【喧嘩稼業】格闘技界の頂点を決める「陰陽トーナメント」全出場者と激闘の軌跡を徹底解説!

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【喧嘩稼業】格闘技界の頂点を決める「陰陽トーナメント」全出場者と激闘の軌跡を徹底解説!

 

『喧嘩商売』そして『喧嘩稼業』の物語の核となっているのが、主催者・田島彬が「最強の格闘技は何か?」を問い、自身への挑戦者を決めるために開催した「陰陽トーナメント」です。

この大会は、表舞台で活躍する「陽」の格闘家と、裏社会で命を懸けて戦ってきた「陰」の武道家たちが集結し、文字通り最強の座を賭けて戦う、究極のバトルロイヤルです。

今回は、このトーナメントの全貌を徹底的に解説します。

出場者17人それぞれの人物像から、一回戦で繰り広げられた壮絶な激闘の数々、そして読者が固唾を飲んで見守る今後の展開まで、網羅的に紹介していきます。

果たして、このトーナメントの勝者は誰になるのでしょうか。

そして、田島彬の真の目的とは一体何なのでしょうか。

その答えを探る旅に出かけましょう。

 

陰陽トーナメントとは?

陰陽トーナメントは、元・進道塾生で総合格闘家の田島彬が主催する、総勢17人の格闘家たちが参加する大会です。

その名の通り、日本の格闘技界を象徴する「陽」の強者たちと、裏社会の「陰」で生きてきた者たちが激突します。

ファイトマネーは1試合につき1億円、勝者が総取りで2億円を獲得し、優勝賞金は100億円、さらに田島彬に勝利すれば追加で200億円が与えられるという、破格の金額が動くことでも知られています。

 

謎に包まれた田島彬の真の目的

トーナメントの公式な目的は「最強の格闘技を決めること」と「田島彬への挑戦者を決めること」ですが、その裏には田島彬の個人的な思惑が隠されていると考える読者も少なくありません。

特に、田島彬が幼い頃に父親から受けた壮絶な訓練や、異母兄弟である櫻井裕章の存在など、その背景には未だ多くの謎が残されています。

このトーナメントは、単なる格闘技の祭典ではなく、彼の人生そのものと深く結びついている可能性が高いと言えます。

 

陰陽トーナメントのルール

ルールはシンプルでありながら、過酷なものとなっています。

基本的には目潰しや金的も有効な「何でもあり」の喧嘩であり、武器の使用や、身に着けている衣服を武器とすることは禁止されています。

試合は金網に囲まれたリングで行われ、勝敗はリング外のジャッジの判定、またはセコンドのタオル投入で決まります。

 

トーナメント出場者17人の全貌

陰陽トーナメントに集結したのは、まさに日本格闘技界の頂点に立つ者たちです。

ここでは、「陰」と「陽」に分かれた出場者17人を紹介します。

 

梶原修人(梶原柳剛流・陰側)

古流武術・梶原柳剛流の継承者です。

父の仇である富田流への復讐を誓い、忍術を駆使した戦いを得意としています。

広域指定暴力団「板垣組」の食客として、工藤優作と同じ「陰」の枠でトーナメントに参加しました。

 

工藤優作(喧嘩師・陰側)

戸籍も本名もない喧嘩師です。

脳内麻薬を操ることで痛みを消し、馬鹿力を発揮できる異常な肉体の持ち主で、「喧嘩に手加減はいらない」という哲学を掲げています。

 

佐川徳夫(日本拳法・陽側)

日本拳法家・佐川雅夫の次男であり、天才的な格闘センスを持ちます。

野球やボクシングでも才能を発揮するなど、その能力は多岐にわたります。

父の死後、心の平穏を保つために父の幻覚と会話するという、精神的な闇を抱えています。

 

石橋強(ボクシング・陽側)

WBOヘビー級世界1位のプロボクサーです。

「東洋のフランケンシュタイン」の異名を持ち、異常なマゾヒズムによって驚異的なタフネスを誇ります。

「コロポックル」という名言は多くの読者に知られています。

 

佐藤十兵衛(富田流・陰側)

物語の主人公であり、富田流の使い手です。

悪魔的な頭脳と、目的のためには手段を選ばない冷徹な性格を持ちます。

事前に緻密な策略を張り巡らせる戦い方が得意で、陰陽トーナメントには石橋強を破って出場権を獲得しました。

 

櫻井裕章(シラット・陰側)

