【キングダム】読者の心に刻まれた名シーンの数々!感動と興奮を生む名場面を徹底考察

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【キングダム】読者の心に刻まれた名シーンの数々!感動と興奮を生む名場面を徹底考察

 

【キングダム】なぜこんなにも名シーンが多いのか?

「キングダム」はアニメが第5期まで終了し、実写映画化や舞台化など、様々なメディアミックスでその人気を不動のものとしています。

登場人物が魅力的であることや、迫力ある戦闘シーンがカッコいいことも人気の理由ですが、多くの読者が「キングダム」の真髄は、心に深く刻まれる「名シーン」にあると考えているのではないでしょうか。

キャラクターたちが発する言葉や、息をのむような戦いの瞬間に、多くのファンが感動し、時には日常生活で使ってみたいとまで感じるほど、そのセリフは人々の心に響いています。

人との絆や友情、そして激しい戦闘の中で生まれる名場面の数々は、「キングダム」が単なる歴史漫画に留まらない、普遍的な感動を与えている証拠と言えるでしょう。

 

「キングダム」の基本情報

「キングダム」は、原泰久による戦国時代を舞台にした漫画で、「週刊ヤングジャンプ」にて2006年より連載が開始されました。

2023年1月時点で累計発行部数が9500万部を突破し、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞するなど、その作品性と人気は高く評価されています。

アニメだけでなく実写映画も大ヒットを記録し、その人気は衰えることを知りません。

 

物語のあらすじ

物語は紀元前3世紀の古代中国、春秋戦国時代が舞台です。

戦争孤児として下僕の身分で生きていた少年・信は、親友の漂と共に「天下の大将軍」になることを夢見ていました。

ある日、漂は秦国の大臣に仕えることになり、二人は一時離れ離れになります。

しかし、数日後、瀕死の漂が信の元に戻り、天下の大将軍になる夢を信に託して息絶えます。

親友の死を乗り越え、漂との夢を叶えるため、信は若き秦王・政と共に中華統一という壮大な目標に向かって奮闘していく姿が描かれています。

 

【キングダム】主人公たちの心に響く名言・名セリフ

「キングダム」の魅力の根幹をなすのが、登場人物たちが放つ珠玉の名言・名セリフです。

ここでは、信と政という二人の主人公が発した、多くの読者に感動を与えた言葉の数々を紹介します。

 

信の名セリフ:泥臭く、ひたむきな努力の証

 

「戦は“数”じゃねェ…“人”だ」

呂不韋率いる大軍勢に対し、政率いる陣営が少数で立ち向かった際、呂不韋が「何万といる軍勢に10人で立ち向かうようなものだ」と嘲笑いました。

この言葉に対し、信が放ったのがこのセリフです。

圧倒的な兵の数があっても、一人一人が弱ければ意味がないという、信の泥臭い信念が込められています。

この言葉に勇気づけられた読者は多いのではないでしょうか。

 

「境があるから内と外ができ敵ができる 国境があるから国々ができ戦いつづける だから あいつは国を一つにまとめるんだ そして俺はその金剛の剣だ」

趙軍が秦への深い恨みを抱き、「人は永遠に呪い合い殺し合うだけで、和解などない」という考えを主張した際に、信が放ったセリフです。

国境があるからこそ争いが生まれるのであれば、それらを一つにまとめれば争いはなくなるという、壮大な理想を掲げる政の姿と、その理想を実現するための自身の役割を力強く語っています。

信の純粋で揺るぎない覚悟が、このセリフに凝縮されています。

 

「俺達はみんなてめェの足で立って戦ってんだ」

輪虎との一騎打ちで、その強さに圧倒された信に対し、輪虎が「自分の強さは元々持っていた才能だ」と挑発します。

これに対し、信が返したのがこのセリフです。

信自身が血のにじむような努力を積み重ねて強くなったからこそ、才能だけで強くなれるわけではないという、彼の信念が強く表れています。

努力することの大切さを改めて感じさせる名言と言えるでしょう。

 

「ちんけな誇りなんて持ち合わせてねェのが俺らの誇りだ!」

飛信隊が玉鳳隊や楽華隊との戦果勝負で劣勢に立たされた際、彼らの戦い方を全て真似して制圧するという手段に出ます。

「全てを真似して誇りはないのか」という問いに対し、信が放ったのがこの言葉です。

勝利のためには手段を選ばず、固定観念にとらわれない飛信隊の柔軟さと、信の揺るぎない勝利への執念が表れたセリフとして、多くの読者に支持されています。

 

