今回は、【進撃の巨人】Before the fallの記事を書いて行きたいと思います。
Before the fallでは巨人から生まれた人間 キュクロが主人公となり巨人を倒すために動いていく作品です。
”ウォールマリア陥落”人類の生息域の3分の1を失った運命の日
だが その70年前にも 「壁」の内側が「ヤツら」 に侵された事実は あまり知られていません。多くの犠牲者を出しながらも当時の生存者に固く猪口令が敷かれ王政府の公式の記録から抹消されました。
本編「進撃の巨人」よりは過去の話となっており、「立体起動装置」や「ブレード」といった本編では当たり前に使われている武器も存在しない世界で、試行錯誤しながら戦っていく、それぞれの武器が出来るまでについても触れられています。
この時、巨人に食べられた首謀者の体内に宿していた子供がキュクロであり、唯一の生存者なんです。
本編と違い、Before the fallでは高い画力で描かれており、内容は本編のほうが斬新さや意外性はありましたが、安定した面白さを持っています。
本編では結局、巨人より人間のほうが”悪”なんじゃないか?と思わせられますが、今作では巨人は人類の”単純な敵”として描かれており漫画としてもしっくりした仕上がりになっています。
キュクロは巨人なのか?
キュクロは、巨人に食べられた人の子供であり、直接巨人から生まれた訳ではありません。作中では”巨人の子”と言われていますが、見た目は普通の人間です。
ただし、高い戦闘能力や治癒力などを備えており最後まで巨人なのか?と疑問に思わされます。
各装備が出来るまで
Before the fallでは、まだ立体起動装置が「装置」とだけ呼ばれていて「立体起動装置」が出来るまでの過程も描かれています。画像は縦横軸を移動可能とした「装置」なんですが、重さが異常に重そうです。
このあたりの試行錯誤ぶりも見れるのが今作品の見所です。
巨人のことを知らなかったり…
実は、Before the fallではまだ「装置」の開発者すら巨人を目の当たりにしておらず、調査兵団も相変わらずないがしろにされていたり、相変わらず壁の中という限りある資源の中で勝てる見込みがない巨人に対抗するという無駄な作業に資金を使える余裕は、あまりないことがわかります。
読者側からすると、対巨人に予算を使ってほしいと思うところです。
あらすじ
シガンシナ区を蹂躙した巨人のから奇跡的に生まれた赤ん坊は、”巨人の子”と忌まれ、キュクロレと名付けられる。
見せ物小屋の艦の中で育ったキュクロは、やがて豪商のダリオ·イノセンシオに買い取られ、跡取りのシャビィの殴られ役として飼われることになる。
一方、シャビィの妹のシャルルは、彼が本物の巨人の子ではなく人間だと知ると、彼に言葉と人間の世界の知識を教えるようになった。
そして二年後、キュクロは意に沿わない結婚を強いられようとしていたシャルルを連れて屋敷から脱出したのだった。
折しもシガンシナ区では十五年ぶりに壁外遠征が再開されようとしていた。
遠
征に密行したキュクロが遭遇した巨人は彼の想像を絶する怪物だった。
調査兵団生還に貢献したキュクロであったが、彼を出迎えたのは、巨人崇拝者の一味として”巨人の子”を追っていた憲兵団だった。
獄中でキュクロは、政争に巻きこまれて投獄された若者·カルディナと出会う。
二人は壁外への追放という処刑のタイミングでの脱出を目論むが、巨人の群れに囲まれてしまう。
絶体絶命の危地に陥った二人を救ったのは人類で初めて巨人を倒した英雄と調われる元調査兵団隊長のホルへだった。そして、ホルへが使った装備こそ、 十五年前に巨人を倒す切り札となった「装置」だったのである。
憲兵団の日を逃れるためカルディナと共に工場都市に匿われることになったキュクロは、そこでシャルルと再会する。こうして工場都市に集った三人の若者は、ホルへから十五年前の巨人捕獲調査計画の真実を聞き
発明者アンヘルの打倒巨人に捧げた執念を受け継ぐことを誓う。
そして、アンヘルのライバルであり友人でもあったゼノフォンが製作した新型「装置」の実地試験のため壁外に赴いたキュクロだったが、巨人を倒すことは叶わなかった。
巨人に負わされた怪我で臥せっているところに憲兵団の不穏な動きの情報を得たキュクロは、負傷の身を押してシャルルの待つ工場都市への帰還を急ぐ
そして、都市の門を前に彼が目にしたのは、反体制組織と憲兵団の激しい戦闘であった。動乱の渦中で、キュクロは反体制組織に捕らわれていたシャルルを救出する。
しかし、再会を喜ぶ二人の前にシャビイが現れ、キュクロに剣を向ける。
激しい戦いの末、シャビイの一撃を受けたキュクロは河に沈み、シャルルはイノセンシオ家の屋敷に連れ戻される。
シャビィの野望の道具として舞踏会に連れ出されたシャルルは、そこで工場都市の反乱を鎮
圧したグロリア隊長と顔を合わせてしまう。
それから一か月半後、キュクロはホルへの招へいに応じて調査兵団志 願者の教官助手を務めていた。
そこにシャビィの手から逃れたシャルルが 「装置」の開発者アンヘルを伴って訪れ、「装置」の最終形「立体機動装置」 を披露する。
そして、その二か月後に壁外遠征に出立した、ローザを明 長とする「立体機動装置」を装備した調査兵団遠征隊十班の中にキュ クロの姿もあった。
十班は雨による視界の悪さと地面のひかるみに悩まさ れながら、カルロ隊長らの本隊が先行したシガンシナ区の南西10km地 点の水場に向かっていた。
キャラクター一覧
キュクロ
巨人の吐瀉物の中の母親の遺体から生まれたため、“巨人の子”と忌まれる15歳の少年。 巨人を倒すために「装置」に深く関心を持つ。
シャルル
ウォール・シーナ内の豪商イノセンシオ家の長女。キュクロが人間だと知り、言葉と知識を教 える。工場都市のゼノフォンのもとで職人修業 をしていたが、シャビィに実家に連れ戻される。
シャビィ・イノセンシオ
イノセンシオ家現当主にして シャルルの兄。シガンシナ区 担当憲兵団に所属。
カルディナ・バウマイスター
キュクロが外の世界で初めて得た友人で「装置」開発の同志。
ホルヘ・ピケール
訓練兵団教官。巨人を倒した英雄と謳われる元調査兵団隊長。
カルロ・ピケール
ホルへの息子で現調査兵団隊長。共に巨人と戦ったキュクロを高く評価する。
ゼノフォン・ハルキモ
工場都市の工房長。アンヘルから「装置」の開発を受け継ぐ。
アンヘル・アールトネオン
15年前「装置」と呼ばれたものを開発した人。一度は地下街へと移り住むがシャビィの説得により再び「立体起動装置」の開発に携わる元発明王
グロリア・ベルンハルト
シガンシナ区担当憲兵団隊長。 *憲兵団の有力派閥の重鎮にし て冷徹な策謀家。
ローザ・カール・ステッド
アンヘルと幼馴染だったマリアとソルムの娘。調査兵団の志願訓練兵
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