
今回は、あの伝説的漫画『北斗の拳』の前日譚にあたる『蒼天の拳』を、ついに読破したので感想を語らせていただきたいです!タイトルからしてアツい予感しかしないのですが、果たしてどんな内容だったのか…早速チェックしていきましょう!
舞台は世紀末じゃない!1930年代の上海がアツすぎる!
『蒼天の拳』の舞台は、『北斗の拳』でお馴染みの荒廃した世紀末ではなく、なんと1930年代の上海です!「魔の国際都市」なんて呼ばれてた時代に、主人公の拳志郎(ケンシロウの伯父さん!)が大暴れするってんだから、ワクワクが止まりません!
上海の裏社会は、「青幇(ちんぱん)」と「紅華会」っていう二大勢力がシマ争いをしているのですが、拳志郎は青幇の用心棒的な存在です。しかもこの男、「閻王(えんおう)」って呼ばれるほどの超実力者!もちろん、北斗神拳の使い手ってのは言うまでもないですよね!
北斗神拳の天命を背負い、上海の闇を切り裂いていく拳志郎の生き様、マジで見逃せないですよ!
ケンシロウとは一味違う!ダンディで破天荒な拳志郎の魅力

『蒼天の拳』の主人公・拳志郎は、あの寡黙でストイックなケンシロウとは全く違う魅力を持っているんですよね。まず、年齢設定が30代っていうのがミソ!ケンシロウよりも人生経験豊富で、達観した雰囲気があるんです。
戦闘シーンも、ケンシロウみたいに敵がどんどん強くなっていく感じじゃなくて、最初から最強クラス!だから、サクッと敵を倒しちゃうことも多いのですが、そのスマートさがまたカッコイイんですよね。
あと、ケンシロウは基本マジメな顔をしているのですが、拳志郎は戦いの最中でもニヤリとしたり、おふざけしたりする余裕があるんですよね。極めつけは、ヘビースモーカーってところ!北斗神拳の使い手がタバコって、ギャップ萌えにもほどがあるでしょ(笑)。
拳法家っていうより、喧嘩がめちゃくちゃ強い不良って感じがまたイイんですよね!
ニヤリが止まらない!前作『北斗の拳』へのオマージュが満載!

『蒼天の拳』を読んでてテンションが上がるのは、やっぱり前作『北斗の拳』へのオマージュが散りばめられているところです!
特に熱いのが、拳志郎VS劉宗武(りゅうそうぶ)の戦いです!この劉宗武、見た目が完全にラオウなんですよ!しかも、「北斗神拳に伝承者なき場合は、これを劉家拳より出す」っていう掟があって、拳志郎とは宿命のライバルなんですよね。この二人の激闘は、ケンシロウVSラオウ戦を彷彿とさせて、マジで鳥肌モノです!
他にも、「お前みたいな看護婦がいるか!」っていう、もはや伝説のツッコミどころ満載なシーンもちゃんと用意されているんですから、ファンは絶対に見逃せないですよ!看護婦が出てきた瞬間に、「キタコレ!」って心の中で叫んじゃいましたよね(笑)
画風の変化も楽しめる!?原哲夫先生の進化を感じる!

『北斗の拳』って、初期と後期で画風が結構変わってるの知ってます?初期の絵柄はちょっと時代を感じますが、それがまた独特の味があって好きなのですよね。
『蒼天の拳』では、最初から最後まで安定してクオリティの高い絵柄で描かれているんです。主人公の拳志郎も、最初から完成された強さを持っているから、画風も最初から最後までキリッとしててカッコイイんです!
『北斗の拳』では、ケンシロウが強敵との戦いを通してどんどん成長していくのですが、『蒼天の拳』では、原先生の画力が最初からMAXだったってことなのかもしれませんね!
蒼天の拳、ネタバレあらすじ
閻王爆誕!上海の闇を切り裂く北斗神拳の使い手!
物語の主人公は、ケンシロウの伯父さんにあたる霞拳志郎です。かつて上海の裏社会で「閻王」と恐れられた伝説の男です!北斗神拳の使い手とか、もうチート確定じゃん!
