【黒執事】水嶋ヒロ主演の実写映画版を徹底解説!オリジナルストーリーの魅力とキャストの挑戦

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【黒執事】水嶋ヒロ主演の実写映画版を徹底解説!オリジナルストーリーの魅力とキャストの挑戦

 

枢やな原作のゴシックファンタジー「黒執事」は、その独特の世界観と魅力的なキャラクターで、世界中のファンを魅了し続けています。

そんな「黒執事」が、2014年に実写映画化されたことをご存知でしょうか?

主演に水嶋ヒロを迎え、映画オリジナルのストーリーで新たな「黒執事」の世界が描かれました。

原作とは異なる設定や、実写ならではの演出が話題を呼び、水嶋ヒロ演じるセバスチャンの妖艶な魅力に酔いしれたファンも少なくありません。

今回は、実写映画版「黒執事」のあらすじや豪華キャスト、そして原作との違いについて深掘りしてご紹介します。

もう一つの「黒執事」の世界を、ぜひ堪能してください。

 

実写映画版【黒執事】のあらすじ

実写映画版「黒執事」は、原作の世界観をベースにしつつも、舞台設定や主人公に大胆な変更が加えられた完全オリジナルストーリーです。

ここからは、そのあらすじをご紹介しましょう。

 

ミイラ化事件の謎を追う「女王の番犬」

物語の舞台は、2020年のアジア某国。

巨大企業「ファントム社」の総帥である幻蜂清玄は、男装した若き女性です。

彼女は、裏では英国女王の命令を受け、世にはびこる難事件を解決する「女王の番犬」としての顔を持っていました。

ある日、大使館員がミイラ化した死体で発見されるという奇妙な事件が発生し、清玄は執事のセバスチャンとともに事件の調査に乗り出します。

捜査を進める中で、若い女性の誘拐事件が同時多発的に発生していることが判明し、二つの事件には、とある製薬会社の社長が関与していることが突き止められます。

清玄とセバスチャンは、社長主催のパーティーに潜入し、そこで飲んだ者をミイラ化させて死に至らしめるという、悪魔の薬「ネクローシス」の存在を知ることになります。

 

「祈りの会」と驚愕の真実

テロ組織が、世界の要人が集まる「祈りの会」で「ネクローシス」を使用すると予測した清玄は、セバスチャンと使用人たちを引き連れ、テロ組織のアジトへ潜入します。

敵の手に捕らえられながらも、セバスチャンや使用人たちの助けを借りてテロを阻止するため、「祈りの会」へと向かう清玄。

しかし、そこで彼女を待ち受けていたのは、清玄にとってあまりにも受け入れがたい驚愕の真実でした。

大切なものを守るため、そして事件を解決するため、清玄は命がけの対決に身を投じることになります。

 

原作「黒執事」の世界観

実写映画版と原作の違いをより深く理解するために、まずは原作「黒執事」の基本的な設定を確認しておきましょう。

 

退廃的な美しさとダークファンタジー

原作「黒執事」は、19世紀末のイギリスを舞台に、悪魔でありながら名門貴族ファントムハイヴ家に仕える完璧な執事セバスチャンと、彼の主人である幼き領主シエル ファントムハイヴが、裏稼業である「女王の番犬」として難事件に挑む物語です。

事件を背景に、シエルの壮絶な過去やセバスチャンとの出会いが、幻想的で退廃的な雰囲気と共に描かれます。

華美な衣装や調度品の描写も特徴的で、作品の世界観を一層引き立てています。

ミステリー、ゴシック、ファンタジー、アクション、そしてコミカルな執事の描写など、多岐にわたる魅力が詰まった作品として、多くのファンに愛されています。

 

実写映画版と原作の違い

実写映画版「黒執事」は、原作をベースとしつつも、映画ならではの表現を追求するためにいくつかの設定変更が行われています。

これらの変更点が、実写版「黒執事」のユニークな魅力となっています。

 

舞台設定と主人公の大胆な変更

実写映画版で最も大きな変更点の一つが、舞台設定です。

原作の19世紀末イギリスから、2020年のアジア某国へと時代と場所が変更されています。

これに伴い、主人公であるシエル ファントムハイヴも、巨大企業の総帥である「幻蜂清玄」というオリジナルキャラクターに変更されました。

清玄は、家督を継ぐために男装して生きる女性という設定で、原作のシエルが男性であることと対照的です。

主要キャラクターの多くは、原作の人物像をベースにしながらも、日本人キャストに合わせて名前が漢字表記に変更されています。

セバスチャン役の水嶋ヒロはそのままですが、その他の数名を除いて、主要キャラクターの名前が変更されたことで、現代アジアを舞台にした物語に自然に溶け込む工夫が凝らされています。

 

セバスチャンの新たな魅力と名ゼリフ

水嶋ヒロ演じるセバスチャンのビジュアルも、原作ファンにとって注目すべき点です。

原作のストレートヘアとは異なり、ウェーブのかかったくせ毛が、彼の妖艶さを一層引き立てています。

また、セバスチャンの代名詞ともいえる名ゼリフ「イエスマイロード」も、実写版では「御意」に変更されています。

このような細かな変更点は、原作ファンにとっては、映画鑑賞中に「違い探し」を楽しむ要素にもなると好評です。

 

キャスト陣の挑戦とアクションシーン

世界中で人気を誇る「黒執事」の実写化は、キャスト陣にとっても大きなプレッシャーだったことでしょう。

セバスチャン役の水嶋ヒロは、本作の共同プロデューサーも務め、並々ならぬ情熱を注ぎました。

幻蜂清玄役の剛力彩芽は、トレードマークの笑顔を封印し、男装の女性という難しい役どころに挑戦しています。

優香は清玄のおば役を涼やかに演じ、山本美月は使用人リン役を自身のプロポーションを活かしてクールかつキュートに演じました。

原作の魅力の一つであるアクションシーンも、実写版でどのように表現されるのか、多くのファンが期待していました。

水嶋ヒロをはじめとするキャスト陣とスタッフの努力により、静止画では味わえない躍動感あふれるアクションが実現しました。

セバスチャンがナイフやフォークで敵を倒していくシーンは、実写ならではの迫力で、原作漫画では感じられなかった興奮を体験できると評判です。

 

実写映画版【黒執事】の楽しみ方

実写映画版「黒執事」は、ストーリーやキャストの魅力に加え、華美な衣装や豪華な調度品の数々も見どころです。

ゴシックなファッションが好きな方にとっては、衣装だけでも鑑賞する価値があるでしょう。

細部にまでこだわった小道具の演出も、視覚的に楽しませてくれます。

原作ファンはもちろんのこと、ダークファンタジーやミステリー、アクションが好きな方まで、幅広い層が楽しめるエンターテインメント作品として完成されています。

現在、映画「黒執事」のDVD&Blu-rayが発売中です。

コレクターズ・エディションには、メイキング映像や舞台挨拶映像集などを収録した特典DVD2枚組に加え、カラーブックレットや監督直筆の絵コンテレプリカも付属する豪華な仕様となっています。

実写映画版「黒執事」は、映像化ならではの躍動感あふれるアクション、キャストの息遣い、そして美しい映像美が融合し、原作「黒執事」の魅力を新たな形で表現しています。

ぜひ、五感のすべてでこの「もう一つの黒執事」の世界を体験してみてください。

 

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