ドラゴンボールやワンピース、ハンターハンターといったジャンプの看板となるような作品には良血統の主人公が多いように思いました。ジャンプの作品のテーマは「友情・努力・勝利」なのに、最近では生まれ持った血筋や才能がなければ、活躍できないジャンプは天才、覚醒、血統といわれるほどに…
有名作品でバトル漫画には特にこの傾向が強いようです。ただ、作品を読んでいて強さのルーツが血統にあるとわかるとなんとなく読んでる最中は納得してしまうところもありますよね^^
そこで今回はそんな良血統の主人公たちを紹介していきたいと思います。
孫悟空/ドラゴンボール
父親が伝説の超サイヤ人バーダック、超サイヤ人になるのはスピンオフだからということを差し引いてもバーダックはサイヤ人の中でも最後までフリーザに食い下がったサイヤ人であり、今や宇宙最強の戦闘民族といわれるほどになったサイヤ人というだけでも十分に良血統だといえると思います。
モンキー・D・ルフィ/ワンピース
ワンピースも”D”という名前が何かしら意味を持つものとして扱われています。当のモンキーDルフィが世界最強の革命家ドラゴンの息子であり海軍中将で海軍の英雄モンキー・D・ガープの孫となっています。
そして、グランドラインを制した海賊王、ゴールド・ロジャーも実はゴール・D・ロジャーだったり”D”は世界各地の歴史の裏で脈々と受け継がれている名前で”神の天敵”とある地域では呼ばれている名なんだそうです。
ワンピースはバトルよりこういうなんの疑問も持っていなかったところから「へーそうなっていたんだ」というシーンがあります。クロッカスの「なんとも不思議な空気を持つ男だ、なぁロジャーよ」Dr.クレハの「生きていたのかDの意志は」とちょいちょい関連性があるワードが出てくるセリフも魅力ですね。
ナルト
実は父親が四代目火影、実は母親は初代の血縁で実は蝦蟇の予言の子であり六道仙人というお釈迦様のような仙人の息子、大筒木アシュラの転生者、なんて偶然だ…
黒崎一護/BLEACH
父親が20年ほど前まで護廷十三隊十番隊隊長を務めていた、尸魂界の名門だった貴族志波家の分家の一人、志波一心。母親が虚と戦うために霊力を持った人間の集団である滅却師(クインシー)の純血種の生き残り。完全虚化した一護の見た目はもはや完全に虚
リアルタイムで読んでいたら結局一護って虚なの?破面なの?滅却師なの?ってなりました。
越前リョーマ/テニスの王子様
現役時代は世界を相手に37戦全勝、世界ランク1位を目前にプロ転向後1年半で引退した越前南次郎の息子がリョーマ。「まだまだだね」と余裕をかましているセリフが印象的のリョーマ大人をも圧倒していますが、南次郎は毎日のようにリョーマを試合に誘ってはハンデをつけたうえで全勝しています。
浦飯幽助/幽遊白書
霊界の手違いにより、物語冒頭で幽霊になってしまう。しかし、さまざまな試練ののち、生き返らせてもらう代わりに「霊界探偵」となって働くことになる。 幽助はなにもないだろうと思っていましたが後に「魔界三大勢力」の一人、闘神雷禅の子孫であることが発覚します。
ゴン=フリークス/HUNTER×HUNTER
ゴンの父親、ジン=フリークスは第267期ハンター試験唯一の合格者で二つ星の称号をもつ遺跡ハンター!三ツ星の実力を充分備えているにもかかわらず、面倒だからという理由で申請しないだけ、ハンター協会の故・ネテロ会長をして“世界で五本の指に入る念能力者”と言わしめたほどの実力者
更に作中では誰も入れない地獄のような扱いを受けている暗黒大陸をウロウロしているかもしれないドン=フリークス、フリークスという名前が入っていることからゴンやジンの身内であることは間違いなさそうですね。
コミック33巻「No.345 署名」では下記セリフがあります。
「やっぱりジンは父親っていうより噂に聞いてた親戚のすごい人って感じで」なので父親なのかは実は疑問に思っています。
ダイ/ダイの大冒険
竜騎将バランの息子、ダイが大冒険できたのはまさに竜魔人の血統の力があったこそといっていいでしょう。
鵺野鳴介/地獄先生ぬ~べ~
父親は無限界時空、TV番組にも出演しており知名度の高い人物。かなり胡散臭い霊能者に見えますがぬ~べ~が修行しているときに偶然出会い、ぬ~べ~の霊能力を鍛え上げている。霊能力の力はかなり高い
ケンシロウ/北斗の拳
ケンシロウは北斗神拳の初代伝承者シュケンの子孫で北斗宗家の血をひいてるエリート
第62代北斗神拳伝承者。霞拳志郎、第63代北斗神拳伝承者 霞羅門(リュウケン)は兄弟でありリュウケンが父親?なのかははっきりしませんが、北斗宗家の血をひいているのが霞家でありその血をケンシロウも受け継いでいるようです。
沢田綱吉/家庭教師ヒットマンREBORN!
