【キングダム】心震わす!信、羌瘣、王騎…キャラクターが紡ぐ「熱き言葉」と「感動の場面」を徹底解説

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【キングダム】心震わす!信、羌瘣、王騎…キャラクターが紡ぐ「熱き言葉」と「感動の場面」を徹底解説

 

漫画『キングダム』は、読者の心に深く刻まれる数々の名言と、それに付随する感動的なシーンに満ち溢れています。

単行本は2025年3月18日に最新刊となる75巻が発売され、累計発行部数は2025年4月時点で1億1千万部を突破している大人気作品です。

登場人物たちが放つ言葉は、時に背中を押し、時に涙を誘い、私たちの心に「光」を灯してくれます。

この記事では、主人公の信をはじめ、羌瘣、王騎といった人気キャラクターたちが放った名言や、それにまつわる名シーンを深掘りし、その魅力と読者の心に響く理由を徹底解説していきます。

 

  1. 『キングダム』とは? 作品の背景と魅力
    1. 作者:原泰久の情熱
    2. 作品概要と壮大なあらすじ
  2. 主人公・信の熱き名言と名シーン
    1. 信の名言1:「お前らチンピラの剣とは違うんだ…」
    2. 信の名言2:「俺の夢はそんなに半端じゃねェって…」
    3. 信の名言3:「ちなみに俺は百を…」
    4. 信の名言4:「生きてる奴も…」
    5. 信の名言5:「もしお前らが本気で死んだ…」
    6. 信の名言6:「境があるから内と外が…」
    7. 信の名言7:「ちんけな誇りなんて…」
    8. 信の名言8:「戦は”数”じゃねェ…」
  3. 羌瘣(きょうかい)の静かなる決意と名シーン
    1. 羌瘣の名言1:「舞うぞ…」
    2. 羌瘣の名言2:「あなたみたいにガムシャラに…」
    3. 羌瘣の名言3:「私は精一杯…」
    4. 羌瘣の名言4:「持ってるものは…」
    5. 羌瘣の名言5:「私の帰る場所は…」
  4. 天下の大将軍・王騎の風格と名言
    1. 王騎の名言1:「ンフフフ決まっている…」
    2. 王騎の名言2:「将軍とは百将や千人将らと…」
    3. 王騎の名言3:「目を見れば分かります…」
    4. 王騎の名言4:「共に中華を目指し…」
    5. 王騎の名言5:「これが将軍の見る…」
    6. 王騎の名言6:「全軍…」
  5. その他のキャラクターたちの心に残る名言
    1. 紫夏の名言:「あなたは誰よりも偉大な…」
    2. 政の名言:「最後まで戦うぞ…」
    3. 漂の名言:「俺を天下に連れて…」
    4. 呂不韋の名言:「どれも人の持つ正しい…」
    5. 桓騎の名言:「心配すんな…」
  6. 『キングダム』名言が読者に響く理由:共感と感動の嵐
    1. 心揺さぶる言葉の力
    2. 名言が織りなす「名シーン」の感動

『キングダム』とは? 作品の背景と魅力

まずは、『キングダム』という作品の概要と、作者である原泰久の人物像に触れていきましょう。

 

作者:原泰久の情熱

『キングダム』の作者、原泰久は1975年6月9日生まれ、佐賀県出身の漫画家です。

大学時代から漫画家を目指し、1997年には「上田君の退化論」で「第36回ちばてつや賞ヤング部門・期待賞」を受賞します。

当初はすぐに漫画家になれると考えていたようですが、現実は厳しく、大学院卒業後はシステムエンジニアとして3年間勤務した経験を持ちます。

この社会人時代の経験が、『キングダム』の作品世界に活かされているとされており、登場人物たちの葛藤や成長、組織論などに深みを与えていると考える読者も多いようです。

 

