アニメ「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」、通称「防振り」に登場する人気キャラクター、サリーこと白峯理沙。
主人公メイプルの親友であり、防御力に特化したメイプルと対照的に、圧倒的な素早さで攻撃を回避する「回避盾」として活躍するトッププレイヤーです。
本記事では、そんなサリーの強さの秘密を、プレイスタイルやスキル、装備から徹底的に掘り下げていきます。
さらに、ゲーマーとしての魅力や、現実世界での意外な素顔にも迫ります。
原作小説やコミカライズ、アニメを深く楽しむための情報が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。
「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」作品概要
「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」、略して「防振り」は、KADOKAWAから刊行されている夕蜜柑によるライトノベルが原作です。
2016年に小説の連載が開始され、2018年からはおいもとじろうによるコミカライズ、そして2020年にはTVアニメ化もされ、大きな人気を博しています。
物語の舞台は、VRMMO「NewWorld Online」。
主人公の本条楓は、友人の白峯理沙に誘われ、ゲームを始めます。
しかし、ゲームの知識がほとんどないメイプルは、「痛いのは嫌だ」という理由から、すべてのステータスポイントを防御力に極振りしてしまうという、前代未聞のキャラクタービルドを敢行します。
その結果、とてつもない防御力を手に入れ、次々とユニークスキルを獲得し、瞬く間に有名プレイヤーの仲間入りを果たします。
その後、仲間たちとギルド「楓の木」を結成し、運営が頭を悩ませるほどの活躍を見せていくという、異色の冒険ファンタジーです。
サリー(白峯理沙)の基本情報と魅力
プロフィールと概要
サリーこと白峯理沙は、主人公メイプルこと本条楓の親友です。
ゲーム内でのプレイヤー名は、本名である理沙(りさ)を逆から読んだものだと言われています。
彼女のプロフィールを見ていきましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
本名 | 白峯理沙(しろみね りさ) |
プレイヤー名 | サリー |
職業 | 短剣使い |
プレイスタイル | 速度重視の回避盾 |
所属ギルド | 楓の木 |
現実での所属 | 高校生 |
身長 | 155cm |
担当声優 | 野口瑠璃子 |
異名 | 六日目の悪夢 |
ゲーマーとしての実力は折り紙付きで、メイプルを「NewWorld Online」に誘った張本人でもあります。
学業不振により、メイプルより遅れてゲームを始めますが、その遅れをものともしない圧倒的なプレイヤースキルで瞬く間にトッププレイヤーの仲間入りを果たしました。
そのプレイスキルの高さは、作中で「(攻撃を避けるのではなく)攻撃が避けていく」とまで言われるほどです。
第2回イベントでは、100人以上のプレイヤーを単独で撃破したことから、「六日目の悪夢」という恐ろしい異名まで与えられています。
しかし、その実態はメイプルのように大暴れするわけではなく、常に冷静で、的確な判断を下す「楓の木」の参謀役でもあります。
多くのプレイヤーが、メイプルだけでなくサリーにも一目置いていることが分かります。
かわいい魅力:ポニーテールの美少女
サリーの魅力は、その強さだけではありません。
栗色のポニーテールが特徴的な美少女として、読者や視聴者から高い人気を誇っています。
メイプルよりも10cmほど身長が高い155cmということもあり、メイプルにとっては姉のような存在に見えることも多いようです。
ゲーム内での衣装も、白と青を基調としたユニーク装備が非常によく似合っており、可愛らしさと格好良さを兼ね備えた姿は多くのファンを魅了しています。
しかし、そんな完璧に見えるサリーにも、意外な一面があります。
それは、お化けの類が常軌を逸して苦手だということです。
過去にはお化け屋敷で腰を抜かして泣きながら係員に連れ出されたという、中学生時代の可愛らしいエピソードも明かされています。
その弱点はゲーム内でも健在で、お化けがテーマの第6層では、完全に戦力外となってしまうほどです。
完璧なトッププレイヤーが、親友の前で見せる弱々しい姿に、ギャップ萌えする読者が続出しています。
