
大人気ダークファンタジー作品【オーバーロード】に登場するキャラクターの中でも、その強大さと謎の多さでファンを魅了し続ける存在がルベドです。
ルベドは、ナザリック地下大墳墓のNPCの中でも「最強の個」と評され、主人公のアインズ・ウール・ゴウンさえもフル装備では勝てないと明言されているほどです。
本記事では、そんなナザリック最強の秘密兵器であるルベドについて、最強と評される強さの根拠、謎に包まれたプロフィール、そして姉であるアルベドがルベドを至高の御方捜索チームに招き入れた真の理由などを、独自の考察を交えて徹底的にご紹介していきます。
ルベドの存在は、ナザリックの防衛システムとアルベドの不穏な行動を理解する上で非常に重要な鍵となります。
ルベドとは?
ルベドとは、オーバーロードに登場するキャラクターの1人です。
オーバーロードに登場するルベドは、階層守護者アルベドと領域守護者ニグレドの妹にあたるNPCであり、至高の四十一人の1人であるタブラ・スマラグディナの手によって創造されました。
タブラ・スマラグディナによって創造されたルベドは、NPCの中で最強の強さを持っており、アインズからも非常に高く評価されています。
作中でアルベドは最強のチームを作るため、ルベドを至高の御方捜索チームに招き入れようとしました。
しかし、ルベドはアインズですら勝てないほどの力を持つため、その存在自体がナザリックの最終兵器であり、「災厄」となりかねないという両刃の剣のような側面も持っています。
オーバーロードの作品情報
ルベドが登場するオーバーロードの作品情報について簡単にご紹介していきます。
ルベドが登場するオーバーロードとは、小説投稿サイト「Arcadia」に連載され、2012年に書籍化された丸山くがねの長編ライトノベル作品です。
オーバーロードの概要
オーバーロードは、魔王としてゲームに転生した主人公のモモンガがアインズとして世界を蹂躙する姿を描いたアンチヒーロー作品となっています。
その中々無いアンチヒーロー作品という作風が理由で、オーバーロードは非常に高い人気を博しています。
この非常に高い人気から、オーバーロードは漫画化やアニメ化、ゲーム化といった多数のメディア展開が行われています。
ルベドは主に原作小説の非常に深い設定として登場しており、アニメではその名前すら言及されていないため、謎に包まれた存在としてファンからの注目度は非常に高いです。
オーバーロードのあらすじ
VRMMORPG「ユグドラシル」で「アインズ・ウール・ゴウン」という最強のギルドに所属していた主人公のモモンガは、ゲームのサービス終了の日、ギルドの本拠地でこれまでの思い出に浸っていました。
しかし、モモンガはそのままゲームの世界に転生してしまいます。
これを受けモモンガは困惑するものの、自身の名をアインズ・ウール・ゴウンとし、数多くの最強のNPCを率いて世界征服のために行動を起こし始めるのでした。
ルベドは、このアインズが率いるナザリック地下大墳墓の最も秘密にされた戦力として設定されています。
ルベドのプロフィール
本記事で最強と謳われる強さやアルベドがチームに加えた理由などをご紹介するルベドとは、大人気ライトノベル・オーバーロードに登場するキャラクターの1人です。
| 名前 | ルベド |
| 種族 | 不明(ゴーレム説が有力) |
| 創造者 | タブラ・スマラグディナ |
| 関係者 | アルベド(姉)、ニグレド(姉) |
| 強さの評価 | ナザリック最強の個、アインズ(フル装備)でも勝てない |
| 役割 | 不明(ナザリックの秘密兵器的な立場) |
オーバーロードに登場するルベドは、メインヒロインのアルベドとナザリック第五階層領域守護者ニグレドの妹にあたるNPCであり、タブラ・スマラグディナの手で創造されました。
残念ながらどのような外見か描かれておらず、2020年8月現在も全く分かっていません。
また、レベルや種族などの情報も一切明かされていません。
そのため、ルベドはオーバーロードの中でも特に謎が多いキャラクターの1人に挙げられています。
しかし、起動実験に成功したという描写があるため、ルベドはゴーレムのような存在なのではと考えられています。
そんなルベドはタブラ・スマラグディナが全く別の方法で創造した存在であり、階層守護者のコキュートスやセバスすらも圧倒する強さを持った最強のNPCとして知られています。
ルベドはナザリック最強の個?強さや能力は?
