【炎炎ノ消防隊】『ソウルイーター』キャラの子孫説を徹底解明!世界線の繋がりを考察

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【炎炎ノ消防隊】『ソウルイーター』キャラの子孫説を徹底解明!世界線の繋がりを考察

 

『炎炎ノ消防隊』のキャラクターには、同じ作者の作品である『ソウルイーター』に登場するキャラクターと似ていると言われることがあり、子孫説が囁かれていました。

この記事では、そんな『炎炎ノ消防隊』と『ソウルイーター』で子孫説が出ていたキャラクターや、両作品の世界線の繋がりについて詳しくまとめました。

 

【炎炎ノ消防隊】とは?

『炎炎ノ消防隊』の作者は、他誌で『ソウルイーター』という作品を連載しており、そちらもアニメ化されるほど人気を集めた漫画です。

そして、『炎炎ノ消防隊』が連載され始めると、『ソウルイーター』の世界線との関連性を挙げるファンが出てきました。まずは『炎炎ノ消防隊』および『ソウルイーター』の作者と作品概要を紹介します。

 

『炎炎ノ消防隊』の作者:大久保篤

『炎炎ノ消防隊』と『ソウルイーター』の作者は、大久保篤(おおくぼ あつし)さんです。

東京都出身、1979年9月20日生まれの漫画家・イラストレーターで、東京アニメーター学院を卒業後、『GetBackers-奪還屋-』などを描いた綾峰欄人のアシスタントを務めました。

2000年にエニックス主催のマンガ大賞で準大賞を受賞しデビュー。2004年には『月刊少年ガンガン』で『ソウルイーター』の連載を開始しました。

 

『炎炎ノ消防隊』の概要

『炎炎ノ消防隊』は2015年から2022年まで『週刊少年マガジン』で連載された作品です。

大久保篤の作品としては、『月刊少年ガンガン』に連載された『ソウルイーター』(2004年〜2013年)と、そのスピンオフ作品である『ソウルイーターノット!』(2011年〜2014年)が終了した後に、掲載誌を移籍して連載が始まりました。

2019年と2020年に2回にわたってアニメ化されており、2023年には第3期の製作が決定しています。

 

『炎炎ノ消防隊』のあらすじ

ある大災害から「人体発火現象」が発生し、炎をまとった怪物「焔ビト」が出現するようになりました。

人類は焔ビトやそれによって引き起こされる火災に対抗するため、特殊消防隊を組織します。そんな特殊消防隊の訓練校を卒業した主人公シンラは、過去に母親と弟を亡くし、その原因が自分だと周囲から決め付けられてきましたが、真犯人を探すために奮闘していきます。

 

【炎炎ノ消防隊】『ソウルイーター』の子孫説を考察

『炎炎ノ消防隊』に登場するキャラクターの中には『ソウルイーター』のキャラクターと似ている要素があるキャラクターがおり、同じ作者だからキャラクターデザインが似ているだけでなく、子孫である可能性が考察されるようになりました。

そんな『炎炎ノ消防隊』のキャラクターの中で『ソウルイーター』の子孫説があるキャラクターを紹介します。

 

森羅日下部(シンラ)の子孫はキッド?

『炎炎ノ消防隊』の主人公である森羅日下部(シンラ)は、『ソウルイーター』の主要キャラクターの1人であるデス・ザ・キッドが子孫ではないかと考察されていました。

この説に関しては、『炎炎ノ消防隊』の最終回でデス・ザ・キッドの父親である「死神様」が登場しており、その時に死神様が作中世界を救ったシンラと似た子にしようと言っているため、子孫ではなくモデルにしていたと判明しています。

 

新門紅丸(しんもんべにまる)の子孫はミフネ?

『炎炎ノ消防隊』の新門紅丸は、『ソウルイーター』のミフネが子孫ではないかと考察されていました。

見た目は似ている部分がそれほどありませんが、両者とも何かを咥えていたり、刀を所持していたりしているところから子孫説が出ていました。

 

因果春日谷(いんがかすがや)の子孫はキム?

『炎炎ノ消防隊』の因果春日谷は、『ソウルイーター』の狸の魔女であるキム・ディール(キミアール・ディール)の子孫ではないかと考察されていました。

ピンク色のショートカットが共通しており、因果春日谷は作中の終盤で魔女の始祖である可能性が示唆されています。一方、因果春日谷がシンラに興味を示していたことから、『ソウルイーター』でキッドに興味を示した「魔婆様」が子孫である説も出ています。

 

烈火星宮(れっかほしのみや)の子孫はブラック☆スター?