「無念無念ってうっせェんだよ!!だいたい一番の無念は夢見てたものが幻に終わったってことだろうが!!‥‥もしお前らが本気で死んだ奴らのことを想うのなら奴らの見た夢を現実のものに変えてやれよ!!」

秦だけでは戦に勝てないと考えた政と信が、山の民に協力を依頼したものの、過去に秦に裏切られた経験から断られてしまいます。

山の民が「裏切られた無念を晴らしたい」と訴える中で、信が放ったのがこのセリフです。

死者の無念を本当に晴らしたいのであれば、彼らが見ていた夢を自分たちが現実にするべきだという、信の力強さと、未来を切り開こうとする熱い想いが伝わる場面でした。

多くの読者がこのシーンで信の人間的な魅力を再確認したことでしょう。

 

政の名セリフ:中華統一への揺るぎない信念

 

「退がるな信っ!!不退こそがお前の武器だぞ!!」

政の命を狙う刺客が現れ、いつもは勇ましい信が敵の殺気に怯み、思うように力が出せずにいた際に、政が信に活を入れるように放ったセリフです。

信の実力を誰よりも知る政だからこそ、彼の最大の武器である「退かない心」を呼び覚ますための、力強い言葉でした。

このセリフは、信と政の間に築かれた深い信頼関係を象徴する場面として、多くの読者に感動を与えました。

 

「上も下もなく一つにする そうすれば必ず俺の次の世は人が人を殺さなくてすむ世界となる」

呂不韋と政の国家覇権争いが決着に向かっていた際、それぞれの天下のあり方について語り合う中で、政が呂不韋に対して言ったセリフです。

政が理想とする「人が人を殺さない世界」という壮大な夢を熱弁する姿は、多くの読者の心を打ちました。

彼の揺るぎない信念と、平和への強い願いが込められた、物語の根幹をなす名言と言えるでしょう。

 

「毒の強弱など関係ない 勝負の別れ目は結局俺とお前のどっちが強いかだ」

政と呂不韋が互いの勢力に差をつけるため、それぞれの「毒の勢力」(内乱を引き起こす勢力)を味方につけることを画策します。

呂不韋が「毒を味方につけることで強弱がつき差が生まれるのではないか」と政に問いかけた際に、政が呂不韋の言葉を一蹴し、放ったのがこのセリフです。

小手先の策略ではなく、最終的には自分自身の「強さ」が勝敗を分けるという、政の揺るぎない覚悟と自信が表れた場面でした。

 

「気にするな 俺はもう何度もお前につかまっている」

秦が合従軍に攻め込まれ、信もまた苦戦を強いられる中で、体力も気力も限界に達し、ボロボロの状態で最後の拠点である要塞を目指していました。

絶体絶命の状況で現れたのが政で、信は政につかまりながらも進みます。

秦が負けるかもしれないと思った瞬間に政が現れ、信にかけたこの言葉は、多くの読者を感動させました。

信が何度も困難に直面し、その度に支えられてきた関係性を表す、二人の絆を感じさせる名言として、特に印象深いシーンだと考える読者も多いでしょう。

 

【キングダム】心を揺さぶる脇役たちの名言・名セリフ

信や政以外にも、「キングダム」には多くの魅力的なキャラクターが登場し、それぞれが印象的な名言や名セリフを残しています。

彼らの言葉は、物語に深みを与え、読者の心に強いインパクトを残しました。

 

王翦:「私は“絶対に勝つ戦”以外興味はない」

王翦は、廉頗との戦いで互いに大軍を引き連れていたにもかかわらず、廉頗と対峙することなくあっさりと引き下がってしまいます。

その際に彼が放ったのがこのセリフです。

自分が勝てると思った戦にしか興味がなく、負けると判断した場合には迷わず撤退するという、王翦の徹底した合理主義と、その圧倒的な軍才を象徴する言葉です。

彼が言うからこそ名セリフとなりますが、状況次第ではただ弱い将軍と思われかねない、ある意味で危険なセリフだと捉えることもできます。

 

王騎:「全軍 前進」

趙軍が攻めてきた際に、秦の将軍たちが討伐のために集結し、その頂点に立つ秦の大将軍・王騎が放った一言です。

このシンプルな言葉だけで、10万にも及ぶ秦の将軍たちが趙軍討伐のために一斉に動き出す様子は、その迫力と王騎のカリスマ性を強烈に印象付けました。

「キングダム」屈指の人気を誇る王騎だからこそ、よりカッコよく感じられる名シーンと言えるでしょう。

 