かわいい魅力:ゲーマーとしての実力
サリーのもう一つの大きな魅力は、その底なしのゲーマーとしての実力にあります。
部屋にはゲームに関するトロフィーが並んでいるという描写があることから、NewWorld Online以外のゲームもやりこんでいることが分かります。
その経験値は、NewWorld Onlineの運営すらも驚かせるほどです。
たとえば、集う聖剣のフレデリカとの対戦では、まだ習得していないスキルをあたかも使っているかのように見せかける「模倣」を披露しました。
この模倣は、相手を欺くためのブラフとして使われましたが、その完成度の高さから、運営に「実際にスキルとして採用してもいいかもしれない」と思わせるほどでした。
また、ドレッドのスキル「恐怖センサー」の練習として、マルクスのトラップを意図的に発動させてから避けるという、人間離れした神業も披露しています。
このような、高い観察眼と集中力、そして豊富なゲーム経験に裏打ちされた唯一無二のプレイスタイルが、サリーの最大の強みであり、多くの読者が「彼女こそ真の天才ゲーマーだ」と称賛する理由です。
メイプルとの関係性
サリーとメイプルは、小学生時代からの親友です。
メイプルをゲームに誘ったのも、他ならぬサリーでした。
「二人で攻略するのが楽しい」という純粋な気持ちでゲームを楽しんでおり、メイプルがゲーム内で築いた人間関係を尊重し、行動を委ねるなど、思いやり深い一面も持っています。
圧倒的な防御力を誇るメイプルと、圧倒的な回避能力を持つサリーのコンビは、お互いの弱点を補い合う最強のコンビとして、運営からも「強すぎて頭を抱える」と言われるほどです。
また、ゲーム初心者だったメイプルがとんでもない方向に成長していく姿を見て、一人のゲーマーとして焦りを感じるという、ライバル的な感情も持ち合わせています。
読者からは、二人の仲の良さが非常に微笑ましく感じられ、「まるで百合カップルのようだ」という感想が多く寄せられています。
二人の友情が、物語の面白さを引き立てる重要な要素の一つであることは間違いありません。
プレイヤーとしての強さとスキル
プレイスタイル:速度重視の回避盾
サリーのプレイスタイルは、速度を重視した「回避盾」です。
メイプルの防御力に極振りしたスタイルとは対照的に、サリーはHPやVITを最低値に抑え、素早さ(AGI)にステータスを多く割り振っています。
被弾すると即死というピーキーなキャラクターですが、卓越したプレイヤースキルと集中力で、敵の攻撃を一切受け付けないという戦い方を実現しています。
特に、ユニーク装備やレアスキルによって空中の機動力が大幅に増しており、空中を自由自在に飛び回るその姿は、視聴者から「蒼いモビルスーツ」と例えられることもありました。
さらに、サリーはメイプルと異なり、人のプレイスタイルを真似ることを嫌います。
範囲カバーのような、安全にスキルを習得できる方法を知っていても、それを実行しないなど、ゲーマーとしての高いプライドがうかがえます。
このこだわりが、彼女を唯一無二の存在にしているのかもしれません。
プレイヤースキル:模倣と機転
サリーの強さは、ステータスやスキルだけに依存するものではありません。
彼女の真骨頂は、熟練のゲーマーとしての経験値、観察眼、そして集中力にあります。
これらの要素をすべてつぎ込むことで、サリーはまだ習得していないスキルの動作を模倣したり、存在しないスキルを捏造して相手を欺いたりすることができます。
対人戦では、この模倣が大きなブラフとなり、相手を混乱させる戦術として非常に有効です。
また、メイプルの鈍足を補うために、メイプルをおんぶして移動するという「おんぶシステム」を編み出したり、メイプルのスキル「カバームーブ」を疑似的な瞬間移動として利用したりと、機転の利いた立ち回りも得意です。
これらの行動は、運営の想定をはるかに超えるものであり、彼女の常識にとらわれない発想力と、ゲームへの深い理解度を示しています。
多くの読者が、サリーの強さを「チートスキルではなく、純粋なプレイヤースキルに支えられたものだ」と高く評価しています。
ステータスと短所
レベル77時点でのサリーのステータスは、攻撃力と素早さ(AGI)がずば抜けて高く、素早さは190にも達します。
これにより、トップランカーでも攻撃を当てるのが難しいほどの回避能力を誇ります。
しかし、その反面、防御力は0という大きな短所を抱えています。
一撃でも攻撃を受ければ即死してしまうため、常に集中力を研ぎ澄ませ、完璧な回避を求められます。