綱吉もダメツナといわれていましたが、血統によって成功した主人公。イタリア人のボンゴレI世を高祖父の父に持つ(つまりボンゴレI世の来孫にあたる)初代ボスの末裔で父親の沢田家光はマフィア・ボンゴレファミリーの№2で、門外顧問機関「CEDEF(チェデフ)」のボス。
ボンゴレファミリーのボスに必要不可欠な「ブラッド・オブ・ボンゴレ」を受け継いでおり、「超直感」という常人を遥かに凌ぐ直感力を持っている。
先代がボンゴレでなかったら、父がボンゴレファミリーでなかったら綱もダメツナのままだったかもしれません
奴良リクオ/ぬらりひょんの孫
タイトルからして血統を感じますが、関東妖怪総元締「奴良組」の初代組長であり、「魑魅魍魎の主」の称号を得た男がおじいちゃんで二代目総大将・奴良鯉伴の父親を父親に持つ
武藤遊戯/遊戯王
伝説のゲームマスター武藤双六の孫であり闇遊戯の正体は古代エジプト第18王朝の王(ファラオ)
うんこたれ蔵/みどりのマキバオー
父タマーキン、母ミドリコ(桜花賞馬)、母父マルゼニスキーこの見た目ですがサラブレッド
朝倉葉/シャーマンキング
幼少よりシャーマンキングになるために祖父・葉明から修業を受けていた。日本有数のシャーマン一家である麻倉家の世継
祖先には麻倉家始祖の大陰陽師・麻倉葉王を持ち父朝倉幹久も高い巫力を持ち化け物のように強いそうです。
キン肉マン
キン肉マンはキン肉星第1位の王位継承権保有者 キン肉一族自体がエリート一族ですが父親キン肉真弓は超人オリンピックのV2チャンピオン(第9回・10回)および宇宙格闘技チャンピオンだった。キン肉マンの代名詞とも言える火事場のクソ力も「キン肉族にだけ与えられた神秘の力」
猿野天国/Mr.FULLSWING
父親は日本初のメジャーリーガー・雉子村九泉
まとめ
以上のように、ジャンプ作品は結構昔から血統主義となっていたことがわかりました。
悟空は下級戦士から努力で這い上がったという人もいますが、そもそもサイヤ人でなければ谷から落ちて頭を打って良い心に目覚めたとありますがこのときに人生を終えていたかも知れません。
更に、サイヤ人でなければ復活したら飛躍的に戦闘力がアップするということもなく数々の強敵にも勝てなかったんです。
実は子供は努力が大嫌いとされており、ジャンプでも主人公が努力して修行してるシーンって身につけた実力以上に短いコマで終わっています。
実際に昔取ったジャンプのアンケートではジャンプの三大テーマでもある「努力・友情・勝利」は「努力」だけ人気がなく「友情・勝利・健康」だったそうです。

努力を省いて主人公の強さを説明するには血統が手っ取り早くて分かりやすいですよね
そして人気作品は、ジャンプの性質上連載が無理に長期化します。ドラゴンボールではフリーザ編まで北斗の拳なんかは最初の最初南斗聖拳のシンとの戦いまでが当初の予定だったそうです。
最初は血統に頼るつもりがなくても連載が長くなるにつれ一般人とかけ離れていく特殊な能力や飛躍的な成長力で旧ライバルキャラと天と地の差が出てきたり、説明を簡単に付けれるものが血統というわけです。
今回はジャンプに多い印象を受けたのでジャンプのみに絞りましたが、ジャンプに限らず漫画の強さのルーツが血統にある場合は多いと思います。
ジャンプではないですが「はじめの一歩」なんかは最初から努力というか出生の関係で力が強かったというのはあります。トレーニングシーンも結構ありますね
バトル漫画で本当に凡人が努力して筋トレしたりして強くなる…うーん
なんとなくパッとしない漫画になってしまいそうな気がしましたので血統は漫画に必要なものだと勝手に納得します。
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