作品概要と壮大なあらすじ

『キングダム』は、2006年1月より『週刊ヤングジャンプ』にて連載が開始され、現在も連載中の人気漫画です。

連載当初から爆発的な人気があったわけではありませんが、作者の原泰久が絵のタッチを変えてから徐々に人気が出始め、2011年にはテレビアニメ化、2019年には実写映画化もされました。

本作は、古代中国の春秋戦国時代末期を舞台に、天下の大将軍を目指す少年・信と、中華統一を志す若き秦王・嬴政の二人を軸に物語が展開されます。

下僕として生活していた信は、殺された親友・漂の死の真相を知るために秦国へと向かいます。

その道中で、漂に瓜二つの秦国王・嬴政と偶然出会い、漂が嬴政の身代わりとなって殺されたことを知るのです。

ここから、信は亡き漂との夢である「天下の大将軍」を目指し、嬴政は400年続く戦乱の世を終わらせるための「中華統一」という大望を胸に、苛烈な戦場へと身を投じていく壮大な物語が繰り広げられます。

個性豊かなキャラクターたちが織りなす人間ドラマ、手に汗握る合戦シーン、そして普遍的なテーマが読者の心を掴んで離しません。

 

主人公・信の熱き名言と名シーン

『キングダム』の主人公である信は、まっすぐで感情豊かな性格で、その言葉の数々は多くの読者の胸を熱くしてきました。

 

信の名言1:「お前らチンピラの剣とは違うんだ…」

「お前らチンピラの剣とは違うんだ。俺たちの剣は天下に轟く剣だ!」

このセリフは、『キングダム』コミックス1巻2話「地図」で、信がチンピラに襲われた時に放った言葉です。

親友の漂が命を落とし、その死の真相を知るべく黒卑村へ向かう道中で襲撃された信の、悲しみと怒り、そして亡き漂との誓いを守る強い意志が込められています。

単なるチンピラとの戦いにも、天下の大将軍への夢を重ねる信のまっすぐな心意気が感じられる名言と言えるでしょう。

 

信の名言2:「俺の夢はそんなに半端じゃねェって…」

「俺の夢はそんなに半端じゃねェって肩を並べるんじゃねェ!俺はあんたらをぶち抜いて″史上最強″の天下の大将軍になるんだ!!」

『キングダム』コミックス23巻241話「唯一つ」にて、信が元趙国三大天・廉頗(れんぱ)に言い放った名言です。

戦いを通じて信の才能を見抜いた廉頗が、将軍になるために必要なものを伝える中で、信が放ったこのセリフに廉頗は大笑いし、信へ「新しい時代がくる」と言い残し去っていきます。

自分より上の立場である大将軍に対しても怯むことなく、堂々と亡き友と誓った夢を語る信の強い意志が表れた、感動的な名シーンです。

 

信の名言3:「ちなみに俺は百を…」

「ちなみに俺は百を見せてやる!」

この名言は、『キングダム』コミックス32巻343話「六日目の檄」で、信が部下に対して活を入れた言葉です。

部下に対し、持っている力以上のものを出すように鼓舞した上で、自身はそれ以上の課題を成し遂げることを宣言しました。

信のリーダーとしての責任感や、自らが率先して行動することで周囲を引っ張っていく素質がうかがえるセリフとして、多くの読者から「かっこいい」「こんな人がリーダーになって欲しい」といった声が上がっています。

 

信の名言4:「生きてる奴も…」

「生きてる奴も死んでる奴もっ、全員まとめてきっちり百等分だ!!」

『キングダム』コミックス12巻128話「百等分」にて、信が秦将・千央軍の副長・尾到(びとう)に放った名言です。

趙国との戦いで飛信隊が危機に瀕した瞬間、応援に来た尾到が左軍と戦っている時に敵国の将を倒すよう信に伝えます。

この言葉に信は、手柄は山分けにすると叫び、敵をめがけて走り出しました。

信の仲間を想う気持ちが表れた、多くの読者を魅了した名シーンの一つです。

 

