週刊少年ジャンプで連載中の、芥見下々先生による人気ダークファンタジー漫画『呪術廻戦』
今回はその呪術廻戦で登場する術式についてまとめていきたいと思います。
術式とは?
呪術廻戦における術式とは、基本的に生まれながらに体に刻まれており、簡単な術式や式神は別として別の術式を覚えることは出来ない。
血統によりある程度、遺伝することもあるようで、狗巻家の呪言、五条家の無下限術式などがこれに当たります。
ただし、例外、突然変異も多く存在していて、夏油などは非術師の親から生まれていたり、加茂憲紀は、正室の子から術式を継いだ子供が生まれなかったため加茂家に迎え入れられています。
種類も多く存在しハンターハンター分類でいうと、強化系、操作系、変化系、放出系、具現化系、特殊系と分けれそうです。
あべこべ
第94話から登場、 粟坂二郎が使用、威力の大きな攻撃を小さく、小さな威力の攻撃を大きくしてしまうという術式でビルからの落下にも耐えれます。
空気抵抗などあまりにも小さな衝撃とあまりにも大きな衝撃は対象外
傀儡操術(かいらいそうじゅつ)
第37話から登場した傀儡操術は、傀儡を自在に操る術です。作中では、天与呪縛によって広大な呪力操作を可能としていたメカ丸が使用していたことで日本全土に操作範囲が及んでいましたが、パンダが会場内か、外に術者がいると推測していたことから一般的には操作範囲はそこまで広くなさそうです。
使用者である与幸吉は体が不自由の為、どうやって傀儡を作ったのか疑問ですが、傀儡操術はメカ丸等の傀儡を作る能力でもあるとされています。
逕庭拳(けいていけん)
第20話から登場、元々は、虎杖の身体能力に呪力操作が付いてきておらず、体の後に呪力が付いてきていたことから二度の衝撃を生むという悪癖の副産物でした。
最近ではこれを狙って出しています。五条先生もこれは大きな武器になると評価していました。
構築術式(こうちくじゅつしき)
第42話の真希VS真衣戦で使用、自らの呪力を元に0から物質を生み出すという凄い能力、膨大な呪力、体の負荷と引き換えではありますが、その効果は永続します。
実際に使用している禪院麻衣は、銃弾を一日に一発作るのが限界。
作中で、真衣はリボルバーを選び弾を生成していますが、呪力によってはまだ大きなものも具現化できるのではないかと思います。
黒鳥操術(こくちょうそうじゅつ)
第102話から登場、鳥を操作する術式、鳥と視覚を共有したり、鳥に命を掛けた「縛り」強要することにより本来微弱なはずの鳥の呪力制限を消し去り攻撃します。
この術式を防げた人間は五条悟以外存在しないそうです。
触燗腐術(しょくらんふじゅつ)
第60話から登場。触燗腐術。 粘膜や傷口に自身や自身の兄弟の血を対象に入れることによって 発動が可能。発動させることによって侵入箇所から腐食させることが可能。 早ければ10分くらいで骨だけにしてしまうらしい。
芻霊呪法(すうれいじゅほう)
第5話から登場、相手の欠損した部分と藁人形を共に呪力を込めた釘で打つことでダメージを与えたり、釘を直接、敵に打ち込んでダメージを与えたりする。
「共鳴り」で、対象とされた相手と術者との間には呪術的な縛りが大きくなっており、自らにダメージを与えることでダメージを返す呪詛返しとしても使われています。
このことから、壊相、血塗に対しては天敵となっています。
赤血操術(せっけつそうじゅつ)
第43話から登場、 自身の血が付着したものを操作することが出来る術式
自身の体温、脈拍、赤血球量、血中成分を 操作することによって身体能力をアップさせることが出来たり、自らの血を少量付着させることで物理法則無視の矢を放ったりすることができる。
十劃呪法(とおかくじゅほう)
第20話から登場、対象の長さを7対3で線分した時に弱点とする部分を作り出すことが出来る術式
全身を分類という訳ではなく、腕、頭などパーツごとにも分類できます。