アンダーグラウンドで無敗を誇るS級格闘士です。

72時間しか記憶が持たない「前向性健忘」という特異体質であり、自分の強さの証明を求めて戦い続けています。

田島彬とは異母兄弟にあたります。

 

入江文学(富田流・陰側)

主人公・佐藤十兵衛の師匠であり、富田流の六代目継承者です。

父の仇である田島彬を倒すためにトーナメントに出場しました。

38歳無職童貞という愛すべきギャップを持つ、読者からの人気も非常に高いキャラクターです。

 

金隆山康隆(相撲・陽側)

史上最強の横綱として843勝0敗0休という大記録を打ち立てた相撲界の絶対王者です。

ミオスタチン関連筋肉肥大という特異体質を持ち、全力で戦える場を求めてトーナメントに参戦しました。

 

川口夢斗(キックボクシング・陽側)

打撃系格闘技トーナメント「立技」のヘビー級チャンピオンです。

その蹴りは相手のガードを破壊し、防御を無力化するほどの威力を誇ります。

 

芝原剛盛(合気道・陽側)

形あるものなら真球でも倒せると豪語する伝説の合気道家です。

末期癌で余命一年と宣告されており、田島彬との決着をつけるためにトーナメント出場を決めました。

「陽」の人間でありながら、「陰」の思考も持ち合わせる策略家の一面があります。

 

上杉均(空手・陽側)

「喧嘩王」の異名を持つ進道塾の空手家です。

進道塾の奥義「煉獄」をただ一人完璧に使いこなすことができます。

情に厚く、義理堅い性格で、山本海に託された進道塾の代表としてトーナメントに臨みます。

 

関修一郎(柔道・陽側)

柔道無差別級で4大会連続金メダルを獲得し、国民栄誉賞も受賞した柔道家です。

「仁王」の異名を持つ最強の柔道家であり、自分の強さを証明するために出場しました。

入江文学からは「陰」の戦いを学ぶことで優勝候補になると評されています。

 

佐川睦夫(軍隊格闘・陰側)

日本拳法家・佐川雅夫の長男であり、軍隊格闘家です。

精神が崩壊しており、「吸血鬼」として戦場で敵の血をすする異常者として知られています。

田島彬の推薦で出場を決めましたが、別の人間を監禁して「父」に仕立て上げるという奇行を見せました。

 

三代川祐介(少林寺拳法・陽側)

少林寺拳法六段の腕前を持ち、多重人格者です。

祖父の遺した日記をきっかけに修行に励み、別の人格「清太」を出現させることで強者と戦うことができるようになりました。

 

反町隆広(総合格闘技・陽側)

ブラジリアン柔術全盛期に柔術に勝ち続けた総合格闘家です。

八百長や馴れ合いを嫌い、本当の強者との戦いを求めて生きてきました。

元同門のカブトの出場を知り、自身も参戦を決めました。

 

里見賢治(玉拳・陰側)

かつて進道塾で「拳聖」と呼ばれた中国拳法家です。

独自に「玉拳」を編み出し、頭脳戦や盤外戦を得意とします。

十兵衛と協力して田島彬襲撃計画を企てるなど、裏での暗躍も見られます。

 

カブト(プロレス・陽側)

本名・阿南優太。

プロレス界で圧倒的な実力と人気を誇る覆面レスラーです。

婚約者を殺害した中学生3人に復讐し服役した過去を持ち、その後プロレス界の復興のため出所し、陰陽トーナメントに出場しました。

 

激闘の一回戦:結果と詳細

陰陽トーナメント一回戦は、予想を裏切る展開の連続でした。

ここでは、既に決着がついた試合を振り返ります。

 

梶原修人VS工藤優作

同じ板垣組所属の「陰」同士の戦いです。

格闘技経験のない工藤を相手に、梶原は忍術や「金剛」を駆使して優位に立ちます。

しかし、劣勢に追い込まれた工藤は、初めて技を使い、さらに驚異的なタフネスで反撃。

梶原は「屍」の毒針で逆転を試みますが、工藤はそれを上回る怪力で勝利を掴みました。

勝者:工藤優作

 

佐川徳夫VS佐藤十兵衛

石橋強に勝利し、出場権を獲得した主人公・佐藤十兵衛と天才・佐川徳夫の一戦です。

十兵衛は、実力で劣る徳夫に勝つため、事前に観客やブザーを利用した緻密な策を張り巡らせ、「煉獄」を決めることに成功します。

しかし、徳夫はダメージを負いながらも反撃し、徐々に試合を優位に進めますが、十兵衛は梶原が工藤に使った「屍」の毒針を再び利用し、見事勝利を収めました。

勝者:佐藤十兵衛

 