信の名言5:「もしお前らが本気で死んだ…」

「もしお前らが本気で死んだ奴らのことを想うのなら奴らの見た夢を現実のものに変えてやれよ!!」

『キングダム』コミックス3巻22話「盟」で、信が山の民に対して発した名言です。

秦国の裏切りによって長年断絶関係にあった山の民の王・楊端和と政が対面し、協力を依頼しますが、山の民は過去を許せず、政と信に刀を向けます。

この危機的状況の中、山の民に囲まれた信が叫ぶように放ったこのセリフに周囲は静まり返ります。

その後、政がもう一度協力の呼びかけを行い、山の民と盟を結ぶことができました。

信の言葉が、凝り固まった歴史を動かすきっかけとなった「かっこいい」と評判の名シーンです。

 

信の名言6:「境があるから内と外が…」

「境があるから内と外ができ敵ができる

国境があるから国々ができ戦い続ける

だからあいつは国を一つにまとめるんだ

そして俺はその金剛の剣だ」

この名言は、『キングダム』27巻286話「答えのない」での一幕です。

趙国・万極(まんごく)は、かつて秦国が犯した趙国兵士の大量虐殺を恨んでいました。

万極の戦いに対する考えを聞いた信が、彼に対し諭すように政の思いを語りかけるセリフです。

政を深く信頼し、その夢を自らのものとして語る信の、揺るぎない覚悟と誇りが感じられる名言として、読者の心に深く刻まれています。

 

信の名言7:「ちんけな誇りなんて…」

「ちんけな誇りなんて持ち合わせてねェのか、俺らの誇りだ!」

『キングダム』コミックス18巻195話「近利関の夜」での名言です。

信が隊長を務める飛信隊が、ライバルの玉鳳隊・楽華隊とどちらが大きな成果を上げられるか競い合っていました。

しかし、遅れを取っていた飛信隊が相手の作戦を丸ごと真似した時に信が放ったセリフになります。

とことん勝ちにこだわり、そのために手段を選ばない信の泥臭いまでの思いがうかがえる名シーンです。

 

信の名言8:「戦は”数”じゃねェ…」

「戦は″数″じゃねェ″人″だ」

『キングダム』コミックス9巻95話「掟」で、信が政の家臣に言ったセリフです。

家臣が政に対し、丞相・呂不韋軍と秦王・政が率いる部隊が正面から戦うことになったとき「万人に対し10人で戦うようなもの」と発言したことがきっかけでした。

信が言ったセリフは、社会人読者の心にも響き、「かっこいい」「一度は言ってみたい」など、多くのファンに人気の名言となりました。

数の劣勢を覆すのは、個々の兵士の力と、それを率いる将の心意気だという信の信念が込められています。

 

羌瘣(きょうかい)の静かなる決意と名シーン

飛信隊の副長である羌瘣は、寡黙ながらもその言葉には重みがあり、多くの読者を惹きつけています。

 

羌瘣の名言1:「舞うぞ…」

「舞うぞ緑穂(りょくすい)」

『キングダム』に登場する羌瘣が「巫舞(みこまい)」を繰り出すときに、自身が持つ刀・緑穂に向かって発するセリフです。

「トーンタタン」というリズムに合わせ、軽くジャンプしながら精神統一し、舞うように戦う彼女の巫舞は、高速技で瞬く間に敵を倒し、周囲を驚かせるほどです。

このセリフは、羌瘣の戦闘スタイルを象徴する言葉として、多くの読者から「かっこいい」との声が上がりました。

 

