
大人気ダークファンタジーアニメオーバーロードの第3期オープニング主題歌であるVORACITY。
MYTH & ROIDが歌うこの楽曲は、そのタイトルからして不穏な雰囲気を漂わせています。
人によっては見慣れない単語であるVORACITYとは一体どんな意味を持つのでしょうか。
そして、あの印象的な楽曲の正しい読み方は何なのでしょうか。
本記事では、このVORACITYという単語の持つ深い意味や読み方、そして戦慄の歌詞を詳細に紹介しながら、それがオーバーロードの第3期で描かれたアインズ・ウール・ゴウン魔導国の建国という壮大なテーマと、いかに深くリンクしているのかを徹底的に考察していきます。
歌詞に込められたMYTH & ROIDの狂気的なこだわりや、楽曲が発表された当時の読者の感想なども交え、VORACITYが単なるアニメ主題歌に留まらない、オーバーロードの世界観を象徴する「音の魔導書」であることを証明します。
VORACITYの意味と読み方:【オーバーロード】主題歌が持つ「暴食」と「強欲」のテーマ
まず、主題歌の根幹を成すVORACITYという単語が持つ意味と、オーバーロードの世界観におけるその解釈について深掘りします。
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「VORACITY」が示す英語の意味とは?
オーバーロード3期の主題歌で、MYTH & ROIDが歌う「VORACITY」という曲について、意味や読み方を調べてみました。
人によっては見慣れない単語のため、意味や読み方が気になる方もいるでしょう。
まずは真っ先に確認できる意味から確認します。
VORACITYとは読んでの通り英語であり、暴食、大食といった食べることを意味するものや、強欲、貪欲、執心といった性格的な様を表す意味があります。
主題歌としてはあまりポジティブな意味合いには聞こえませんが、ダークファンタジーであるオーバーロードにはむしろぴったりな単語なのかもしれません。
この二つの意味合い、すなわち「物理的な貪り」と「精神的な渇望」が、楽曲と物語のテーマを構成する二本柱となっています。
主題歌のタイトルから読み解く3期の展開:超位魔法と魔導国の建国
それでは、VORACITYという主題歌のタイトルから読み取れる意味について考えてみます。
暴食、大食といった食べることを意味する単語ではありますが、オーバーロードの主人公であるアインズはアンデットのため、そもそも食べるという行為自体が必要ありません。
では無関係なのか、というと、別の路線で思い当たる節があります。
その一つが、3期クライマックスで描かれたアインズ・ウール・ゴウン魔導国の建国という壮大な展開です。
アインズが意図する時、周囲が拡大解釈した結果で意図しない時と様々ですが、着々とその支配域を拡大させていきます。
その様子が、VORACITYの意味にある強欲、貪欲、執心ともリンクします。
一つの国を「喰らう」がごとく支配下に置こうとするアインズの行動は、まさに「貪欲」という言葉がふさわしいでしょう。
これらの要素から、主題歌のタイトルには3期の展開を指し示す意味も示唆されていると考察されます。
3期クライマックスを予言する「黒き豊穣への貢」との関連性
もう一つの重要な要素が、「暴食」という物理的な意味を体現する超位魔法の存在です。
オーバーロードの3期では、アインズが超位魔法である「黒き豊穣への貢」(読み方はイア・シュブニグラス)を発動します。
これは、周囲の生き物を即死さえた上で、その死者を利用して黒い仔山羊を召喚する魔法です。
この黒い仔山羊を召喚する際に、大量の死者を出していることから、死者の魂を喰らう、すなわち暴食、大食といったVORACITYの意味に結び付けているのかもしれません。
ちなみに超位魔法がどれほどのものかというと、オーバーロードの世界観では第10位階までのランクに魔法が別れており、それらを超える威力のものが超位魔法として定義されています。
なお、転移後の世界では第3位階が使えれば十分強力な存在、第5位階魔法になると英雄クラスと周りから称されるほどなので、気軽に超位魔法が放てるアインズがどれだけ現地民との力量差がある圧倒的な存在かが分かります。
この「黒き豊穣への貢」によって生み出された大量の犠牲と、その光景を「宴」として楽しむかのような楽曲の雰囲気は、アインズの「魔王」としての本質とナザリックの非情さを象徴的に表現しています。
MYTH & ROIDが歌う「VORACITY」の楽曲情報
