【プランダラ】リヒトー=バッハは本当に主人公なのか?壮絶な過去と現在を読み解く

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【プランダラ】リヒトー=バッハは本当に主人公なのか?壮絶な過去と現在を読み解く

 

『月刊少年エース』で連載されていた人気バトルファンタジー漫画【プランダラ】。

数字(カウント)に支配された世界で、謎のベールに包まれた主人公が織りなす物語は、二転三転する怒涛の展開で多くの読者を釘付けにしました。

そんな物語の中心にいるのが、主人公のリヒトー=バッハです。

今回は、彼が一体何者なのか、その謎に満ちた正体と壮絶な過去を深掘りしていきましょう。

 

リヒトー=バッハとは何者か?

リヒトー=バッハは、物語の最初期から登場するプランダラの主人公です。

赤い目と白い髪、そして奇妙な仮面が特徴の剣士で、初見の読者に強いインパクトを与えました。

普段はセクハラまがいの言動を繰り返す、おどけたような人物ですが、その行動の裏には深い悲しみを抱えています。

特に、女性にフラれた数というマイナスに振り切れたカウントは、彼の計り知れない過去を暗示しているように感じられます。

しかし、物語が進むにつれて明らかになる彼の正体は、多くの読者の予想をはるかに超えるものでした。

彼は、約300年前に世界を巻き込んだ「廃棄戦争」を終結させた7人の英雄「撃墜王」の1人であり、その中でも「閃撃」の異名を持つリーダー的存在だったのです。

この二つの側面、つまり普段の軟派な姿と、圧倒的な力を持つ伝説の英雄というギャップこそが、リヒトー=バッハというキャラクターの最大の魅力と言えるでしょう。

 

謎多き主人公のプロフィールと人物像

リヒトー=バッハは、その出自から性格、能力に至るまで、多くの謎を抱えたキャラクターです。

まずは、彼のプロフィールを整理してみましょう。

 

本名坂井 離人(さかい りひと)
声優中島ヨシキ
異名「閃撃」の撃墜王
元のカウント女にフラれた数(マイナスに振り切れている)
真のカウント「みんなの代わりに敵を殺した数」
所持パロットバロット(カウント5700)
階級アルシア王立国軍 大佐 → 上級大将

 

ギャップが魅力?普段の性格とセクハラ癖

リヒトー=バッハの性格で最も印象的なのは、やはりそのセクハラ癖でしょう。

パンツを盗み見したり、女湯を覗いたりするのは日常茶飯事で、その度に女性キャラクターたちから強烈なツッコミを入れられています。

特に、陽菜との出会いから始まる一連のやり取りは、読者に強烈なインパクトを与えました。

しかし、このセクハラは、彼の生来の性格だけでなく、300年という長い年月を生きてきた中で、孤独や絶望から逃れるための「鎧」であったと考える読者も多いようです。

また、彼は女性に好意を向けられることには非常に奥手で、陽菜から告白された際には、どう接していいかわからず逃げ回るというヘタレな一面も見せています。

この大胆な言動と、繊細でヘタレな内面とのギャップが、リヒトー=バッハの人間的な魅力を際立たせています。

争いを好まない温厚な性格も持ち合わせており、他人を理不尽に傷つける者には怒りを露にするなど、根は非常に優しい人物です。

しかし、撃墜王として多くの命を奪った罪の意識から、自己犠牲に走りやすい危うさも抱えています。

 

「閃撃」の撃墜王:伝説の英雄としての側面

リヒトー=バッハは、その性格からは想像もつかないほどの圧倒的な戦闘能力を秘めています。

「閃撃」の異名が示す通り、音速を超える高速移動や、常人では考えられないほどの跳躍力を持ち、その力で多くの敵を圧倒します。

この能力は、彼が所有するパロット「バロット」によってもたらされています。

通常時のカウントは5700ですが、この数字は軍の兵士を圧倒するに十分な力です。

さらに、リヒトー=バッハは「シュメルマン」という人物の遺伝子を移植されており、この手術によって、パロットの力を最大限に引き出すことが可能になっています。

彼が持つバロットのカウントは、暴走時にはなんと10倍の57000にまで上昇し、その力は規格外と言えます。

この暴走時には、「シュメルマンの殺意」に精神を支配され、破壊衝動のままに敵を蹂躙します。

リヒトー=バッハが普段からおどけた仮面をつけているのは、こうした自分の内に潜む「怪物」としての側面を隠すためでもあると考えられます。

また、彼が所有するバロットは、通常カウント「女にフラれた数」を相殺するためのカウンターであり、この特殊な設定も、彼の過去の深さを物語っています。

リヒトー=バッハの真のカウントは「みんなの代わりに敵を殺した数」であり、これは彼が仲間を守るために、どれほどの犠牲を払ってきたかを示唆しています。

この重いカウントこそが、彼の戦う理由であり、その孤独な戦いの原動力になっていると言えるでしょう。

 