対象は人だけに留まらず、十劃呪法「瓦落瓦落」(とおかくじゅほう がらがら)では物にすら弱点を作っています。
呪言(じゅごん)
狗巻家相伝の術式、第17話で登場、言葉に呪力を乗せて発した言葉を現実にしてしまうという術式
相手の力量によって自らも喉を傷めたり、最悪自分に返ってくる場合もあります。
呪霊操術
取り込んだ呪霊を操作できるという操術、取り込むには呪霊を飲み込む必要があるのですが、呪霊は吐瀉物を処理した雑巾のような味をしているそうです。
階級が2級以上離れている呪霊は降伏なしで取り込むことができ、既に主人がいる呪霊は取り込めませんが、その場合主人を倒したら取り込める。
取り込んだ呪霊の術式の精度は取り込んだ時点で成長を止めます。
シン・陰流
第35話で三輪が初使用、刀身を呪力で覆い鞘の中で加速させる「抜刀」
ただ刀を振るっているようにしか見えません。
十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)
第1話から登場、禪院家相伝の影を媒体に式神を生み出すという術式、術師にはまず玉犬が与えられ、共に調伏の儀を済ませることで扱える式神を増やしていきます。
現在登場しているのは7種類「鵺」「大蛇」「満象」などがいますが、「八握剣 異戒神将 魔虚羅(やつかのつるぎ いかいしんしょう まこら)」を使役できた歴代十種影法術師の中では、一人もいないそうです。
宿儺からは応用が効くと評価されている通り、式神同士を組み合わせて使うことで術の幅を更に広げています。
来訪瑞獣(らいほうすいじゅう)
第95話から登場、顔を隠すことで自らを霊媒とし「獬豸」「霊亀」「麒麟」「竜」の瑞獣が持つ能力を降ろす術式。
氷凝呪法
第135話から登場、裏梅が扱う氷を操作する呪法。
不義遊戯(ぶぎうぎ)
第35話から登場、手を叩くことによって 自身(自分以外も可能)と相手の位置を入れ替えることが出来る術式。
フェイントとして手を叩いても術式を発動しないようにすることも出来ます。一定以上の呪力があるものが入れ替えの対象です。
付喪操術(つくもそうじゅつ)
第35話から登場、第135話では裏梅にも攻撃を喰らわせています。
ホウキを振るうことによって、風の刃的なものを 飛ばして攻撃を行います。
付喪とは、年月を経た道具に神や精霊が宿ったという意味だそうで、このホウキにも相当な年季が入っていると思われます。
京都交流会で使われたときは、呪言を警戒していホウキ威力を調整して使われていたのですが、本来の出力はかなり相手にダメージを負わせることができるようです。
無為転変
第22話で登場、魂に触れることで体の形を変えることが出来るというもの
自らの体も強化できますが、自らの場合ノーリスクで使うことができます。
激震掌
第39話で登場、ゴリラモードで使用。激震掌で相手を攻撃することによって内部にまでダメージを与えることが出来る。
ただしゴリラモードはゴリゴリに呪力を消費します。
無下限術式
第15話より登場、原子レベルの呪力操作が必要なため六眼持ちしか扱えない五条家相伝の術式。
無限を現実に持ってくる術式で、五条悟は常に自らの周りに無限を張っており五条悟に近づくほど物体が遅くなっています。
空を浮いたりしているのは五条悟と地面との間に無限が張られているからで、浮いているというより2つの距離が遅くなっているんだそうです。
作者の芥見先生も実はよくわかっていないのか「数学の修士号を取ってる編集者に監修してもらったら『解釈が間違ってますね』って言われた」そうです。
僕も難しすぎてよくわかりませんでしたw
まとめ
今回は、呪術廻戦の術式についてまとめてみました。
多くの漫画では、たくさんの技が登場して分かりにくくなっていたりしますが、呪術廻戦ではキャラも少なく技も少ないのでよりわかりやすいように感じます。
今後も新たなる技が登場するのか?無下限術式を超える技が出るのか期待したいところですね。
コメント
ありがとうございます