主題歌を歌うアーティストMYTH & ROIDと、オーバーロードという作品の基本的な情報についても確認します。
【オーバーロード】の概要と物語のあらすじ
まずはVORACITYが主題歌となる、肝心のオーバーロードから説明をしてまいります。
オーバーロードのメディア展開と作品の成り立ち
オーバーロードとは、丸山くがね原作となるライトノベルです。
KADOKAWAエンターブレインで書籍版が刊行される前は、小説投稿サイト「Arcadia」や「小説家になろう」で連載されており、書籍版とは異なる展開で、現在も並行して連載がされております。
書籍版を元にして、2015年にアニメ版オーバーロードが放映されました。
他には漫画版でもメディア展開がされており、その人気は留まるところを知りません。
アニメに関しては1期放映後、総集編となる劇場版が前後編で公開されました。
また、アニメBlu-rayなどの初回特典には、書き下ろし小説が付いてくることもあるため、コレクター魂が止まらない作品でもあります。
主人公アインズ・ウール・ゴウンの異世界転移と世界征服の幕開け
大人気VRMMORPGとして一世を風靡した「ユグドラシル」が、いよいよサービス終了の時を迎えようとしていました。
ハンドルネーム・モモンガこと鈴木悟は、自身が所属していたギルド本拠地で1人ゲームが終了するのを待っていました。
しかしながら、終了時刻を過ぎてもログアウトされることはなく、それどころかゲームのアバターだったはずのアンデットとして、異世界に転移をしてしまうのでした。
そして、自身やかつてのギルドメンバーたちがキャラメイクしたNPC(読み方・ノンプレイヤーキャラクター)も意思を持ち始めるという異変も起こります。
転移後の世界で行動を起こしていく内に、自分以外にも転移しているかもしれないギルドメンバーたちを探すため、名前をギルド名であるアインズ・ウール・ゴウンに改めます。
アインズのNPCたちは、アインズのやりたいことを「世界征服」だと拡大解釈し、身を粉にして主に尽くそうとします。
アインズたちのレベルは、転移後の世界からすると圧倒的な強さとなるため、彼らの行動は正に魔王の如き所業に映ります。
死の支配者・オーバーロードによる世界征服が幕を開けるのでした。
1期の時点では、守護者の1人であるシャルティアが精神支配を受けてしまい、言わば仲間割れのようなアインズとの対決がクライマックスでした。
そこから2期で蜥蜴人(リザードマン)の集落への侵攻、リ・エスティーゼ王国で大規模な騒動を起こすなど、徐々にアインズたちの影響が世界へと広がり始めます。
3期では、アインズたちの本拠地であるナザリック地下大墳墓の存在が知られること(それすらも作戦の内)になります。
そして、遂にはリ・エスティーゼ王国とバハルス帝国との戦争にも介入していきます。
アインズという存在を世界が無視できなくなり、今後の世界への影響も気になる展開となっております。
【オーバーロード】歴代主題歌の変遷
続いて、VORACITYを含むオーバーロードの歴代主題歌を順番にご紹介いたします。
放映された時系列順に、1期、劇場版、2期、3期と整理しております。
まずは記念すべき1期のオープニングとなる主題歌です。OxTが歌う「Clattanoia」で、読み方はカタカナにするとクラタノイアとなります。
そして1期のエンディングは、本記事のテーマであるVORACITYも歌う、MYTH & ROIDの「L.L.L.」です。
ちなみに、MYTH & ROIDってどんな読み方するの?と感じる方もいるでしょうが、「ミス アンド ロイド」という読み方をします。
1期・劇場版・2期の主題歌担当ユニット
劇場版総集編における前編の主題歌は、MYTH & ROIDの「Crazy Scary Holy Fantasy」でした。
Crazy(狂って)でScary(恐ろしい)と物騒な単語が続くタイトルですが、オーバーロードのイメージにぴったりな楽曲です。
劇場版総集編における後編の主題歌は、OxTの「Laughter Slaughter」です。
1期がオープニングOxTで、エンディングがMYTH & ROIDだったという関係性から見ると、劇場版は順番が入れ替わってMYTH & ROIDが先に主題歌を担当していることになります。
オーバーロード2期では、再びOxTが「GO CRY GO」でオープニング主題歌を担当しております。
アップテンポな楽曲ながらも、泣き叫びながら進め、と言わんばかりのタイトルで、オーバーロードらしさが感じられます。
2期のエンディングもMYTH & ROIDが担当しており、タイトルは「HYDRA」です。