王騎:「これが将軍の見る景色です」

趙との戦いで重傷を負ってしまった王騎が、瀕死の状態で倒れている兵士たちがたくさんいる光景を目の当たりにした信に対し言ったセリフです。

将軍であれば、このような過酷な光景は当然見るものだと、王騎が信に将軍としての覚悟を教えた場面でもあります。

単なる戦術だけでなく、将軍としての精神性をも示唆する、深みのある言葉として多くの読者に記憶されています。

 

縛虎申:「勇猛と無謀は違うそこをはき違えると 何も残さず早く死ぬ……」

縛虎申と信は宮元を討ち取ることに成功しましたが、縛虎申は宮元との戦いの中で負傷してしまいます。

その中でさらに千人を超える敵兵が迫ってきた際、信は当然戦うことを選びますが、縛虎申はそんな信に向けて上記のセリフを言います。

今の状態ではあまりにも不利であるため、勇敢というよりも無謀だと縛虎申は忠告したのでした。

彼の現実的な視点と、若い信への厳しくも温かい教えが感じられる名言です。

 

蒙武:「死にはせぬ この蒙武の倅だ その程度で死にはせぬ」

蒙恬が敵の攻撃により重傷を負い、部下たちが「まもなく死亡するかもしれない」と悟り、蒙恬の父である蒙武に最後の言葉をとせがみました。

その時の蒙武のセリフがこれです。

「これくらいの傷では死にはしない」と必死に訴える蒙武の言葉は、自分自身を奮い立たせているかのようであり、彼の息子への深い愛情と、蒙武自身の強靭な精神力が表れた名場面となりました。

 

廉頗:「バカを言え 死ぬまで儂は現役じゃァ」

廉頗は蒙驁との戦いに敗れてしまい、蒙驁に「引退していれば負けることもなかったのではないか」と言われてしまいます。

その言葉に怒った廉頗が放ったセリフがこれです。

何があっても死ぬまで自分は現役を続けるという、廉頗の老いてなお盛んな闘志と、将としての誇りが込められた言葉です。

このセリフは、多くの読者に「自分もこうありたい」と思わせるような、力強いメッセージを投げかけています。

 

紫夏:「あなたほどつらい経験をして王になる者は他にいません だからきっと あなたは誰よりも偉大な王になれます」

幼少期、敵国で静かに暮らしていた政を救い出してくれた紫夏が、敵からの脱出を試みる中で重傷を負い、死に際に政に伝えた言葉です。

恩人からの最後のセリフに、多くの読者が感動したことでしょう。

政の過酷な幼少期と、その経験が未来の偉大な王を育むという、紫夏の深い洞察と願いが込められた、涙なしには読めない名場面でした。

 

羌瘣:「私の帰る場所は…もう他の所にあるんだ…」

羌瘣は姉を殺された過去があり、復讐するために村を出て生きてきました。

その復讐という目的が達成された際に、「村に帰らないのか」と問われた時に羌瘣が返した言葉がこれです。

自分の生まれ育った村に帰るのではなく、すでに信たちがいる飛信隊こそが自分の帰る場所だと語る羌瘣の姿は、彼女が新たな居場所を見つけ、信たちとの絆を深めたことを示しており、多くの読者に感動を与えました。

 

昌平君:「余計な問答は必要ない 世話になった」

丞相・呂不韋に長い間仕えてきた昌平君が、呂不韋の元から離れることとなった際のセリフです。

長い間仕えてきたため、色々な思いを伝えたい気持ちはあったのかもしれませんが、四の五の言わずにこのセリフで別れを告げました。

呂不韋と昌平君の間に流れる複雑な感情と、互いを認め合う関係性が凝縮された名シーンとして、多くの読者に記憶されています。

 

桓騎:「心配すんな 全部上手くいく」

少人数で敵陣に乗り込むことになった桓騎率いる秦の将軍たちが、敵の数に不安を露わにしている部下たちに対して桓騎が放った言葉です。

秦の将軍が80人に対し、敵陣は3万という圧倒的な不利な状況で、部下たちは自分たちが負けるだろうと思っていました。

しかし、桓騎の力強いセリフが彼らを勇気づけました。

何気なくさらっとカッコいいセリフを言ってしまう桓騎は、「キングダム」の中でも特に人気の高いキャラクターの一人であり、そのカリスマ性が際立つ場面でした。

 

【キングダム】興奮と感動を生む戦闘名シーン

「キングダム」は、激しい戦闘シーンの描写も大きな魅力の一つです。

ここでは、各キャラクターの個性が光る、記憶に残る戦闘名シーンの数々を紹介します。

 

麃公と呉慶の戦い(蛇甘平原の戦い編)

