
丸山くがね原作のライトノベルを起点に、アニメ、コミック、ゲームとメディアミックスで絶大な人気を誇るダークファンタジー作品、オーバーロード。
その主人公であるモモンガことアインズ・ウール・ゴウンは、一般的なファンタジーの「勇者」像とはかけ離れた、魔王に近い絶対的な存在として描かれています。
正義を貫くのではなく、敵味方問わず残虐非道な行いも辞さない非情さを持つアインズは、まるで弱点など持ち合わせていないかのように感じられます。
この記事では、そんなオーバーロードの主人公・アインズの圧倒的な強さの秘密を、ステータス、スキル、装備、そしてその背後にある人間的な側面から徹底的に分析・考察します。
さらに、その威厳と魅力的な声を担当する声優・日野聡の情報についても詳しくまとめてご紹介します。
オーバーロードのモモンガとは?
オーバーロードについて
オーバーロードは、丸山くがね原作のライトノベルで、その人気の高さからアニメ化にも発展した人気小説作品です。
オーバーロードの舞台は定番のファンタジーの世界でありながら、主人公アインズは「勇者」ではなく、「魔王」にあたる役割を担っている点が、従来のファンタジーとの大きな違いであり、読者を引きつける要因となっています。
物語の当初はウェブ上で連載が公開されていましたが、後にウェブ版を元にしたライトノベルが書籍化され発売されました。
書籍版の発売とともにオーバーロードはまたたくまに人気が高まり、広い範囲の読者にも認知されテレビアニメ化や漫画化、さらにはゲーム化も果たし、2019年1月の時点で書籍版の累計売上は800万部を超えるベストセラー作品となっています。
ただし、オーバーロードのウェブ版と書籍版とでは、基本的な設定などは同じであるものの、物語の進み方や登場キャラクターなどに異なるところがある点も、ファンにとっては興味深いポイントです。
ウェブ版は現在でも連載されており、閲覧可能となっています。
オーバーロード・主人公モモンガことアインズ・ウール・ゴウン
RPGゲーム「ユグドラシル」を生きがいに生活をしていたモモンガこと鈴木悟でしたが、ある時、生きがいであり人生そのものであった「ユグドラシル」が終了することが決定してしまいます。
しかし、終了時刻を過ぎてもログアウトが発生せず、モモンガこと鈴木悟は「ユグドラシル」内に閉じ込められてしまったのでした。
彼はその世界で、ユグドラシルにおいて絶大な強さを持つ最悪の存在、死の支配者オーバーロードとして君臨することになります。
鈴木悟が所属していたギルド名は「アインズ・ウール・ゴウン」で、かつては41名が所属していましたが、異世界に転移した際、モモンガはそのギルド名を自身の名前としました。
現実世界ではサラリーマンとして交渉することが多かったため、話術は得意なものの、冴えない平社員だったため部下を持った経験がありません。
そのため、死の支配者オーバーロードとして上に立つ役割が、ある意味での「弱点」となっており、転移後の世界での「理想の君主像」を演じることに苦心しています。
強大な強さを持つ死の支配者アインズでありますが、性格は基本的に温厚で、むやみに殺生をしたりは好まないようです。
利用価値があるものに対しては助ける面も持ち合わせており、これは人間としての心がわずかに残っているためだと言われています。
ナザリックのキャラクターに「人間種」が少ないため、部下たちの残虐な行動をいさめたりする役割も担っています。
モモンガという可愛らしい名前とは裏腹に、アインズはアンデット種族の最高峰オーバーロードとして、圧倒的な強さを持っています。
現実世界ではオーバーロードのような強さは当然なく、また鈴木悟を待っている人間がいないため、特に現実世界に帰りたいとは考えていないようです。
オーバーロード・モモンガの正体はサラリーマン
オーバーロード内では強大な強さを持つアインズですが、現実世界での正体は、そんな強さは全くないパッとしないサラリーマンの男性でした。
本名は「鈴木悟」と言い、オーバーロードのアインズとは似ても似つかない風貌をしています。
オーバーロードの主人公の設定は、ウェブ版と書籍版で若干違っています。
オーバーロードのウェブ版では高卒、書籍版ではなんと小卒という設定になっています。
母親は過労死しており、友人や恋人もおらず孤独な人間です。