また、攻撃力もずば抜けているとはいえ、相手の防御力を無視する「ディフェンスブレイク」など一撃必殺のスキルを習得しているため、この短所をカバーすることができます。
メイプルと共闘する際は、メイプルが仲間の防御力を上げるスキルを持つため、サリーの弱点を補い、さらに凶悪なコンビとなります。
「防御の怪物」メイプルと、「回避の怪物」サリーのコンビは、まさに運営が「メイプルよりもヤバイ」とすら言われるほどの実力を見せつけました。
これは、相手の攻撃を耐えながらゴリ押しするメイプルとは対照的に、一切のダメージを受けずに敵を殲滅するという、サリーならではの戦い方を可能にしていると言えるでしょう。
実際、トッププレイヤーであるペインやドレッドでさえダメージを受ける描写がある中で、サリーは一度もHPが減っていないという事実が、彼女のプレイヤースキルの高さを物語っています。
攻撃・回復・魔法・パッシブスキル一覧
サリーは、プレイスタイルに合わせて多岐にわたるスキルを習得しています。
攻撃系では、「スラッシュ」や「黄泉への一歩」など、空中に足場を作り、戦い方の幅を広げるスキルが特徴的です。
特に、「超加速」は1分間素早さを50%上昇させる強力なスキルで、ここぞという時に使用することで、さらに手が付けられない存在となります。
回復系スキルとしては、「ヒール」や「リフレッシュ」を習得していますが、攻撃を受けないプレイスタイルのため、あまり使用する機会はないようです。
魔法系スキルも、「火魔法」「水魔法」「風魔法」「土魔法」と一通り使用可能です。
ユニーク装備の影響もあり、水や氷属性のスキルを多用することが多くなっています。
パッシブ系スキルでは、「体術」「筋力強化」「気配遮断」など、偵察役としても活躍できるようなスキルを多く取得しています。
これらのスキルは、彼女のプレイスタイルを補完し、戦闘から偵察まで幅広い役割をこなせるようにしています。
サリーのユニーク装備とテイムモンスター
装備①:地底湖のユニークシリーズ
サリーが最初に手に入れたユニーク装備は、地底湖のダンジョンを単独で攻略して入手したものです。
「水面のマフラー」「大海のコート」「大海のレギンス」といった白と青を基調とした装備で、素早さを上げる効果が付与されています。
中でも特筆すべきは、固有スキル「蜃気楼」と「大海」です。
「蜃気楼」は、相手の視覚情報をずらすことで、真の座標を隠すスキルであり、対人戦で非常に有効です。
一方、「大海」は、地面に薄く水を広げ、範囲内の敵の素早さを減少させるスキルで、このスキルによってサリーの右に出る者がいないほどの素早さを手に入れました。
このユニーク装備は、ゲームの仕様変更後に入手されたため、メイプルのように破壊成長はしませんでしたが、その固有スキルは使い方次第で大きく化けるタイプのものです。
また、この装備は見た目も非常にセクシーで、脇腹から腰回りが丸見えのボディスーツ状のインナーの上にホットパンツを履いているという、おしゃれな一面も持っています。
装備②:新たなユニークシリーズ
第8層で、サリーは新たなユニークシリーズ「虚構のコート」「無形の刃」「非実体現出装置」「現の衣」を入手しました。
これらの装備は、灰色を基調としており、黄色いポリゴンを発生させているのが特徴です。
このユニークシリーズには、これまでとは一線を画す強力な固有スキルが付与されています。
「偽装」は、スキルや装備の見た目、名称を変更できるスキルで、相手を惑わすためのブラフとして使えます。
「変幻自在」は、武器の種別を自由に変えられるスキルで、一つの武器で様々な戦術を繰り出すことが可能になりました。
そして、「ホログラム」は、直前に使われたスキルや魔法と全く同じものを発動できるスキルですが、ダメージは与えられません。
しかし、このホログラムと「虚実反転」を組み合わせることで、ダメージを与えられない攻撃でダメージを与えられるようになるという、変幻自在の戦闘スタイルを獲得しました。
これにより、攻撃力不足という弱点を補い、対人戦で特に力を発揮するようになりました。
これらの装備は、プレイヤースキルと組み合わさることで、さらに真価を発揮する、まさにサリーのためにあるような装備だと言えるでしょう。
テイムモンスター:狐の朧
サリーは、ゲーム内で手に入れた装備品「絆の架け橋」をきっかけに、テイムモンスター「朧」を手に入れました。
朧は、白い体毛を持つ狐のモンスターで、サリーのサポート役として活躍します。
