
「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」の主人公メイプルとは?
「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」、通称「防振り」は、VRMMOゲーム「NewWorld Online」を舞台に、主人公メイプルの冒険を描く人気作品です。
本記事では、このゲーム世界で「最強」と評されるメイプルの驚異的なスキルや能力、そして装備の全貌を徹底的に解説いたします。
彼女がなぜそこまで強大な存在となったのか、その秘密に迫るとともに、一部の読者から挙がる「ご都合主義」といった賛否両論の声についても深掘りしていきます。
2016年から「小説家になろう」で連載が始まった原作小説は、2017年に書籍化され、イラストは狐印が担当しています。
アニメシリーズは2020年に第1期が放送開始され、そのユニークな世界観とメイプルの圧倒的な活躍で瞬く間に人気を博しました。
2023年には第2期が放送され、多くのファンを魅了しました。
さらに、2025年12月現在、アニメ第3期の公式発表はまだありませんが、過去の放送間隔や原作のストック状況から、2026年頃の放送開始が有力視されています。
ファンからは次なる展開への期待が大きく高まっています。
また、2025年9月10日には、メイプルの親友であるサリーの視点から描かれた外伝小説「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 外伝1」が発売されており、本編では語られなかった新たな側面が明かされています。
原作小説は2025年2月にウェブ版が完結し、書籍版も続刊が発売され、2023年2月時点でシリーズ累計発行部数160万部を突破する大ヒットを記録しています。
メイプルのプロフィール
メイプルは、その愛らしい容姿と裏腹に、ゲーム内で「歩く要塞」「ラスボス」といった異名を持つ異色の主人公です。
本名は本条楓といい、ゲーム名を自身の名前「楓」を英語にした「Maple」から取っています。
身長145cmと小柄な体格に、アホ毛が特徴的な黒髪が印象的な女子高生です。
ゲームを始めたきっかけは、友人の白峯理沙に誘われたことでした。
ゲーム知識が乏しい上に「痛いのが嫌だ」というシンプルな理由から、不人気職とされる「大盾」を選び、ステータスポイントの全てを防御力(VIT)に極振りするという常識破りのキャラクタービルドを敢行しました。
この極振りは、彼女の冒険において数々の奇跡と偶然を引き起こすことになります。
第1回イベントでは、2000人以上のプレイヤーを倒し、見事3位にランクインしたことで、ゲーム世界における有名人となりました。
明るく友好的な性格で、その天然な言動も相まって、多くのプレイヤーから愛されています。
アニメ版では声優の本渡楓がメイプルの声を演じており、その可愛らしい声質がキャラクターの魅力を一層引き立てています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレイヤー名 | メイプル |
| 本名 | 本条楓(ほんじょう かえで) |
| 特徴 | アホ毛のある黒髪、小柄(身長145cm) |
| 性格 | 明るく友好的、天然 |
| ゲーム開始理由 | 友人に誘われて、「痛いのが嫌」なため防御力に極振り |
| 異名 | 歩く要塞、ラスボス |
| 初期ビルド | 大盾、防御力(VIT)に全ステータスポイント極振り |
| 主な功績 | 第1回イベントで2000人以上のプレイヤーを撃破し3位にランクイン |
| 声優 | 本渡楓 |
メイプルのチート級スキルと能力の全貌
メイプルが「NewWorld Online」で最強と称される所以は、その驚異的なスキルと能力の数々にあります。
彼女は通常では考えられないような方法でレアスキルを獲得し、強敵を圧倒する力を手に入れてきました。
ここでは、メイプルが取得した主要なスキルとその詳細、そしてゲーム内での活躍を深掘りして解説します。
防御特化の根幹を支えるパッシブスキル
メイプルの防御力の高さは、単なるステータス極振りだけではありません。
それをさらに強固にするパッシブスキルが彼女の存在を唯一無二にしています。
絶対防御