恋人に関しては今まで1人もいたことがないため、女性との対話が弱点なようです。
オーバーロード・モモンガの外見
オーバーロード内で魔王とも言われるほどの力をもつアインズですが、身長は177センチほどと、人間と変わりありません。
しかし、アンデット種の最高峰オーバーロードのため、肉体はなく、骸骨だけの体をしています。
主に紫や黒のローブをまとい、煌びやかな宝石や装飾品を身につけており、その姿はまさに「魔王」の名に相応しいと言えます。
空洞のような目の奥には、赤黒く光る鋭い眼光があり、その手にはギルドの長としての証である「スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウン」を持ち、まるで人間の心や弱点など持ち合わせていないような、悪の化身のような外見をしています。
オーバーロード・モモンガの口調
オーバーロードでは魔王のような立場となっているアインズですが、魔王だからといって部下に横柄な口調で偉そうに接しているわけではありません。
頂点に立つものとして、落ち着きのあるゆっくりとした口調で部下に語りかけています。
声も低く、落ち着いた声をしています。
命令口調で部下に命令することもなく、優しく柔らかい印象な口調で、命令というよりは頼むというような雰囲気で話します。
この威厳と優しさが混在した口調が、アインズの魔王としての強さと威厳をさらに感じさせると言えるでしょう。
オーバーロード・モモンガがアインズ・ウール・ゴウンと名乗る理由
モモンガというHNで「ユグドラシル」をプレイしていた鈴木悟ですが、単独でなく、ギルド「アインズ・ウール・ゴウン」に所属し、そのリーダーを務めていました。
「ユグドラシル」の終了の時もギルドの皆で迎えたいとモモンガは思っていましたが、都合がつかず、モモンガ1人で迎えることになってしまいます。
ユグドラシルの中に閉じ込められてしまった結果、モモンガは他にも自分と同じようにユグドラシルの世界に入ってしまった人間がいるかもしれないと考えるようになりました。
モモンガが所属していた「アインズ・ウール・ゴウン」は、「ユグドラシル」の中で非常に有名な伝説のギルドとも言われていました。
そのため、モモンガは、もし心当たりがある閉じ込められている人間がいれば、ギルド名を名乗ることで接触してくるかもしれないと考え、名前を「アインズ・ウール・ゴウン」にしたのです。
その他、以前所属していた「アインズ・ウール・ゴウン」のメンバーたち全員を思って、その意思を背負うという意思の表れという意味合いもあります。
これは、孤独なサラリーマンだった鈴木悟にとって、唯一の居場所であり仲間であったギルドへの、深い愛着と忠誠心の表れと言えるでしょう。
オーバーロードのモモンガの強さ〜ステータス・装備品〜
オーバーロードの主人公・モモンガのステータス
アンデット最高種であるオーバーロードのアインズは、弱点などないかのような強大な強さをもっています。
オーバーロードでは、レベルが二種類あり、亜種と異形種だけがもっている種族のレベルと、職業のレベルがあります。
最高のレベルの上限は15で、合計100レベルになるまで上げることが可能です。
アインズは、種族レベルの合計が45(骸骨の魔法使い15、死の支配者5、死者の大魔法使い10、その他15)、職業レベルの合計が55(ネクロマンサー10、エクリプス5、チョーセン・オブ・アンデット10、その他30)で、合計レベルはユグドラシル世界での最高値である100です。
カルマ値は極悪を示す-500です。
ステータスとしては、魔法の攻撃はやや劣るようで、平均よりやや強いぐらいとなっています。
魔法攻撃が劣る理由としては、ユグドラシルを通常プレイしていたころは、RPG要素を重視していたスタイルだったため、魔法専門職の強さにはいたらなかったようです。
これは弱点というまでにはいきませんが、あえて弱点と捉えて攻略することも出来ると言えます。
しかし、アインズはこれ以外にも強みとなる知識やアイテムを持ち合わせていますので、強さはこの限りではありません。
アインズは、ユグドラシルを通常プレイしていた時代に得た経験と知識を持っており、しかも課金をして強力なアイテムも手に入れています。
そのため、弱点をおぎなったり、現在のステータスの強さ以上の力を得ることも可能となっており、弱点はほとんどないといっても過言ではありません。
