
週刊少年ジャンプでの連載中から、常に読者の間で議論を巻き起こしてきた『チェンソーマン』。
多くのファンが熱狂する一方で、「つまらない」「面白くない」といった声も少なからず聞かれます。
なぜ、これほどまでに評価が分かれるのでしょうか。
今回は、チェンソーマンが面白くないと言われる理由を深掘りしつつ、その一方で熱狂的なファンを生み出す魅力についても徹底的に考察していきます。
作品をまだ読んだことがない方や、途中で読むのをやめてしまった方も、この記事を読めば、チェンソーマンの真の面白さに気づくかもしれません。
『チェンソーマン』の作品概要とあらすじ
まずは、記事の前提として『チェンソーマン』の基本情報をおさらいしておきましょう。
『チェンソーマン』は、2018年から週刊少年ジャンプで連載が開始されたダークファンタジー漫画です。
作者は、天才的なストーリーテラーとして知られる漫画家・藤本タツキ。
第1部「公安編」は2020年に完結し、その後アニメ化が決定しました。
さらに、2022年からは少年ジャンプ+で第2部「学園編」が連載されています。
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『チェンソーマン』とは?
本作の舞台は、悪魔が人々に恐怖をもたらす世界です。
公安のデビルハンターが、人々の生活を脅かす悪魔を討伐する様子が描かれています。
藤本タツキは、高校生時代から投稿サイトに漫画をアップし、大学卒業後にプロデビューを果たしたという異色の経歴を持ち、その独自の作風はチェンソーマンにも強く反映されています。
『チェンソーマン』のあらすじ
物語の主人公は、借金返済のためにヤクザに雇われてデビルハンターをしている少年、デンジです。
彼は相棒のチェンソーの悪魔ポチタと共に、悪魔を狩る貧しい日々を送っていました。
しかし、ある日ヤクザに裏切られ、命を落としかけてしまいます。
その時、ポチタがデンジの心臓となり、デンジはチェンソーの悪魔へと変身する能力を手に入れました。
その後、公安のデビルハンターであるマキマに気に入られたデンジは、彼女に飼いならされる形で、公安のデビルハンターとして活動することになります。
当初は「銃の悪魔」を倒すことを目標にしていましたが、物語が進むにつれてデンジの心臓が特別なものであることが判明し、様々な勢力から狙われることになっていくのです。
なぜ『チェンソーマン』は面白くない・つまらないと言われるのか?
チェンソーマンは、多くの読者から「面白い」「天才的」と称賛される一方で、なぜ「面白くない」「つまらない」という評価も受けてしまうのでしょうか。
その理由を、いくつかの側面から考察します。
理由① 主人公の名前と表紙がB級感満載だから
多くの少年漫画では、主人公にカッコいい名前がつけられたり、洗練されたデザインが施されたりします。
しかし、チェンソーマンの主人公は「デンジ」という一見するとごく普通な名前で、変身後の姿も「チェンソーの悪魔」という、少年誌の主人公としては異質なものです。
見た目も、頭からチェンソーが生えた姿は、お世辞にも「カッコいいヒーロー」とは言えません。
このB級映画のような雰囲気や、一般的なヒーロー像と異なる主人公像が、一部の読者にとって「面白くない」という印象を与えてしまうのかもしれません。
理由② 展開が分かりにくいから
チェンソーマンは、グロテスクで派手なバトルシーンや、一癖も二癖もあるキャラクターが多数登場します。
そのため、物語の進行が早く、説明が少ないと感じる読者も少なくありません。
特に、物語の途中で「デンジの心臓を狙う刺客」との戦いから、いつの間にかマキマがラスボスになるという怒涛の展開は、多くの読者を置いてけぼりにしました。
「読者が物語を理解しようと努力しなければならない」という点が、わかりにくさにつながり、面白くないと感じる要因になっているようです。
理由③ 独特な画力に抵抗があるから
近年の少年漫画は、デジタル作画による緻密で美しい絵柄が主流です。
一方で、チェンソーマンは、良くも悪くも荒々しいタッチで描かれています。
この独特な画風が、読者によっては「画力が低い」「絵が汚い」と感じられてしまうことがあります。
ちなみに、作者の前作『ファイアパンチ』はもう少し画力が高い作品だったため、チェンソーマンではわざと画力を落としているという見方もあります。