満州国の皇帝・溥儀の毒味役をしている李との再会で、拳志郎は上海の青幇が紅華会に潰されたことを知ります。
しかも、恋人の玉玲も藩と一緒に殺されたって!?そりゃ閻王様も黙っちゃいない!復讐に燃える拳志郎は、魔都・上海へ単身乗り込むことを決意するんです!果たして、藩と玉玲は本当に死んだのか?閻王の怒りの鉄拳が炸裂する上海編、開幕ゥ!
生きてた朋友!友情と裏切りが交錯する上海死闘編!
上海に到着した拳志郎は、全身火傷の「二丁拳銃の葉」と出会います。葉がやられた賭博場「大新世界」で、拳志郎は葉に変装して用心棒ゴランとバトル!バレちゃうのですが、閻王の強さはゴランの想像をはるかに超えていました!
そして、なんと!死んだはずの青幇のボス・藩が生きていました!紅華会の呉東来に監禁されて拷問されているらしいです。呉は女優の楊美玉にゾッコンなのですが、楊は藩の恋人で、拳志郎とも懇意にしている複雑な関係。拳志郎は楊に藩の生存を伝え、危険を承知で呉を呼び出すんです!
呉の用心棒は、拳志郎と同門の北斗孫家拳の使い手・霊王!同門対決とか熱すぎ!お互いの腕を折って引き分けとか、レベル高すぎんだろ!結局、呉は閻王に倒され、瀕死の藩は足を切断して生き延びることに。友情のためにここまでやる閻王、マジ漢の中の漢です!
青幇再興!紅華会との激戦、そして衝撃の真実!
霊王を操っていたのは、フランス情報局のギースです!こいつがまた黒幕感満載なんですよね。ギースは藩と閻王を使って青幇を復活させようと画策。
再び現れた霊王とのリベンジマッチ!霊王は秘孔を操る技で攻めるも、閻王には通用せず。霊王は病に倒れ、最後は紅華会の幹部に射殺されます。そして、死に際に衝撃の事実を告げる。「玉玲は…生きている!」閻王、歓喜からの玉玲捜索開始!
一方、藩は青幇を復活させ、上海の支配権を取り戻します。紅華会も黙っていません!二番頭の張大炎が登場し、閻王たちの命を狙ってくるんです!大炎は北斗曹家拳の使い手で、ギースの妹を瞬殺。怒った閻王とのバトルは激しいのですが、閻王が怪我してたせいで大炎は撤退。
さらに、紅華会の一番頭・章元帥が動き出す!馬賊を上海に送り込み、街をめちゃくちゃにするのですが、そこに現れたのが女馬賊・秀宝。なんと章元帥の許嫁らしいのですが、閻王も大炎も彼女に玉玲の面影を感じるんですよね。
秀宝を巡って、閻王と大炎が再び激突!大炎は父親を憎んで強くなった実力者で、序盤は閻王も苦戦するのですが、最後は閻王が勝利!死を覚悟した大炎ですが、ギースに顔を傷つけられただけで生き残るという謎展開!
紅華会との決着、そしてついに再会!…からのまさかの展開!?
大炎を倒され、いよいよ動き出した章元帥。その裏で、日本軍の大川中将が馬賊を鎮圧しようとしていました。秀宝の命を狙うも、閻王に脅されたり、秀宝の堂々とした態度に感銘を受けたりして暗殺を中止。
そしてついに!秀宝が玉玲としての記憶を取り戻します!感動の再会もつかの間、章元帥の刺客が藩を襲い瀕死の重傷!怒りMAXの閻王は章元帥との最終決戦へ!
重傷の藩に代わり、玉玲が青幇の長に!章元帥は許嫁である玉玲を殺そうとするのですが、閻王が阻止!伝説の将校・羅将軍を呼び寄せて閻王を倒させようとするも、閻王は逆に章元帥をおびき出す!巨漢の章元帥なのですが、拳法は使えないから閻王にボコボコにされるんです!