オーバーロードにしては珍しく、少し切ない感じの主題歌となっております。
3期でOPとEDが交代した意味
そしてオーバーロード3期のオープニングは、改めてのご紹介になりますがMYTH & ROIDの「VORACITY」です。
3期エンディングは、OxTで「Silent Solitude」になります。
サイレントソリチュード、という読み方になりますが日本語の意味としては「静かな孤独」です。
アインズが1人で異世界に転移され、ギルドメンバーがいないという状況を表現するかのようなタイトルで、こちらもエンディングにぴったりな主題歌となっております。
2期までOxTがオープニング、MYTH & ROIDがエンディング、という主題歌の関係性でしたが、3期でその組み合わせに動きがありました。
オープニングがMYTH & ROIDの「VORACITY」、エンディングがOxTで「Silent Solitude」になり丁度オープニングとエンディング担当ユニットが交代する形となりました。
この交代は、「陽」の要素が強かったOxTのオープニングから、「狂気」と「闇」の要素が強いMYTH & ROIDのオープニングへと切り替わることで、3期で本格的に魔導国建国という「魔王の行動」が始まることへの決意を表現していると考えることができます。
つまり、物語のダークな側面がより深く描かれることの予告編のような役割を果たしていたとも言えるでしょう。
「VORACITY」の歌詞が描く狂気の晩餐会
いよいよ、MYTH & ROIDのVORACITYの歌詞を詳細に見ていきます。
その単語一つ一つに、オーバーロードの世界観とアインズの行動原理が色濃く反映されています。
「VORACITY」の日本語と英語が織りなす戦慄の歌詞
VORACITYは「I am very, very crazy, very 永遠に止まらない 世界の全て この口腔の中」という歌い出しから始まります。
この時点で、既に物々しい雰囲気を醸し出す単語が見受けられますが、続くAメロでは「さあいざ 闇の中で晩餐会を 誰も彼も食糧へと Can’t stop, can’t stop, eating Can’t stop, can’t stop, not enough Anything can be eaten, even if you say no, hahaha… 」と続きます。
Anything…以降の歌詞は、早口でまくしたてるように歌っており最後は高らかに悪魔のように笑い出します。
サビ直前が「生命尽くしフルコースを 味覚に暴力快楽を Don’t stop, don’t stop, feeding Don’t stop, don’t stop, one more bite 嗚呼、足りない、飽きない 原罪の衝動よ」となり、日本語と英語それぞれで食べることに関する単語が歌詞の中で目立ちます。
そしてサビでは「I am very, very crazy, very 永遠に止まらない 欲に喰われた亡者の業 I wanna go Very, very tasty, very 盛大に宴を 世界の全て この口腔の中 I just want to eat. How tasty it is」で1番の歌詞が終了、オーバーロード本編オープニングでも尺は同じく1番のみとなります。
オーバーロード視聴者にとっては、ここまでがVORACITYで確認できる歌詞となります。
なお、VORACITYのオープニング映像では、歌詞中のサビ終盤において、アインズは巨大な魔方陣を展開させており、その威力はオーバーロード3期のクライマックスで日の目を見ることになります。
これが先に説明した「黒き豊穣への貢」(イア・シュブニグラス)になるのですが、どれほどの威力かは是非オーバーロード3期の本編で実際にご覧になってみてください。
歌詞に登場する「狂った果実」と「亡者の業」の考察
歌詞の内容を考察しますが、オーバーロードのオープニング主題歌として流される1番に焦点を絞ってまいります。
まず随所に登場する「I am very, very crazy, very」、2番には「berry」という単語も出てきます。
「very」はとても、「berry」は果実、この2単語は発音も似ていることから韻を踏んでいます。
まさに狂った果実ですが、歌詞全体が狂気に満ち満ちているので、 crazyなのはこの部分に限ったことではありません。
狂った果実の次は「闇の中で晩餐会 誰も彼も食料へと」と続くので、VORACITYの単語の意味が示す「暴食、大食」の対象は命ある生き物だということが分かります。