羌瘣の名言2:「あなたみたいにガムシャラに…」

「あなたみたいにガムシャラに生きる道もあっていいんじゃないかって思うよ」

『キングダム』コミックス33巻357話「脱走者」での名言です。

羌瘣が蚩尤(しゆう)の幽連(ゆうれん)を追う途中で、趙国・老眉に立ち寄った際に羌明に迎えられます。

羌瘣が羌明に、なぜ羌族の里から脱走したのか問うと「儀式が怖かった」という意外な答えが返ってきました。

羌明が脱走後に歩んできたことや家族のことを話した後に、自分がズルい人間と羌瘣に投げかけます。

羌瘣には「祭」にて命を落とした姉がいましたが、自分のズルさを話した羌明を否定することなく、彼女の生き様を受け入れたセリフは、羌瘣の心の広さと優しさを示しています。

 

羌瘣の名言3:「私は精一杯…」

「私は精一杯生きるよ象姉」

『キングダム』コミックス34巻363話「別の道」で、羌瘣が亡き姉・羌象に誓ったセリフです。

仲の良かった羌瘣と羌象は「祭」で互いに戦うことが決まっており、羌象は羌瘣を倒すための巫舞を考案していました。

そんな中、羌象は幽連に陥れられ殺されてしまいます。

羌瘣は、殺された羌象の仇を討つために幽連を倒し、自らも命を絶とうと決めていました。

しかし、信に出会ったことで生きる意味を見つけ、精一杯生きる決心をし、羌象に誓った感動の名シーンです。

復讐の呪縛から解き放たれ、新たな道を歩み始める羌瘣の成長が描かれた、涙なしには読めない場面として多くの読者に記憶されています。

 

羌瘣の名言4:「持ってるものは…」

「持っているものは人それぞれだ」

『キングダム』コミックス13巻137話「現る」にて、信に語った羌瘣のセリフです。

羌瘣が飛信隊に入り、居心地が悪いわけではないものの、時に聞こえる隊員たちの故郷や家族の話に孤独を感じていました。

信が羌瘣の気持ちの変化を一番に察知し声をかけた時に、羌瘣はこのセリフを言い、自分の状況を割り切ろうとしました。

姉の仇を討つことだけを目標にしてきた羌瘣ですが、時に見せる孤独感が、彼女の人間味を深く感じさせる名シーンとして、読者の間で語り草となっています。

 

羌瘣の名言5:「私の帰る場所は…」

「私の帰る場所は…もう他の所にあるんだ…」

『キングダム』コミックス34巻363話「別の道」で、幽連を倒した後、羌明に話した名言です。

羌瘣が羌明に、姉の仇討ちができたことを祖母に知らせるよう依頼します。

この時、羌明が自分で伝えないのか羌瘣に尋ねた時に話したセリフです。

復讐という目的を達成した羌瘣が、飛信隊という新たな「居場所」を見つけ、生きる道を見出した決意と、どこかスッキリとした様子がうかがえます。

 

天下の大将軍・王騎の風格と名言

秦国六大将軍の一人である王騎は、その独特な言動と圧倒的な存在感で、読者から絶大な人気を誇ります。

彼が残した名言の数々は、将軍としての哲学、そして人間としての深みが感じられます。

 

王騎の名言1:「ンフフフ決まっている…」

「ンフフフフ決まっているでしょうォ天下の大将軍ですよ」

『キングダム』コミックス16巻170話「天下の大将軍」で、王騎が龐煖(ほうけん)に放った名言です。

李牧(りぼく)の罠にかかってしまった王騎は、龐煖に矛で胸を一突きされ致命傷を負います。

瀕死の状態でありながらも、天下の大将軍としてのプライドを貫き通した王騎の姿に、龐煖は驚きを隠せませんでした。

龐煖が動揺し、王騎に何者かと尋ねた時に、王騎が放ったこのセリフは、彼の生き様そのものであり、多くの読者を感動させた名シーンとして語り継がれています。

 