「覚醒」「火柱」「幽炎」「幻影」といったスキルを使用でき、レベルが上がると進化するという特徴も持っています。
可愛らしい見た目とは裏腹に、戦闘ではサリーの戦いをサポートする頼もしい存在です。
読者からは、「朧がめちゃくちゃかわいい」という声も多く、サリーの人気の秘密の一つとなっています。
サリーの声を担当する声優
声優:野口瑠璃子のプロフィール
アニメ「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」で、サリーこと白峯理沙の声を演じているのは、声優の野口瑠璃子です。
野口瑠璃子は、1995年7月6日生まれ、福岡県出身の声優で、2010年代から声優活動を開始しています。
所属事務所はアーツビジョンで、ファンからは「ちるりーん」という愛称で親しまれています。
中学生時代にはダンスを習っていたという経歴も持っており、その実力は多岐にわたることが分かります。
主な出演作品とキャラクター
野口瑠璃子の代表的な出演作品には、「ウマ娘 プリティーダービー」のサクラチヨノオー役があります。
サクラチヨノオーは、素直で明るい性格のウマ娘で、野口瑠璃子の声がキャラクターの魅力を引き立てています。
その他にも、「アルテイルクロニクル」や「アビス・ホライズン」、「トロピカル〜ジュ!プリキュア」など、様々な作品で活躍しています。
アニメ「防振り」の視聴者からは、「野口瑠璃子の演技が上手い」「声がサリーのイメージと合っている」という声が多く寄せられており、サリーというキャラクターの魅力をさらに引き出す上で、野口瑠璃子の演技は欠かせないものとなっています。
2020年頃からメインキャラクターを演じることが増えており、今後のさらなる活躍に期待しているファンも多いようです。
読者・視聴者の感想と評価
「かわいい」「かっこいい」という声
サリーは、その可愛らしい見た目と、ゲーマーとしての格好良さから、多くのファンに愛されています。
特に、アニメでの戦闘シーンは、その圧倒的なスピード感と流れるような動きで、視聴者の度肝を抜きました。
「蒼いモビルスーツ」と例えられるほどの機動戦は、原作を読んでいた読者にとっても、アニメ化の恩恵を最大限に受けたシーンの一つとして高く評価されています。
また、普段のしっかり者な一面とは対照的な、お化けを前にした時の弱々しい姿も、「ギャップがかわいすぎる」と評判です。
メイプルとの「百合」な関係性
サリーとメイプルの関係は、物語の大きな魅力の一つです。
二人でダンジョンを攻略したり、お互いのために装備を探したりする姿は、まさに友情の鑑です。
しかし、その仲の良さは、多くの読者や視聴者から「百合」と評されるほどです。
特に、おんぶシステムや、常に隣にいるという描写は、二人の絆の深さを象徴しています。
「二人の学校生活をもっと見てみたい」「この関係が微笑ましい」といった感想が多く、防振りが百合アニメとして人気を博す一因となっています。
声優・野口瑠璃子の演技力への評価
サリーを演じる野口瑠璃子の演技は、キャラクターの魅力を引き出す上で非常に重要な役割を果たしています。
ゲーム内での落ち着いた声色と、現実世界での親友に対する少し砕けた口調、そしてお化けに怯える時の悲鳴など、多彩な演技でサリーの個性を表現しています。
原作では誰に対してもタメ口で会話していましたが、アニメ版では初対面の相手や他ギルドのメンバーに対して敬語を使うように台詞が変更されており、より礼儀正しい印象を与えました。
この変更は、サリーのキャラクター性をより深く掘り下げ、視聴者に好印象を与えたと評価されています。
「声がサリーのイメージにぴったり」「演技が上手い」という声は、野口瑠璃子の実力が高い評価を得ていることの証拠と言えるでしょう。
まとめ
本記事では、「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」に登場するサリーについて、その強さやスキル、そして可愛らしい魅力に迫りました。
サリーの強さは、チートスキルに頼らない、純粋なプレイヤースキルと豊富なゲーム経験に裏打ちされたものです。
圧倒的な素早さで敵の攻撃を回避し、機転の利いた戦術で相手を翻弄する姿は、まさに「回避の怪物」と呼ぶにふさわしいでしょう。
また、親友であるメイプルとの微笑ましい関係性や、お化けが苦手という意外な一面も、彼女の魅力をさらに引き立てています。
サリーの活躍は、アニメや小説、漫画で確認することができますので、本記事を参考に、ぜひ彼女の魅力を再発見してみてください。

コメント