
『転生したらスライムだった件』の世界に君臨する多くの強者たちの中でも、一際異彩を放ち、絶大な人気を誇るのが、漆黒の悪魔ディアブロです。
彼は主人公リムルに絶対的な忠誠を誓い、その圧倒的な力で数々の困難を打ち破ってきました。
しかし、一体ディアブロとは何者なのでしょうか?
本記事では、ディアブロが召喚されるまでの経緯、その正体、彼が持つ驚異的な強さと究極能力、そしてリムルをはじめとする他のキャラクターとの複雑な関係性まで、徹底的に深掘りしていきます。
なぜ彼がこれほどまでに多くのファンを惹きつけ、リムルにとって最強の右腕たり得るのか、その秘密に迫りましょう!
ディアブロの正体とは?最古の悪魔の登場
『転生したらスライムだった件』でディアブロが初めて登場したのは、原作小説の第5巻、アニメでは第1期の24話からでした。
キャラクター数の多い「転スラ」の中でも特に人気の高いディアブロは、一体どのような存在なのでしょうか。
彼の正体と、その圧倒的な能力について詳しく解説していきます。
ディアブロの正体は「原初の悪魔」!
『転生したらスライムだった件』に登場するディアブロの正体は、「原初の悪魔(プルミエ)」と呼ばれる、最古から存在する悪魔の一人です。
「原初の悪魔」とは、この世に最初に誕生した7体の悪魔のことで、それぞれが固有の色を持ち、「原初の黒」であるディアブロはその中でも特に危険な存在として知られています。
彼はリムルによって召喚され、「ディアブロ」という名を授けられたことで、その真の力を解放しました。
主人であるリムルを心から慕い、自身の正体を隠しながらも、彼にとっての忠実な僕として尽くし続けています。
リムルへの狂気にも近いほどの敬愛が、彼の行動原理となっています。
『転生したらスライムだった件』の概要とあらすじ
ディアブロが活躍する「転スラ」の世界をより深く知るために、まずは作品全体の概要とあらすじを簡単に見ていきましょう。
『転生したらスライムだった件』作品概要
『転生したらスライムだった件』、略称「転スラ」は、作者・伏瀬が2013年2月20日から連載を開始したWeb小説が原作です。
「小説家になろう」に掲載されている、いわゆる「なろう系小説」の代表作として絶大な人気を誇ります。
その後、漫画、アニメ、劇場版と様々なメディアで展開され、シリーズの累計発行部数は2022年1月時点で3000万部を突破する大ヒット作品となりました。
その独特な世界観と魅力的なキャラクターたちは、幅広い層から支持を集め続けています。
『転生したらスライムだった件』あらすじ
物語は、主人公・三上悟が通り魔に刺殺され、異世界の洞窟で最も弱いとされる魔物「スライム」に転生するところから始まります。
異世界で三上は「リムル=テンペスト」という名を得て、閉じ込められていた伝説の暴風竜ヴェルドラと出会い、友人となります。
ヴェルドラの力の一部を取り込み、新たな能力を得たリムルは、様々な友人や仲間、そして配下を増やしながら、魔物たちが安心して暮らせる理想の町「魔国連邦(テンペスト)」を作り始めるという、壮大な異世界ファンタジー作品です。
ディアブロの強さや究極能力:悪魔界最強クラスの実力
ディアブロの強さ:覚醒魔王に匹敵する「原初の悪魔」
『転生したらスライムだった件』の世界では、長く生きるほど強力な力を持つとされているのが悪魔という種族です。
ディアブロの正体は「原初の悪魔」という最古の悪魔の一人であるため、その強さは悪魔界においては間違いなく最強クラスに位置します。
彼は「転スラ」の中でも群を抜いた膨大な魔素量と、相手の精神を根底から脅かすという驚異的なスキルを持ち、その実力は「覚醒魔王」に匹敵すると言われています。
彼の戦闘能力は、リムルの配下の中でも間違いなくトップクラスであり、多くの強敵を一蹴してきました。
ディアブロのユニークスキル「誘惑者(オトスモノ)」
ディアブロが初期から保有するユニークスキルの一つが「誘惑者(オトスモノ)」です。
このスキルは、ディアブロに敗北した時点で相手を強制的に服従させるという恐るべき能力を持っています。
相手に恐怖を植え付けることで精神的に支配し、半ば強制的にディアブロに従わせることが可能となります。
