坊弁慶(牛に魂を宿した姿)
- 第22位:天草四郎時貞(九尾の狐の姿)
- 第21位:ルビー、サファイア、ダイヤモンド(3体合体)
- 第20位:ジュエル(4体合体)
- 第19位:ムカデソルジャー
- 第18位:柳生十兵衛(さすらいのウルフ)
- 第17位:佐々木小次郎(妖刀・物干し竿)
- 第16位:沖田総司(六代目・五段突き)
- 第15位:レイン(水魔の太刀)
- 第14位:バーナー(炎魔の太刀)
- 第13位:シンゲツ(巨大イカ合体)
- 第12位:ハンゲツ(オオカミ男合体)
- 第11位:マンゲツ(ロブスター・ガスタンク合体)
- 第10位:ミカヅキ(サメ合体)
- 第9位:プラズマ(光の鬼神・太陽光吸収)
- 第8位:ツキカゲ(将軍・かぐやの扇)
- 第7位:ゲッコー(魔王半月剣)
- 第6位:鬼丸猛(魔王半月剣)
- 第5位:ダーク(超デルタゾーン)
- 第4位:ヤマタノオロチ(日本列島そのもの)
- 第3位:かぐや(地球合体)
- 第2位:鬼丸猛(魔王満月剣・限界突破)
- 第1位:鉄刃(覇王剣・光の刃)
- 最強とは「心の剣」だと教えてくれる『YAIBA』の哲学
『YAIBA』最強キャラクターランキングTOP30
第30位:ゴズマ(超強化人間)
白銀グループの野望を背負い、全身の筋肉に電極を埋め込んだ「超強化人間」です。
この形態のゴズマは、痛覚がほとんど排除されており、ダメージを顧みずに攻撃を繰り出せるのが最大の強みです。
自重とユニットの超加速による剣撃の壁「ナイアガラクラッシャー」は、その剣技の到達点と言えるでしょう。
純粋な剣術と身体能力だけなら、第29位の鳥兜権三(とりかぶとごんぞう)やその前の剣士たちを遥かに凌駕しますが、魔力や超常的な能力を持たないため、ランキングの最下位層に位置します。
彼の強さは「人間の肉体の極限」であり、ここから上は「魔の力」や「伝説の力」が関わってくるため、超強化人間としての物理的な限界を超えることはできませんでした。
第29位:鳥兜権三
警視庁勤務の剣士で、全国大会の決勝で鉄刃に敗れるものの、剣道七段の腕前を持ちます。
前年度の大会では峰雷蔵を破り優勝していることから、作中における「一般の剣道家」としては最高峰の実力者の一人です。
第30位のゴズマが超強化された肉体と「ナイアガラクラッシャー」という超技術的な剣技を持つ一方、鳥兜はあくまでも「人」の範疇での剣士の強さであり、ゴズマの改造された肉体が生み出すパワーやダメージ耐性には及びません。
しかし、超常的な力に頼らず、剣士としての実績を積み重ねた彼の実力は、この後の超人たちと戦うための「基礎的な戦闘力」の指標として重要です。
第28位:フレデリック・ルーサーIII世(黒き男爵)
全身黒装束の貴族風の剣士で、サーベルを振るう騎士です。
「勝利こそ正義」という信念を持ち、正々堂々とした戦いを装いつつも、負けそうになると卑劣なだまし討ちをためらわない騎士道を逸脱した戦い方をします。
第29位の鳥兜が剣道の正統な強さを体現しているのに対し、黒き男爵は勝つための手段を選ばない狡猾さと、貴族としての剣術を併せ持っており、実力は伯仲しています。
しかし、この後から登場する「伝説の剣豪」たちの霊力や剣技の奥深さには遠く及びません。
彼の戦術と剣の腕は優れていても、超常的な力や歴史に名を残すほどの「魂の力」が不足しているため、この順位となりました。
第27位:石川五右衛門(隈取をした熊)
大泥棒として名を馳せた石川五右衛門が、鬼丸の魔力により熊を媒介として蘇った姿です。
巨大な体躯に隈取を施した熊の姿に変身し、鋼鉄製の釜で作った装甲と巨大手裏剣を武器に戦います。
