【漫画】「OUT-アウト」ベストバウト集!名勝負だらけの不良漫画

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今回は、不良漫画OUTにおける名勝負をまとめてみました。OUTといえば芸人『品川裕』が書いた「ドロップ」の登場人物で品川の同級生である「井口達也」という実在の人物の実体験を基に書かれた漫画です。

井口達也さんで検索してみると、画像も出てきますが実際に強面で漫画の達也よりゴツくてかなり強そうですw

不良漫画といえば喧嘩がメインですが、OUTの場合、実体験を基に書かれているので実際に喧嘩となった背景やOUTの世界に生きているその人が背負っている立場や責任の重さなども描かれています。

ただただ意味もなく喧嘩ばかりしている作品とは少し違うように感じました。特に象徴的だったのが、

想像してみてほしい…あなたが今、10代の少年だったとして目の前に100人近い人間がいたとする。

どんな方法を使ってもいい…。 あなたはその者達をまとめ上げることが出来るだろうか?

もし出来ると自信を持って言えるのであれば… 恐らくあなたは普通の存在ではないだろう…

それはOUTの世界でも同様である…。そんな稀有な存在が二人… 今…相まみえようとしていた…

この一文ですね。多くの人は社会で集団生活をしているとは思いますが、その中には人の上に立っている人もいます。この社会の関係はお金で成り立っています。しかしOUTの世界では不良少年たちに、給料を払っているわけではないので、リーダーだからと言って従うこともないでしょうし

あわよくば自分がリーダーになろうとする人のほうが圧倒的に多いハズです。そんな中、チームを代表者として戦う二人の戦いなどと考えさせられることが多々あります。

こういった背景が加わることでよりOUTの戦いは面白いことが多いんですね。
体格差や格闘技経験など色々な要素も加わっている上、不良漫画では美学ともされる素手
この禁を結構平気で破って武器を平気で使う人が多いのもOUTの特徴で、また面白い戦いが増えています。

やはり注目の対決は、主人公である井口達也の戦いです。達也は作中ではそこまで強いほうでもないんですが、その場で機転を利かせて勝つという漫画らしい勝ち方が多いので絵になります。

というわけで、今回は「OUTベストバウト」と題して、OUTの名勝負を発表していきたいと思います。

 

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OUTベストバウト

下原一雅 VS 張川純也

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3巻 24話~

事の発端は、爆羅漢のメンバーが単車で張川率いるNFのメンバーの車にブツケテしまったことから始まります。北松戸最大のチームとも言われる張川はこのことに対して100万を一雅に要求してきます。

一雅も、チームの頭としてのプライドがあるので当然断ると思われましたが、話の持って行き方が上手い一雅は、まずこの要求された100万円をすんなりと渡します。

その後、自分と100万円を掛けてタイマンを張らないかと張川に持ち掛けます。戦いに自身のある張川はこれを喜んで快諾、柔道の特待生だった張川に、弟の賢三ですら一雅の負けの可能性を仲間に伝えていますが、結果は無傷で一雅の勝利に終わっています。

体格的にもどうみても不利なこの戦い、一雅の格闘センスの高さが良くわかった戦いでした。

 

長嶋圭吾 VS 下原孝二

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5巻 39話~

斬人VS爆羅漢の二戦目となる戦い、斬人特攻隊長で全国クラスの剣道経験者の圭吾と2m近い身長の孝二との戦い、タイマンでは武器を持たないという圭吾の素手での戦いが見られます。

お互いに長物を持っての戦いに慣れている圭吾は孝二との圧倒的な体格差があり、圧倒的に攻撃を受けながら、一発も決め手となる攻撃を受け付けませんが1t以上のキック力を誇る孝二はガードの上からでもダメージが通るキックを放ちます。

体術面においては圭吾の方が上でしたが、この時圭吾は怪我を負っており更に圧倒的な体格差の前に遂にいいパンチを貰ってしまいます。

しかしそれすらも布石で、圭吾の一撃は本来ならば勝負アリのところですが、孝二も執念で圭吾に喰らいつこうとするところで斬人総長である丹沢から「まいった」とストップが掛かります。

この時圭吾は、前回の戦いの怪我でこれ以上戦えない状態になっていたための措置でした。
もし怪我がなかったらどうなっていたのかも見てみたい勝負でした。

 

安部要 VS 下原孝二

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2巻 13話~

因縁の対決となった斬人と抗争中の爆羅漢

孝二のパンチは要を宙に浮かせるほどの力がありましたが、要も100キロはあるであろう孝二の体を宙に浮かせるほどの強烈なパンチを放ちます。2m近い孝二と188cmの要との超肉弾戦は見物です。

 

井口達也 VS 下原賢三

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4巻 35話~

要の仇として始まったこの戦い、事の発端は要が爆羅漢に襲われる以前、要は達也と戦っており大きなダメージを受けていました。そのため爆羅漢に襲われたときに敗れています。

その時のケジメとして斬人の助っ人となった達也はVS爆羅漢戦の先鋒に選ばれます。

下原三兄弟の中では喧嘩が苦手とも思われるような賢三ですら、達也との格の違いがワンコンタクトで周りに分かるほど力の差があったようですが、結果は達也の勝利に終わっています。