さらに、このスキルは、相手が反逆や裏切りなど、味方に危害を加えるようなことを考えていないかを読み取ることができるため、彼の配下を完全に掌握するために非常に役立っています。
ディアブロのユニークスキル「大賢人(モトムモノ)」
ディアブロのもう一つのユニークスキルが「大賢人(モトムモノ)」です。
この能力は、主に思考加速、思念支配、詠唱破棄といった非常に汎用性の高い効果を発揮します。
リムルの「大賢者(ラファエル)」と非常に似た性質を持つスキルであり、法則を操作するといった「理不尽」とも言える力を行使することも可能です。
戦闘だけでなく、情報収集や分析、戦略立案においてもディアブロを強力にサポートする、まさに万能のスキルと言えるでしょう。
ディアブロの究極能力「誘惑之王(アザゼル)」
「誘惑之王(アザゼル)」は、ディアブロが後に獲得した究極能力(アルティメットスキル)です。
これは、彼がもともと持っていたユニークスキル「誘惑者」がさらにパワーアップし、究極の領域に達したものです。
この能力により、「思考加速」「誘惑世界」といった基本的な権能に加え、「懲罰支配」「魅了支配」「時空間操作」といった、極めて強力な能力が使用可能となります。
さらに、「森羅万象」「万能感知」「魔王覇気」「多次元結界」といった、広範囲にわたる多岐にわたるスキルも発動でき、まさに死角なしの能力と言えるでしょう。
「誘惑之王」を得たことで、ディアブロは文字通り「悪魔界最強」の座を確固たるものにしました。
ディアブロの圧倒的な耐性:実質無敵の存在
ディアブロの強さは、その攻撃能力やスキルだけにとどまりません。
彼が持つ圧倒的な耐性は、まさに実質無敵と言えるレベルです。
転スラに登場する通常の悪魔であれば、肉体が破壊された場合は精神世界への強制送還を余儀なくされますが、ディアブロにはこれが通用しません。
物理攻撃はもちろん、核撃魔法や魔素を伴わない攻撃までもが無効化されます。
加えて、精神攻撃やあらゆる状態異常にも完璧な耐性を持つため、彼をまともに傷つけることは極めて困難であると言えるでしょう。
この尋常ならざる防御力と耐性が、ディアブロを「最強」たらしめる大きな要因の一つです。
ディアブロと他キャラクターの関係性:忠誠と信頼、そしてライバル
ディアブロとリムル:狂信的な主従関係
『転生したらスライムだった件』に登場するディアブロと主人公リムルは、作品内で最も深い主従関係にあります。
リムルが覚醒魔王へ進化する際に、1万以上のファルムス王国の兵士の死体を捧げ、生贄としてディアブロを召喚しました。
しかし、実はこれはディアブロの長年の願いであり、召喚されるずっと前から彼はリムルの存在に目をつけ、自ら彼の元へ召喚される機会を伺っていたのです。
リムルに「ディアブロ」という名を与えられたことで、彼はリムルに対して絶対の忠誠を誓い、その敬愛の念は狂信的とも言えるほどです。
リムルのためならばどんな困難も乗り越え、彼の理想を実現するために全力を尽くす姿は、多くの読者の心を掴んで離しません。
ディアブロとヴェノム:因縁の主従関係
『転生したらスライムだった件』に登場するヴェノムは、ディアブロの直属の部下にあたります。
かつて地獄一帯を支配し、喧嘩ばかりしていたヴェノムでしたが、ある日突然現れたディアブロに完膚なきまでに敗北してしまいます。
その後も何度もディアブロに挑みましたが、一度たりとも勝つことはできませんでした。
しかし、その強さをディアブロに認められ、ヴェノムは地上に連れていかれることになります。
そしてディアブロと同じくリムルから名前を授かり、その身をリムルとディアブロに捧げるようになりました。
かつての敵対関係から生まれた、ユニークな主従関係がここにあります。
ディアブロとシオン:リムルの第一秘書を巡るライバル
『転生したらスライムだった件』に登場するシオンは、リムルの秘書を務める忠実な存在です。
ディアブロが召喚されてからは、どちらがリムルの「第一秘書」に相応しいかを巡って、シオンとディアブロはライバル関係にあります。
二人とも同じようにリムルを深く敬愛し、その傍に仕えることを至上の喜びとしています。
実力ではディアブロの圧勝ではありますが、ディアブロはシオンのリムルに対する秘書としての熱意と一途さに一目置いており、お互いを認め合いながらリムルに尽くすその姿に好感を持つファンも多いようです。