さらに、アインズは魔法での戦闘の経験が豊富であり、状況に応じて臨機応変に動くことにも長けている、ギルド内でも優秀な人物でもあります。
オーバーロードの主人公・モモンガの装備/モモンの装備
アインズが、上位の道具製造という魔法により作られた装備で、モモンに変装している際に身に着けている装備です。
モモンは、人間と共存するためにアインズが変装した姿で、漆黒の英雄として活躍しています。
武器は「モモン・ズ・グレードソード」という150センチもある長さの漆黒の剣です。
体は上位武器創作で作られた「漆黒の鎧」を装備しており、アダマンタイトが多量に使用されています。
また、外見の変化には影響されない防具も装備しています。
外見の変化に影響しない装備としては、黒色の眼鏡である「必中のメガネ」、筋力が増強される効果を持つ「イルアン・グライベル」という小手、「精神防壁の冠」などがあります。
モモンの装備は、アインズが通常装備している防具や武器には劣りますが、それでも強力な装備となっており、オーバーロード内ではモモンも強力な戦士として認められています。
アインズがモモンに化けているときには、魔法で作られた武器、防具しか装備することが出来ず、レベルも大きく下がってしまいます。
これはアインズと比べたらの話しですので、モモンとなってもかなりの強さを持っているキャラクターとなっています。
オーバーロードの主人公・モモンガの装備/アインズの装備
アインズの装備で目が行くのは、常に身に着けている紫と黒のローブです。
このローブは「グレート・モモンが・ローブ」と言う神器級の装備で、かなりの防御力を持ちます。
アインズの武器は、「スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウン」で、神器級の武器であり、ゴッズアーティファクトも7つ使われています。
ただし、アインズがいつも持ち歩いているものは試作品であり、本物ではありません。
「スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウン」の本物は、通常は持ち歩かずに八階層に隠されているようです。
指輪である「シューティングスター」は、アインズのプレイヤー「鈴木悟」が、夏に給付されたボーナスを全額使い手に入れたとされる課金アイテムです。
経験値の消費をせずに、超位魔法である「ウィッシュ・アポン・ア・スター」を3回使うことが出来る優れものです。
アインズが変装するときに使う「嫉妬するものたちのマスク」は特に効果は明言されておらず、ただの変装の時に使うだけのマスクのようです。
「リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン」は、ギルドの限定指輪で、その限定数は100個しかありません。
この指輪をしていると、ナザリックにある建物内の、名前がつけられてある部屋に移動することが可能になります。
その他にも、アインズは多数の指輪を装備しています。
その他の名称不明の指輪としては、探知系の魔法を使われても、完全に姿を隠すことが出来る指輪、復活が出来る指輪が装備されています。
左右に腕輪も装備されており、右に着けている腕輪は「センス・エネミー」を発動することが出来ます。
また、左の腕輪は、時間の確認が可能で、一日に複数回、特定の魔法を使うことができる仕様になっています。
その他にも、モモンガ玉と呼ばれるアイテムや、飛行できる魔法が込められている「飛行ネックレス」にて、空を飛ぶことが可能となっています。
このように、アインズは自身のステータスに加え、弱点をも補えるような強力な装備を身につけており、その総合力は計り知れません。
オーバーロードのモモンガの強さ〜スキル・魔法〜
オーバーロードの主人公・モモンガのスキル/種族スキル
アインズの種族はアンデットであり、死んだ者が負の力によって生まれる種族となります。
アインズ自体は、鈴木悟がユグドラシルを通常プレイしていた際に、キャラクターメイキングで作られました。
アインズは、アンデット系の特性を持っており、毒や睡眠、病気や洗脳といった魔法やスキルのほとんどを無効にすることが出来ます。
アインズは、上位物理攻撃無効化という「レベル60以下のほとんどの攻撃を無効化」するようなスキルを多用に持っており、オーバーロードの作中ではレベル60以上という存在がほとんどいないため、アインズにダメージを与えられるものはほぼいないと言えます。
