
「呪術廻戦≡モジュロ」第9話「ドゥーラ・ヴァル・ボビディ・メチカ(後編)」は、マルとクロスの過去編を締めくくる回となりました。
前回、デスクンテ族長の娘がカリヤンに食い殺された事件を受け、ルメル族の代表ドゥーラは、デスクンテ族の代表ダブラとの決闘に臨みます。
この決闘の裏には、デスクンテ族長によるダブラの妹の人質という卑劣な策略が隠されており、ドゥーラは命を懸けて、ルメル族を救おうとしました。
この過去編で最も衝撃的だったのは、シムリア星が滅亡したわけではなく、迫害を受けたルメル族のみが難民として地球へやってきたという事実です。
そして、星を渡る船「ナウナクス」は、科学技術ではなく、ドゥーラが密かに集めていた「超ムル」という特殊な鉱石と、マルとクロスの呪力(ロロルカ)によってマル自身が創造したものでした。
この記事では、ドゥーラとダブラの切ない絆、シムリア星の呪力「ロロルカ」と「ムル」の特性、そしてマルがルメル族を導いた「隣人探しの旅」の真の目的について、ウェブライターとして徹底的に考察していきます。
ドゥーラとダブラの切ない決闘:五条悟と夏油傑の「if」
ドゥーラとダブラの決闘は、ルメル族とデスクンテ族の領地と存続を賭けた、避けられないものでした。
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決闘の背景とダブラの真意
| 呪力の呼称 | ロロルカ |
| 特殊鉱石 | ムル(ロロルカをあらゆる力に変換) |
| 決闘の習わし | 勝てば目的を達成するまで相手を蹂躙、負けたら相手の主張を認める |
決闘に臨む直前、ドゥーラは集まったシムリアの民族に向けて、10年前のルメル族追放の真相が、カリヤン問題ではなく、ルメル領内の呪力変換鉱石「ムル」の採掘を狙ったデスクンテの謀略であったことを訴えました。
ルメル族の戦士として最強と目されていたドゥーラでしたが、彼と対峙したダブラは、「目立つのが苦手」な一面を持つ一方、ドゥーラだけがその圧倒的な強さを知っていた親友でした。
ダブラがこの決闘に臨んだのは、デスクンテ族長に妹を人質に取られていたためであり、ドゥーラを殺すよう命令されていたのです。
決闘は、ドゥーラの死という形で幕を閉じますが、ダブラがドゥーラの顔を傷つけまいと「手抜き」をした(ドゥーラを顔以外で短時間で死に至らしめた)という事実は、彼が親友の尊厳を守ろうとした苦渋の決断であったことを示しています。
この展開は、五条悟が夏油傑を最低限の攻撃で殺した状況と極めて似ており、ドゥーラとダブラの関係性が、五条悟と夏油傑の「if(もしも)」の姿であると捉える読者が多いです。
ドゥーラが流した「命がけの涙」の伏線
ドゥーラの遺体は、第3の目から涙を流していました。
シムリア人にとって、第3の目から涙を流すのは、生まれる時と死ぬ時だけであり、これは脳への負荷が大きく、命にかかわる行為です。
ルメル族だけは、神聖な生物「カリヤン」が死ぬ時にも、この「悲しみの涙」を流しますが、ドゥーラが流した涙は、自らの死によるものであり、彼の自己犠牲の大きさを示しています。
この設定は、今後、地球にいるシムリア人の誰か、特に強大な術師が、命を懸けたロロルカの増幅や、悲しみによって第3の目から涙を流し、死亡するという死亡フラグとして機能すると予想する声が多く聞かれます。
マルが主導した「隣人探しの旅」と宇宙船「ナウナクス」
ドゥーラの死後、ルメル族はデスクンテ族に土地を奪われる絶望的な状況に追い込まれますが、マルがその状況を一変させます。
「超ムル」とマルとクロスの呪力
ドゥーラがルメルの復興に役立てるために密かに保管していたのは、大量の「ムル」でした。ムルは、シムリア星に存在する特殊な鉱石で、呪力(ロロルカ)をあらゆる力に変換できる性質を持っています。
しかし、マルがムルに触れた瞬間、その鉱石は輝くばかりのロロルカを放出し、ジャバロマは「これはムルではない。より純度の高い・・・・」と呟きました。
これは、ムルが持つロロルカの変換能力に加え、人が念じた通りのモノに、鉱石自体が変成するという、驚異的な性能を持つ「超ムル」であったと推測されます。