ただの食べ物であればどれだけ良かったというところですが、オーバロードなのでそんな穏便な表現で終わるはずがありません。
「Can’t stop Can’t stop eating Can’t stop Can’t stop Not enough Anything can be eaten…」、食べるのが止められない、まだまだ食べられるし何でも食べられるとのことです。
そして歌の中では、この後に高らかな笑いが続きます。
不運にも、捕食の対象となってしまった相手には同情を禁じ得ません。
「命尽くせ フルコースを 味覚に暴力 快楽を」命を尽くせとのことですが、これまでの内容から察するに、作る側が命を懸けるわけでなく、材料側として命を尽くすということでしょう。
「Don’t stop Don’t stop feeding Don’t stop Don’t stop One more Bite」feed、つまり給仕ですが、この場合はエサという表現の方がしっくりきます。
エサを寄こせ、もう一口寄こせと何者かが要求しています。
ちなみにオープニングとして「Don’t stop Don’t stop feeding Don’t stop Don’t stop One more Bite」が歌われている際の映像は、ちょうど「黒き豊穣への貢」(イア・シュブニグラス)で召喚される黒い仔山羊が出てきます。
この愉快で悲惨な晩餐は、黒い仔山羊たちによるものだと示唆されます。
「I am very, very crazy, very 永遠に止まらない 欲に喰われた亡者の業」というサビから判明する事実として、この食欲は永遠に終わらないことが分かります。
「亡者の業」とは、まさにアインズやナザリックのNPCたちが持つアンデッドや悪魔の性質を指していると考えるのが自然です。
彼らの世界征服という行動は、止まることのない「欲」として表現されているのです。
「世界の全て この口腔の中」が象徴するナザリックの目的
そして、楽曲のクライマックスともいえるサビの歌詞は、「盛大に宴を 世界の全て この口腔の中 I just want to eat. How tasty it is」でオープニングが終わります。
最終的には世界の全てを平らげてしまうこととなります。
「何て美味しいのでしょう!」という感想で締められますが、食べられる側はたまったものではありません。
このフレーズは、単に「暴食」を意味するだけでなく、「世界征服」というナザリックの究極的な目的を象徴しています。
「口腔の中」という表現は、異世界をナザリックという巨大な怪物が全て飲み込み、支配するという、圧倒的な支配力を比喩的に示していると考察されます。
このように、歌詞の内容は延々に暴食、大食を体現したような世界観になります。
アインズ陣営からすると、主であるアインズを讃える素晴らしいものですが、不運にも敵対する側となってしまった人類や亜人たちの視点では、如何にそれが悲惨なものであるかを表現しています。
どちらの立場でVORACITYを聴くかによって、印象が変わるのも面白いポイントです。
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誰もが気になる「VORACITY」の読み方と発音
歌詞の内容は過激ですが、他にも気になる点が1つあります。
それはVORACITYの読み方です。
あまり馴染みがなく、そもそも日常で使い道の少なそうな単語のため、気になる方も多いでしょう。
そんなVORACITYの読み方に焦点を当ててみます。
発音が難しいVORACITY
VORACITYをぱっと見ると、何だか「VORA」と「CITY」に区切れそうなイメージがあります。
それで単純に読むとボラシティとなるのでしょうか。
もし全く異なる読み方なのであれば、発音の想像がつきません。
これは、日本語のカタカナ語の法則に慣れている日本人にとっては、非常に難解な発音であると言えるでしょう。
衝撃的な正しい読み方「ヴォーラァサァティィ」
そして明かされる衝撃の読み方ですが「ヴォーラァサァティィ」となります。
カタカナで見てもすぐに音が思い浮かばず、口に出してようやく読み方を音として認識できます。
これは英語の発音における「r」や「y」の音に引っ張られた、楽曲ならではの表記であると推測されます。
特に「ヴォー」や「サァティィ」といった音は、従来のカタカナ英語にはない、独特の響きを持ち、楽曲の不気味な雰囲気を一層高める効果を生んでいます。
