【魔女の宅急便】のその後のストーリーが結構壮大だった

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mazyo 【魔女の宅急便】のその後のストーリーが結構壮大だった

 

1989年公開、スタジオジブリ制作の映画「魔女の宅急便」は、海沿いの街コリコで13歳の魔女見習いキキが、1年間の修行のために旅立ち、様々な人と出会い、成長していく姿を描いた心温まる作品です。黒猫ジジと共に、宅配便の仕事を始め、困難に立ち向かいながら、一人前の魔女へと歩んでいくキキの姿は、多くの人の心を掴んできました。

公開から30年以上経った現在もなお、根強い人気を誇る「魔女の宅急便」。その魅力は、主人公キキの瑞々しい感性と行動力、そして彼女を取り巻く個性豊かなキャラクターたち、美しい映像と音楽です。

この物語は、単なるファンタジー作品ではありません。自立や責任、人と人との関わり、夢を追いかけることの大切さなど、普遍的なテーマを扱っており、子どもから大人まで幅広い世代に共感を与える作品となっています。

「魔女の宅急便」は、ジブリ作品の中でも特に代表的な作品の一つであり、国内外で愛され続けています。まだ観たことがない方は、ぜひ一度ご覧になってみてください。

 

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原作小説で描かれる、キキの13歳から35歳までの壮大な物語

13歳の魔女見習いキキ、コリコの町で一人立ち

ジブリ映画『魔女の宅急便』は、13歳の魔女見習いキキが、旅立ち先の港町コリコで1年間修行するために奮闘する姿を描いた心温まる物語です。黒猫ジジと共に、宅配便の仕事を始め、様々な人と出会い、困難を乗り越えながら、一人前の魔女へと成長していくキキの姿は、多くの人を魅了しました。

 

原作小説は、キキの35歳までの半生を描いた壮大なストーリー

しかし、映画で描かれた内容は、原作小説のほんの一部分に過ぎません。原作小説は全6巻で構成されており、キキは13歳から35歳までの22年間を舞台に、様々な経験を通して成長していく様子が描かれています。

 

コリコの町での修行、そして風変わりな女の子との出会い

映画の続きとなる3巻「キキと新しい魔法」では、16歳になったキキが、コリコの町で風変わりな女の子「ケケ」と出会い、振り回される様子が描かれています。ケケとの出会いは、キキに新たな発見と成長をもたらします。

 

遠距離恋愛、そして大人の女性への階段

さらに4巻「キキの恋」では、キキは憧れの少年「トンボ」と遠距離恋愛を始めます。初めての恋愛に戸惑いながらも、キキは自分の気持ちと向き合い、大人の女性へと一歩ずつ成長していくのです。

 

原作小説で描かれる、より深い感動と共感

映画『魔女の宅急便』は、原作小説のエッセンスを凝縮した作品として高い評価を得ています。しかし、原作小説には、映画では描かれなかったキキの葛藤や成長、そして人間ドラマがより深く描かれています。

 

キキの35歳までを描く壮大なストーリー、そして普遍的なテーマ

全6巻を通して描かれるキキの35歳までの半生は、壮大でありながら、どこか共感を呼ぶ温かい物語です。夢を追いかけることの大切さ、人と人との関わり、そして自立の重要性など、普遍的なテーマが織り込まれています。

 

17歳からの葛藤と新たな出会い:『キキの恋』

映画のラストでトンボとの別離を経験したキキは、17歳を迎えます。夏休みを迎えたキキは、トンボが帰ってくることを期待しますが、トンボからの手紙には山籠りの様子が綴られており、キキは複雑な心境に陥ります。

そんな中、キキは偶然、絵描きを目指す少年・ウルスラと出会います。明るく前向きなウルスラに惹かれながらも、トンボへの想いを断ち切れないキキは、もがき苦しみます。

 

20歳、大人の階段を登るキキ:『魔法のとまり木』

20歳を目前に、キキは将来への不安と焦燥感に苛まれます。そんな時、キキは才能溢れるドレスデザイナー・サヤオと出会います。サヤオの優しさに触れ、キキの心は揺れ動き始めます。

しかし、キキの心の中には依然としてトンボの存在がありました。葛藤の末、キキはトンボへの想いを胸に秘め、サヤオに結婚を断ります。

 

22歳、ついにトンボと結ばれる:『それぞれの旅立ち』

2年後、22歳になったキキは、ついにトンボと結婚します。喜びに満ちた新婚生活を送る中、キキは妊娠し、待望の双子、トトとニニを出産します。

 

35歳、母となったキキと、新たな旅立ち:『それぞれの旅立ち』

13年後、35歳になったキキは、すっかり2児の母として充実した日々を送っていました。しかし、13歳のトトとニニは、魔女になるべきかどうか悩み始めます。

特にニニは、魔女としての資質に自信が持てず、葛藤を抱えます。キキはかつて自分が経験した葛藤を思い出し、子どもたちの背中を押すことを決意します。

 

ジジとの別れ、そして新たな始まり

物語の終盤、キキは愛猫ジジとの別れを経験します。深い悲しみに包まれながらも、キキは前向きに未来を見つめます。

そして、トトとニニはそれぞれの道を歩み始めます。ニニは魔女としての修行に旅立ち、トトは「半分魔女」として自分自身の道を歩み始めるのです。

 

映画では描かれなかった、キキの葛藤と成長

原作小説『魔女の宅急便』は、映画では描かれなかったキキの17歳から35歳までの姿を描いています。大人になることへの不安、恋愛、結婚、出産、そして子育てを通して、キキは様々な葛藤と喜びを経験し、一人の女性として、そして母親として成長していくのです。

 

まとめ

全6巻からなる原作小説は、壮大なスケールと深い人間ドラマが魅力です。キキの成長だけでなく、彼女を取り巻く人々の人生も丁寧に描かれており、読者はまるでキキと一緒に人生を歩んでいるような感覚を味わうことができます。

ジブリ映画『魔女の宅急便』を愛する方、そしてより深い感動と共感を求める方へ、ぜひ原作小説『魔女の宅急便』を読んでみてください。キキの35年間の壮大な物語が、あなたを待っています。

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