【銀魂】高杉晋助役子安武人の「テラ子安」たるゆえん!DIOからクルル曹長まで演じ分ける声優の魔力に迫る

漫画

【銀魂】高杉晋助役子安武人の「テラ子安」たるゆえん!DIOからクルル曹長まで演じ分ける声優の魔力に迫る

 

実写映画化もして話題となった大人気漫画・テレビアニメ『銀魂』には、主人公の坂田銀時と並ぶ人気を誇る敵キャラクター、高杉晋助が登場します。

「鬼兵隊の総督」として世界の破壊を目指す高杉晋助の魅力を、さらに引き立てているのが、声優の子安武人の存在です。

子安武人が持つ唯一無二の「イケボイス」は、高杉晋助の持つ狂気、色気、そして悲哀を完璧に表現し、多くのファンを魅了しました。

本記事では、高杉晋助のプロフィールやモデルとなった史実の高杉晋作について触れつつ、声優の子安武人が持つ多岐にわたる魅力に迫ります。

「テラ子安」という愛称で親しまれる彼の、『ジョジョの奇妙な冒険』のディオ・ブランドーから『ケロロ軍曹』のクルル曹長までの代表作を紹介し、その圧倒的な演技力を徹底的に解説します。

 

高杉晋助の人物像と史実のモデル:狂気の攘夷浪士

高杉晋助は『銀魂』のシリアスなストーリーを牽引する上で、欠かせない重要なキャラクターです。

 

鬼兵隊総督高杉晋助のプロフィール

高杉晋助は、銀時、桂小太郎、坂本辰馬と共に吉田松陽の松下村塾で学んだ「攘夷四天王」の一人です。

攘夷戦争で活躍した後、世界の理不尽さと恩師を失った憎悪から過激派のテロリスト集団「鬼兵隊」を率い、幕府や天人に反旗を翻しました。

項目内容
身長/体重170cm/60kg
誕生日8月10日
所属鬼兵隊総督
特徴煙管、蝶柄の着物、左目の眼帯
特技三味線、剣術

常に煙管を携え、派手な蝶のモチーフが施された着物に眼帯という出で立ちは、彼の色気と狂気を象徴しています。

作中では、「危険な男」と称される過激派の浪士として知られ、世界が滅亡していく姿を願うという狂気的な原動力で活動していました。

恩師松陽を救えなかった過去への後悔と、その原因を作った世界への憎しみが、高杉晋助のすべての行動の根源にあります。

 

高杉晋助のモデル:幕末の志士高杉晋作との共通点

高杉晋助は、幕末の志士で長州藩士だった高杉晋作をモデルとしています。

名前が一文字もじられているほか、高杉晋作が創設した「奇兵隊」が、作中の「鬼兵隊」のモデルです。

高杉晋作が吉田松陰の「松下村塾」で学んでいた史実は、高杉晋助が「松下村塾」の門下生だったという設定に反映されています。

高杉晋作は小柄な体格だったと言われており、作中で高杉晋助が170cmと設定され、銀時に身長を揶揄されるシーンがあるのも、この史実をベースにしたギャグの一環と解釈できます。

作中の設定が、史実の人物のパーソナリティをユニークな形で取り入れている点も、『銀魂』の魅力の一つです。

 

高杉晋助の声優子安武人のプロフィールと「テラ子安」のゆえん

高杉晋助の声を担当した子安武人は、特徴的な声質と圧倒的な演技の幅で知られるベテラン声優です。

 

子安武人の基本的なプロフィール

子安武人は1967年生まれ、神奈川県出身で、自身が代表取締役を務める「ティーズファクトリー」に所属しています。

1988年のテレビアニメ『どんどんドメルとロン』で声優としてデビューして以来、第一線で活躍し続けています。

項目内容
名前子安武人(こやすたけひと)
生年月日1967年5月5日
出身地神奈川県
所属事務所ティーズファクトリー(代表取締役)
デビュー1988年『どんどんドメルとロン』

声優として活動する一方、2000年頃には「ZAZEL」という名前で音楽活動を行ったり、声優ユニット「ヴァイス」を結成したりと、声優の枠にとどまらない多才な活動を展開してきました。

 

子安武人の魅力:「テラ子安」と「デレ子安」

子安武人の声は非常に特徴的で、一度聞いたら忘れられない優しさと色気を感じる「癒しボイス」として人気があります。

その声は、どんなキャラクターを演じても「子安武人が声優をやっている」と分かるほど個性的であり、この「分かりやすい声」は、いつしか「テラ子安」という愛称で呼ばれるようになりました。