そして、さらに「絶望のオーラ」という弱点のない強力なスキルを持っています。
アインズの持つ「絶望のオーラ」とは、アインズが放つオーラに触れた者を即死させることが出来るスキルです。
段階は1~5段階まであり、状況によって弱くできることも可能となっており、これによりアインズは、オーバーロード「死の支配者」にふさわし強さを持つキャラクターとなっています。
オーバーロードの主人公・モモンガのスキル/職業スキル
続いては、アインズの職業スキルについてご紹介します。
アンデット系に相応しい、死体を兵士として操る「アンデット作成」や、即死効果を持つ魔法やスキルを強化させるスキルを持っています。
種族スキルの能力だけでもかなり強力なアインズですが、この職業スキルも合わさるとさらに強力な強さを発揮させることが出来ます。
アインズは、アンデットを作成し、即死効果に秀でたスキルで、ほとんど弱点のない絶大な能力をもっています。
さらに、まだ明かされていないスキルや能力がアインズにはあると言われており、ファンの間でも「アインズがこれ以上強くなったら、本当に弱点がなくなり、誰も適うキャラクターがいなくなるのでは」と恐れられている存在となっています。
オーバーロードの主人公・モモンガのスキル/アンデットの基本特殊能力
アインズは、アンデット系の強力なスキルを持ち、無敵状態のキャラクターとなっています。
そんなアインズのアンデットの基本特殊能力としては、まずアンデットなため、飲食をする必要がなく、酸素すら必要ありません。
そのため、どんな環境下でも活動し続けることが出来ます。
さらに、常時発動型の特殊技術には即死効果があり、周囲に死を与え続ける存在でもあります。
アインズの操作人物「鈴木悟」は、現実世界の自分と反比例するかのようにアインズを強くするために全力を注いでいました。
その結果、アインズはゲーム内の最終ボス以上とも言える存在となり、オーバーロード作中内のキャラクターで、いまのところアインズを倒せるものがいるのかが議論されています。
オーバーロードの主人公・モモンガの魔法/位階魔法
オーバーロードの作中では、魔法は3つあり「位階魔法」「超位魔法」「原始魔法」に分類されています。
ユグドラシルでは6000以上もの魔法が存在していましたが、異世界では、このうちの第五位階までの魔法しか使用できないようになっています。
アインズは、この世界では失われた第10位階魔法まで使用できる、極めて希少な存在です。
アインズしか使えない第10位階魔法は、「タイムストップ(時間停止・発動者は動くことが可能だが、攻撃は出来ない)」や「メテオフォール(隕石を落として攻撃する)」「コントロール・アムネジア(記憶操作で、相手の記憶を書きかえてしまう)」などの補助系や、攻撃系の魔法を使用できます。
第9位階や第8位階には即死系の魔法が充実しており、低い位の蘇生魔法では復活させることに出来ない「トゥルー・デス」や、自身の存在が全く感知されなくなる「パーフェクト・アンノウアブル」など強力な魔法が多数存在します。
オーバーロードの世界では大きな儀式をすれば、第7位階の魔法も使えるといわれていますが、アインズはそれを遥かに凌駕する魔法を日常的に使用しています。
オーバーロードの主人公・モモンガの魔法/超位魔法
超位魔法は、MPの消費がない変わりに、発動できる回数に制限があります。
アインズは1日のうち4回まで使用することが可能となっています。
位階魔法よりも強力な魔法となっていますが、発動するまでの準備時間や、発動した後におとずれる発動不可時間があるなど、デメリットもあります。
さらに、経験値がダウンしてしまうという制限もあり、課金アイテムを使っても発動不能時間は変わらないようです。
アインズの超位魔法は、レベル80代の天使を6体召喚できる「パンテオン」や、「イア・シュプニグラス」という、範囲内の生物を即死させ、即死させた数と同じ数の黒い仔八木が召喚される強力な魔法があります。
超位魔法はかなり強力ですが、前述したデメリットに加え、魔法を唱えている間は防御力が下がり、ダメージが一定を超えると中断されてしまうことがあるため、使用タイミングが重要となります。
オーバーロードのモモンガの特徴や謎に迫る
