【新世紀エヴァンゲリオン】時田シロウから見るNERVとのライバル関係!JAの暴走は陰謀だった?

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【新世紀エヴァンゲリオン】時田シロウから見るNERVとのライバル関係!JAの暴走は陰謀だった?

 

1990年代にアニメ界の常識を覆し、社会現象を巻き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』。

その魅力は、主人公の碇シンジを始めとする少年少女の繊細な心理描写だけではありません。

物語に登場する個性豊かな大人たちも、エヴァの世界観を語る上で欠かせない存在です。

今回は、テレビアニメ第7話「人の造りしもの」に登場した時田シロウに焦点を当てます。

彼は、エヴァンゲリオンを凌ぐ人型兵器「ジェットアローン(JA)」を開発した日本重化学工業共同体の代表であり、わずか1話の登場ながら、その強烈な個性と名言で多くのファンの心に深く刻まれました。

時田シロウが抱いたNERVへの対抗心、ジェットアローンの暴走に隠された真実、そして彼の人物像を徹底的に掘り下げていきましょう。

 

時田シロウとはどんな人物?

時田シロウは、日本重化学工業共同体の代表であり、人型兵器ジェットアローンの開発責任者を務めるやり手の実業家です。

彼の最大の特長は、NERVやエヴァンゲリオンに対して強い対抗心を燃やしていること。

「心などという曖昧なものに頼るから、NERVは、さきのような暴走を許すのです」という名言にもあるように、人の精神に依存するエヴァのシステムを徹底的に批判し、より合理的で確実なロボット兵器を追求していました。

皮肉屋で負けず嫌いな一面を持つ一方で、いざという時には男気を見せる熱い性格の持ち主でもあります。

ジェットアローンの暴走事故という悲劇的な形で物語から退場しますが、その存在感は他の主要キャラクターに劣らないほど強烈でした。

 

新世紀エヴァンゲリオンの作品情報

時田シロウが登場する新世紀エヴァンゲリオンは、1995年10月から1996年3月にかけてテレビ東京系列で放送されました。

全26話で構成されるこの作品は、それまでのロボットアニメとは一線を画す、哲学的なテーマや複雑な人間関係、謎に満ちた物語で多くの視聴者を魅了しました。

放送当初は視聴率が振るわなかったものの、放送終了後に口コミで人気が爆発し、社会現象を巻き起こす大ヒット作となります。

その人気は留まることを知らず、1997年にはテレビ版とは異なる結末を描いた劇場版『Air/まごころを、君に』が公開され、さらに議論を呼びました。

アニメに先行して、1994年12月からは貞本義行による漫画版の連載もスタートし、2013年に完結を迎えています。

2006年からは、物語を再構築した新劇場版シリーズが始まり、さらに多くのファンを獲得しました。

 

新世紀エヴァンゲリオンの概要

新世紀エヴァンゲリオンの物語は、2000年に発生した大災害「セカンドインパクト」によって世界の人口の半分が失われた世界を舞台にしています。

その15年後、謎の巨大生命体「使徒」が第3新東京市に襲来し、国連直属の非公開組織NERVは、使徒に対抗するため汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンを投入します。

エヴァのパイロットに選ばれたのは、碇シンジを始めとする14歳の少年少女たち。

彼らは、使徒との戦いを通じて、心身ともに大きな葛藤や苦悩を抱えながら成長していきます。

エヴァンゲリオンは、単なるロボットアニメではなく、登場人物の内面を深く掘り下げた心理描写、宗教的なモチーフ、そして謎だらけの展開が特徴であり、この独自性が多くのファンを惹きつけました。

 

新世紀エヴァンゲリオンのあらすじ

物語は、父であるNERV総司令の碇ゲンドウに呼び出された主人公の碇シンジが、エヴァンゲリオン初号機のパイロットになることを命じられるところから始まります。

シンジは、同級生の鈴原トウジや相田ケンスケ、そして戦闘指揮官の葛城ミサトたちとの交流を通じて、次第にエヴァに乗ることに使命感を抱くようになります。

エヴァンゲリオン零号機のパイロットである綾波レイ、そしてドイツから来たエヴァンゲリオン弐号機のパイロット、惣流・アスカ・ラングレーと共に、次々と襲来する使徒と戦いを繰り広げます。

しかし、エヴァ3号機の暴走事件をきっかけに、シンジは友人を傷つけてしまった自責の念にかられ、エヴァのパイロットを辞めてしまいます。

その後も次々と強大な使徒が現れ、アスカやレイといった仲間たちが傷つき、倒れていく中で、シンジは再びエヴァに乗る決意をします。

物語は、最後の使徒である渚カヲルの登場、そしてテレビ版と旧劇場版で異なる結末へと向かっていきます。

 