櫻井裕章VS入江文学

「陰」の強者同士の対決です。

入江文学は、櫻井の耳の鼓膜を破壊するなど先制しますが、櫻井は動じず、圧倒的なシラットの技術で入江文学を追い詰めます。

絶体絶命の状況で、入江文学は自ら耳を引きちぎり、「煉獄」と必殺の投げ技「高山」を放ち、逆転勝利を収めました。

勝者:入江文学

 

金隆山康隆VS川口夢斗

「陽」の超人同士の対決です。

互いに全力で戦ったことがない最強の二人ですが、金隆山は「鉄砲」と「素首落とし」で優位に立ちます。

しかし、川口夢斗は家族の声援を力に変え、封印していた防御不能のローキックとハイキックを解禁し、金隆山に深刻なダメージを与えます。

最終的に、金隆山は川口夢斗の足をへし折って勝利しましたが、試合後、川口のハイキックによる急性硬膜下血腫で生涯無敗のまま帰らぬ人となりました。

勝者:金隆山康隆

 

芝原剛盛VS上杉均

空手と合気道の達人同士の一戦です。

芝原は合気と打撃で試合を優位に進めますが、上杉は「完全な煉獄」を解禁します。

芝原は「煉獄破り」の策で上杉を追い詰めますが、上杉は最後の力を振り絞り、金剛を放ちます。

結果、両者共に倒れますが、上杉が立ち上がり、セコンドの芝原佑に命の危機を訴えかけ、タオルを投げさせることで勝利しました。

勝者:上杉均

 

今後の展開は? 準決勝・決勝戦の予想

一回戦の激闘を経て、トーナメントは準決勝へと進みます。

まだ試合が描かれていないカードも多いですが、今後の展開を予想してみましょう。

 

関修一郎VS佐川睦夫

実績では圧倒的に関が有利ですが、入江文学の評価では、命懸けの戦いを知らない関は佐川睦夫に敗れる可能性が高いとされています。

しかし、一回戦を乗り越えた関が「陰」の戦いを学び、優勝候補に躍り出るという見方もあります。

一方、佐川睦夫は「マジモン」と呼ばれるほどの異常性を持っており、その戦い方は未知数です。

多くの読者が佐川睦夫の勝利を期待していることでしょう。

 

三代川祐介VS反町隆広

反町はカブトとの同門対決というフラグがあり、生野勘助を倒した実力と経験を持ちます。

一方、三代川は多重人格という特異な設定を持つものの、他の出場者と比べると強さの描写が弱いとされています。

空気を読まない反町が、多重人格という三代川の特性を無視して圧勝するという展開が予想されます。

 

里見賢治VSカブト

プロレス界最強のカブトと、独自の拳法「玉拳」を編み出した里見賢治の対決です。

里見は、裏で田島彬襲撃を計画しており、その行動が試合に影響する可能性があります。

反町隆広との同門対決の可能性を考えると、カブトの勝利が濃厚と考える読者が多いでしょう。

 

決勝戦のカードと優勝者は?

芝原佑が「決勝が始まる」と発言し、芝原剛盛が「佐藤十兵衛に卑怯を学ぼうと思っています」と答えるシーンは、十兵衛が決勝に進出することを強く示唆しています。

しかし、十兵衛が2回戦で目的を達成し、入江文学のサポートに回る可能性も考えられます。

その場合、反対側の山から本気になった関が勝ち上がり、上杉を倒して決勝に進出すると予想されます。

そして、決勝戦のカードは「入江文学VS関修一郎」となる可能性が高いでしょう。

すでに片腕を骨折している入江文学ですが、田島彬を倒すという悲願を叶えるため、勝利を掴んでほしいと願うファンは少なくありません。

予想優勝者は、入江文学です。

 

まとめ

陰陽トーナメントは、最強の格闘技は何かという問いかけを通して、登場人物たちの人生や信念、そして狂気を描き出す、この作品の集大成とも言える大会です。

一回戦の激闘は、力だけではない、戦略や精神力が勝敗を分けることを示しました。

休載が続き、物語の進行が遅れていることに不満を持つ読者もいますが、裏で進む田島彬襲撃計画や、出場者たちの思惑が複雑に絡み合い、今後の展開はますます目が離せません。

全試合が描かれ、決勝戦、そして田島彬戦まで見届けたいと願うのは、多くの読者の共通の思いでしょう。

この物語の結末が、どのような形で描かれるのか、楽しみに待ちたいと思います。

 

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