ディアブロとギィ・クリムゾン:古きライバルと惚気話の相手
『転生したらスライムだった件』に登場するギィ・クリムゾンは、ディアブロと同じく「原初の悪魔」の一人です。
かつてはディアブロとライバルのような関係であり、ほぼ同等の力を所持していました。
友人というほど親しい仲ではありませんが、ディアブロが現世に召喚されてからは、リムルの「惚気話」を聞かされる相手として、ギィとの交流が続いています。
古くからのライバルが、今や主の自慢話を聞かされる立場になったというのは、悪魔同士の関係性の面白さを際立たせていますね。
ディアブロの驚異的な活躍:リムルの「右腕」としての功績
ディアブロの活躍①:魔王誕生編
『転生したらスライムだった件』で描かれる「魔王誕生編」は、原作の70話から始まります。
この物語のクライマックスで、約1万5千人のファルムス王国の兵士の死体を生贄に、ディアブロはリムルによって召喚されます。
召喚されたディアブロは、主人であるリムルに即座に忠誠を誓い、その実力を示します。
その後、上位悪魔2体をリムルの魔素回復のために生贄として差し出すという残虐な功績も上げました。
その働きが認められ、ディアブロは正式にリムルの仲間となり、名を授かったのです。
この瞬間から、リムルの最強の片腕としてのディアブロの活躍が始まります。
ディアブロの活躍②:聖魔対立編
『転生したらスライムだった件』の「聖魔対立編」は、原作の88話から始まります。
当初、ヒナタと聖騎士100名のテンペスト侵攻に備えるため、ディアブロは監視役を命じられます。
しかし、リムルへの献身を示すため、シオンからの指示を受け、聖騎士のナンバー2であるアルノーを含む聖騎士たちと戦闘することになります。
次々と襲い掛かる聖騎士たちを「魔法覇気」で倒し、アルノーの強力な攻撃も無効化してしまうなど、ディアブロはここでも圧倒的な戦闘力を見せつけました。
彼の強さが物語の緊迫感を一層高めています。
ディアブロの活躍③:魔都開国編
『転生したらスライムだった件』の「魔都開国編」は、原作109話から始まります。
ディアブロはテンペストで開催される武闘会に参加することになり、元魔王「カオリン」と一回戦で対戦し、瞬く間に圧勝します。
その後もベレッタ、シオンといった強者たちとの対戦で順調に勝ち進みました。
しかし、決勝戦でベニマルと対戦したディアブロは、この時初めての敗北を経験します。
有利な状況で戦っていたにもかかわらず、ベニマルの最高技「朧黒炎葬破」によって胸に大きなダメージを負い、惜敗してしまいました。
この敗北はディアブロにとって屈辱的でしたが、彼がさらに強くなるための糧となったと考える読者もいるでしょう。
ディアブロの活躍④:帝国侵攻編
『転生したらスライムだった件』の「帝国侵攻編」は、原作141話から始まります。
この戦いでディアブロは、自身の軍団を作るために、上位魔将3体、特殊個体の上位悪魔7体、そして下位悪魔700体を連れてきました。
この上位魔将たちはディアブロと同じ「原初の悪魔」であり、かなりの戦闘能力を持った精鋭の軍団です。
ディアブロは、この強力な軍団を引き連れて帝国軍侵攻作戦の責任者・カリギュオと接触します。
既に大勢の犠牲者が出ていたためカリギュオは降伏を申し出ますが、ディアブロは一瞬でカリギュオを倒し、その圧倒的な力を再度示しました。
ディアブロの活躍⑤:天魔大戦編
『転生したらスライムだった件』の「天魔大戦編」は、原作の191話から始まります。
この戦いの中で、神智核シエルによって能力最適化が行われ、ディアブロは「悪魔神」へと進化を遂げます。
その後、自ら「誘惑之王」という究極能力を身に付け、魔素量や能力の質も格段に高い悪魔へと進化しました。
その真価を見届けたリムルは、自身の配下の中でディアブロが最強だと認めます。
こうしてディアブロは、自他共に認めるリムルの最強の配下として、その地位を不動のものにしたのでした。
ディアブロの声優:櫻井孝宏が紡ぐ魅力的な声
ディアブロの声優は「櫻井孝宏」
『転生したらスライムだった件』でも屈指の美形キャラクターとして知られるディアブロですが、アニメで彼の声を担当したのは、数多くの人気作品に出演している実力派声優、櫻井孝宏(さくらい たかひろ)です。