時田シロウのプロフィール

名前時田シロウ
誕生日5月19日
所属日本重化学工業共同体(代表)
開発物ジェットアローン(JA)
性格負けず嫌い、皮肉屋、男気がある
声優大塚芳忠
登場回テレビアニメ第7話「人の造りしもの」

時田シロウは、テレビアニメ第7話でNERVに対抗する形で登場しました。

彼は、日本重化学工業共同体の代表として、ジェットアローン(JA)という人型兵器を開発し、その開発責任者も務めています。

非常に負けず嫌いで皮肉屋な性格で、エヴァンゲリオンに対しても必要以上に対抗心を燃やしていました。

しかし、単なる嫌な人物ではなく、いざという時には命がけで暴走を止めようとする葛城ミサトの姿に感銘を受け、独断でパスワードを教えるなど、男気のある一面も持ち合わせています。

 

時田シロウはやり手の社長

時田シロウは、日本重化学工業共同体の代表として、その手腕を発揮していました。

彼が開発責任者を務めたジェットアローンは、エヴァンゲリオンに対抗して作られた、まさに彼のプライドの結晶です。

ジェットアローンの完成披露宴では、NERVの葛城ミサトや赤木リツコを前に、エヴァの欠点を指摘し、挑発的な態度を見せます。

ATフィールドなどNERVの極秘情報を知っていたことからも、時田が単なる開発者ではなく、情報収集にも長けたやり手の社長であることが分かります。

しかし、その完璧に見えた計画は、ジェットアローンの暴走という予期せぬ事態によって崩壊します。

多くの視聴者は、この暴走を単なる事故だと捉えましたが、実はNERVが仕組んだ陰謀だったと考える見方が一般的です。

この事件によって時田の夢は打ち砕かれますが、彼の人間性や開発者としての情熱が強く印象づけられました。

 

時田シロウの由来

時田シロウという名前は、村上龍の小説『愛と幻想のファシズム』に登場する時田史郎に由来していると言われています。

また、彼が劇中で口にした「ウィッツ氏」や「万田さん」という名前も、同じ小説に登場する「ジェローム・ウィッツ」や「万田正臣」が由来となっています。

これは、エヴァの登場人物や設定に、さまざまな文学作品や思想が取り入れられていることの一例です。

このような細部にまでこだわった設定は、エヴァの世界観をより深く、重層的なものにしています。

 

時田シロウの性格

時田シロウの性格は、ジェットアローンのお披露目会で鮮明に描かれています。

NERVへの強い対抗意識と、自身の技術への揺るぎない自信が、彼の行動原理を形成していました。

 

時田シロウの性格①皮肉屋

ジェットアローンの完成披露宴で、時田はNERVの赤木リツコから向けられた「エヴァは使徒との戦闘で得られたデータを元に設計されているが、ジェットアローンはそうではない」という挑発に対し、皮肉たっぷりに反論します。

彼は、エヴァがパイロットの精神に依存している点を「ヒステリーを起こした女性と同じ」と例え、自身のロボットの優位性を主張しました。

このやりとりは、時田が単なる嫌味な人物ではなく、確固たる信念と論理を持っていることを示唆しています。

彼の言葉は、リツコだけでなく葛城ミサトをも黙らせるほど、鋭い真実を突いていました。

 

時田シロウの性格②負けず嫌い

時田シロウの行動の原動力は、NERVに対する強い負けず嫌いの精神です。

エヴァンゲリオンが注目を集める中で、彼は「必ずエヴァを凌ぐ素晴らしいロボットを作る」と心に誓い、ジェットアローン開発に情熱を注ぎました。

しかし、完成したジェットアローンが暴走し、彼の夢は一瞬にして崩壊します。

この暴走は、実はNERV側が仕組んだものであり、時田はNERVの策略にまんまと乗せられてしまったのです。

これは、時田が開発者として優れている一方で、組織の陰謀には疎かったという一面を示しています。

しかし、彼は暴走を止めようと命を顧みない葛城ミサトの姿に心を打たれ、独断でパスワードを教えるという男気を見せます。

これは、彼の負けず嫌いな性格が、単なるライバル心ではなく、状況に応じた柔軟な判断を下せる大人としての魅力にも繋がっていることを示しています。

 