そんな機会が訪れるかは分かりませんが、VORACITYの読み方が話題になった時は、是非胸を張って発音してみてください。
担当ユニットMYTH & ROIDと【オーバーロード】の深い縁
VORACITYを歌っているのはMYTH & ROID、ということは既に触れている通りです。
ここでは、そのMYTH & ROIDに関して、そしてMYTH & ROIDとオーバーロードとの関係についてご紹介いたします。
MYTH & ROIDのメンバー構成とデビュー
MYTH & ROID(ミス アンド ロイド)は、プロデューサーであるTom-H@ckとボーカルKIHOWによる音楽ユニットです。
KIHOWは2代目のボーカルで、初代ボーカルのMayuとは2017年にバトンタッチをしました。
2015年にデビューをしていますが、そのデビューシングルこそ、記念すべきオーバーロード1期のエンディングである「L.L.L.」なのです。
オーバーロードとは深い縁があるユニットとなります。
初代ボーカルから2代目KIHOWへのバトンタッチ
初代ボーカルのMayuは、デビュー曲「L.L.L.」や「Crazy Scary Holy Fantasy」などで、独特の歌声と表現力でMYTH & ROIDの世界観を確立しました。
そして2017年、2代目ボーカルとしてKIHOWが加入し、ユニットは新たな局面を迎えます。
このKIHOWが歌うVORACITYは、従来のMYTH & ROIDの持つダークさや神秘性に、KIHOWの持つ幅広い表現力と多声的な歌唱が加わり、より複雑で不気味な楽曲として完成しました。
このボーカルの変遷もまた、楽曲の持つ多層的な魅力を増幅させる要因となっています。
1期「L.L.L.」に込められたアルベドの強烈な愛
ちなみにその「L.L.L.」ですが、歌詞を和訳するとヒロインであるアルベドの強烈かつ重すぎる愛を表したような内容になっています。
VORACITYとは別の話題になってしまいますが、こちらの歌詞もアルベドのアインズに対する献身的なまでの愛情や、嫉妬心を表現しており、オーバーロードファンにとっては見逃せない楽曲となっています。
MYTH & ROIDは、デビュー以来、常にオーバーロードのキャラクターの心理や世界の闇に深く寄り添った楽曲を提供し続けていると言えるでしょう。
炎上覚悟!「VORACITY」に込められたTom-H@ckのこだわり
VORACITYの歌詞や読み方、意味、そしてそれを歌うMYTH & ROIDについて情報をまとめてきました。
続いてはVORACITYそのものに目を向けてみます。
VORACITYにはどのような思いが込められて完成した楽曲なのでしょうか。
その背景に迫ってまいります。
神秘性と恐怖を内包した楽曲の制作覚悟
神秘的かつ恐怖をどこかに内包していること、そのような不思議な感覚がMYTH & ROIDの魅力の1つです。
ともすると相反するような神秘的、恐怖という2つの単語を成立させていこうとすると、必ずしも万人受けする作品にはなりません。
なにぶん歌詞も大変物騒です。
聴く人の捉え方によっては、炎上ともなりかねない覚悟が、プロデューサーのTom-H@ckにはあったのかもしれません。
この「炎上覚悟」という言葉は、楽曲が持つ過激なテーマと、それを一切妥協せずに表現しきった制作側の強い意志を象徴しています。
「不気味さ」を追求した歌い方とサウンドメイク
VORACITYが歌詞や雰囲気の恐怖感満載なのは今さら言うまでもありませんが、その中で歌い方が不思議に感じる部分があります。
随所に可愛く歌うような部分があることです。
本来の雰囲気を活かすのであれば、かっこよく歌い上げるところでしょうが、そこに可愛げのある声があることでミスマッチな不気味さが生まれます。
VORACITYは、そういった不気味さにもこだわった楽曲だということが分かります。
サウンド面においても、コード進行が薄いことや、ミステリアスな音階が多用されていることが、この「ホラー感」を際立たせています。
意識的に混ぜられた「少女」と「大人」の声の演出
そういった不気味さを演出する声ですが、これは分かりやすくパート毎に区切られているわけではありません。
少女のような声、大人のように聞こえる声が行ったり来たり、ぐちゃぐちゃに混ざったような声が行き交います。
これは意識して混ぜられた声であり、それにより一層の不気味さを感じ取ることができます。
KIHOWのボーカル技術によって実現されたこの多声的な表現は、ナザリックに集う様々な種族や、アインズの中に存在する「モモンガ」と「アインズ」という二つの人格の混在をも暗喩していると考察するファンも多いです。