麃公は自分が総大将であるにもかかわらず、自ら敵陣である魏へ乗り込みます。

それを見た信は、馬で駆けつけ、敵に臆することなく突っ込みました。

信の勇敢な行動が、麃公が朱鬼を討ち取ることに成功するきっかけを作ったとも言えるでしょう。

怖いもの知らずの信が先陣を切り、戦場を掻き乱す姿は、まさに名シーンと呼ぶにふさわしいものでした。

 

信とランカイの戦い(王弟反乱編)

王弟がいる本殿にたどり着いた信を待ち構えていたのは、大男のランカイでした。

その凄まじいパワーに信は圧倒されますが、バジオウやシュンメンなど山の民の力を借りて協力し、見事ランカイを倒すことに成功します。

信が仲間と共に強大な敵を打ち破る、絆の力を見せつけた感動的なシーンでした。

 

信と馮忌の戦い(馬陽侵攻編)

蛇甘平原での戦い以来、信は2度目の大きな戦に参戦することになります。

信は王騎から「飛信隊」という名前をもらい、王騎の策略のもと馮忌討伐を目指します。

馮忌は知略を活かす将軍で武力は高くありませんでしたが、王騎の巧みな策略と信の強さが組み合わさり、見事馮忌を討伐することに成功しました。

この戦いは信が初めて将軍級の首級を取った戦いであり、その成長ぶりに感動した読者も多いことでしょう。

 

王騎と龐煖の戦い(馬陽攻防編)

六大将軍の中でも最強と言われる王騎の前に立ちはだかったのが、武神・龐煖でした。

一度王騎に葬られたと思われていた龐煖が再び現れ、両者の因縁が激突します。

王騎の方が武力は上であり、龐煖に最後の一撃を食らわせようとしたところで、李牧軍の武将に横槍を入れられてしまいます。

王騎と龐煖の一騎打ちであれば王騎が勝っていた可能性も高く、その結末に悔しさを感じた読者も少なくないでしょう。

それでも、この戦いは見る者を惹きつける、まさに名場面となりました。

 

蒙驁と廉頗の戦い(山陽攻略編)

これまで確実な戦い方で成果を収めてきた蒙驁ですが、唯一廉頗だけには一度も勝てませんでした。

そのため、この山陽攻防戦は蒙驁にとって因縁の相手との戦いとなります。

今まで一度も勝てなかった相手との戦いだけに、廉頗は凄まじい強さを見せつけ、蒙驁は焦りを覚えます。

しかし、蒙驁も負けじと武力で戦い続け、腕を切り落とされながらも見事勝利を収めました。

老将二人の意地と意地のぶつかり合いは、多くの読者に感動を与えました。

 

信と輪虎の戦い(山陽攻略編)

信がこれまで戦ってきた中で、輪虎は最も手強い相手の一人と言えるでしょう。

双剣使いであり、その強さから「最も危険な男」とまで言われる輪虎との戦いは、「キングダム」の中でも特に心に残る名シーンとして挙げられることが多いです。

信が自身の限界を超え、新たな高みへと到達するきっかけとなった重要な戦いでした。

 

信と万極の戦い(合従軍侵攻編)

生まれ育った場所や環境は違えど、信と万極は似た者同士でした。

万極も信と同じように苦しい想いを経験してきましたが、信には周囲の人々が支えてくれたのに対し、万極には誰も助けてくれるような人はいなかったのです。

もしかしたら信も万極と同じような道に進んでいたかもしれない、と考えさせるこの戦いは、多くの読者に深い示唆を与えました。

 

張唐と成恢の戦い(合従軍侵攻編)

成恢に毒を浴びせられ、もはや長くは持たない体となった張唐は、最後の戦場を成恢の本陣と定めます。

成恢の元へ張唐が迫りますが、成恢は背を向けて逃げようとしました。

毒で弱っていた張唐でしたが、背を向けて逃げる成恢に怒り、見事成恢を討ち取りました。

老将・張唐が長年の経験と意地をかけて放った最後の一撃は、多くの読者に感動を与えた名シーンです。

 

蒙武と汗明の戦い(合従軍侵攻編)

汗明は過去に六大将軍である王翦を討ち取ったこともあるため、相当強い相手とされていましたが、蒙武も負けてはいません。

両者互角の激戦を繰り広げていた一騎打ちの最中、媧偃を振り切って蒙恬が汗明に斬られてしまいます。

息子が斬られてしまった怒りから、蒙武は汗明を一撃で討ち取りました。

親子愛には誰も敵わない、と多くの読者が感動したこの戦いは、蒙武の底知れない強さと、親としての深い愛情が描かれた名場面となりました。

 