メイプルが初期に取得したパッシブスキル「絶対防御」は、所有者のVIT(防御力)を2倍に向上させるという破格の効果を持ちます。
このスキルは、他のステータスを上げるためのポイントが3倍になるという欠点も持ち合わせていますが、元々防御力に極振りしているメイプルにとってはほとんどデメリットになりませんでした。
取得条件は「ノーダメージで攻撃を1時間受け続ける」というもので、ゲーム序盤、兎のモンスターと戯れている最中に偶然達成しました。
このスキルにより、並のプレイヤーの攻撃ではメイプルに傷一つ付けることさえ困難になったのです。
悪食
「悪食」もメイプルが持つ強力なパッシブスキルの一つです。
「あらゆるものを飲み込み力に変える」という効果を持ち、モンスターや魔法を自身のMPに変換することが可能です。
例えば、爆発テントウという致死性の劇物を摂取した際に取得しました。
あまりにもチート級のスキルであったため、後に運営によるアップデートで1日の使用制限が10回に設定されました。
このスキルは、メイプルの継戦能力を飛躍的に高める要因となっています。
極悪非道
「極悪非道」は、相手の攻撃を受ける度にVITが1増加するという、防御特化のメイプルにぴったりのスキルです。
1日の効果上限は25ですが、「倒すことができる相手からわざと攻撃を受ける」というユニークな条件で取得されました。
物語の途中からは、メイプルの圧倒的な防御力の前ではその効果は誤差の範囲になってしまいましたが、初期の成長を大きく支えたスキルの一つです。
不屈の守護者
「不屈の守護者」は、「1日に1度だけ、HPを1だけ残して攻撃を耐える」という驚異的な効果を持つスキルです。
これにより、メイプルは文字通り「倒れない」存在となり、どんな致命的な攻撃を受けても一度は生き残ることができます。
このスキルは、メイプルの生存能力を極限まで高め、彼女の耐久性を際立たせる重要な要素です。
瞑想
「瞑想」は「HPを最大値の1%ずつ回復する」スキルで、「あらゆる苦痛に耐えながら3時間瞑想すること」が取得条件でした。
ゲーム初心者のメイプルが、常人では耐えられないような苦行を当たり前のようにこなし、強力なスキルを手に入れる典型的な例と言えるでしょう。
挑発
「1度に10体以上のモンスターの注意を奪う」という条件で取得した「挑発」は、メイプルが大盾使いとして敵のターゲットを集める際に非常に有効なスキルです。
これにより、パーティーメンバーを敵の攻撃から守り、戦闘を有利に進めることができます。
シールドアタック
「シールドアタック」は、「STRに依存した盾攻撃」を行うスキルで、「盾を使った攻撃でモンスターに15回トドメを刺すこと」が取得条件でした。
防御特化でありながらも、攻撃の手段を持つことで、メイプルはより多角的な戦闘スタイルを確立していきました。
戦闘を支配するアクティブスキルと形態変化
メイプルの真の恐ろしさは、ただ硬いだけでなく、状況に応じて戦況を一変させるアクティブスキルや形態変化にあります。
身捧ぐ慈愛
「身捧ぐ慈愛」は、メイプルが大天使状態の際に使用するスキルで、「自身の半径10メートル以内の仲間にカバーが働く」という効果があります。
カバーを受けた仲間はメイプルと同様の防御力になるため、並のプレイヤーの攻撃は受け付けません。
「博愛の騎士」をクリアした際に取得しましたが、発動中にはメイプルのHPが削られるというデメリットも存在します。
しかし、メイプルの膨大なHPの前では、このデメリットも限定的と言えるでしょう。
慈愛の光
「慈愛の光」は「HPをコストに誰かを回復させる」スキルで、内包スキルの中でも最高の回復量を誇ると言われています。
メイプルの普段のHPではスキル発動に足りないため、仲間のイズが発動のための特殊な装備を作製しました。
これにより、メイプルは攻撃と防御だけでなく、回復面でもパーティーに貢献できる万能な存在となりました。
滲み出る混沌
「滲み出る混沌」は、悪魔を食べた際に取得したスキルで、体から滲み出た黒い光が敵を襲うという特徴的な能力です。
このスキルには「捕食者」という召喚スキルがセットされており、捕食者は近くの敵を無差別に攻撃します。
アニメ版では、捕食者が滲み出る混沌に準じた言動を見せるなど、その禍々しさが強調されていました。
一部の読者からは、可愛らしいメイプルのイメージとのギャップに驚きの声が上がりました。