オーバーロードの主人公・モモンガの弱点
無敵で弱点のないかのようなアインズですが、実は弱点があることが判明しています。
まず、アインズはアンデット系であるため、光、神聖、正の攻撃や、殴打する武器攻撃、炎のダメージに弱い設定になっています。
特に、アンデット系のスケルトンタイプが弱点だと言う情報もあり、これを知っている者からすれば、そこを突いた攻略法が存在する可能性を示唆しています。
その上、カルマの値が低いほどダメージが増加する魔法もあるため、カルマ値が-500の極悪であるアインズには大きな痛手となります。
しかし、アインズはこれらの弱点を、膨大な数の魔法や装備品で完璧にカバーしており、弱点を突かれること自体が至難の業となっています。
オーバーロードの主人公・モモンガの得意なこと
アインズは、即死魔法や強力なスキル、装備を使いこなし、無敵のキャラクターのように描かれていますが、弱点もあり絶対的に無敵なわけではありません。
ですが、アインズが取得している魔法は数多くあり、またその頭脳を使って臨機応変にその力を使い分けることを得意としています。
元々サラリーマンとして交渉事が得意だった鈴木悟の能力が、戦略的な頭脳として生かされていると言えるでしょう。
さらに、弱点に対しての対策も怠っていないので、そう簡単に負けるキャラクターではないと言えます。
オーバーロードの主人公・モモンガの体質
アインズは、死者である「アンデット」のため、人間として生きるために必要な欲求も持ち合わせていません。
また、人間としての心やモラルが低くなっています。
ですので、敵を殺すことに躊躇もなく、感情の起伏も大きくありません。
これにより冷静な判断が下せるため有利となっていますが、嬉しい、楽しいといったプラスの感情も押さえられてしまっているのです。
この「感情抑制」は、鈴木悟の人としての心が残っている証拠であり、オーバーロードという存在との間で葛藤するアインズの深みある設定となっています。
オーバーロードの主人公・モモンガのもう一つの顔
アインズはモモンというもう1つの顔を持っています。
モモンは、人間と共存するためにアインズが変装した姿で、漆黒の英雄モモンとして知られています。
アインズほどの力はもっていませんが、かなりの強さを持っており、またアインズより冷静な姿がカッコイイと人気を博しています。
オーバーロードの主人公・モモンガのトラウマ
冷静沈着で冷酷なアインズですが、そんなアインズにもトラウマになったキャラクターがいます。
それは、アインズ自身が作成した「パンドラズ・アクター」というキャラクターです。
アインズは、その「パンドラズ・アクター」に、当時かっこいいと感じていた装備「軍服・敬礼」など、中二病的な設定をほどこしてしまいます。
そのため、このキャラクターはアインズにとって黒歴史となってしまい、それがアインズのトラウマとなっているのです。
この設定は、絶対的な魔王としての姿と、現実世界での孤独なサラリーマンだった鈴木悟の人間臭い側面を対比させる、ユニークで親しみやすい要素として読者に受け入れられています。
オーバーロードの主人公・モモンガの名言
アインズの名言の一つとして、「リアルを取るのは仕方のないこと」という言葉があります。
これは、ユグドラシル終了のときにギルド仲間が、多忙のため誰もこなかったときに発した言葉で、鈴木悟の孤独を表しています。
アインズとして異世界に君臨してからは「世界征服なんて面白いかもしれない」と、現実世界とは違い、強大な力を持ったゆえに発することの出来る名言も残しています。
この二つの名言は、アインズが抱える「人間としての孤独」と「魔王としての絶対的な力」という二面性を象徴しています。
オーバーロードの主人公・モモンガの死亡説
無敵といわれるアインズに、まさかの死亡説が浮上しました。
それは、原作であるオーバーロードの小説11巻にて、「アインズが死んだ」と記載されているためでした。
原作者も、「アインズは2回敗北する」と発言しているので、それが本当なら今回は死んだとしても、強力な蘇生装備や魔法を持つアインズは復活する可能性が高いと言えます。
アインズは果たして誰に敗れてしまうのでしょうか?
今後の展開から目が離せないファンは多く存在し、オーバーロードのアインズがどうなるのか、議論がやまないようです。
オーバーロードのモモンガの声優は誰?