そして、この「超ムル」をマルが念じた通りの形に変成させたのは、マルとクロスの強大なロロルカでした。
マルは「無駄なんかじゃない」と叫び、この「超ムル」と自らのロロルカの力によって、柱状の巨大な宇宙船「ナウナクス」を創造したのです。
ナウナクスが科学的に建造されたものではなく、呪術的な力と超ムルによって作られたという事実は、シムリア人の呪術文明の高さと、マルが持つ「理の攪拌」の能力の根源をより深く示唆しています。
マルが主導した「隣人探しの旅」
ムルによって宇宙船が形作られたのを見て、マルは皆を先導します。
「みんな探してみないか? 私達の安住の地を。同じような人が住む、同じような星が、シムリアを出ればきっとある!」
このマルが主導した「隣人探しの旅」によって、ルメル民族約5万人が、シムリア星を離れ、宇宙へと旅立つことになったのです。
この時、ルメル族を守るとドゥーラと約束したダブラも、妹と共にナウナクスに同乗しました。
シムリア星は滅亡したわけではなく、迫害を受けたルメル族のみが、新たな安住の地、すなわち地球を探して難民となったことが、この過去編で明らかになりました。
マルが普段の能天気で楽観的な性格とは裏腹に、ルメル族を救うための行動を主導したという事実は、彼の内に秘めたカリスマ性と、「隣人」という概念に対する強い思いを示しています。
ドゥーラの「隣人とは、大切なものがなんで大切か、理解してくれる仲間のことだ」という教えが、マルにとって、ルメル族の未来を切り開く原動力となったのです。
過去編が示す今後の展開の可能性
過去編が完結したことで、ルメル族とデスクンテ族の対立、そして地球への旅の経緯が明らかになりました。
ダブラの役割とルメル族の帰還
ダブラがルメル族を守るというドゥーラとの約束を果たそうとしていることから、彼はデスクンテ族に利用されることなく、ルメル族の真の守護者として機能する可能性があります。
一方で、マルやクロスが地球に到着するまでの過酷な旅で、ダブラを「戦争の道具」として利用しようと考えが変わったクロスの存在も、今後の展開を複雑にしています。
多くの読者は、ルメル族とデスクンテ族の因縁の対決が、物語のクライマックスになると予想しています。
ルメル族が迫害を主導したデスクンテ族と戦うためには、彼らがシムリア星へ帰還するか、デスクンテ族がルメル族を追って地球へ襲来するかのどちらかが必要となります。
デスクンテ族長という分かりやすい巨悪が登場した今、物語の焦点は、ルメル族のシムリア星への帰還と、デスクンテ族との最終対決へと移っていく可能性が高いと考えられます。
「超ムル」と「ロロルカ」がもたらす技術
「超ムル」とマルとクロスの呪力によって宇宙船が作られたことから、シムリア星の科学技術は、地球の科学とは異なり、呪力(ロロルカ)をベースとした技術によって成り立っていることがわかります。
ムルという鉱石は、呪力を無限のエネルギーに変換できる可能性を秘めており、この「超ムル」の存在は、地球の呪術界を遥かに凌駕する、シムリア星の高度な呪術文明を示唆しています。
マルが持つ「理の攪拌」の術式も、このムルやロロルカの応用である可能性があり、今後のシムリア星の技術や文明の解明にも注目が集まるでしょう。
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まとめ
「呪術廻戦≡モジュロ」第9話は、マルとクロスの過去の全貌が明らかになり、物語のスケールを宇宙規模へと拡大させました。
ドゥーラとダブラの絆と悲劇は、ルメル族が故郷を追われた深い悲しみを象徴し、マルが「超ムル」と自らの力で宇宙船を創造し、ルメル族の未来を切り開いた姿は、「隣人」というテーマに新たな意味を与えました。
シムリア星の難民問題が、デスクンテ族との民族間紛争に端を発していることが判明したことで、物語は地球での「共存」の模索と並行して、「復讐」という重いテーマへと進んでいくことが予想されます。特に、余命半年の憂花や真剣が、このルメル族の戦いにどのように関わっていくのか、今後の展開から目が離せません。
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