暴虐
「滲み出る混沌」にセットされたスキル「暴虐」は、「メイプルが悪魔に変異するスキル」です。
発動時にはSTR(攻撃力)とAGI(素早さ)が50ずつ上昇し、その姿はまさに怪物そのものです。
1日1回の使用制限があり、HPが0になった場合には強制解除されますが、火炎を吐くなどの怪物らしい言動を見せるため、スキル使用中は「メイプルは人間を辞めた」とまで言われるほどです。
その圧倒的な攻撃性能は、メイプルが単なる防御特化ではないことを証明しています。
天上の守護獣
「暴虐」とは対照的に、「滲み出る混沌」には「天上の守護獣」というスキルもセットされています。
これは「暴虐を反転させたスキル」で、メイプルが聖なる獣に変身します。
通常時は攻撃性能がありませんが、「ダメージを受ける度に被ダメージの減少」や「光る剣で敵にダメージを与える」といった特徴を持ちます。
最強のスキルの一つでありながら、5分間の使用制限があるため、戦略的な使いどころが求められます。
機械神
「機械神」は「自分自身の装備を破壊し、銃器や刀剣で敵を攻撃するスキル」です。
破壊した装備によって武装の性能が変化するという特性を持ちます。
本来であれば使いどころが難しいスキルですが、メイプルの装備は一定時間後に復活するため、無限に強くなるという特異な特徴を持っています。
また、圧倒的な防御力を持つメイプルは、砲弾の反動を利用して飛行することも可能です。
このスキルは、ダンジョンの三層で入手され、メイプルが使用する機械神は三代目であることが判明しています。
その姿は、可愛らしいメイプルからは想像もつかないような、まさにロボットのような様相を呈します。
自爆
「機械神」の能力の一つとして「自爆」があります。
これは自身が大ダメージを受ける能力ですが、メイプルは他のスキルの効果で爆発ダメージを半減できます。
1日あたりの使用制限はありませんが、優れた防御力を持つ相手にはダメージが通らないことも判明しました。
しかし、その広範囲攻撃能力と、メイプルの耐久性を活かした使い方は、多くのプレイヤーを驚かせました。
毒竜
「毒竜」は、短刀「新月」にセットされているスキルです。
「毒竜をHPドレインで倒す」という取得条件を満たしたことで手に入れました。
このスキルは、毒や麻痺といった状態異常を無効化する効果も持ち合わせており、メイプルの耐久性をさらに向上させています。
さらに、新月を鞘から引き抜くと紫色の霧が溢れ出し、敵に毒属性のダメージを与えることができます。
その他、メイプルが持つ多彩なスキル
メイプルは、上記以外にも多種多様なスキルを習得しており、その全てが彼女の「最強」たる所以を形成しています。
例えば、敵の攻撃を捌きながら移動する「体捌き」や、相手の攻撃を逸らす「攻撃逸らし」といった防御補助スキル。
さらに、HPやMPの最大値をわずかに増やす「HP強化小」「MP強化小」といった基礎能力向上スキルもあります。
また、毒耐性や無効といった状態異常耐性スキルや、強力な毒攻撃を繰り出す「致死毒の息」「ヴェノムカッター」「アシッドレイン」など、攻撃的な毒スキルも豊富に持ち合わせています。
これらのスキルを組み合わせることで、メイプルはまさに「移動要塞」でありながら、状況に応じて「大悪魔」や「機械神」へと変貌し、あらゆる局面で圧倒的な力を発揮するのです。
メイプルを支える最強の装備一覧
メイプルの並外れた強さは、彼女が身につける特殊能力が付与された装備品によっても大きく支えられています。
これらの装備は、メイプルのプレイスタイルと見事に融合し、その能力をさらに引き上げています。
ここでは、メイプルが手に入れた主要な装備とその効果、そして入手経緯を詳しくご紹介しましょう。
フォレストクインビーの指輪
「フォレストクインビーの指輪」は、フォレストクインビーがドロップするレアアイテムです。
VITを6上昇させる効果に加え、10分でHPの1割が回復するという優れた性能を持ちます。
メイプルは指輪の上に手袋をはめていたため、モンスターに破壊されずに済みました。
この指輪は、優れた防御力を持つメイプルと非常に相性が良く、その耐久性をさらに強化する役割を果たしています。
闇夜ノ写
「闇夜ノ写」は、黒地に赤いラインが入った大盾で、装備者のVITを20上昇させる効果があります。