このように、不気味さを演出するため、一貫して様々な工夫を凝らしたのがVORACITYという楽曲になります。
それだけの覚悟を持って、MYTH & ROIDが思いを込めた楽曲だということが分かると、恐ろしいという印象とは違った人間味を感じることができます。
「VORACITY」に関する視聴者の感想と評価
オーバーロード3期のオープニング主題歌であるVORACITYについてここまで、歌詞の内容や読み方、歌っているMYTH & ROIDのことやVORACITYに込められた思いをご紹介してまいりました。
続いて、当時の視聴者やファンの間でどのような感想や評価があったのかを見てまいります。
MVが放つホラー要素とオーバーロードの世界観との親和性
当時のSNSでは、VORACITYのミュージックビデオに関する感想が多く寄せられていました。
MVは、冒頭からホラー映画のリングを彷彿とさせる雰囲気で、確かに怖いという一言だけでは言い表すことのできない「何か」を感じさせます。
楽曲を聞いただけとはまた違った印象を与える、映像と音楽の見事なまでの一体感でした。
それにしても、無駄リアルなウサギのお面を付けている謎の女性に追われている少女の気持ちを思うと不憫でなりません。
最も、得体の知れない存在によって自身が脅かされているという境遇は、正にオーバーロード世界におけるアインズと対峙する陣営たちの気持ちなのかもしれません。
MVのホラー要素は、オーバーロードが持つダークファンタジーというジャンルと相性ばっちりであり、作品の陰鬱で絶望的な側面を音楽として表現しきったと高く評価されました。
「幼女戦記」との共通点とMYTH & ROIDの楽曲の難易度
幼女戦記はオーバーロードと同じくKADOKAWAから原作小説が刊行されており、ジャンルも同じ異世界転移ものとして共通点の多い作品となっております。
そのためか、合同記者会見や他の異世界転移作品も交えてコラボアニメも作られるなど、非常に距離の近い関係性です。
そして、最大の共通点がいずれも主題歌にMYTH & ROIDが関わっていることです。
幼女戦記のオープニング「JINGO JUNGLE」とVORACITYは、どちらも大変かっこいい曲なのですが、歌詞やらリズムやら難解な部分も数多く、「歌いたいけど歌いにくい」というジレンマを抱えているという感想も多く寄せられました。
これは、MYTH & ROIDの楽曲が持つ高度な音楽性と複雑な構成ゆえであり、その挑戦的な姿勢が、作品への熱狂的なファンを生み出す一因となっていると分析できます。
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まとめ
MYTH & ROIDが歌うVORACITYについて、単語の意味や読み方、そして歌詞の意味するところといった深い部分までを考察してまいりました。
VORACITYに付与された暴食、大食といった意味を象徴するように、歌詞の中には晩餐会、食糧、宴といった単語が飛び交います。
そこにオーバーロードの世界観が組み合わさることにより、これがとても凄惨な宴であることが分かります。
アインズたちからすれば、それは大変楽しい宴となるのでしょうが、被害者目線ではこの世の終わりとも思える恐怖でしかありません。
どちらの立場でVORACITYを聴くかによって、印象が変わるのも面白いポイントです。
そして、そういったある種の挑戦的な楽曲を、炎上覚悟でMYTH & ROIDが作り上げた楽曲でもありました。
まさにオーバーロードというアニメを象徴するような楽曲であるVORACITYでありますが、オーバーロードはまだ最終回を迎えておりません。
この記事を執筆している2019年8月時点では全くの不明ですが、その後アニメ4期および劇場版が制作されており、その人気は今なお続いています。
その際に、またMYTH & ROIDやOxTが主題歌を担当することもあるでしょう。
そうなると、果たしてVORACITYを超えるようなオーバーロード向けの楽曲は生まれるのかどうが、非常に興味がそそられる話題となります。
VORACITYを聴きつつも、これから生まれるかもしれないMYTH & ROIDの新曲に対しても期待に胸が膨らみます。
VORACITYをまだお聴きになったことのない方は、是非この機会にチェックしてみては如何でしょうか。
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