櫻井孝宏の声種はテノールで、優しい・弱い人物、少々問題のある性格や掴みどころのない性格の人物など、非常に幅広いキャラクターを巧みに演じ分けています。
ディアブロの冷静さと狂気、そしてリムルへの忠誠心を表現する彼の演技は、キャラクターの魅力を一層引き立てています。
櫻井孝宏のプロフィール
| 名前 | 櫻井孝宏(さくらい・たかひろ) |
|---|---|
| 生年月日 | 1974年6月13日 |
| 出身地 | 愛知県 |
| 所属 | インテンション |
櫻井孝宏は81演技研究所を卒業後、81プロデュースに所属していましたが、2013年に退所し、フリーランスとなりました。
その後2014年に、同じく声優の鈴村健一が設立したインテンションに所属しています。
声優業だけでなく、ナレーターやラジオパーソナリティーも務めるなど、多方面で活躍する人気の声優です。
櫻井孝宏の主な出演作品
櫻井孝宏は1996年から声優として活動しており、主役から脇役まで数多くの作品に出演してきました。
声優を目指したきっかけは、中学時代の教師に「声優のような声をしている」と言われたことだそうです。
演技以外にもイラストを得意としていて、一時期はイラストレーターを目指したこともあったという、多彩な才能の持ち主です。
主な出演作品は以下の通りです。
『金色のガッシュベル!!』:高嶺清麿
『コードギアス 反逆のルルーシュ』:枢木スザク
『ダイヤのA』:御幸一也
『おそ松さん』:おそ松
『鬼滅の刃』:富岡義勇
『呪術廻戦』:夏油傑
ディアブロに対する世間の評判と人気の理由
「美形キャラ」としての絶大な人気
劇場版『転生したらスライムだった件』もファンからは好評を博し、登場人物の中でも特に美形として描かれるディアブロは、特に女性ファンが多いキャラクターです。
彼のクールな見た目と完璧な振る舞いは、多くの視聴者の心を掴んでいます。
また、リムルに対する狂信的なまでの忠誠心と、自身の正体を隠しながら主人に尽くすというディアブロのキャラクター性は、非常に人気が高い理由の一つです。
シオンとの関係性もファンに好評
ディアブロとシオンの関係性を「いい」と評価するファンは非常に多く見られます。
リムルに対する忠誠心の高さは、ディアブロもシオンを「一目置く存在」として認めているほどです。
能力的にはディアブロの方が勝っていますが、それでもお互いを認め合いながらリムルに尽くすその姿は、多くの読者に好感を与えています。
リムルを巡る二人の秘書争いは、物語のコミカルなアクセントとしても機能しており、ファンにとっては見どころの一つとなっています。
イベントでの人気も証明済み
『転生したらスライムだった件』は、原作やアニメだけでなく、関連イベントも各地で好評を博しています。
イベント会場では多くの展示品や限定グッズがあり、ファン同士の交流も活発に行われています。
同じ作品が好きな者同士、和やかな雰囲気で楽しむファンが多い中で、ディアブロ関連のグッズは特に人気を集めており、彼のキャラクター人気がイベント会場でも証明されています。
『転スラ』ディアブロ:リムルの影で暗躍する最強の悪魔
今回の記事では、『転生したらスライムだった件』に登場するディアブロに関する情報をまとめてきました。
ディアブロの正体は「原初の悪魔」と言われる非常に強力なスキルを持つ悪魔であり、自身を召喚したリムルに絶対的な忠誠を誓い、その僕として仕えています。
ディアブロは戦闘能力だけでなく、秘書としても非常に優秀で、味方の軍備増強なども手掛けるなど、幅広い分野でリムルを支えています。
リムルからの信頼も厚く、配下の中で最強であると言われるほどの実力を持ち、戦闘センスや魔素量、知識量なども豊富で、まさに自他共に最強の名にふさわしい悪魔です。
リムルの「影」として暗躍し、その強さと忠誠心で物語を大きく動かすディアブロの今後の活躍からも目が離せませんね!
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『転スラ』の物語を彩る最強の「究極能力(アルティメットスキル)」に迫ります。
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