この盾には「悪食」スキルがセットされており、食べたものをMPに変換する能力が付与されています。
アニメ版では、ギザ歯が付いた開口部が開き、モンスターを捕食する様子が演出され、その禍々しい魅力を際立たせていました。
黒薔薇の鎧
「黒薔薇の鎧」は、黒色の肩出しデザインが特徴的な鎧で、装備者のVITを25上昇させます。
この鎧の特筆すべき点は、「壊れても時間が経過すれば自動で修復される」という自己修復機能にあります。
「破壊成長」というスキルが備わっており、破壊と再生を繰り返すごとに鎧自体の防御性能が向上していくという、メイプルの無茶な戦い方に適した特性を持っています。
また、鎧自体の耐久値が減少してもメイプル本人のVITには影響がないため、彼女は常に最大火力の攻撃を真正面から受け止めることが可能です。
新月
「新月」は、深紅の刀身を持つ短刀で、メイプルの主要な攻撃手段の一つです。
この武器には、強力な毒属性攻撃を繰り出す「毒竜(ヒドラ)」のスキルが宿っています。
さらに、装備者のMPを大幅に上昇させる補正があり、魔法やスキルの連発を可能にしています。
攻撃力のステータスが皆無に近いメイプルにとって、固定ダメージや割合ダメージを与える毒属性は、格上の相手を倒すための生命線と言えるでしょう。
白雪
「白雪」は、メイプルが二層のボスを倒した際に得た、純白の輝きを放つ大盾です。
「闇夜ノ写」が攻撃と捕食に特化しているのに対し、この白雪は防御と回復に特化した性能を誇ります。
自身のHPを回復させるスキルや、仲間のダメージを肩代わりするスキルとの相性が良く、状況に応じて盾を使い分けることで、メイプルの戦術はさらに盤石なものとなりました。
【防振り】を巡る賛否両論:「ご都合主義」か「爽快エンタメ」か
メイプルの圧倒的な強さと、それを可能にする幸運な展開は、読者の間で大きな議論を呼んでいます。
一部では「設定がガバガバすぎる」「緊張感がない」といった否定的な意見がある一方で、多くのファンは「これこそが防振りの面白さだ」と熱狂しています。
なぜ「ひどい」「つまらない」と言われるのか?
否定的な意見の多くは、ゲームバランスの崩壊と主人公への過度な優遇に向けられています。
現実のMMOプレイヤーからすれば、初心者がたまたま取った行動で運営が手出しできないほどの最強スキルを手に入れる展開は、リアリティに欠けると感じるようです。
また、メイプルがピンチに陥っても、必ずと言っていいほど都合よく新スキルが発動したり、運営の調整をすり抜けたりする点が、「ご都合主義」と批判される一因となっています。
「苦労して強くなるプロセスが見たい」という層にとっては、メイプルの歩みはあまりにもイージーモードに見えてしまい、物語の起伏が物足りなく感じられるのかもしれません。
「面白い」「癒やされる」と支持される理由
一方で、本作がこれほどまでに愛されているのは、既存の「俺TUEEE」系作品とは一線を画す「ゆるさ」と「爽快感」があるからです。
メイプル自身に悪意がなく、ただ純粋に「痛いのが嫌」という動機で行動しているため、どれほどチートな能力を使っても嫌味を感じさせません。
むしろ、運営が頭を抱える姿や、常識に縛られたトッププレイヤーたちがメイプルの奇行に驚愕する様子は、コメディとしての完成度が高いと評価されています。
殺伐とした対人戦や重苦しいストーリーを避け、可愛いキャラクターたちが楽しそうにゲームを遊び尽くす姿に、多くの視聴者が「癒やし」を見出しているのです。
まとめ:メイプルは「ゲームを楽しむ天才」である
メイプルの強さの正体は、単なるステータスや装備だけではありません。
それは、「効率」や「定石」といった既存の価値観にとらわれず、自分の感性に従ってゲームを楽しむ「純粋さ」そのものです。
「防御力極振り」という一見無謀な選択が、誰も見たことのない景色を切り拓き、最高の結果をもたらした過程は、ある意味でゲームの理想形を描いていると言えるでしょう。
2025年現在、アニメ3期の続報や原作のさらなる展開に注目が集まっています。
これからも「歩く要塞」メイプルが、私たちの想像を超える方法で世界を驚かせてくれることは間違いありません。
まだ作品をチェックしていない方は、この機会にメイプルの常識破りな冒険を体験してみてはいかがでしょうか。
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