しかし、綺麗な絵を求めている読者にとっては、画力の拙さが「つまらない」という評価につながってしまうのは否めません。
理由④ ターゲット層が不明だから
週刊少年ジャンプの連載作品は、基本的に少年向けの「友情、努力、勝利」をテーマにしたものが王道とされています。
しかし、チェンソーマンはグロテスクな描写や残酷な展開が多く、明らかに少年向けとは言い難い作風です。
「少年誌なのにこんな内容でいいのか?」と感じる読者もおり、ターゲットが不明瞭であるという声が上がっていました。
このターゲットの不明さが、幅広い読者に受け入れられにくい一因となっているのかもしれません。
理由⑤ 物語の目的がブレているから
少年漫画では、「最強の敵を倒す」といった明確な目標が掲げられることが一般的です。
チェンソーマンも当初は「銃の悪魔を倒す」という大きなテーマがありました。
しかし、物語の途中で銃の悪魔はすでに倒されていることが判明し、それ以降は大きな目的が見えなくなります。
倒すべき相手がいない「目的の不明さ」が、勧善懲悪を好む読者にとって「面白くない」「つまらない」と感じる原因になっているようです。
理由⑥ バトルシーンがグロテスクだから
少年漫画の主人公は、必殺技を繰り出して敵を倒す、爽快なバトルが描かれることが多いです。
しかし、デンジには必殺技がなく、チェンソーを振り回し、血みどろになりながら敵を倒します。
この暴力的な描写や、腕がちぎれるなどのグロテスクな表現が苦手な読者もいるようです。
「見ていて気持ち悪い」という感想が、「つまらない」という評価につながることもあります。
理由⑦ 主人公に共感できないから
『ドラゴンボール』の孫悟空、『NARUTO -ナルト-』のうずまきナルト、『BLEACH』の黒崎一護など、少年誌のヒーローは読者が憧れる存在であることが多いです。
一方で、デンジは「女の子の胸を揉む」といった欲望に忠実で、行動がめちゃくちゃなキャラクターとして描かれています。
この人間くさいキャラクター性が、一部の読者にとっては「憧れの対象にならない」「共感できない」と感じられてしまうようです。
理由⑧ 女性キャラクターがかわいくないから
画力が低いという評価と関連して、「女性キャラクターがかわいくない」という声も聞かれます。
多くの漫画ファンは、魅力的な女性キャラクターに惹かれて作品を好きになることが少なくありません。
チェンソーマンの女性キャラクターは、絵柄の好みによって評価が大きく分かれ、万人受けする容姿とは言えないため、これが「面白くない」という評価につながることもあるようです。
『チェンソーマン』が面白いと評価される魅力
賛否両論を巻き起こす一方で、チェンソーマンには多くの読者を虜にする独自の魅力があります。
なぜ、熱狂的なファンを生み出すのでしょうか。
魅力① まともなキャラクターがいないからこそ面白い
チェンソーマンには、主人公のデンジをはじめとして、まともなキャラクターがほとんどいません。
しかし、それが逆に「先が読めない」「次に何をするかわからない」という面白さを生み出しています。
キャラクターたちが常識外れの行動をとるからこそ、予測不能なストーリー展開が生まれ、読者は常に新鮮な驚きを味わうことができます。
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魅力② 壮絶で容赦ないバトルシーン
チェンソーマンのバトルシーンは、グロテスクな描写が多い一方で、その容赦のない描写が「リアルでカッコいい」と評価するファンも多いです。
デンジが血みどろになりながら戦う姿は、従来のヒーロー像とは異なる、「泥臭いカッコよさ」を表現しています。
必殺技に頼らず、あくまで力と力でぶつかり合うバトルは、読者に強烈なインパクトを与えています。
魅力③ 圧倒的な強さを持つ女性キャラクターたち
チェンソーマンには、マキマやパワー、レゼなど、圧倒的な強さを持つ女性キャラクターが多数登場します。
特にマキマは、多くのデビルハンターを翻弄し、物語の終盤ではラスボスとしてデンジの前に立ちはだかりました。
「女性キャラクターが強い」という点が、性別に関係なく多くの読者から支持される理由の一つです。
魅力④ 緻密に張り巡らされた伏線
一見すると「わかりにくい」と評されるストーリー展開ですが、実は様々な場所に緻密な伏線が張り巡らされています。
第1部の終盤では、物語序盤からの伏線が一気に回収され、読者はその巧みな構成に驚かされました。