その巨体と装甲は並の斬撃を寄せ付けませんが、第28位の黒き男爵とは異なり、戦術的には武蔵に看破されたり、刃の機転で自身の武器を貫通させられたりと、頭脳戦には弱い一面を見せました。
ここから上は、剣豪として実力や格の高さが加味されていきます。
彼のフィジカルな強さはゴズマに匹敵しますが、魂を呼び込まれた元々の強者としての「格」が、後の剣豪たちに比べてやや劣ると判断しました。
第26位:三好清海入道
真田十勇士の一人で、鬼丸の魔力によりタコを媒介に蘇った姿です。
剛胆さと野望を持ち、当初は鬼丸に反発しつつもその資質を認め協力を約束しました。
第27位の石川五右衛門同様、媒介となった動物の影響を受けているものの、三好清海入道は剣豪としてより「武人」としての格が高く、タコという媒介の影響もそこまで戦闘力に悪影響を与えていません。
しかし、第25位の風魔小太郎のような忍術や特殊能力がないため、純粋な格闘戦や体術に頼る面が大きいです。
刃の「かみなり斬り」によって比較的あっさり敗れてしまった戦績が、この順位の要因となりました。
第25位:風魔小太郎(五代目頭領)
風魔忍群五代目頭領で、鬼丸の魔力によりタカを媒介に蘇った忍者です。
風魔忍法を得意とし、刃たちを尾行し「伝説の玉(金の玉)」を奪取するなど、忍びとしての能力を遺憾なく発揮しました。
第26位の三好清海入道とは異なり、風魔忍法によるトリッキーな戦い方が可能で、特に「分身の術」で刃を惑わせるなど、実力以外の部分で相手を翻弄する術に長けています。
しかし、その後の石川五右衛門による騙し討ちで敗れるという戦績が、忍びとしての評価を下げてしまいました。
純粋な戦闘力では五右衛門と同等かやや上回ると思われますが、「勝つための総合力」という点では五右衛門に裏をかかれ、この順位となりました。
この後の剣豪たちの卓越した剣技や魔剣の力には遠く及びません。
第24位:松尾芭蕉(猿に魂を宿した姿)
江戸初期の俳聖であり、伊賀忍者でもあります。
鬼丸の魔力により猿を媒介に蘇り、猿の体に起因する恐ろしい俊敏性と怪力を得ています。
さらに、相手を石に変える特殊な含み針と、髑髏の意匠が付いた大鎌を用いることができます。
第25位の風魔小太郎の忍術と比べ、芭蕉の持つ「相手を石に変える含み針」は非常に強力な特殊能力であり、ナマコ男以外の刃一味を石像にした戦績は彼の強さを証明しています。
小太郎が騙し討ちで敗れたのに対し、芭蕉は刃の作戦によって「闇の玉」に吸い込まれるという形で戦闘不能になっており、単純な力比べでは小太郎を上回ると言えるでしょう。
しかし、第23位の武蔵坊弁慶が持つタフネスや、氷の玉の超常的な力には及ばなかったと判断されます。
第23位:武蔵坊弁慶(牛に魂を宿した姿)
牛を媒介に鬼丸によって蘇った弁慶は、牛の頑強な肉体を得ており、驚異的なタフネスとパワーを持ちます。
義経の家来だったこともあり、その実力はかなりのものですが、頭はかなり悪いという欠点があります。
野球のユニフォームを着た大柄の牛に変身し、バット棍棒で刃と対決しました。
第24位の松尾芭蕉の持つ含み針は強力ですが、弁慶の頑強な肉体と超人的なパワーは、芭蕉の猿由来の俊敏性を上回ります。
また、「氷の玉」の冷気を全身で受け、凍結しながらも戦い続けたタフネスは、このランキングの中でも特筆すべき点です。
ただし、第22位の天草四郎時貞が持つ邪法や九尾の狐の圧倒的な魔力には、彼のフィジカルの強さだけでは対抗できません。
第22位:天草四郎時貞(九尾の狐の姿)
鬼丸の魔力により狐を媒介に蘇った天草四郎は、邪法を用いて八百万の神々を呼び寄せようとしたり、阿蘇山で刃と化け合戦を繰り広げました。
最終的には、本性の九尾の狐の姿となり、圧倒的な魔力で刃を苦しめます。