王騎の名言2:「将軍とは百将や千人将らと…」

「将軍とは百将や千人将らと同じく役職・階級の名称にすぎません」

『キングダム』コミックス16巻170話「天下の大将軍」にて、龐煖に対して放った名言です。

李牧の罠にかかり龐煖の矛により瀕死の状態になりながらも、天下の大将軍のプライドを貫いた王騎に龐煖が何者かと問うシーンで、王騎が「将軍とは何か」を諭しました。

その言葉に信や周囲の部下も涙を流しました。

王騎の部下を思う気持ちと、天下の大将軍として背負う責任がうかがえる名言であり、彼の生き様が凝縮された言葉として、読者に深く感動を与えました。

 

王騎の名言3:「目を見れば分かります…」

「目を見れば分かります本気で夢を描いて恋焦がれているかどうかは」

『キングダム』コミックス5巻45話「対峙」で、昭王との会話に出てくるセリフです。

昭王は、中華統一の夢を王騎に委ねていました。

そこで、王騎が昭王に話したこのセリフは、人を見る目に長けた王騎の、将軍としてのカリスマ性がうかがえる名シーンとして知られています。

人の本質を見抜く王騎の洞察力に、多くの読者が感銘を受けたことでしょう。

 

王騎の名言4:「共に中華を目指し…」

「共に中華を目指しましょう」

『キングダム』16巻173話「終戦」で、王騎が出陣する前に政へ残したセリフです。

政に対し昭王から預かった遺言を伝えた後、彼を勇気づけるように伝えた名言は、王騎の政に対する期待と、中華統一への強い思いが込められています。

 

王騎の名言5:「これが将軍の見る…」

「これが将軍の見る景色です」

『キングダム』コミックス16巻171話「将軍の景色」にて、瀕死の状態の王騎が信へ託した名言です。

傷を負った王騎は、自身の命に限りがあることを悟り、信へ語りかけます。

天下の大将軍は一人で成し遂げられるものではなく、様々な犠牲の上にその地位があると信へ伝えた一幕でした。

王騎の人間性と、次世代を担う信への期待がうかがえる名シーンとして、多くの読者が涙を流したことでしょう。

 

王騎の名言6:「全軍…」

「全軍前進」

『キングダム』11巻115話「龐煖」で発した王騎のセリフです。

歩兵団に追いついた王騎が騎馬隊の中央で「全軍…」と告げた瞬間、王騎のセリフを聞いた兵士たちは一気に士気が高まり、戦場を駆け抜けました。

ここまで多くの兵士たちをまとめることができるのは、王騎の圧倒的なカリスマ性があったからと推測され、まさに「かっこいい」としか言いようのない名シーンです。

 

その他のキャラクターたちの心に残る名言

『キングダム』には、主人公や主要キャラクター以外にも、忘れられない名言を放つ魅力的な人物が多数登場します。

 

紫夏の名言:「あなたは誰よりも偉大な…」

「あなたは誰よりも偉大な王になれます」

『キングダム』コミックス8巻81話「別離」で、紫夏が政に対して話したセリフです。

政は敵国である趙国に人質として生まれました。

ある日、政を秦国へ連れ戻すという依頼を受けたのが闇商人の紫夏です。

紫夏は政に寄り添い、秦国への関所抜けを試みます。

秦国まであと一歩というところで、趙国の騎馬隊に追いつかれ、将軍や闇商が次々と殺されていきました。

最後に残ったのは政と紫夏の二人。

やまない攻撃に紫夏は政の盾となり、全身に矢を浴びながらも政にこの名言を残し死亡しました。

このセリフは、政の心に深く刻まれ、中華統一への原動力の一つとなった、涙なしには語れない感動的なシーンです。

 

政の名言:「最後まで戦うぞ…」

「最後まで戦うぞ秦の子らよ我らの国を絶対に守り切るぞ!!」

『キングダム』31巻330話「政、語りかける」にて、政が蕞(さい)の人々に語りかけた名言です。

政は信と再会したことで回復した後、信と共に蕞について調べます。

蕞にいる3万の住民のうち、1000人が兵士であることを知った政は、蕞の人々に状況を説明し、秦国を途絶えさせないことや、子孫を諸国の奴隷にさせないために共に戦うという強い思いを伝えました。