オーバーロードの主人公・モモンガの声優は日野聡さん
アインズの声を演じるのは、声優の日野聡です。
日野聡は、5歳になるまでサンフランシスコで暮らし、その後日本に帰国しました。
当初は舞台俳優志望でしたが、声優として吹き替えを体験し、それをきっかけに声優を目指すことになったといいます。
| 名前 | 日野 聡(ひの さとし) |
| 生年月日 | 1978年8月4日 |
| 出身地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サンフランシスコ |
| 主な所属 | アクセルワン |
オーバーロード:モモンガの声優、日野聡さんは中島沙樹さんと2015年に結婚
日野聡は、2014年に同じ声優仲間である中島沙樹と結婚をされました。
以前から、日野聡と中島沙樹の仲は噂になっており、隠れてないで公表したらいいのにと言われていました。
日野聡、中島沙樹双方のブログで結婚を公表されており、現在も仲良く生活されているようです。
オーバーロード:モモンガの声優、日野聡さんの妻・中島沙樹さんについて
中島沙樹は、声優兼ナレーターとして活躍している女性で、笑顔が可愛く根強いファンも多数いる人気声優です。
1978年9月1日生まれで、アニメ「ハヤテのごとく」や「デュエルマスターズ」など数多くの作品に声優として出演されています。
2015年1月に、日野聡との結婚をブログで発表されています。
オーバーロード:モモンガの声優、日野聡さんがELEKITER ROUND 0を結成
声優である日野聡と立花慎之介の2人で結成されたユニットで、「ELEKITER ROUND 0」としてアルバムも8枚出しています。
日野聡と立花慎之介は、2009年からラジオ番組をもっており、そのパーソナリティとしても活躍しています。
出したアルバムは、全てがオリコンランキング100位以内に入っており、セカンドアルバムは27位まで上昇するほどの人気を誇っていました。
オーバーロード:モモンガの声優、日野聡さんの代表作①銀魂/神威
日野聡の代表作の1つとして、人気少年漫画「銀魂」の神威役があげられます。
神威も、オーバーロードのアインズのように無敵に近いほど強大な力を持っており、冷酷で残忍な性格として描かれています。
ですが、その反面妹思いな面も持ち合わせていたり、話し方も穏やかだったりと、オーバーロードのアインズと共通していることが多いキャラクターといえます。
オーバーロード:モモンガの声優、日野聡さんの代表作②黒執事/アッシュ・ランダース
アッシュ・ランダースは、アニメ「黒執事」のオリジナルキャラクターで、ラスボスのような存在として登場しました。
その正体は天使であり、人間を滅ぼし、穢れのない理想の世界を得ようとしていました。
このキャラクターも、やはりオーバーロードのアインズに通じるところがあり、日野聡はこのような悪役に近いキャラを演じることが多いようです。
近年では、「鬼滅の刃」の煉獄杏寿郎や、「炎炎ノ消防隊」のフォイェン・リィ、「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」の斎藤一など、圧倒的な強さを持つキャラクターを多く演じており、その深みのある声質がアインズの威厳ある存在感に説得力を与えています。
オーバーロードのモモンガの仲間について
アインズ・ウール・ゴウンが率いるナザリック地下大墳墓には、彼に絶対の忠誠を誓う仲間たちがいます。彼らはギルドメンバーが作ったNPCですが、アインズの異世界転移と共に、自我を持って動き始めました。
オーバーロード・モモンガの仲間:デミウルゴス
アインズの仲間の中で、一番頭がよく、アインズに忠誠を誓っているキャラクターです。
他のキャラクターからもその存在は一目置かれており、頼りにされているようです。
困ったときはデミウルゴスに頼ればなんとかなると、信頼され、重宝されています。
アインズの何気ない言動を、深遠なる知恵によるものと誤解し、完璧な計画として遂行する能力は、作品の面白さを深めています。
オーバーロード・モモンガの仲間:アルベド
自身の意思を持ったNPCキャラの1人で、オーバーロードのヒロイン的な存在です。
アインズに異性としての好意をもっており、女性が苦手なアインズの弱点とも言える存在となっています。
ギルドの副支配人として、高い統率力を持ち、実務面でもアインズを支えています。
オーバーロード・モモンガの仲間:アウラ・ベラ・フィオーラ
アインズの仲間の中でも常識を持っているダークエルフです。
自らを作成した「ぶくぶく茶釜」により、男装をしていますが、性別は女性です。
表情が豊かで、元気のよいキャラクターとなっています。
姉弟のマーレとともに「大墳墓の守護者」として活躍しています。
オーバーロード・モモンガの仲間:マーレ・ベロ・フィオーレ
アウラの双子の弟で、「ぶくぶく茶釜」によって女装させられています。
そのためか、アインズの贈り物である指輪を薬指にはめてみたり、アルベドたちとアインズを巡って戦う面もみせています。
見た目によらず、広範囲の魔法攻撃を得意とする、強力なキャラクターです。
オーバーロード・モモンガの仲間:シャルティア・ブラッドフォールン
見た目は14歳ほどの少女の吸血鬼「真祖」で、廓言葉を間違いながらも好んで使っています。
また、自身の胸が小さいことを気にしており、人間的な面を持ち合わせています。
アインズに対して好意を抱き、アルベドをライバル視しているようです。
ナザリックの守護者の中でも最強クラスの戦闘能力を持ち、単独での戦闘において絶大な力を発揮します。
オーバーロード・モモンガの仲間:ナーベラル・ガンマ
人間型のキャラクターで、戦闘メイド集団「プレアデス」の1人です。
人間型はアインズの仲間では珍しいため、モモンと一緒に行動できる数少ない貴重なキャラクターです。
人間型ですが、人間を見下しており、暴言を吐くことも多く見られます。
オーバーロード・モモンガの仲間:ハムスケ
基本的にはモモンを乗せる動物ですが、かつては森の賢王と呼ばれていた存在です。
ですが、その割にそこまで知識は持っておらず、移動に必要な動物としてアインズに利用されています。
アインズのペットのような存在で、愛らしいキャラクターとしてファンに親しまれています。
オーバーロード:主人公モモンガに対する仲間からの印象は?
