『ソウナンですか?』は2017年6月号からヤングマガジンで隔週連載している無人島サバイバル漫画
修学旅行中に飛行機事故で、墜落してしまい鬼島ほまれ・九条紫音・天谷睦・鈴森明日香の4人だけが助かり島へと上陸します。
ここからJK4人だけの島でのサバイバル生活が始まります。
可愛い女子高生4人によりスローライフ生活は、読んでいてそれだけで幸せな気持ちになれますよ!
リアルに描かれる無人島サバイバル
この手の作品は、墜落しても都合よく島に不時着しているということが多い中、いきなり海の上からのスタートというまさに絶望的な状況です。
飲み水の確保だったり雨にさらされたりと日常では感じることのできない無人島ならではの不便を感じます。
「ソウナンですか?」は、サバイバル漫画としては物資にかなり恵まれていない方です。漂着した島には少し前まで住民がいてたまたま物資が残っていたりということはほとんどありません。
漂着した物資を拾うシーンでも、リアルに浜を探したら流れ着いている物しか拾えていない
そんな中、漂着したJKの中の一人、鬼島ほまれは元軍人である父と何度も遭難したという経験を生かしながら島での生活を少しづつ豊かにしていきます。
ソウナンですが…スローライフ
無人島サバイバルと聞くと、シビアな展開がほとんどですが今作はそんな中でも、サバイバルにだけ特化した作品と言えると思います。
漫画というのは日常の生活だけ書いていても面白くないと思います。なにか非日常を描いた作品こそ読者を引き込むもの、だからこそ無人島サバイバルでは、無人島暮らしの話はソコソコにバトルシーンに突入する作品が多くなってしまう。
しかし今作では、今のところ女の子しかほとんど登場しておらず無人島とはいえ家に帰るという本来の目的を忘れてしまうほどスローライフを満喫してしまいます。
都会に住んでいたら、川の流れる音や風が木々を揺らす音なんて気にも留めないと思いますよね。人工的に作られた光のない星空はさぞ綺麗だろうなと思います。
実は、僕も山間部へ行った帰りに車を停めて空を見上げたんですが、本当にこんなに星があったのかと最近感動したところです。
そして車の光さえなければ、恐らく本当になにも見えないぐらい真っ暗だったという新しい発見もありました。
こういう普段、気付かない細かいところにこの漫画は気付かせてくれます。
サバイバル生活の中で食べられるもの
「ソウナンですか?」は、結構食料に関しては裕福ではないかなと思います。上陸した島には都合よく、猪やウサギなど食料になる生き物が多く生息していたりリアルな島でもこんなに色々と食べれるものあるのかな?思いました。
序盤では、素手で捕獲したトノサマバッタをそのまま頬張るシーンも見られます。裕福と言っても普通にJKしてたらまず体験できないような食べ物がほとんどですw
ソウナンですか?に登場する料理を少し紹介しておきます。
ウニ・海藻・セミ
ドングリコーヒー
ウナギのフルコース
カルガモフルコース
イノシシの背ロース
このように、漂流暮らしが長くなるにつれて料理もどんどん豪華になっていきます。料理に関しては多くを睦が担当しておりお嬢様育ちの紫音のワガママにほまれが乗っかり渋々、陸も手伝う羽目になることが結構多いです。
紫音が居なかったらこんなに贅沢な料理は生まれていないかも。
まとめ
絵柄を見ると、可愛いのでもう少し魔法少女的なノリでサバイバルしているのかなと思っていたら序盤は虫や貝を食べたりで結構ガチなサバイバルしています。
今作が、サバイバルにだけ特化して描けているのは男の子がほとんど登場していなかったからですね。男の子がいないので恋愛とか争いが起きない。
男の子も途中登場してしまいますが、先に救出されたほまれの父親が、一緒に遭難した宗二と累だけは見つけて救出してしまいました。飛行機が転落してすでに一カ月ほど経過しているにも関わらず救出に来たのがほまれの父親だけというのもなにか引っ掛かります。
ほまれの父親が、一人で探しに来てほまれの遭難した島に辿り着けるような場所に墜落しているはずなのに誰も助けに来ないというのもなにか今後、大きな伏線になっているように感じます。
当の、遭難しているJKたちは、他のクラスメイトの心配も一切することなくスローライフを満喫しています。遭難したのに、悲壮感のあるシーンとかがほとんどないというのもなんだかなーという感じですね。
読んでいても遭難したサバイバル漫画を読んでいるという事を忘れてしまうほどのスローライフ漫画でした。シリアスな無人島サバイバルに疲れた方は是非手に取ってみてはいかがでしょうか?
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