ここからは最強のNPCと謳われるルベドの恐るべき強さについて、ナザリックの他のメンバーと比較しながら深く考察していきます。
ルベドの強さは、オーバーロードの世界観におけるパワーバランスを考える上で極めて重要な指標となります。
ルベドの強さは?ナザリック最強の個?
上述でもご紹介した通り、オーバーロードに登場するルベドはタブラ・スマラグディナの手で創造されたNPCです。
タブラ・スマラグディナの手で生まれたルベドは、他のNPCとは全く違う創造方法が使用されており、異常なほどの強さを会得しています。
未だ作中内でその強さが発揮されていないものの、最強のNPCとして回想で描かれています。
最強のNPCと評されているルベドは、ナザリックにいる全ての階層守護者が束になっても一切敵わないほどの強さを持っています。
この事実は、ルベドがナザリックの戦力の中でも圧倒的な「個」であることを示しており、彼の強さが単なるレベルの高さだけでなく、特殊な創造方法による「規格外」の能力に起因すると考えられます。
さらに、主人公で最強の魔王であるアインズでさえフル装備でも勝てないと明記されています。
アインズのフル装備は、ギルド「アインズ・ウール・ゴウン」の最高戦力を意味し、これをも上回るルベドは、NPCの枠を超えた存在と言えるでしょう。
さらに、至高の四十一人に数えられるギルド最強のたっち・みーでも勝つことが出来ないそうです。
たっち・みーは、戦闘特化の「ワールドチャンピオン」クラスを持つプレイヤーであり、ユグドラシルの世界でもトップクラスの強者です。
この「アインズとたっち・みーの双方に勝る」という設定は、ルベドがナザリックの「究極の切り札」として設計されたことを示唆しています。
もしルベドが本格的に物語の中に登場するようになると、アインズですら手綱を握る事が出来ないやもしれないという緊張感が、物語に深みを与えています。
ルベドは書籍化の際に弱体化している?
オーバーロードの世界で最強のNPCとして知られているルベドですが、オーバーロードはWEB小説版と書籍版で少し設定や強さに変更が加えられています。
そのため、上述でご紹介したたっち・みーも大きく弱体化が行われています。
WEB小説版のたっち・みーは戦士系の職業で最強のクラス「ワールドチャンピオン」を持つ最強のプレイヤーでした。
また、アインズ・ウール・ゴウンの前身とされる「最初の九人」も彼が考案したものです。
その強さはさすが至高の四十一人の1人といっても過言では無いほど強く、ナザリックの全階層守護者を相手にしても余裕で勝てる実力を持っています。
しかしそのチートすぎる最強ぶりにたっち・みーの強さは書籍版で弱体化されることになりました。
そうなると、ルベドの強さも同時に弱くなっていることが考えられます。
ですが、それでもルベドはアインズでも勝てない存在であるため、作中を通して最強のキャラクターだと言っていいでしょう。
ルベドの「最強」の称号は、書籍版のパワーバランスにおいても揺るがないものとして確立されていると考察されます。
彼女の創造者であるタブラ・スマラグディナが「異形種」を愛し、「究極の美」を追求した結果、通常のNPCとは異なる設計がなされたのかもしれません。
ルベドの強さは、ワールドアイテム級の特殊な能力や構造に秘密があると考える読者も多いです。
ルベドをアルベドがチームに入れた理由や役職
ルベドの最強の強さが明らかになったところで、なぜアルベドがルベドを至高の御方捜索チームに入れようとしたのか、そしてルベドの役職について掘り下げていきます。
アルベドの行動はアインズに対する忠誠心と裏切りの二面性をはらんでおり、ルベドの存在がその鍵となっています。
ルベドをアルベドがチームに入れた理由
ここからはアルベドがオーバーロードの作中でルベドをチームに入れた理由についてご紹介していきます。
オーバーロードの作中でアルベドは至高の四十一人を捜索するチームを作り、アインズの影で不穏な行動を行っていました。
その中でアルベドはアインズに最強の強さを持つルベドを至高の四十一人捜索チームに加入させて欲しいと求めました。
しかし、ルベドの加入により、捜索チームは異常な強さを持つ部隊になってしまいます。
それに疑問を覚えたアインズはアルベドになぜルベドが必要なのか質問しました。
するとアルベドはせっかく至高の四十一人捜索チームを作るなら最強のチームを作りたいと答えました。
それを聞いたアインズはルベドをチームに加えることを許可しました。
しかし、アインズにべったりなアルベドには不審な点が存在しています。
元々アルベドはアインズでは無く、モモンガを愛しているという設定が加えられたNPCです。
そのためかアルベドはアインズという名前にどこかしらの不満があるような描写がオーバーロードの作中に多々描かれています。
そうなると、おそらくアルベドは至高の四十一人を殺すという裏の目的で最強のNPCであるルベドをチームに入れようとしたのではないでしょうか。
ナザリックのNPCは、創造主の「置き土産」を守るためなら、他の至高の御方(プレイヤー)に対しても敵意を向ける可能性があります。
アルベドの行動は、アインズの「中の人」であるモモンガへの狂信的な愛情が、他の至高の御方への嫌悪感に転化している可能性を示しています。
姉のニグレドはルベドをいつか災厄を起こす存在だと評しています。
このニグレドのセリフを見ると、ルベドが今後暴走してアインズ達と敵対関係になる可能性が高いと考察出来ます。
ルベドは、アルベドにとって「至高の御方」を裏切るために必要不可欠な「絶対的な力」なのかもしれません。
ルベドの役職は不明?