普段は冷静沈着な政が、熱く語りかける姿が「かっこいい」と多くの読者がつぶやいています。

 

漂の名言:「俺を天下に連れて…」

「俺を天下に連れて行ってくれ」

『キングダム』コミックス1巻1話「無名の少年」で、漂が死亡する間際に信へ残した名言です。

漂と信は、貧しいながらも共に「大将軍になる」という夢に向かって日々鍛錬していました。

ある日、漂が秦国王・政と容姿が似ていることから、身代わりの任務を課され攻撃されてしまいます。

漂は重傷を負いながらも、命からがら信の元へ戻りこの言葉を残し亡くなりました。

この名シーンのセリフに、多くの読者が涙なしには読めないと語っています。信の人生を大きく左右した、物語の始まりを告げる重要な言葉です。

 

呂不韋の名言:「どれも人の持つ正しい…」

「どれも人の持つ正しい感情からの行動だ、だから堂々巡りとなる」

『キングダム』コミックス39巻425話「正しい感情」で、呂不韋が発した名言です。

呂不韋は、政の最大の宿敵でもあります。

「戦争は無くならない」と断言する呂不韋と、「戦いを終わらせて見せる」と語る政が国家運営について舌戦を繰り広げた際に呂不韋が発しました。

元商人であり、文官としても才能が長けていたことを推測すると、呂不韋なりの正義があっての発言であるという見方ができます。

人間の本質を突き、理想と現実の狭間で揺れる人間社会を鋭く見つめる呂不韋の思想が凝縮された言葉と言えるでしょう。

 

桓騎の名言:「心配すんな…」

「心配すんな雷土全部うまくいく」

『キングダム』28巻301話「敵の海原」にて、桓騎が部下に言った名言です。

部下が桓騎率いる少数兵で敵陣営への侵入を不安視した際のセリフで、「かっこいい」と多くの読者を魅了しました。

桓騎の不敵な自信と、部下への信頼が感じられる言葉であり、彼のカリスマ性を象徴するシーンとして記憶されています。

 

『キングダム』名言が読者に響く理由:共感と感動の嵐

『キングダム』の作中には、数多くの名言が生まれています。

キャラクターそれぞれの名言でファンになる読者もいるほど、その言葉は多くの人々の心に深く刻み込まれています。

 

心揺さぶる言葉の力

物語ごとに名言があり、その名言に感動し涙する読者が多くいます。

名言にはそれぞれ、キャラクターの個性と信念が色濃く反映されており、読者は彼らの生き様や思想に共感し、感情移入することで、より深く物語の世界に没入できるのです。

特に、最期まで「かっこいい」大将軍として描かれた王騎は、その人気が高く、多くの読者を魅了しました。

王騎が登場する回は毎回泣かされるという声も多く、彼の死と残した言葉は、『キングダム』の物語における大きな転換点の一つとして位置づけられています。

また、主人公の信は、登場するたびに「胸熱」な名言を残す人気キャラクターとして、多くのファンを惹きつけています。

彼のまっすぐな言葉は、読者の心に勇気と希望を与え、時に困難な状況に立ち向かう力を与えてくれると考える読者も少なくありません。

 

名言が織りなす「名シーン」の感動

『キングダム』に登場する名言は、多くの読者の心を揺さぶるものでした。

そして、「かっこいい」名言があるところには、必ず涙なしでは読めない名シーンが存在します。

言葉だけでなく、キャラクターの表情や背景、そしてその時の状況が一体となることで、名言はより一層輝きを放ち、読者の記憶に深く刻まれます。

ここに紹介したキャラクター以外にも、様々な人物が印象的な名言を残していますので、ぜひご自身で読み返して、新たな発見をしてみてはいかがでしょうか。

 

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