第23位の武蔵坊弁慶のフィジカルを遥かに凌駕する点が、天草四郎の九尾の狐としての魔力です。
邪法による超常的な攻撃や、本性時の巨大な姿は弁慶の戦闘スタイルとは比較にならないほどの破壊力を持ちます。
彼の敗因は、ヒトデ男が命を賭して回収した「火の玉」からの火炎玉の直撃という、弱点を突かれたことによるものであり、純粋な実力は非常に高いです。
しかし、第21位のルビー、サファイア、ダイヤモンドが持つ「地の民」の最先端技術と融合した力には及びません。
第21位:ルビー、サファイア、ダイヤモンド(3体合体)
地の民によって作られたソルジャーのうち、「力の戦士」ルビー、「技の戦士」サファイア、「頭脳の戦士」ダイヤモンドの3体が合体した状態です。
ルビーの剛力、サファイアの技のコピー能力、ダイヤモンドの優れた頭脳と予測能力を併せ持ち、刃の「十文字斬り」さえも予測して受け止めました。
第22位の天草四郎時貞の魔力は強力ですが、この3体合体は地の民の最先端技術による「超人」であり、特にダイヤモンドの頭脳は刃の攻撃パターンを完全に解析していました。
これにより、ルビーの剛力とサファイアのコピー技が相乗効果を生み出し、天草四郎の九尾の狐の力よりも汎用性と対処能力に優れています。
しかし、この形態はまだ防御の戦士エメラルドのタフネスを欠いており、第20位のジュエル(4体合体)の完全な力には一歩及びません。
第20位:ジュエル(4体合体)
地の民のソルジャーであるエメラルド(防御)、ルビー(力)、サファイア(技)、ダイヤモンド(頭脳)の4体が合体した、力・技・頭脳・防御を兼ね備えた最強の戦士です。
褐色の肌を持ち、怪力、刃の十文字斬りのコピー、バリアなど、全てにおいて完成された戦闘能力を誇ります。
第21位の3体合体と比較して、防御の戦士エメラルドのタフネスが加わったことで、弱点がなくなった「完全体」と言えます。
このジュエルは、覇王剣を手にした刃に片腕ごと斬り裂かれるまで、刃を圧倒していました。
しかし、第19位のムカデソルジャーのような、鬼丸の邪気の影響を強く受けた狂戦士たちには、その「魔性」の部分で劣ります。
ジュエルはあくまで「科学と技術の結晶」であり、「邪悪な魔力」による底上げがないため、魔剣ムラマサを振るう剣士たちには及びません。
第19位:ムカデソルジャー
地底世界で登場したソルジャーで、多数の腕にそれぞれ剣を持つ狂戦士です。
鬼丸の邪気の影響を強く受けており、その凶暴性と手数、そして地の民のソルジャーとしてのタフネスを併せ持ちます。
第20位のジュエルが技術の粋を集めた「理知的な最強」であるのに対し、ムカデソルジャーは「凶暴性と手数の暴力」を体現しており、純粋な狂戦士としての爆発力で上回ります。
しかし、ムカデソルジャーは覇王剣を手にした刃に瞬殺されており、第18位以降の「伝説の魔剣」の使い手たちとは一線を画します。
彼は「覇王剣」の力を引き出す前の、地底世界での関門としての役割であり、より上位の魔剣や覚悟の制御を要する敵ではありませんでした。
第18位:柳生十兵衛(さすらいのウルフ)
実在の剣豪・柳生十兵衛の魂が狼に宿り復活した姿です。
酒を飲んで覚醒した獣の人格「さすらいのウルフ」は、柳生新陰流の卓越した剣術と、狼の凶暴性を兼ね備えた狂戦士です。
隻眼でありながら鍛錬で得た心眼に死角はなく、奥義「無限の位」に至る高い実力を持っています。
第19位のムカデソルジャーが地の民の技術と邪気による狂戦士であるのに対し、十兵衛のウルフ形態は、剣術の極致に達した剣豪の魂と、制御不能な狼の獣性が融合した「格の違い」を見せつけます。
刃一行が剣の腕で制することを諦めたほどの剣士としての実力は、ムカデソルジャーを遥かに上回ります。