『炎炎ノ消防隊』の烈火星宮は、『ソウルイーター』の主要キャラクターの1人であるブラック☆スターが子孫であると考察されていました。

ブラック☆スターは殺し屋集団の星闇一族の生き残りであり、『炎炎ノ消防隊』ではヴィランだった烈火星宮とは「星」の要素や「一族の立場」が似ている要素となっています。

 

秋樽桜備(あきたるおうび)の子孫はギリコ?

『炎炎ノ消防隊』の秋樽桜備は、『ソウルイーター』のギリコが子孫であると考察されていました。

秋樽桜備が味方サイドなのに対して、ギリコは敵側として登場していますが、見た目が似ている点から繋がりがあると考えられていました。

 

【炎炎ノ消防隊】と『ソウルイーター』の世界線は同じ?

『炎炎ノ消防隊』のキャラクターに『ソウルイーター』の子孫説が出ていたのは似ている部分が多かったからでしたが、『炎炎ノ消防隊』の終盤では『ソウルイーター』の世界線との繋がりを明確にする要素が描かれ始めます。

そんな『炎炎ノ消防隊』と『ソウルイーター』の世界線の繋がりについて紹介します。

 

『炎炎ノ消防隊』と『ソウルイーター』の世界線は繋がっていた!

『炎炎ノ消防隊』の終盤でシンラは世界の再構築を行い、人体発火現象がない世界を創り出しました。

その際に『ソウルイーター』にも登場する死神様が現れて、シンラをモデルにしたデス・ザ・キッドを生み出したり、ブラック☆スターらしき少年が登場したりしています。

 

両作品の繋がりを示す伏線

『炎炎ノ消防隊』と『ソウルイーター』の世界線が繋がっていることについて、終盤で唐突に差し込まれた要素ではなく、最初から考えられていたと考察する人もいます。

その理由として、終盤に差し掛かる以前の段階で世界線の繋がりを匂わせる伏線があるという意見が出ています。

 

  • 伏線①『ソウルイーター』1巻の単行本作者コメント?『ソウルイーター』の単行本第1巻の巻末コメントに、作者の大久保篤さんが「全部読み終わっている」と書いており、このコメントが『炎炎ノ消防隊』を全巻読んだ上で『ソウルイーター』の1巻にやって来たと予知するものだと考える人がいました。
  • ただ、こちらに関しては巻末コメントであるため、第1巻を全部読んだという意味である可能性が高いと言われています。
  • 伏線②『ソウルイーター』と『炎炎ノ消防隊』の月と太陽『炎炎ノ消防隊』の中盤には、『ソウルイーター』の世界における顔がある特徴的な太陽と月が描かれました。
  • 前作のファンに対するファンサービス的な描写だと思われていましたが、終盤の展開を考えると、この時点から同じ世界線であると示していた可能性が推測できます。
  • 伏線③『炎炎ノ消防隊』最終回のラストの文字『炎炎ノ消防隊』のラストの一コマには「NEXT IS SOUL WORLD」と書かれており、『ソウルイーター』の主人公マカ=アルバーンに似ている少女が描かれていました。
  • そのまま読めば「ソウルの世界」であるため、このコマと文字が『炎炎ノ消防隊』と『ソウルイーター』の世界線が明確に同じであると示しています。
  • 伏線④エクスカリバー『炎炎ノ消防隊』の主要キャラクターの1人であるアーサー・ボイルは、能力で「炎の剣(エクスカリバー)」を使用していました。
  • 『ソウルイーター』からのファンからすると作中屈指のウザキャラであるエクスカリバーの名前が共通しており、思い出す人もいましたが、作中の終盤でアーサーのエクスカリバーが『ソウルイーター』と同一の存在であると判明します。
  • そのため、エクスカリバーの名前を伏線として仕込んでいた可能性があります。

 

【炎炎ノ消防隊】は『プロメア』と似ている?パクリ疑惑を考察

『炎炎ノ消防隊』と『ソウルイーター』の世界線の繋がりは作者が同じであり、意図して似ている要素を入れていました。

しかし、『炎炎ノ消防隊』は『プロメア』という作品と意図せず似ている部分があり、悪い意味で話題となってしまいました。そんな『炎炎ノ消防隊』と『プロメア』に関するパクリ疑惑を紹介します。

 

『プロメア』とは?