藤本タツキは、読者に伏線だと認識させないまま物語を進めるのが非常に上手い作家であり、何度も読み返すことで新たな発見があるという点も、チェンソーマンの大きな魅力となっています。
魅力⑤ 『週刊少年ジャンプ』で連載されたからこその新境地
チェンソーマンは、グロテスクな描写から、青年誌で連載されていてもおかしくないと言われていました。
しかし、あえて少年誌である週刊少年ジャンプで連載されたことで、新たなファン層を開拓し、「ジャンプにもこんな漫画があるのか」という驚きを与えました。
少年誌の枠組みの中で、藤本タツキの作家性が最大限に発揮され、チェンソーマンは「週刊少年ジャンプのグロ漫画」という新しい境地を切り開いたと評価する声も多いです。
読者の心を掴んだ『チェンソーマン』の名言集
『チェンソーマン』は、登場人物が破天荒な言動をとる一方で、読者の心を揺さぶる名言も数多く生み出しています。
ここでは、特に印象的な名言をいくつかご紹介します。
名言① 早川アキの「自分の死に方には興味ない」
未来の悪魔と契約した早川アキは、未来の悪魔から「最悪の死に方をする」と告げられ、「死に方を聞きたいか?」と問いかけられます。
しかし、アキは「自分の死に方には興味ない」と答えました。
これは、自身の死よりも、目の前の敵を倒すこと、そして大切な仲間を守ることに集中しているアキの覚悟を表しており、多くの読者の心を打ちました。
名言② 姫野の「私の全部をあげるから…」
沢渡アカネとの戦いで、絶体絶命のピンチに陥った姫野。
仲間である早川アキを助けるため、彼女は契約している幽霊の悪魔に「私の全部をあげるから…ゴーストの全部使わせて…」と語りかけます。
自己犠牲を厭わない姫野の覚悟が表れたこの言葉は、多くの読者に感動を与えました。
名言③ デンジの「じゃあ夢バトルしようぜ…」
ヒルの悪魔に「女性の胸を揉む」というささやかな夢を馬鹿にされたデンジ。
彼は「みんな偉い夢持ってていいなぁ!!じゃあ夢バトルしようぜ!夢バトル!!」と叫び、激怒します。
この言葉は、デンジの素直で人間らしい一面を表しており、彼の行動原理を理解する上で非常に重要なセリフです。
『チェンソーマン』に対する読者の評価と感想
チェンソーマンは、その賛否両論な作風から、読者の間で様々な感想や評価が飛び交っています。
SNS上では、以下のような声が多く見られました。
感想・評価:わかりにくいけれど面白い
「チェンソーマンは、展開が早くてわかりにくい部分もあるけど、そこが逆にクセになって面白い」という意見が多く見られます。
物語の複雑さや、行間の多さが、読者の想像力を掻き立て、作品への没入感を高めているという見方もあります。
感想・評価:パワーが可愛い!
女性キャラクターの容姿については賛否両論ありますが、サブヒロインであるパワーについては「可愛い」という声が圧倒的に多いです。
見た目だけでなく、破天荒な性格や、デンジとのコミカルなやりとりも人気の理由の一つです。
感想・評価:2部が楽しみ!
第1部完結後も、多くのファンが第2部の連載を心待ちにしていました。
「11巻まで読んだけど、やっぱりパワーなんだよなぁ」「2部も楽しみ」といった声は、作品全体の面白さに対する高い評価を物語っています。
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まとめ:賛否両論を巻き起こす『チェンソーマン』の魅力
本記事では、チェンソーマンが面白くない・つまらないと言われる理由と、その一方で熱狂的なファンを生み出す魅力を考察してきました。
B級感漂う主人公、予測不能なストーリー、独特な画風など、従来の少年漫画の常識を覆す要素が、チェンソーマンの評価を二分する要因となっています。
しかし、その「めちゃくちゃさ」こそが、読者の心を掴んで離さない最大の魅力なのです。
緻密な伏線や、個性的なキャラクター、そして読者の心を揺さぶる名言の数々が、作品に深みと面白さを与えています。
まだチェンソーマンを読んだことがない方も、この記事を参考に、賛否両論を巻き起こす異色のダークファンタジーの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
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