壮絶な過去:坂井離人からリヒトー=バッハへ

リヒトー=バッハの現在の姿を理解するためには、彼の壮絶な過去をひも解く必要があります。

彼の本名は坂井離人。

300年前、地上世界が核戦争によって荒廃していた時代に生きていました。

身寄りをなくしたストリートチルドレンでしたが、坂井家に引き取られ、義兄弟の坂井時風と共に育ちます。

この頃から女の子好きでセクハラ魔人だったようですが、黒髪が特徴の普通の青年でした。

軍人になるために家を出た時風を追って、離人も軍学校に入学します。

ここで彼は、シュメルマンという謎の人物に出会い、彼の遺伝子を移植する「撃墜王」の手術を受けることになります。

手術後、離人の容姿は徐々に変貌し、白髪となり、長身に成長していきます。

この肉体の変化は、彼が背負う運命の過酷さを物語っているように感じられます。

 

300年前の「廃棄戦争」と彼の真実

300年前、世界は人口増加による食糧難から全面核戦争へと発展し、まさに滅びの危機に瀕していました。

その時、宇宙から「多数決を取るオーパーツ」である「議会(アルシング)」が地球に落下します。

議会の力によって核は放棄されたものの、資源を奪い合う世界の本質は変わらず、再び戦争が勃発します。

これが、後に「廃棄戦争」と呼ばれる戦いです。

離人は、この戦争で仲間を守るために、自らの手を汚すことを決意します。

そして、「みんなの代わりに敵を殺した数」をカウントに定め、非情な現実に立ち向かっていきます。

しかし、シュメルマンの遺伝子移植の副作用で、離人は自我を失い、破壊衝動に支配された「怪物」へと変貌してしまいます。

この期間、彼は薬物を投与され、戦場に送り出されるだけの存在でした。

戦友である道安竹虎は、自我を失ったリヒトー=バッハの代わりに、襲撃に来る子供たちを殺めるなど、離人の戦いを影で支えていました。

これは、リヒトー=バッハの孤独な戦いの深さを物語るエピソードと言えるでしょう。

戦争は、議会の全会一致によって天空に「アルシア」が建国され、地上に残された人々を見捨てる形で終結しました。

この裏切りに反発した時風を、リヒトー=バッハは刺客として殺害することになります。

その際に正気を取り戻したものの、兄を殺めた絶望から、リヒトー=バッハは長い眠りにつくことになります。

この壮絶な過去こそが、リヒトー=バッハが常に心を閉ざし、おどけた仮面をかぶる理由なのです。

この過去を知ることで、彼の行動一つ一つに、より深い意味を感じられるようになるのではないでしょうか。

 

シュメルマンとの関係:リヒトー=バッハという名の意味

リヒトー=バッハの人生は、シュメルマンという人物と深く結びついています。

彼の本名は坂井離人でしたが、シュメルマンの養子となったことで「リヒトー=バッハ」と改名しました。

「リヒト」はドイツ語で「光」、「バッハ」は「小川」を意味し、これはシュメルマンが彼に与えた新たな名前です。

この名前には、シュメルマンが離人に託した何か、あるいは彼の運命を暗示するような意味が込められているのかもしれません。

シュメルマンは、軍学校の教官として愛情を持って生徒たちを指導する一方で、現在も生き延び、物語の暫定的なラスボスとして登場するなど、謎の多い人物です。

また、シュメルマンには「子供に手をかけることができない」という特性があり、これは彼の遺伝子を移植された離人にも受け継がれています。

戦場で子供たちに暗殺を試みられた際も、離人は手をかけることができず、その度に道安竹虎が代わりに子供を殺害していました。

このエピソードは、リヒトー=バッハが背負う孤独な戦いの深さを物語っています。

シュメルマンという存在を抜きにして、リヒトー=バッハというキャラクターを語ることはできないでしょう。

 

なぜ彼はアビスに送られないのか?