しかし、この形態はまだ純粋な「魔剣」の力を持たず、第17位の佐々木小次郎(物干し竿)が持つ妖刀の超常的な能力と再生能力には及びません。
第17位:佐々木小次郎(妖刀・物干し竿)
武蔵の永遠のライバルで、鬼丸の魔力により蘇った剣豪です。
妖刀「物干し竿」は、刀身がどこまでも伸び、折れても再生できるという超常的な能力を持ちます。
この妖刀の能力と、小次郎の優れた剣術が合わさることで、柳生十兵衛のウルフ形態をも凌駕するトリッキーで強力な戦い方をします。
第18位の柳生十兵衛のウルフ形態は剣術の極致ですが、小次郎は「妖刀・物干し竿」のどこまでも伸びるという能力により、間合いの概念を覆す戦いが可能です。
この「超常的な能力」が、純粋な剣術に勝る要因となり、十兵衛を上回ると判断しました。
ただし、第16位の沖田総司(五段突き)が持つ「天才的な資質」から生まれる必殺の剣技の速さには、一歩及びません。
第16位:沖田総司(六代目・五段突き)
新撰組の天才剣士・沖田総司の6代目で、名刀「菊一文字」を振るいます。
祖父の三段突きを上回る必殺の「五段突き」(眉間、喉、胸、両肩の5か所を突く)を編み出しました。
その剣技の速さは、毛利蘭ですら一回の攻撃にしか見えなかったと評されるほどです。
第17位の佐々木小次郎の物干し竿はトリッキーですが、沖田総司は「天才的な資質」と「五段突き」という必殺の剣技を持っており、小次郎の妖刀の能力を封じ込めるほどの「速さ」と「精度」があります。
作中では、沖田が御前試合の優勝最有力候補であり、その格付けの高さが小次郎を上回ると判断しました。
しかし、この後に登場する「鬼神」の力を宿した者や、魔剣の力を制御した剣士たちには、その「超常性」の部分で及びません。
第15位:レイン(水魔の太刀)
鬼丸の刺客である「水の鬼神」で、「水魔の太刀」の使い手です。
水魔の太刀は、楯となる物質をすり抜けて肉体のみを斬るという恐ろしい能力と、水を自在に操り海を割って渡れるほどの力を持ちます。
第16位の沖田総司が剣術の極致であるのに対し、レインは「水の鬼神」という超常的な存在であり、「水魔の太刀」の超能力的な特性が沖田の純粋な剣術を上回ります。
特に、楯をすり抜けるという能力は、沖田の「五段突き」のような集中攻撃を無力化する可能性があります。
ただし、第14位のバーナー(炎魔の太刀)のような属性的に有利な相手や、より上位の鬼神たちには及ばなかった戦績があります。
第14位:バーナー(炎魔の太刀)
鬼丸の刺客である「炎の鬼神」で、「炎魔の太刀」の使い手です。
炎を自在に操るだけでなく、強力な炎を放つ盾も持ち、炎を鞭のように操ることもできます。
第15位のレイン(水の鬼神)と比較して、バーナーは水に対する火という属性的な有利さがあり、水魔の太刀の能力を無力化できます。
炎魔の太刀が纏わせる炎は、斬ったものを金属すら伝わせて炎上させる能力があり、レインの水魔の太刀よりも攻撃的な特性を持ちます。
しかし、彼もまた鬼丸に口の軽さを咎められ、第13位のダークに誅殺されるという最期を遂げており、より上位の鬼神たちのような「格」や「特殊能力」が不足していました。
第13位:シンゲツ(巨大イカ合体)
月の女帝かぐやに仕える幹部の一人で、巨大イカと合体した姿です。
月星人の特徴である、他の生命体や物体と合体する能力により、巨大イカの驚異的なパワーと月星人の高度な戦闘力を併せ持ちます。
第14位のバーナー(炎の鬼神)のような属性鬼神は、その力の源が地球上の自然現象に近いものですが、シンゲツを含む月星人は、地球よりも遥かに高度な文明と、合体による身体能力の飛躍的な向上が可能です。
この「文明の差」が、属性鬼神を上回る要因です。