時田シロウの性格③嫌味

時田シロウは、仕事ができる人物であると同時に、相手を言葉で追い詰める嫌味な発言も得意です。

特にライバル視しているNERVに対しては、その攻撃性は顕著になります。

彼の嫌味は、単なる悪口ではなく、しっかりとした裏付けに基づいているため、相手は反論することができません。

ジェットアローンの完成披露宴での、赤木リツコと葛城ミサトを言葉巧みに追い詰めるシーンは、彼の嫌味な性格が最も表れている場面と言えるでしょう。

しかし、この嫌味な性格の裏には、自身の技術と信念に対する絶対的な自信が隠されています。

彼は、言葉で相手を黙らせることで、自身の正当性を証明しようとしていたのかもしれません。

 

時田シロウの名言

わずか1話の登場ながら、時田シロウは多くの視聴者の心に残る名言を残しました。

彼の言葉は、その鋭い皮肉の中に、作品の重要なテーマが隠されています。

 

名言①「ヒステリーを起こした女性と…」

「ヒステリーを起こした女性と同じですよ」という言葉は、暴走するエヴァを揶揄した時田の名言です。

これは、パイロットの感情によって制御が不安定になるエヴァの欠点を的確に突いた言葉であり、多くのファンに衝撃を与えました。

この言葉は、時田が「心」という曖昧なものに頼るNERVの技術を根本から否定していたことを示しています。

しかし、皮肉なことに、ジェットアローンの暴走を止めるには、葛城ミサトの熱意という「心」が必要となりました。

この対比は、エヴァの物語が、科学や技術だけでは解決できない人間の心の問題を扱っていることを象徴しています。

 

名言②「希望…プログラム消去の…」

ジェットアローンが暴走し、葛城ミサトが命がけで暴走を止めようとした時、時田シロウが独断でプログラム消去のパスワードを教えた時の名言です。

「希望…プログラム消去のパスワードだ」というこの言葉は、NERVを敵対視していた彼が、ミサトの行動に心を動かされ、大人の判断を下したことを示しています。

これは、時田が単なる皮肉屋ではなく、状況に応じて柔軟に行動できる男気のある人物であることを証明しています。

この行動は、彼が開発者としての責任を全うしようとした結果であり、多くの視聴者から高い評価を受けました。

 

時田シロウの声優は大塚芳忠

時田シロウという魅力的なキャラクターに命を吹き込んだのは、ベテラン声優の大塚芳忠です。

ここでは、大塚芳忠のプロフィールと主な出演作品を紹介します。

 

大塚芳忠のプロフィール

本名(芸名)大塚芳忠(おおつかほうちゅう)
愛称ほっちゅん
出身地岡山県津山市
生年月日1954年5月19日
血液型A型
所属事務所クレイジーボックス
職業声優、ナレーター
声優デビュー1976年
受賞歴2017年 第11回声優アワード 助演男優賞

大塚芳忠は、1976年に声優としてデビューし、以降、数々の有名キャラクターを演じてきました。

2014年には、同じ声優の弥永和子を亡くしますが、彼女との夫婦共演も多く、互いを尊敬し合う関係であったことが知られています。

2017年には第11回声優アワードで助演男優賞を受賞するなど、長年の努力が認められ、今も第一線で活躍し続けています。

 

大塚芳忠の主な出演作

大塚芳忠は、低い声から高い声まで幅広く演じ分けることができる、多才な声優です。

アニメでは、『NARUTO -ナルト-』の自来也役、『SLAM DUNK』の仙道彰役、『機動戦士Zガンダム』のヤザン・ゲーブル役など、多くの人気キャラクターを演じています。

洋画の吹き替えにも定評があり、ドニー・イェンやジェフ・ゴールドブラムといった俳優の持ち役を多数担当しています。

また、亡くなった声優の持ち役を一部引き継ぐなど、声優業界に欠かせない存在となっています。

 

時田シロウがJA(ジェットアローン)を開発

時田シロウの存在を語る上で欠かせないのが、彼が開発したジェットアローンです。

NERVへの対抗意識を燃やし、エヴァを凌ぐロボットを作り上げようと情熱を注いでいました。

テレビアニメ第7話では、その完成披露宴が描かれ、NERV関係者への皮肉や挑発的な発言が飛び交います。

しかし、その華々しい舞台は、ジェットアローンの暴走によって一変します。

この暴走は、時田の夢を打ち砕きましたが、その裏には、ジェットアローンの登場を快く思わないNERVの陰謀があったと言われています。

NERVもまた、ジェットアローンを脅威と感じ、ライバル視していたことがうかがえます。

 

JA(ジェットアローン)とは?