『プロメア』とは、2019年5月24日に公開されたTRIGGER制作のオリジナルアニメ映画です。

『天元突破グレンラガン』や『キルラキル』を制作した今石洋之と中島かずきが再びタッグを組んで製作した作品で、炎を操る新人類「バーニッシュ」が出現した世界で、バーニッシュの集団と消火活動を行う高機動救命消防隊「バーニングレスキュー」のぶつかり合いを描いていきます。

 

『プロメア』と『炎炎ノ消防隊』はどちらが先の作品?

『炎炎ノ消防隊』は2015年に連載開始、『プロメア』は2019年に公開された映画ですが、企画段階から考えると両作品ともそれ以前に製作が進んでいたと推測できます。

『炎炎ノ消防隊』は作者の前作にあたる『ソウルイーターノット!』が2014年に完結してからすぐに連載が始まっているため、それ以前に構想があった可能性があります。

一方、『プロメア』のタッグの前作にあたる『キルラキル』は2013年から2014年にかけて放送されており、『プロメア』の製作発表は2017年7月の「Anime Expo 2017」で行われています。

そう考えると『炎炎ノ消防隊』の方が先のようにも見えますが、明確な情報は明らかにされていません。

 

『プロメア』が『炎炎ノ消防隊』のパクリと噂される理由

『プロメア』が『炎炎ノ消防隊』のパクリと言われる理由には、設定を公開した段階では既に『炎炎ノ消防隊』の連載が始まっており、炎を操る敵や消防隊の登場、主人公が新人隊員である点が似ていると言われていました。

また、『炎炎ノ消防隊』の作者である大久保篤さんが『月刊少年マガジン』の巻末コメントでパクリを示唆するようなコメントを掲載していたのも疑惑に繋がる原因となっています。

一方で、実際に作品を見てみると『プロメア』はロボットものとしての要素が強くなっており、『炎炎ノ消防隊』の作風とは全く異なるという意見も出ています。

また、全体的な設定は他作品でもよく見られる要素であるため、偶然に消防隊という部分が被っただけと考える人もいます。

 

【炎炎ノ消防隊】『ソウルイーター』の子孫説に対する世間での評判

ここでは、『炎炎ノ消防隊』のキャラクターが『ソウルイーター』の子孫に繋がっている説について、世間での評判や人気を紹介します。

初めのうちはファンの間で囁かれる噂程度でしたが、世界線の繋がりが明確になっていくにつれて、話題を集めていきました。

 

シンラとキッドの類似性への反応

『炎炎ノ消防隊』のシンラがデス・ザ・キッドに似ている点については、終盤になる前ではファンサービスとして見られていました。

同じ作者の作品で似ているキャラクターが出てくることは珍しくないため、そこまで気にする要素ではないと思っている人は多かったようです。

 

世界線の繋がり判明後の驚き

『炎炎ノ消防隊』で『ソウルイーター』の世界線との繋がりが明確になってきた時には、それまで出ていた子孫説が正しかった可能性があると話題になっていました。

キャラクターデザインが似ているだけと思っていた人も、作中で言及されたことで驚いていたようです。

 

烈火星宮とブラック☆スターの関係への複雑な声

『炎炎ノ消防隊』の烈火星宮がブラック☆スターに繋がることについて、少し複雑な気持ちになっている人もいました。

烈火星宮が作中でもかなりの外道キャラクターであったため、『ソウルイーター』のメインキャラクターとして活躍したブラック☆スターが子孫となるのは、ファンからすると少し思うところもあるようです。

 

【炎炎ノ消防隊】『ソウルイーター』には子孫のようなキャラクターが登場していた

『炎炎ノ消防隊』と『ソウルイーター』は作者が同じであることから似ているキャラクターや要素が出てきていましたが、作中の終盤で明確に世界線の繋がりを見せました。

どちらも漫画が完結し、アニメ化もされているので、片方の作品しか見たことがない人は、ぜひもう片方の作品も視聴してみてください。

 

炎炎ノ消防隊には、魅力的なキャラクターが本当にたくさんいます。キャラクターの能力や強さ、知られざる過去など、もっと詳しく知りたいという方は、こちらの記事もチェックしてみてください!

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