賢三との力の差をどうやって埋めるのかに注目ですね。

 

井口達也 VS 田口勝

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7巻 58話~

斬人の遊撃隊長である田口と達也の戦い、中学時代は柔道重量級県チャンプだったという田口と生粋のストリートファイターである達也との対決です。

爆羅漢との戦いで達也が参加したことにより代表に選ばれなかったことを逆恨みしていた田口は、お互いに斬人や要というシガラミがあったため戦うことが出来ませんでしたが、この時、遂にお互いの我慢の限界を超えて戦いに発展します。

体格差と実力は明らかに達也が不利ですが、この状態からでも達也は挽回してしまう辺り流石、戦い慣れしています。

 

角田瑛二 VS 春川剣一郎

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8巻 68話~

爆神蜘総長でワンパンのハルケン対ベンチプレス300キロを挙げるというニカクのパワー対決、喧嘩で敗れたという噂すらほとんど聞いたことがないというハルケン、仲間ですらニカクの敗北を感じ取っていましたが一発でニカクが勝利しています。

 

目黒修也、田口勝 VS 角田瑛二

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14巻 127話~

雲隠れしているリーダーである丹沢をおびき出すための餌として狙われている目黒は自らが捕まることは許されないという状況

兄であるイッカクをギリギリのところで倒した目黒と兄を慕っているニカクの因縁の対決
となりました。田口にしてみれば親友である目黒と、因縁のあるニカクとの戦いでした。

怒りのあまり公園のベンチをコンクリごと引っこ抜いてしまうほどのパワーを見せつけるニカク、すでに格上のイッカクとの戦いで満身創痍だった目黒は、フルパワーのニカクに会うだけでおしまいです。

そんな二人が遂に出会ってしまいます。「よう目黒」と声を掛けたニカクに対し「クソッタレが…」と諦めたかのような目黒

しかし、目黒は諦めずにニカクに攻撃を仕掛けます。並の相手ならこれで切り抜けられるでしょうがそこは悪魔的強さを誇るニカクです。

目黒の攻撃を全て受けた上で「レベルが違う」といい目黒を見下げます。
完全に終わったかと思ったその時、裏切っていたと思っていた田口が助っ人として現れます。

しかし、怖い先輩として君臨していたニカクにすっかり負け癖が付いている田口は腰が引けていてまたしてもピンチとなります。

 

丹沢敦司 VS 下原一雅

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5巻 49話~

チームの頭として冷酷な一面を見せながら普段はおっとりとした雰囲気を出すという似た者同士の戦いとなったこの戦い、壮絶な戦いを繰り広げた前2試合とは違い

お互い腹の内を見せない二人らしいスタートは話し合いからのスタートとなります。

頭一つ分ぐらいの身長差とNFの張川を圧倒した実力を見せ、次男孝二とも正面から戦って一度も負けていないという前評判の一雅に対し、丹沢はその実力のほどがわからなかったためこの戦いはかなり不利に見えました

丹沢は女性のような顔や体つきのためそこまでは強くないだろうと踏んでいましたが、終わってみれば丹沢のワンパンで勝負が決まっており丹沢の圧倒的スペックを見せつける形となりました。

この後、丹沢はほとんど今も戦いという戦いはありませんが、それでもこれまで斬人の頭として絶大な存在感を放つに足る一戦でした。

 

井口達也 VS 安部要

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1巻 1話~

現在のOUTで名勝負を決めるとしたら、この達也と要の戦いでしょう。

OUTが始まったばかりのころ、更生生活をスタートしたばかりの井口達也がコンビニに立ち寄った時に、要と出会います。

喧嘩の原因はコンビニに入るときに、目が合っただけという小さいけれどよくあるパターン
要はこの時、達也のことを不良とは思っておらず”真面目っ子”と呼んでいます。しかし要はそのことで腹を立てた達也の顔を見てすぐに達也がどういう人間か理解しています。

OUTをずっと読んでいると、ストーリーのキーマンとなる井口達也と斬人の副総長を務める要の戦いというのは、今やれば周りを巻き込んでの大規模な争いに発展しかねません。

そんな二人が、なんの後腐れもなく一個のライターを掛けて全力で戦うこの戦いはOUT史上でもトップクラスの戦いでした。
最後は、達也が買って要からライターを受け取りますが、この戦いが無かったらOUTは始まっていなかったと思うと感慨深いものがあります。

 

まとめ

今回は、OUTベストバウトということで、記事にしてみました。やはり達也と丹沢のカリスマ性は群を抜いていますね。

他にも三浦祐也や、弦巻良樹など狂乱鬼の面々との戦いは避けて通れないところでしょう。

18巻の最後では達也と丹沢の二人の戦いがスタートしています。丹沢とも良樹とも交流のある達也がいきなり丹沢を襲ったのにはなにか裏がありそうです。

達也からしてみれば武器をもったところで丹沢に通用するのかどうか疑問ですが、今後もOUTの戦いは更に白熱していくと思いますので期待しましょう!

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