本来、オーバーロードのNPCは、自分を創ったものに忠誠を誓いますが、創造したものがアインズの仲間に居ないので、アインズに絶大なる信頼と忠誠を誓っているようです。
彼らにとってアインズは、創造主たちの代表であり、絶対的な神のような存在です。
アインズの少しの行動や発言も、深遠なる意図や計画があると解釈し、過剰なまでに忠実に従う姿は、作品のコメディ要素にもなっています。
オーバーロードのモモンガより強そうなキャラは?
絶対的な強さを持つアインズですが、彼のギルドであるアインズ・ウール・ゴウンのNPCや、まだ見ぬ異世界の存在の中には、アインズに匹敵するか、あるいは上回る可能性があるキャラクターが存在します。
1人目:5階層守護者 コキュートス
日本の武士のような性格をしており、その容姿は甲冑に覆われています。
敵がたとえ弱くても、戦士として敬意を持ち戦います。
漢字とカタカナを組み合わせた独特な言葉で喋る未知の力を感じるキャラクターです。
純粋な物理攻撃力においては、アインズよりも上位に位置付けられる可能性があります。
2人目:ルベド
アルベドの妹であるルベドは、ナザリックでも最強といわれるほどの強さを持っています。
肉弾戦では、コキュートス、セバスたちよりも強いと言われ、アインズよりも実力は上だと語られています。
いまだその姿は未公開となっており謎が多いキャラですが、その圧倒的な戦闘能力は、ナザリック内の絶対的な切り札とされています。
3人目:竜人の執事 セバス・チャン
弱き者を助けるなど、アインズの仲間でも珍しい考えをするキャラです。
執事をしており、紳士的な老人の姿をしているので、人間の街での情報を収集してりという潜入捜査を任命されることが多いようです。
その正体は人ならざる竜人の執事であり、コキュートスと並ぶほどの高い戦闘能力を持っています。
特に素手による格闘戦においては、ナザリックでもトップクラスの実力者です。
オーバーロードのモモンガ強さまとめ!
オーバーロードのアインズは、異世界では魔王として恐れられる存在として描かれています。
光や炎に弱いなどの弱点も持っていますが、それを装備と豊富な魔法、そして知略で完璧に補うことで、絶対的な力を確立しています。
しかし、アインズより強いと言われているキャラクター(ルベドなど)も存在し、作者もアインズは2回敗北するとも語っています。
アインズは果たして誰に敗れてしまうのでしょうか?
その敗北が、物語にどのような波紋を呼ぶのか、今後の展開から目が離せないファンは多く存在し、オーバーロードのアインズがどうなるのか、議論がやまないようです。
まとめ
オーバーロードの主人公アインズ・ウール・ゴウンは、元サラリーマンの孤独と、アンデットの最高種オーバーロードの絶対的な強さという、二面性を持つ魅力的なキャラクターです。
彼は、異世界転移後に手に入れたレベル100のステータス、神器級の装備品、そして失われた第10位階や超位魔法といった膨大な魔法を駆使し、弱点を克服し、異世界では無敵に近い存在として君臨しています。
その声を務める声優の日野聡の、威厳と人間味を併せ持つ演技も、アインズというキャラクターの深みを増す大きな要素です。
その圧倒的な力と、時折見せる人間的な弱さ、そして今後の物語で囁かれる「敗北」の可能性など、アインズの動向はこれからも多くの読者の注目を集め続けるでしょう。
ダークファンタジーの主人公として新たな地平を切り開いたアインズ・ウール・ゴウンの活躍に、今後も期待が高まります。
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