そこに現れたのは、またしても大炎!師匠から奥義を授かり、その証に師匠を殺害したとか、ヤバすぎ!大炎は閻王に、章を上海復興のために生かしてくれと頼み、閻王はそれを受け入れる。でも、羅将軍は死亡…。
強敵ラッシュ!流飛燕、劉宗武…そしてラスボス!?
中国政府は羅将軍を殺されたことで閻王を抹殺しようと画策。蒋介石は凄腕の拳法家・流飛燕に閻王討伐を依頼するも、飛燕は拒否。ユダヤ人の財宝の鍵を持つ少女・ユリカを守ることを優先してたんです。
飛燕の兄弟子・彪白鳳が閻王と戦うも決着つかず。飛燕はユリカを託せる人間を探してギースの元へ。ギースは閻王ならと進言し、自らの命を縮めて閻王にユリカを託して死亡。
閻王と対決することになった飛燕は、兄弟子・白鳳の元に身を寄せるも、ユリカを狙うナチスの暗殺部隊に襲撃され、白鳳は死亡。閻王が助けに入り、3人で逃げる船上で閻王と飛燕が激闘開始!極十字聖拳の前に苦戦する閻王なのですが、秀宝の仲裁で中断。飛燕はユリカを秀宝に託し、後日改めて閻王と戦うことを誓います。
日中戦争が始まり、戦場で再び相まみえる閻王と飛燕。死闘の末、閻王が勝利するも、ユリカの懇願で飛燕は命拾い。その後、飛燕は牧師としてユリカと暮らします。
閻王を倒せない中国政府は、ついに北斗劉家拳の劉宗武を呼び出す!日本の重鎮を殺した劉に対し、閻王も応戦!宗武の圧倒的な力に押される閻王なのですが、飛燕の助言で戦いは中断。お互いを認めつつ再戦を約束。
そして、ラスボス的存在のヤサカが登場!西斗月拳の使い手で、北斗神拳を憎んでいる。飛燕が偵察中に捕らえられ、ヤサカと激闘するも敗北。瀕死の飛燕を閻王が助けるも、その後死亡…。
玉玲はヤサカを討つべく行動に出るも失敗。ついに閻王と宗武の「天授の儀」が始まる!ヤサカは邪魔しようとするも宗武に返り討ち。閻王と宗武の死闘は、閻王が北斗神拳究極奥義・蒼龍天羅を繰り出すも決着つかず、女人像によって止められるという衝撃の結末!
「天授の儀」で北斗の歴史を知った拳志郎は、ヤサカとの最終決戦へ!パワーアップした拳志郎はヤサカを圧倒し、止めを刺さずに諭します。ヤサカは自分の過去を知り、エリカに謝罪。
激闘を終え、上海に戻った閻王たちを玉玲が迎え、物語は「魔都上海編 完」となります。
まとめ:北斗ファンなら絶対読むべき!でも…ちょっと気になる点も
第二次世界大戦前の上海を舞台に、北斗神拳が絡んだ抗争が繰り広げられるっていう設定は、めちゃくちゃ面白かったのですが…敵キャラがみんな北斗絡みだったり、最初は極悪人として登場したキャラが、戦ううちに良い奴になって仲間になったりする展開が多くて、「え、もう仲間になっちゃうの?」って थोड़ा拍子抜けしちゃうところもあったかもしれません。
どうしても『北斗の拳』と比べちゃうのですが、個人的には『北斗の拳』の方が、敵の悪役っぷりが際立ってて、もっとハラハラドキドキできたかなーって思ったのも正直な感想です。
でもね、『蒼天の拳』は、『北斗の拳』のルーツが描かれていたり、ケンシロウのおじいちゃんであるリュウケンの若い頃の姿が見れたりするから、北斗ファンなら絶対に読んで損はないと思いますよ!
これはあくまで私の個人的な感想なのですが、『北斗の拳』をもう一度、違う角度から楽しみたい人には、ぜひ手に取ってみてほしいなと思います!
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