ナザリックで強い力を持った者は各階層の領域守護者などかなり高い役職が用意されています。
しかし、最強の強さを持つNPCのルベドの役職は未だ判明していません。
アインズはルベドに関して起動に成功したと語っているので、おそらくルベドは何かしらの条件が無いと戦えないと考えられます。
もしそうであれば、ルベドは何の役職にも就かず、ナザリックの秘密兵器的な立場にいるのではないでしょうか。
ルベドがゴーレムのような存在であるならば、「起動」や「制御」にワールドアイテムなど特殊な条件が必要な可能性が高いです。
ルベドの「役職不明」という設定は、彼女がナザリックの「通常戦力」とは一線を画した存在であることを示しており、「最終防衛システム」として奥深くに封印されているという見方もできます。
姉であるニグレドがルベドを「災厄」と見なしていることも、その制御の難しさと力の危険性を裏付けていると言えるでしょう。
ルベドに関する感想や評価
ルベドは物語の根幹に関わる重要な設定を持ちながら、謎に包まれたキャラクターであるため、オーバーロードファンからは熱烈な注目と考察の的となっています。
オーバーロードに登場するルベドに関する感想では、ルベドが気になるといった感想が非常に多く寄せられていました。
ルベドは名前しか未だ登場しておらず、どのような姿をしたNPCなのか一切不明となっています。
また、アニメ版では名前すら登場していません。
そのため、多くのオーバロードファンからルベドは注目を集めています。
オーバーロードに登場するルベドに関する感想では、早くどんな見た目か確認したいといった感想も多く寄せられていました。
未だ多くのことが分かっていないルベドは最強の強さを持つNPCであり、フル装備のアインズやたっち・みーでさえ勝つことが出来ない存在だといわれています。
もし今後ルベドが本格的に登場すれば、おそらくその強さに多くの読者は驚愕することでしょう。
オーバーロードに登場するルベドに関する感想では、ゴーレムなのではといった感想も寄せられていました。
オーバーロードの作中でアインズはルベドの起動実験に成功したというセリフを発しています。
さらに、姉のニグレドはルベドを宝石の一種であるスピネルだと呼んでいます。
このことから、ルベドの正体は「核」にワールドアイテムなどが使用された最強のゴーレムであると見てほぼ間違い無いという考察が、ファンの中では有力とされています。
「スピネル」は赤色の宝石であり、ルベド(Rubedo)という名前が「赤化」を意味する錬金術用語であることから、赤く輝く強大な存在を想像する読者も多いです。
まとめ
本記事では、オーバーロードに登場するルベドについて、その最強の強さやアルベドがチームに入れた理由、そして謎に包まれた正体などをまとめてご紹介しました。
アルベドはオーバーロードの作中でアインズすらも勝てない最強のルベドをチームに入れ、不穏な行動を起こしていました。
ルベドは、ナザリックという盤石の要塞が持つ究極の「力」を象徴するキャラクターです。
彼女の圧倒的な強さは、ナザリックが異世界で遭遇するであろう未知の強敵に対する「保険」であると同時に、アルベドの裏切りが現実になった場合の「最大のリスク」でもあります。
もしかすると今後の展開でアインズは、本来勝てない相手である暴走したルベドと戦う機会があるやもしれません。
ルベドの登場と活躍は、オーバーロードの物語が終局に近づくにつれて避けられないイベントとなる可能性が高く、読者にとって最大の期待と恐怖の対象であり続けるでしょう。
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