ジェットアローンは、防衛庁や通産省、そして時田シロウが代表を務める日本重化学工業共同体が協力して開発した、使徒殲滅用ロボットです。

エヴァとは異なり、動力源に原子炉を使い、パイロットを必要としない完全自動操縦のシステムを搭載していました。

この「人間の精神に左右されない」という点は、エヴァの不安定さを突いた、時田の信念が反映された設計思想と言えるでしょう。

ジェットアローンは、エヴァ初号機に匹敵するパワーと、スムーズな歩行が可能な高い性能を備えており、ロボットファンからも高い評価を得ました。

 

暴走したJA(ジェットアローン)

ジェットアローンの試運転中に発生した暴走は、物語の大きな転換点となりました。

暴走したジェットアローンは第3新東京市を破壊しながらNERV本部へと向かい、葛城ミサトたちは命がけでこれを止めようとします。

この姿を見た時田は、NERVへの対抗心を一時的に捨て、パスワードを教えるという英断を下します。

この事件は、ジェットアローンが「危険な兵器」という烙印を押される原因となりましたが、後にこの暴走がNERVの仕業だったことが明らかになります。

NERVは、自律型ロボット兵器であるジェットアローンが、パイロットの育成や維持に莫大なコストがかかるエヴァよりも優位に立つことを恐れたのかもしれません。

 

時田シロウはゲーム版で活躍?

テレビアニメではわずか1話の登場でしたが、時田シロウはゲーム版で再びスポットライトを浴びることになります。

彼の存在感と男気のあるキャラクターが、多くのファンに支持されていたことの証拠と言えるでしょう。

 

PS2のゲームに登場

時田シロウは、PS2やPSPで発売されたエヴァンゲリオンのゲームに登場し、ファンを喜ばせました。

ゲーム内で彼の勇姿を再び見たいという理由で、ソフトを購入したファンも多かったようです。

 

チルドレンの援護をする時田シロウ

ゲーム版では、オリジナルのストーリーを楽しむことができ、ある条件を満たすと、時田シロウと改修されたジェットアローン(ジェットアローン改)が、エヴァンゲリオン量産機との最終決戦で、チルドレンたちの援護に駆けつけてくれます。

これは、テレビ版では実現しなかった夢の共演であり、ファンにとってはたまらない展開と言えるでしょう。

 

ゲーム内での時田シロウの強さは?

ゲーム内でのジェットアローン改は、N2リアクターを搭載し、ATフィールドは持たないものの、エヴァンゲリオン量産機を次々に撃破するほどの圧倒的な破壊力を持っています。

さらに、自動で戦闘を行うため、プレイヤーが操作するエヴァよりも多くの敵を倒すことができ、その性能の高さが証明されています。

これは、時田シロウが理想としていた「人間の心に左右されない、強力なロボット兵器」が、ゲームという形で実現したことを示唆しているのかもしれません。

 

時田シロウに関する感想や評価

時田シロウは、登場回こそ少ないものの、その存在感と深いキャラクター性で、多くのエヴァファンに愛されています。

彼の発言は、物語の根幹をなすテーマに深く関わっており、多くの考察を生み出しました。

「心などという曖昧なものに頼るから、NERVは、さきのような暴走を許すのです」という彼の言葉は、2010年代以降の技術の発展を予見していたかのような、的確な見識だと評価する声も多くあります。

また、彼の熱意が詰まったジェットアローンが、新劇場版の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』や『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で、パリのNERV支部が運用する自律型兵器として再登場する可能性も示唆されており、ファンの間で話題になりました。

多くのファンは、時田シロウの再登場を熱望しており、彼の開発者としての闘志が、一度の失敗ではめげるものではなかったことを期待しています。

 

時田シロウとはどんな人物?まとめ

時田シロウは、日本重化学工業共同体の代表であり、ジェットアローンの開発責任者を務めるやり手の実業家です。

NERVへの強い対抗心を燃やし、エヴァを凌ぐ完璧なロボット兵器を開発しようと奮闘しました。

皮肉屋で負けず嫌いな性格でありながら、いざという時には男気を見せる、人間味あふれるキャラクターです。

たった1話の登場にもかかわらず、彼の強烈な個性と名言は、多くのファンの心に深く刻まれ、ゲーム版ではチルドレンたちの援護に駆けつけるなど、その活躍の場を広げています。

時田シロウという人物を深く知ることで、エヴァの物語が持つ「科学と心」というテーマを、より深く理解できるのではないでしょうか。

 

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