「テラ」は「すごく」「とても」を意味する俗語で、動画サイトのコメントでは子安武人が話すと「テラ子安」というワードで溢れるのがお決まりとなっています。

また、子安武人は声優の緑川光に対して、ファンNo.1を自称するほど熱烈な好意を示しており、ラジオなどで緑川光と共演した際の高いテンションから、「デレ子安」という愛称も持っています。

このように、声優としての個性と、飾らない人柄の両面が、ファンに深く愛される理由です。

 

子安武人が演じた代表的なキャラクター:狂気からギャグまで

子安武人は、その特徴的な声を武器に、悪役からギャグキャラクターまで幅広い役柄を演じ分ける、稀有な才能の持ち主です。

 

DIOブランドー(ジョジョの奇妙な冒険)

子安武人の代表作として、『ジョジョの奇妙な冒険』のDIOブランドーは外せません。

DIOは、主人公ジョナサン・ジョースターと因縁の関係にある吸血鬼であり、その冷酷さとカリスマ性を子安武人の声が最大限に引き立てました。

高杉晋助とDIOは、どちらも主人公の宿敵であり、世界を乱す狂気を秘めたキャラクターとして共通の魅力を持っています。

ファンの間では、高杉晋助の声がDIOに似ていると話題になることも多く、子安武人が持つ「悪役のイケメンボイス」のイメージを確立させました。

 

クルル曹長(ケロロ軍曹)

『ケロロ軍曹』に登場するクルル曹長は、渦巻マークの眼鏡とカレー色の体色が特徴的な、作戦通信参謀です。

クルル曹長は、発明や陰謀を企てる癖のあるキャラクターであり、子安武人はいつもの色気ある声を低音に落とし、独特の癖を加えた演技で新境地を開きました。

高杉晋助のシリアスな声と、クルル曹長のコミカルな声のギャップは、子安武人の持つ演技の幅の広さを如実に示しています。

 

ボボボーボ・ボーボボ(ボボボーボ・ボーボボ)

『ボボボーボ・ボーボボ』の主人公ボボボーボ・ボーボボは、金髪のアフロヘアーにサングラス、そして鼻毛真拳の伝承者という規格外のギャグキャラクターです。

この強烈なキャラクターを子安武人が演じたことは、多くの視聴者に衝撃を与えました。

彼の声が持つイケメンボイスと、ボーボボの奇抜な言動とのギャップが、さらなる笑いを生み出し、子安武人がギャグの領域でも唯一無二の存在であることを証明しました。

 

ムウ・ラ・フラガ(機動戦士ガンダムSEED)と青雉/クザン(ONE PIECE)

子安武人は、シリアスな作品でも重要な役柄を数多く担当しています。

『機動戦士ガンダムSEED』のムウ・ラ・フラガは、上流階級の出身で高い操縦技術を持つパイロットであり、子安武人の声が、彼の持つ飄々とした雰囲気と、時折見せる優しさを表現しました。

また、『ONE PIECE』の元海軍本部大将青雉/クザンは、冷静沈着で掴みどころのない性格を持つ実力者です。

子安武人の低音で落ち着いた声が、クザンの持つ最強の力と、内に秘めた正義を見事に体現しました。

 

高杉晋助の持つ「かっこいい」魅力の多面性と名言

子安武人の声が付与した色気以外にも、高杉晋助は、『銀魂』のキャラクターとして多面的な魅力を持っています。

 

シリアスな登場と秘めたる強さ

高杉晋助は、第17話の「親子ってのは嫌なとこばかり似るもんだ」で初登場しましたが、それまでのギャグな雰囲気から一転し、目つきや態度から強烈なインパクトを与え、シリアスな存在として位置づけられました。

しばらく強さが不透明だったものの、『将軍暗殺編』などでその実力が明かされ、『銀魂』の作中でもトップクラスの強さを持つことが判明しました。

高杉晋助が左目に包帯を巻いている理由は、攘夷戦争で朧に左目を潰されてしまったという壮絶な過去の証であり、彼が背負っている闇を象徴しています。

 

「ボケない」という最大のギャグの考察

高杉晋助は、ギャグ漫画『銀魂』の登場人物の中で、「唯一ボケないキャラクター」と言われていました。

しかし、ファンの間では「ボケない」という存在そのものが、ツッコミの多い『銀魂』の中での最大の「ボケ」であり、彼の扱いにくさがギャグであるという見方もあります。

彼の好物が、見た目に反してヤクルトであることは、高杉晋助のパーソナリティの中にある可愛らしい側面を示す貴重な要素として、ファンに愛されています。

 

