今回はゾンビホラー漫画、アイアムアヒーローについて書いていきたいと思います。
この手の漫画は一話からゾンビが現れて暴れまわりますが、アイアムアヒーローはゾンビ漫画とは思えないほど、スロースタートします。
なにも知らないで読み始めると、漫画家の恋愛を描いた作品と思われそうですが、一巻の最後に主人公の英雄の彼女「てっこ」がゾンビ化する前にニュースだったり、英雄が目撃する交通事故の現場でケガをしたまま歩く人がいたり、ニュースキャスターが急病で休んだりゾンビの存在はチラホラしています。
あらすじ
漫画のタイトルにもなっているアイアムアヒーローは主人公英雄(ひでお)が読み方を変えると(えいゆう)とも読めることからきています。
35才売れない漫画家で今はアシスタントとなりいかにもモテなさそうで、自転車の二人乗りの運転もできない英雄
この世界でほかの人より長けている点は銃を持っていて扱える知識もあるという点です。
この漫画では、英雄をはじめ、イジメを受けていた人や引きこもりだった人、不良などこれまでの社会に劣等感を持っている人が多く登場して活躍します。
銃を他人に触らせるだけでも犯罪なんだよという英雄でしたが、世界がゾンビ化していくなかでどんどん犯罪に手を染めていきます。
羨ましいことに綺麗で気の強い小田さんと女子高生の比呂美と行動を共にします。
世界がゾンビ化してサバイバルが始まったらこんな暮らしもいいなぁなんて思ったりしますが、英雄の彼女の黒川徹子(てっこ)は血管が浮き出て理性もほとんど残っておらず噛まれると同じようなゾンビになります。
この漫画ではゾンビ化した人をゾンビと「DQN」と掛けているのでしょう「ZQN」といいます。
次に注目されるのが、金属バッドを持った男は来栖という人物で、ZQN化した人を虐めるというショッキングな動画を公開していた人物です。
この動画はZQNが往来し始めるまでは、見向きもされなかったそうですが、世界がZQN化してからというものZQN化していない人達から密かに崇められています。
来栖は半感染で驚異的な身体能力を持ったり、ZQNと意思疎通出来たりします。
終盤ではZQN化した人々が集まり、巨大ZQN化します。そこに女子高生の比呂美も取り込まれるんですが、
- ZQN達は南へ向かっていた。
- 意思を一つに統合するという目的を持っていて最終対決の場所となったサンライズ60というビルと「巣」と呼んでいた。
- 比呂美はZQN達の女王的存在だった。
- ZQNとは何だったのか?
などなど大よその読者がアイアムアヒーローを読み進めてきた原動力にもなっていたであろう謎を残し、英雄は平和な世界で一人農作業を始めます。
なぜかこのころZQNは居なくなっています。多くの謎を残しアイアムアヒーローは完結してしまいました。
まとめ
様々な謎をぶん投げて終わったアイアムアヒーロー、最終巻前までは普通のゾンビ漫画として面白かったんですが、モヤモヤ感が残る作品でした。
漫画を深読みして芸術性?みたいなものが分かる人には面白いかもしれませんが、一般の多くの人には「えっ?これで終わり?」ってなると思います。
人にオススメするときは注意したほうがいいかもです^^;
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