麃公と龐煖の戦い(合従軍侵攻編)

武関の内側にある小城が次々と李牧が送り込んでいた兵により落とされていました。

李牧の奇襲に誰も気づきませんでしたが、唯一麃公だけが気づきます。

麃公は後から現れた龐煖と一騎打ちになりますが、龐煖の方が一枚上手であり、李牧軍の援護もあり、麃公は龐煖に討たれてしまいます。

後から信が駆けつけますが、あと一歩というところで間に合いませんでした。

秦の将軍が討伐されてしまった残念な結果に終わったものの、麃公の壮絶な最期と、その意志を受け継ぐ信の姿は、多くの読者に感動を呼びました。

 

信と龐煖の戦い(合従軍侵攻編)

信にとって龐煖は麃公を殺した仇であり、尾到を亡くした過去もあるため、何としてもこの戦には勝たなければならないと心に誓い、一騎打ちを申し込みます。

強さは信と龐煖、両者ともに互角といった形で一歩も譲らない接戦の中、信が龐煖の胸を貫き勝利したかに見えました。

しかし、李牧が撤退を命じたため龐煖は死亡することなく引き下がりました。

そのため最終的には信と龐煖は引き分けという形で幕を閉じたものの、信が宿敵である龐煖を追い詰める姿は、彼の成長を強く印象付け、読者の心を熱くしました。

 

羌瘣と幽連の戦い

羌瘣は今まで姉を殺した敵討ちをするためだけに生きてきました。

その相手が幽連だったのです。

姉の敵討ちができると思っていましたが、幽連が強大な力を得ており一筋縄ではいきません。

しかし、羌瘣は覚醒し、幽連以上の力を発揮して見事幽連を討ち取ることができたのです。

長年の宿願を果たした羌瘣の姿に、多くのファンが安堵と感動を覚えたことでしょう。

 

王賁と紫伯の戦い(著雍攻略編)

紫伯は中華最強の槍術使いと言われているため、王賁がどう立ち向かっていくのか不安に思っていた読者も多かったのではないでしょうか。

王賁は紫伯が繰り出す槍術を見切った上で急所を突き、見事紫伯を討ち取ることに成功します。

槍を使う武将はあまり登場しないため、王賁と紫伯の戦いは人気が高く、その技術の高さに多くの読者が魅了されました。

 

昌平君とワテギの戦い(嫪毐の乱編)

秦の軍師であり総司令官の昌平君は、呂不韋の四柱の一人として活躍しています。

知力・武力ともに優れており人気の高いキャラクターですが、この嫪毐の乱では敵将のワテギを瞬殺で討ち取りました。

ワテギを一瞬で討ち取ったシーンは、昌平君の底知れない実力を読者に知らしめる名場面となりました。

 

壁とロゾの戦い(鄴攻略編)

信と同じく大将軍を目指している壁は、基本に忠実にこれまで戦ってきましたが、特に大きな成果を上げることはありませんでした。

敵の奇襲や巧みな戦略を苦手とし、ロゾと戦う際も武力で敵うはずがないと思われていました。

実際、ロゾに返り討ちに遭いかけますが、壁は諦めることなくとどめを刺すことに成功し、勝利を収めます。

壁が自身の限界を超えて成果を上げたこの場面は、多くの読者に勇気を与えた名場面として記憶されています。

 

【キングダム】名シーンが生まれる理由と読者の声

「キングダム」は、その迫力ある戦闘シーンやキャラクターのカッコよさなど、人気の秘訣は多岐にわたりますが、やはり何といっても「名シーン」や「名場面」が多いことが一番の人気の理由だと考えられます。

各キャラクターの名場面や名シーンは、どのシーンをとっても感動するものばかりです。

読者からは、「張唐が毒で弱っているにもかかわらず、成恢を一刀両断したシーンは本当に鳥肌が立った」「王騎の『全軍 前進』は、何度見ても痺れる」といった声が多く聞かれます。

また、「キングダム展」のようなイベントでは、作中の名シーンや名言が展示されており、ファンにとっては聖地のような場所となっています。

「キングダム」に登場する武将たちの魅力はもちろんのこと、彼らが織りなす感動的な物語の数々が、読者の心を掴んで離さない理由でしょう。

特に信のように、どんな困難な状況でも意味もなく明るくポジティブに捉えるキャラクターがいるからこそ、周囲の登場人物も前向きになれる、と考える読者も少なくありません。

名場面が多いからこそ、「キングダム」はこれほどまでに多くの人々に愛され続けているのではないでしょうか。

 

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