ただし、シンゲツは耳を斬られて分離不可能となり、敗北しています。
第12位のハンゲツ(オオカミ男合体)のような、より戦闘力の高い生物との合体や、上位幹部の実力には及びません。
第12位:ハンゲツ(オオカミ男合体)
かぐやに仕える幹部の一人で、十兵衛に合体した姿です。
十兵衛の持つ柳生新陰流の剣術と、狼の獣性を併せ持ちます。
第13位のシンゲツ(巨大イカ合体)がフィジカルな強さを持つ一方で、ハンゲツは剣術の極致である十兵衛と合体しており、その戦闘スタイルはより洗練されています。
十兵衛の心身を乗っ取ることで、第18位のさすらいのウルフを超える可能性を秘めていました。
しかし、十兵衛が酒を飲んで心がオオカミになったことで分離し、実力を発揮する前に気絶しています。
この後に続く、より高度な合体形態や、純粋な戦闘力の高い幹部には一歩及びません。
第11位:マンゲツ(ロブスター・ガスタンク合体)
かぐやに仕える幹部の一人で、ロブスターやガスタンクと合体し、東京の水攻めを実行した野心家です。
複数の物体や生物と合体することで、防御力と攻撃力を同時に高めました。
第12位のハンゲツの十兵衛合体は剣術に特化していますが、マンゲツの合体形態は「破壊力とタフネス」に重点を置いており、特にロブスターのハサミとガスタンクの爆発力を合わせた攻撃は、刃をギリギリまで追い詰めるほどの威力がありました。
しかし、彼は敗走後に処刑されており、第10位のミカヅキのような単体での戦闘能力や、より上位の幹部の実力には及びませんでした。
第10位:ミカヅキ(サメ合体)
かぐやに仕える幹部の一人で、サメと合体した姿です。
サメの持つ俊敏な動きと、水中での戦闘能力、そして月星人の超常的な力を併せ持ちます。
第11位のマンゲツが複数合体で総合力を高めたのに対し、ミカヅキのサメ合体は、単体としての戦闘能力と水中での圧倒的な優位性を持ちます。
しかし、彼もまた耳を斬られて分離不可能となり、戦闘不能に陥っています。
第9位のプラズマ(光の鬼神)が持つ、太陽光の1万倍のエネルギーを吸収する特殊能力には、その「属性的な優位性」で一歩及びません。
第9位:プラズマ(光の鬼神・太陽光吸収)
鬼丸の刺客である「光の鬼神」で、光を自在に操る能力を持ちます。
最大の強みは、太陽光の1万倍のエネルギーを持つ稲光を吸収し、パワーアップした形態です。
光の化身であるため気配を持たず、小次郎に化けたり、蜃気楼を見せることも可能です。
第10位のミカヅキ(サメ合体)が月星人の超技術であるのに対し、プラズマは「鬼神」としての属性的な優位性を持ち、特に太陽光吸収後のパワーは、月星人の幹部たちをも凌駕します。
その力は、封印の氷と刃を巻き込む形で自爆し、ヤマタノオロチの最後の封印の守りを消し去るほどの破壊力がありました。
しかし、第8位のツキカゲが持つ将軍としての「格」と、かぐやから借り受けた扇の超強力なビーム攻撃には及びません。
第8位:ツキカゲ(将軍・かぐやの扇)
月の女帝かぐやに仕える幹部の最高位である将軍です。
かぐやから借り受けた扇を用いることで、彼女と同等の強力なビームを放つことが可能であり、頭も切れ、刃たちの作戦を見抜きました。
1000年前の地球侵攻時から同行している最年長の幹部です。
第9位のプラズマ(光の鬼神)の太陽光吸収後のパワーは絶大ですが、ツキカゲはかぐやの「扇」という、女帝の力の一部を行使できる武器を持ち、そのビーム攻撃はプラズマの自爆に匹敵するか、それ以上の破壊力を持つと推測されます。
将軍としての「格」と、かぐやからの信頼も厚いことから、プラズマよりも上位と判断しました。
しかし、第7位の魔剣ムラマサの最初の所持者であり、月を死の星に変えたとされるゲッコーの魔王剣の力には、一歩及びません。