高杉晋助の熱い信念を表す名言

高杉晋助の名言は、彼の抱える狂気と、師への深い思いが込められており、読者の心を打ちます。

例えば、岡田似蔵に放った「二度と俺たちを同士なんて呼び方するんじゃねぇ そんな甘ちょろいもんじゃねぇんだよ俺たちは」というセリフは、彼の過去の壮絶さと、松下村塾の仲間との間に存在する深い絆を示唆しています。

また、銀時と戦った際の「まだ俺は破門されてなかったんだな…」という呟きは、銀時が高杉晋助を松下村塾の一員と認めていることを知った時の、彼の純粋な喜びを表現しており、高杉晋助の人間的な弱さと救いを感じさせます。

 

まとめ:子安武人の声が完成させた高杉晋助のカリスマ性

『銀魂』の高杉晋助は、史実の高杉晋作をモデルにした、狂気と悲哀を併せ持つ極めて魅力的なキャラクターです。

その強烈なカリスマ性は、声優の子安武人が持つ「テラ子安」と呼ばれる唯一無二のイケボイスによって完成されました。

子安武人は、高杉晋助のような冷酷でシリアスなキャラクターから、『ジョジョ』のDIO、『ケロロ軍曹』のクルル曹長といった多種多様な役柄を演じ分ける圧倒的な実力を持っています。

ファンからは、高杉晋助のイケメンボイスも、『ムーミン』のスナフキンのような優しい声も愛されており、その声の持つ多面性が、彼の最大の魅力です。

高杉晋助の登場シーンを振り返る際は、子安武人の声の持つ狂気、色気、そして悲哀の表現に注目してみることを推奨します。

 

以下の関連記事も是非ご覧ください!

【銀魂】強さランキングTOP30!最強キャラクター決定戦!熱い死闘を制するのは誰だ!?
やあ、銀魂ファンの皆さん、こんにちは!僕が独断と偏見、そして作中の熱いバトル描写を徹底的に分析して決定した、【銀魂】作中最強キャラランキングTOP30を発表します。銀魂といえば、普段は腹筋崩壊もののギャグなのに、シリアス編になると「これ、本...
【銀魂】名言ランキング!心に残るセリフとかっこいい名シーンを徹底解説
【銀魂】のかっこいい名言をランキング形式で発表します。普段は飄々としている主人公の坂田銀時が時折見せる本気の姿や、仲間を守るために命をかけて戦う名シーンは、多くの読者の心に深く刻まれています。本記事では、過去の読者アンケートや考察記事などを...
【銀魂】坂田銀時が連続1位!斬新な人気投票ランキングからわかるキャラクターの魅力と最終章の活躍
【銀魂】の作中で行われた人気投票ランキングの最新結果を発表します。銀魂は、ただ面白いだけでなく、「人気投票回」という斬新な手法で読者の話題をさらいました。本記事では、作中で順位を奪い合って斬新で面白いと話題になった人気投票回のエピソードを振...
【銀魂】アニメ神回ランキングTOP25!爆笑必至の「公式が病気」ギャグ回を一挙紹介
銀魂は、その「シリアスとギャグの振り幅」こそが最大の魅力です。普段はふざけている主人公の坂田銀時が、仲間や大切なもののために命を賭ける姿に心を打たれる一方で、次の回では「誰も思いつかないようなキレッキレのギャグ」で読者を爆笑の渦に叩き込みま...
【銀魂】全OP&ED主題歌一覧!「曇天」「サムライハート」など世界観とシンクロした人気曲の魅力を深掘り
週刊少年ジャンプで連載を開始して以来、その「ギャグ」と「シリアス」の絶妙なバランスで、多くのファンを魅了し続けてきた大人気作品、銀魂。主人公の坂田銀時を中心に展開するSF人情コメディーは、ときに腹筋が崩壊するほどの爆笑を誘い、ときに涙なしで...
【銀魂】パロディは無法地帯!ジャンプからジブリまで、放送禁止スレスレの爆笑ネタと神回の歴史
「銀魂」といえば、坂田銀時を中心とした万事屋の面々が繰り広げるSF時代劇でありながら、その常軌を逸したパロディとギャグのキレで、多くの読者を魅了し続けてきた作品です。特に、週刊少年ジャンプで連載されていた大人気漫画を元ネタとするパロディ回は...
【銀魂】年齢は乙女の秘密!?坂田銀時ら主要キャラの身長・体重・誕生日設定と作中での役割を徹底解説
週刊少年ジャンプで長きにわたり連載され、アニメ、劇場版、実写映画と様々なメディアで大人気を博した「銀魂」。「SF人情なんちゃって時代劇コメディー」という異色のジャンルで、数々の個性豊かなキャラクターが織り成す物語は、多くのファンを魅了してき...

コメント