プランダラの世界では、カウントが0になった者は地下世界「アビス」に送られてしまいます。

リヒトー=バッハのカウントは「女にフラれた数」で、すでにマイナスに振り切れてしまっています。

それでも彼がアビスに送られないのは、彼が所有するパロット「バロット」のカウントによって、本来のカウントが相殺されているからです。

パロットは、その所持者に特殊な能力を与え、カウントの大小で能力の強弱が決まるという特殊なアイテムです。

しかし、パロットの所持はアルシア軍の将校のみに許された違法な行為であり、このことからもリヒトー=バッハが一般人ではないことがわかります。

彼のカウントがマイナスであることは、彼の人間性や、過去の経験を象徴しているとも考えられます。

多くの人から拒絶され、孤独な道を歩んできた彼の人生を物語る、まさに彼の「生きた証」と言えるでしょう。

 

彼の本当のカウントが意味するもの

リヒトー=バッハの真のカウントは「みんなの代わりに敵を殺した数」です。

これは、彼が仲間を守るために、どれほどの命を奪ってきたかを示す重い数字です。

彼が持つバロットのカウントは5700ですが、これは本来の彼の「殺した数」を意味していると推測されます。

このカウントは、彼の能力の強さだけでなく、彼が背負う罪の深さも同時に示しています。

リヒトー=バッハは、この重いカウントを背負いながらも、陽菜との出会いを通じて、少しずつ人間性を取り戻していきます。

彼の孤独な戦いが、陽菜という光によって報われるのか、それとも…物語の展開から目が離せません。

 

 なぜリヒトーは撃墜王になったのか?仮面とカウントに隠された深い意味を徹底解説

300年以上前の世界では、核戦争による荒廃と人口増加による食糧難が深刻な問題となっていました。

この危機を打開するために、軍学校の教官たちは、絶大な力を発揮する人間兵器「撃墜王」を生み出すことを計画します。

彼らは、議会(アルシング)と呼ばれる謎の機械の力を引き出すことができるシュメルマンの遺伝子を、適合者たちに移植する手術を行いました。

リヒトーは、すでに撃墜王の手術を受けていたナナとDNAが近かったため、この実験の適合者として選ばれ、撃墜王になるための手術を受けることになったのです。

 

「殺さない軍隊」の誓いと仮面の意味

リヒトーは元々、人を殺すことを嫌う心優しい少年でした。彼は軍学校のAクラスの仲間たちと「殺さない軍隊」を目指すことを誓い、平和を願っていました。

しかし、戦争が始まると、撃墜王として人を殺すことを強いられます。移植されたシュメルマンの「殺意」に次第に支配されるようになり、彼の温厚な人格は少しずつ歪んでいきました。

リヒトーが仮面をかぶり、素顔を明かさないのは、この悲しい過去と深い後悔の念が原因です。彼は、自分が犯した罪や、貧しい人々から資源を略奪して成り立つアルシアの現実を深く悔いていました。

仮面は、そんな自らの罪を隠し、人としての自分を保つためのものであり、彼が背負った苦悩の象徴だといえるでしょう。

 

カウントに隠されたリヒトーの真実

リヒトーの太刀に記されたカウントは、単なる数字ではありません。それは、彼の人生と宿命を物語るものでした。

撃墜王になった後、初めて人を殺したことに激しく後悔したリヒトーは、「みんなの代わりに敵を殺した数」をカウントするよう自分の太刀に告げます。

このカウントは、彼がどれだけ多くの命を犠牲にしてきたかを示しており、彼の悲劇的な運命を象徴しています。

また、彼のカウント「-999」は、作中で「女にフラレなかった数」という偽りの意味で使われていますが、これは彼の本当のカウントを隠すためのものです。

この偽りのカウントは、彼が300年間もの間、自分の正体と過去の罪を隠し続けてきたことを物語っています。

 

まとめ:物語の中心にいるリヒトー=バッハの魅力

プランダラは、急展開の連続で設定の理解が難しい作品だと言われることもありますが、その勢いと面白さは多くの読者を引きつけます。

その中心にいるのが、リヒトー=バッハです。

彼は、一見するとおふざけ好きのセクハラ男ですが、その内には壮絶な過去を抱え、孤独な戦いを続ける伝説の英雄です。

彼のキャラクターは、作者の前作である「そらのおとしもの」の主人公・桜井智樹に似ているという見方もあり、前作ファンにとってはより魅力的に映るかもしれません。

普段のセクハラぶりと、戦場で見せる冷徹な強さ、そして内に秘めた優しさ。

この多面性こそが、リヒトー=バッハというキャラクターの最大の魅力であり、多くの読者が彼に惹かれる理由でしょう。

彼の物語は、読者に「人間とは何か」「正義とは何か」を問いかける、深く考えさせられるものになっています。

プランダラは、リヒトー=バッハというキャラクターを軸に、私たちの常識を揺さぶるような物語を紡ぎ続けています。

ぜひ、彼の過去と現在、そして未来を、物語を通して見届けてみてください。

 

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