第7位:ゲッコー(魔王半月剣)
ツキカゲの弟で、月でかぐやによって作られた暗黒の魔剣「魔王剣」の最初の所持者です。
魔王剣の力で、半月の力を解放した「魔王半月剣」を用い、龍神剣を持つ刃を圧倒し、なぶり殺しにしました。
その力は、星すら破壊する力があるとされ、月を荒涼の星と化してしまった元凶とされています。
第8位のツキカゲ(将軍・かぐやの扇)が、あくまで「借り物の力」であるのに対し、ゲッコーは「魔王剣の最初の所持者」であり、その魔剣の力で片目を回復させるなど、高い適性を持っています。
魔王半月剣の威力は、ツキカゲの扇ビームを遥かに凌駕する「銀河を貫く威力」を持つとされ、純粋な破壊力で上回ります。
しかし、第6位の鬼丸猛(魔王半月剣)のように、魔王剣の力を自在に操り、風雷波を繰り出すほどの高い技術と、その「邪悪な覚悟」が不足していたため、この順位となりました。
彼は満月剣は使いたくても素質が無いと認めています。
第6位:鬼丸猛(魔王半月剣)
刃のライバルであり、魔王剣をゲッコーから奪い、その力を使いこなした状態です。
魔王剣の半月剣の力を、風神剣のように斬撃状の波動に変えて飛ばすことで、ゲッコーの半月剣以上の破壊力を発揮しました。
刃との共闘では、風神剣と雷神剣の力をぶつけ合わせた「風雷波」を繰り出すなど、高い技術と邪悪な才能を持ちます。
第7位のゲッコー(魔王半月剣)と比較して、鬼丸は魔王剣の力をより高度に応用する才能を持っており、その破壊力を最大限に引き出しています。
特に、刃との共闘で風雷波を繰り出すという、魔剣の力を制御する能力は、ゲッコーにはなかったものです。
しかし、第5位のダーク(超デルタゾーン)が持つ「次元を操る能力」という、物理的な破壊力を超えた特殊能力には及びません。
第5位:ダーク(超デルタゾーン)
鬼丸の刺客である「闇の鬼神」で、闇を自在に操る能力を持ちます。
切り札である「超デルタゾーン」は、龍神を閉じ込めてその刀を破壊し、脱出できなくしたほどの、次元の狭間に消し去る恐ろしい技です。
一撃で自身の体力80%も消費するものの、龍神に特攻を仕掛けられ道連れにされるまで、その次元操作能力は無敵でした。
第6位の鬼丸猛(魔王半月剣)の破壊力は絶大ですが、ダークの「超デルタゾーン」は、物理的な攻撃を完全に無効化し、相手を次元の狭間に閉じ込めるという、魔剣ムラマサや魔王剣の破壊力を超えた「超常的な特殊能力」です。
次元を操る能力は、純粋な破壊力を上回る「厄介さ」を持ち、龍神を追い詰めた戦績から、この順位となりました。
しかし、第4位のヤマタノオロチが持つ「日本列島そのもの」というスケールには、その「存在の大きさ」で及びません。
第4位:ヤマタノオロチ(日本列島そのもの)
鬼丸が復活させた太古の伝説の魔物で、その正体は、人間の邪気を吸いながら巨大化し、ユーラシア大陸と陸続きだった「日本列島そのもの」と化していたという、規格外の存在です。
復活後は八つ首の本来の姿に戻り、アメリカ合衆国西岸部を襲うほどのスケールを持ちます。
第5位のダーク(超デルタゾーン)の次元操作能力は強力ですが、ヤマタノオロチは「国」や「大陸」というレベルのスケールを持つ「存在」であり、その圧倒的な大きさはダークの能力をも凌駕する「物理的な強さ」を持ちます。
しかし、第3位の月のかぐやが持つ「地球との合体」という、更なるスケールと「魔王剣への恐怖」という精神的な弱点を持つという点から、この順位となりました。
第3位:かぐや(地球合体)
月の女帝かぐやが、最終的に全ての部下と共に「地球と合体」し、ありとあらゆる自然現象を操り、日本を沈めようとした最終形態です。
本来の姿である巨大な黒い怪物の姿は、火力を抑えた状態で魔王半月剣以上の破壊力を出せるほど強大です。
