【ネタバレ】奥浩哉の漫画GIGANT(ギガント)感想あらすじ

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今回は、ビッグコミックスペリオールに昨年12月から新連載開始された漫画、GANTZやいぬやしきで有名な奥浩哉先生の漫画GIGANTのネタバレ記事を書いて行きたいと思います。

ギガントとはギガス(ギガース)とwikipedeiaではありギリシャ神話に登場する巨人族とあります。

GANTZ、いぬやしきでも同じく何の能力もなかった人間がある日突然、普通の人間より強い力を得るという現象が発生します。

どこか鬱屈した闇を抱えつつも前向きに生きようとする不器用な主人公達、奥浩哉先生はこのスタイルですでに2作品を大成功されていますが今回も、同じくAV女優のパピコがある日、未来人との出会いをキッカケに巨大化してしまいます。

何気ない今時の高校生の日常から、いつの間にか非日常的な世界に入り込んでいきますGANTZ、いぬやしきに通ずる異星人or未知の力を感じるストーリー。

ほかの作品と同じく奥浩哉先生の作品を見ていれば、その独特の間となぜかたまに日常シーンで登場人物の棒読みな感じがでています。

僕は他の漫画では日常シーンがあまり好きではないんですが、奥浩哉先生の地味に家の中の庶民感が出ている絵とか好きで、棒読み感もなんかツボってジワるので好きです。

 

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1巻 あらすじ

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映画監督を目指す高校生・横山田零は、大ファンであるパピコを中傷する貼り紙を町で見かける。

その夜、貼り紙を剥がそうとすると、パピコ本人が現れる。それがきっかけとなりLINEを交換するなど仲良くなります。

そんなある日、変なおじさんを助けようとしたことがキッカケでパピコが巨大化するようになってしまいます。

おじさんはランドセル、ブリーフ、カープっぽいヘルメットという風貌で前にも町の人として普通に何度か出ていてかなり違和感がありました。 ブリーフの横には超とかかれたDVDが入っています。

このDVD、中身が168時間と長丁場のDVDで「だいぶ早く来てしまったようだ、何年なんだ、どこかに表記があるはずだ」といっている事から未来人であるということがわかります。

このスマートウォッチのような物は、タッチパネルで動き、捻ると体がこのように大きくなります。

次に零がおじさんが残したDVDを見ます。零の見解では「ターミネーターに影響を受けて未来からAIの反乱を止めに来たという設定で自主制作映画を作っていた」といいます。

そこでおじさんのDVDの中身をまとめるとこうです。

  • シンギュラリティはとっくに訪れているのに平和ボケしている
  • 衛星軌道上にはすでにギガストラクチャーが建設されているが目視はできない
  • それにしてもこの時代はみんな珍妙な格好をしている。

シンギュラリティ、ギガストラクチャーといった聞きなれない言葉がでてきました。

ここまでの流れから人類に仇をなす現象がシンギュラリティでその役目を果たすのがギガストラクチャーだということが推測されますね。

漫画では一部しかおじさんの会話がわかりませんが、要所を見ている零が「AIによる反乱」という言葉が出てきていることから今後の展開はターミネーターのようなものになるのかもしれません。

ETEという小学生を中心に爆発的に広まっている投票制のサイトユーザーから世紀末っぽいお願いを集めているサイトなんだそうです。

実際に、「投票でウ○コが降る」と決めた後、すぐに振りだしたり、「イケメン俳優がマッパで新宿を走る」が投票されれば実現、関東に震度5の地震も実現しています。

このようにTwitterを取り入れたりネットの掲示板や広瀬すず、安倍晋三などその時の時期ネタキーワードを積極的に取り入れるところも、奥浩哉先生の漫画が広く親しまれる理由の一つだと思います。

 

2巻 あらすじ

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2巻ではETEというサイトが徐々にエスカレートしてきて飛竜が空を飛んでいたり、UFOが空を飛んでいたりとストーリーの端に異変が起き始めている中、零とパピコは付き合い始めます。

すっかり仲を深めあった二人の前に、破壊神が東京に降臨、人口が100万人になるという投票が一位になります。

破壊神までしっかりデザインしてありそのままの破壊神が東京に現れ破壊を始めます。
こういった現象は日本だけでなくNYでも始まっているようです。

両親と六本木に来ていた零のピンチに溜まりかねたパピコはいよいよウルトラマンのように巨大化して破壊神の元へ向かいます。

 

3巻 あらすじ

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怒るとパワーアップ、破壊ボールを作るという破壊神に対しただ大きくなっただけのパピコ、不利に思えた戦いですが、意外にも簡単にパピコの勝利で終息してしまいます。

戦いが終わってすぐに零を見つけ抱き合う二人でしたが、その姿を両親に見つかってしまいます。戦っていた女形の巨人と酷似しているパピコを見て両親はすぐに破壊神と戦っていたのはパピコだとバレてしまいます。

零に彼女ができたこと自体、あまりよく思っていなかった母親は、パピコの髪型を見て嫌悪感を露わにし、更に、年齢が24歳だと聞いて怒ります。

元々、未成年と関係を持つことが悪いことだと分かっていたパピコも悲しみます。

更にパピコは破壊神を倒す際に1000人を犠牲にしてしまったとして逮捕されます。
ETEのサイトの住人達は、自分たちの投票が覆されたとしてかなり悔しそうな反応を示します。

パピコがいなくなってからというもの巨人が横行し始め、東京の人口100万人に向けいよいよETEが本気を出してきました。

 

GIGANT(ギガント) 登場人物・キャラクター一覧まとめ

横山田 零(よこやまだ れい)

映画プロデューサーの父親を持つ映画監督志望の男子高校生。

 

パピコ(ちほ・ヨハンソン)

零の好きな女優。本名はちほヨハンソン。元大工のスウェーデンの父親を持つ。恋人の竜二と同棲している。

 

藤崎

美人のクラスメート。

 

竜二

パピコのDV彼氏。

 

もち

パピコの飼い犬。コーギー系。

 

謎のオジサン

パピコのカラダにダイヤルを埋め込んだ謎の人物。交通事故に遭い、人形に変化する。

 

まとめ

GANTZ、いぬやしきとアニメ、実写化されていますが、サスペンス的な表現とSF要素が上手く絡み合い、最後には素晴らしい感動を魅せて貰えました。奥先生曰く、このGIGANTに関しては映像化されることなど全く考えずに突っ走るそうです。ツイッターでご本人が発言されています。

奥先生が一体この作品において何を描くのか、読者に何を見せてくれるのか。
楽しみでなりません。

ただこれまでの作品は実写化やアニメ化されていますがパピコが全裸で戦うというこの作品は子供向けにはちょっと厳しいかもしれません。
せっかく、実力も実績もある作者さんなのにそこらへんは凄くもったいない気がします。

 

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