第4位のヤマタノオロチが日本列島そのものだったのに対し、かぐやの最終形態は「地球と合体」しており、そのスケールと操る力の幅(自然現象全て)はオロチを遥かに凌駕します。
地球を支配しようとする傲慢さと、初代龍神に敗れた歴史を持つ征服者としての「格」も圧倒的です。
しかし、第2位の鬼丸猛(魔王満月剣)が持つ魔王剣の「星を砕く力」と「限界突破の覚悟」には、その「邪悪な才能」の部分で一歩及びません。
第2位:鬼丸猛(魔王満月剣・限界突破)
魔王剣の満月の力を解放し、「星一つを死の星に変えるほどの力」を放つことが可能となった鬼丸の最終形態です。
限界以上に魔王剣に悪の気を吸収させ、刀身を黒い光の剣に変えた姿は、覇王剣の「光の刃」と対をなす「邪悪な到達点」でした。
横一文字・魔王満月剣は、覇王剣の刀身を破壊し、オロチの上での決戦で刃を追い詰めました。
第3位のかぐや(地球合体)の力のスケールは最大級ですが、鬼丸の「魔王満月剣・限界突破」は、魔王剣の持つ「星すら破壊する力」を完全に引き出し、その破壊力はかぐやの地球合体をも凌駕します。
また、鬼丸は最終的に「力そのもの」ではなく、「真っ当な剣での勝敗」に執着するなど、武人としての人格が強調されており、その「覚悟」もまた最強クラスでした。
しかし、第1位の鉄刃(覇王剣・光の刃)が持つ、「力の制御」と「信念」の前に、その邪悪な力は敗れ去りました。
第1位:鉄刃(覇王剣・光の刃)
風神剣と雷神剣が合体した光の聖剣「覇王剣」の真の力を解放し、「力の制御と覚悟」を体現した刃の最終形態です。
覇王剣の刀身が砕け、地球から集めたエネルギーを刃の「闘気」で光の刃に変えた姿は、鬼丸の「魔王満月剣」をも真っ二つにし、オロチの躰を容易に切り裂きました。
この「真の力」は、刀身すら不要な、使い手の「心」がそのまま剣となる境地であり、YAIBAの物語が辿り着いた「最強」の結論です。
第2位の鬼丸猛(魔王満月剣・限界突破)が持つ「力の暴走」に対し、鉄刃(覇王剣・光の刃)は「覚悟の制御」という、YAIBAのテーマそのものを体現した力で勝利しました。
その剣は、鬼丸の邪悪な力を完全に凌駕し、ヤマタノオロチの邪気を消滅させ、封印を成し遂げました。
純粋な破壊力だけでなく、「物語を終わらせる力」としての圧倒的な説得力を持つため、文句なしの第1位とさせていただきます。
最強とは「心の剣」だと教えてくれる『YAIBA』の哲学
はい、というわけで『YAIBA』最強キャラクターランキングTOP30、いかがでしたでしょうか。
魔剣の力、地の民の科学、鬼神の特殊能力、そして剣豪の魂の極致……本当に様々な「強さの形」が登場するのが『YAIBA』の魅力だと再確認しましたね。
ランキングを通して見えてきたのは、単なるパワーや速さではなく、魔剣ムラマサが象徴する「力への誘惑」を乗り越え、覇王剣が象徴する「心の制御」を達成した者こそが最強だという、作者・青山剛昌先生のメッセージのように僕には感じられました。
第2位の鬼丸は魔王剣の力を限界まで引き出し、星を砕くほどの邪悪な破壊力を手に入れましたが、第1位の刃は、力の「鞘」すら不要な「光の刃」という、自分の信念そのものを剣に変える境地に辿り着きました。
僕たちが熱狂したのは、剣そのものの強さではなく、剣を通して剣士が成長し、自分の「生き様」を見せてくれるその姿だったんですね。
皆さんの心の中の最強剣士は、このランキング通りでしたか。
ぜひ、コメントで熱い議論を交わしてください。
以下の強さランキングも是非ご覧ください!













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